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モビルスーツが落ちていた

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:40:29.11 ID:PjltxckR0
今日は激務だった・・・・疲れた、疲れ果てた。
そんなぐずぐずな俺の帰りを出迎えてくれたのは、
昨日拾ったモビルスーツ、量産型ズゴックの真紅(♂)だった。

今日も真紅との話を書こうかと思う。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:40:59.59 ID:BwXKakTx0
ええ〜っ!?

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:41:25.56 ID:JlKFhkGt0
びい〜っ!?

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:41:27.09 ID:9Iqwq05W0
どこに落ちてた?それ俺の

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:44:02.87 ID:a0k2L45f0
ところで真紅は赤いのか青いのかどっちなんだ。すげぇ気になる。

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:44:08.09 ID:gwXIRIS10
今日の仕事は朝5時集合、つまり早朝から家を開けねばならなかった。
そうなると真紅の世話は誰がするのか。これが最大のネックである。
とりあえず俺はガノタで幼なじみの友人(♂)に連絡をした。

♂友「あい・・・・・もしもs・・・・し・・・」
俺「あ、寝てた?」
♂友「当たり前だろォがよ・・・」

明らかに不機嫌である。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:47:25.21 ID:gwXIRIS10
早朝4時20分、俺の家に♂友が来た。

♂友「ホントに3千円くれるんだろうn・・・ッ!?おい、コレお前!!」
俺「そうなんだよね、ズゴックなんだよ。名前は真紅な。真紅、挨拶しな」

真紅は一日俺と居ただけで多少賢くなっていた。ナイス躾の賜物だろう。
♂友の前にトコトコ歩いていくと、ちょこんと頭を下げた。うむ、上出来。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:47:55.29 ID:gwXIRIS10
あ、云うの忘れてた。代理人スレ立て乙。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:53:00.02 ID:gwXIRIS10
♂友「あら、頭いいんですねー♪分かった、一日預かるよ」
俺「ありがとう、マジありがとう。3千円は帰ってきたらあげるよ」

商談(?)成立だ。これで真紅の世話はコイツが見てくれる。
1時間に一回の写メ送信の約束と諸々の注意を言付け、俺は仕事に出た。
今日の現場は海沿いの住宅。あ、ちなみに俺は建築業…外壁屋をやっている。
自慢じゃないが割と力もある。真紅を抱っこするのも軽々だ。

俺は妙にウキウキしながら仕事をこなした。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 19:56:15.37 ID:gwXIRIS10
夕方5時を少しまわった時、仕事は終った。いやはや、疲れた。
ケータイを確認すると♂友と戯れる真紅の写メがブワーッと来ている。
嫉妬感を覚えながら「すぐ帰る」と返信、♂友から「オッケー!待ってるぜ」と返事。

車をかっ飛ばして帰る途中の事だった。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:00:06.79 ID:yr2lqOK30
嫌な予感がするんだが・・・

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:01:23.38 ID:gwXIRIS10
路肩にあったゴミの集積所。そこにあいつは「居た」んだ。
俺は何があってもその事実を認めたくは無かった。だから「居た」と表現する。
近年のモビルスーツブームで、覚悟も無くモビルスーツを買い、
手に負えなくなったら・・・・・・・・・・・・・畜生、トコトンまでふざけてやがる。
俺はすぐさま車を停め、ゴミの集積所に走った。

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:05:43.55 ID:gwXIRIS10
ブルーの機体色が目に映える元気一杯のそいつ、である筈だった。
雨と風の強かった今日、一日中野ざらしにされていたのだろうか?
小刻みに震え、心なしかそのピンクのモノアイからは涙が流れている様にも見える。

俺「全くもう・・・・全く!!」

言葉にならない怒りと、何処からとも無く吹く風に俺は泣いていた。うん、多分泣いていた。
心の中でゴメン、ゴメンと何百回謝ったかは分からない。人間代表で土下座くらいならしてやる。

俺は、グフを拾った。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:07:09.31 ID:gwXIRIS10
そして此処で飯休憩。食い終わったら又投下する。

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:07:19.17 ID:41X7Ojn3O
グフwwwwwwwwwwwwwwwwww

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:18:02.18 ID:zhQZsOD40
ズゴックとグフと来たら・・・次はドムか

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:18:04.31 ID:kGXOKF0z0
期待保守

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:31:15.92 ID:41X7Ojn3O
保守

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:42:39.11 ID:gwXIRIS10
はい、ごっそさん。じゃ続き書いていきます。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:55:11.96 ID:jdePw5vfO
保守

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 20:59:03.69 ID:gwXIRIS10
グフと言えばヒートロッドと呼ばれる電撃ムチ、ヒートロッドといえばグフと言う様に
特徴のある兵装を持つグフ。その個体数の少なさから一時期は高級モビルスーツとして
セレブの間でグフブーム、なんて事もあった。きっとこの子もそういう流れに乗せられて
捕獲されて知らない土地に連れてこられて、持て囃されて、そして今此処に居る。

なぁ、素直にかわいそうだと思わないか?俺には偽善の心は欠片も無かった。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:02:59.10 ID:gwXIRIS10
俺がこいつを連れて帰って、こいつが寒さを凌げればそれでいいじゃないか。
ちっぽけな正義感が何かを生み出せるとか、漫画めいた事は考えていなかった。
ただ目の前のこいつに暖かい場所を提供しそれでこいつが生き永らえるのなら…
助手席にグフを乗せ俺は我が家へ急いだ。汗をかくほどヒーターをフルに稼動して。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:03:12.16 ID:jdePw5vfO
(´;ω;`)

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:07:45.35 ID:jdePw5vfO
グフ!グフ!

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:10:59.74 ID:gwXIRIS10
まだ少し震えるグフを抱いて家に着いた俺は、ドアを開けるなり♂友に言った。

俺「おう、ただいま。とりあえず毛布とあとカイロ買って来い」
♂友「三千えn」
俺「やかましいわ!!はよ買って来てって!!」

俺の無駄な気迫に♂友もようやく気付いたらしい。グフをちらりと見るとコンビニに走った。
真紅はと言えば、おなかに巻かれたゴム紐を伸ばして俺とグフを見つめていた。

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:15:24.95 ID:jdePw5vfO
グフ!がんがれ!

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:18:21.04 ID:gwXIRIS10
俺「いいか、真紅。お前の友達を連れてきたぞ。でもな。
  お友達は今凄く疲れてる。今日はシーッしてなきゃ駄目だぞ?」

真紅は不思議そうに頷いた。事態が理解できていない、そりゃ当然だ。
まだ幼い、それに人間に対しての適応性もまだまだ低い筈だ。馴染ませなければ。
正直グフを連れて帰ろうと決めたのも、真紅の為を思ってだったのかもしれない。

まぁ、それより何よりまずはこのグフだ。毛布で体をごしごし擦ってやった。
少しでも暖かくなれば元気になってくれるだろう。そう願って一心に擦った。
次第に震えも収まり、呼吸も落ち着いてきたグフを俺は笑顔で見下ろしていた。

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:20:29.28 ID:OYAl7Z2vO
モビルスーツを助ける事に連邦もジオンも関係無いのですね(;∀;)イイハナシダナー

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:29:58.94 ID:jdePw5vfO
保守。
グフがんがれ!


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:30:58.21 ID:gwXIRIS10
真紅は、頬に爪が刺さらない様に撫でながら必死にグフを応援してる。
3分後♂友がカイロを持って帰って来た。一緒に牛乳も買ってきたみたいだ。

♂友「とりあえずこーゆー時ってあったかいミルクじゃない?」
俺「ん、良く分からんが恩に着る!ありがとう」
♂友「まぁ、いいから。つーかそのグフだよ。大丈夫そう?」
俺「んー、多分。今あっためてる」

心配そうな顔でグフを見下ろす二人と一機。部屋にはクラシックが流れていた。
バッハの管弦楽組曲3番・アリア。ごつい仕事してるけどこういうの好きなんだ。
きっと♂友が真紅に聴かせていたのだろう。

この部屋にはクラシックが似合う。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:35:36.59 ID:gwXIRIS10
グフがモノアイをピンクに輝かせた。

♂友「おし!元気取り戻したか!!」
俺「カイロ、カイロ!!あとミルクも一応!!」
♂友「おうおうおうおうおう、すぐやる!!」

真紅も嬉しそうに腕を振るった。待ってろ、今友達が起きるぞ。
俺が♂友と作った思い出をお前も作れるんだぜ。最高じゃん、真紅!!

グフがモノアイをもっとピンクに輝かせた。

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:36:27.36 ID:jdePw5vfO
(´・ω・`)・・・。

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:40:36.49 ID:jdePw5vfO
グフ復活age

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:44:41.39 ID:gwXIRIS10
アリアは止まらない。

♂友「とりあえずカイロな!貼れ!」
俺「貼る貼る!よーし待ってろ!」

グフの動きが大きくなってきた。排気ポンプも動いている。
これでコイツが元気になったら名前をつけてやろうじゃないか。
グフ=青だし、蒼星石なんてどうだろう。いや、いい名前だ。
真紅も青い事を微妙に忘れていた俺はミルクを沸かす為に台所に向かった。

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:47:38.90 ID:gwXIRIS10
♂友「  あ  れ  っ  ?  」

間の抜けた声、が故に逆に空間を切り裂いた。

♂友「何か    ガクガクッて。あれ、おーい」
俺「どうした!!!!!!!!!」

アリアは止まらない。

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:54:18.57 ID:gwXIRIS10
グフの動きが、さっきとは違う。もはや痙攣に近い物になっていた。
なんだなんだなんだなんだなんだ、おいおいおいおいおいおいおいおい。
俺はパニクった。さっきまで息もちゃんとしてたし、モノアイだってほら明るく…

それは消える前の蝋燭。花火大会のラスト一発。

口に相当する排気口から、内部で処理仕切れない冷却水が夥しく吐き出される。
♂友は呆然と立ち尽くしている。俺も、真紅も。呆然と立ち尽くしている。
消える前の蝋燭。花火大会のラスト一発。…あぁ、確かに明るいわな。

低い音を立ててヘリウム3が抜け出、グフの核融合炉は停止した。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:58:45.14 ID:41X7Ojn3O
ああああうあああああああああああああ!!!!!!

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 21:59:50.23 ID:jdePw5vfO
。(>_<)゚。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:00:42.29 ID:gwXIRIS10
横で真紅が心配してるんで、今日は此処で終ります。
見てくれた方有り難う。グフの冥福を祈ってあげてください。

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:02:25.99 ID:kGXOKF0z0

大変だと思うけどグフの墓はちゃんと作ってやってくれ

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:03:03.25 ID:zZyhBloa0
グフ・・・・・・・・

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:04:25.54 ID:RQV66gf70
翠星石はザクか
雛苺はシャア系でくるか

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:06:24.44 ID:gwXIRIS10
>>42
正直、又グフみたいな子を俺が看取るシチュエーションが怖いのはある。

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:07:17.59 ID:jdePw5vfO
(>人<)グフ・・・。
まだ幼い真紅に【死】の意味は理解出来るのかなぁ?
乙ですた!

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:08:45.41 ID:gwXIRIS10
何か質問とかある?ってないよね。のぼせ上るな、俺。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 22:17:51.77 ID:yr2lqOK30
いいお話ですね。グフ助かると思ったんだけどなあ。
まだ続き期待してもいいのかな?

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