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('A`)がコンビニ店員になったようです

1 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:26:45.42 ID:CUor4Esb0
まとめサイト様
http://boon4vip.web.fc2.com/
http://boonnovel.g.hatena.ne.jp/



2 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:28:19.43 ID:CUor4Esb0
間が開いてすみません。
プロバイダーの料金滞納していたら回線を切られてしまいました。
しかし、そのおかげでだいぶ書き溜められました。
出来れば今夜、完結させたいとおもいます。

3 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:31:01.21 ID:CUor4Esb0

 ―――――――川 ゚ -゚)「6だ。」―――――――


俺が教習所に通い始めて数週間が経った。
教習は順調に進み、第一段階の試験を追えもう第二段階の教習に入っている。
クーさんと会話ができる、そんな教習"は"楽しい。

しかし、しかしである。
俺は今日という日が不満でならない。

今日は12月24日。 そう、「クリスマス・イブ」である。

俺は前日の深夜バイトに入っていた。(といっても、実際は12月24日のAM0:00だが)
その日の客は異常にカップル率が高かった。

どいつもこいつも幸せそうな顔をしてやがった。


4 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:31:55.00 ID:CUor4Esb0
男「あ、俺が出すよ(はーと)」

女「えー、悪いよー(はーと)」

(#'A`)ビキビキ「……1200円になります」

男「えーと…200円ある?」

女「うーんとねー……ごめーん、無いよー(はーと)」

男「いいよ、気にするなよ(はーと)」

女「ほんとにごめんね! ダーリン優しいー(はーと)」


この場合ダーリンじゃなくて俺に謝るべきだろうが、このバカ女……
お前ら死ね。豆腐の角に頭ぶつけて死ね。

その日の客は終始こんな感じだった。


5 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:32:50.69 ID:CUor4Esb0
そして、やっとこの拷問から開放されるときが来た。
俺は朝のシフトのマダムに引継ぎを行う。
そのとき、例のごとくマダムが俺に話しかけてきた。

話題は案の定、クリスマス・イブについてだった。


「ドッくんは今日彼女と過ごすの?」

(#'A`)「……いえ、俺には彼女いませんから」

「あらー、ごめんなさいねw」

(#'A`)「……麻子さんは、今日はどうするんですか?」

「あたし? あたしはね、夫と……うふふふふw」

(#'A`)「………ビキビキ」


6 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:33:57.73 ID:CUor4Esb0
バイトが終わっても俺の怒りはとどまるところを知らなかった。
むしろ増幅された。
その怒りは臨界点を突破して、俺の理性を崩壊させた。

決めた。

俺は今日、世界中のクリスマスに浮かれているカップルどもを……粛清する!!


(#'∀`)「ふひひwww 俺は新世界の神になるのだ!!」


俺はかねてより考えていた恐ろしい計画を実行することにした。


7 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:34:39.99 ID:CUor4Esb0
12月24日、午後6時。

俺は自分の部屋で計画の最終準備に取り掛かっていた。
黒の服で全身を包み、背中にはスナイパーライフル(のモデルガン)を背負う。
双眼鏡も準備した。暗視ゴーグルも装備完了。
俺は家を出て、麻子にキーを挿入する。


('A`)「麻子……俺を戦場へと連れて行ってくれ」


その俺の言葉に呼応するかのようにエンジン音がなり、
麻子は俺を乗せて戦場へと向かった。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 02:36:21.26 ID:tXiZnMok0
wktk

9 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:36:23.60 ID:CUor4Esb0
12月24日、午後7時。

俺は駅前のビルの屋上にいた。
そこから双眼鏡で駅前の広場の様子を覗き見る。
そこには、ベンチを陣取っていちゃいちゃする数多のカップルの姿が広がっていた。


(#'A`)「バカップルどもめ……広場のベンチを陣取りやがって!
   それじゃお年寄りの方々が座れないだろうが!」


双眼鏡を傍らに置き、俺は屋上から下界を見下ろす。


(#'A`)「バカップルども……この俺が、貴様らを粛清してくれるわ!」




10 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:37:46.36 ID:CUor4Esb0
俺はスナイパーライフル(のモデルガン)を取り出し、屋上にうつぶせになった。
ちなみにこのライフルは、先月の給料すべてをはたいて買ったものだ。

俺はうつぶせに寝転がり、手すりにライフルを乗せ、
備え付けられたスコープを覗き込み照準を合わせる。

ターゲットは、ベンチでいちゃいちゃするバカップルの彼氏の方だ。


(#'A`)「……アディオス、バカップルの彼氏!」


そして俺は、その引き金を引いた。
すると、弾丸は見事にバカップルの彼氏の頭部に命中。
彼氏は頭を抑えながら、キョロキョロとあたりを見ている。


(#'∀`)「ふひひひwwwwwまずは一匹wwwwwwwwww」


その後も俺は、奴らを狙撃し続けた。


11 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:39:25.21 ID:CUor4Esb0
12月24日、午後9時。

なんかね、もうバカらしくなってきた。
考えてみれば、こんなことしても何の意味もない。

しかも、これはチャンスだと言わんばかりに痛がる彼氏を彼女が介抱するものだから、
バカップルたちはさらにいちゃいちゃしだす。

これは大きな誤算だった。

俺の行為はバカップルを粛清するという本来の目的を果たすことは無く、
むしろさらにバカップルを調子付かせてる結果になってしまっている。

もういいや。帰ろう。
こういう日は自分の部屋にこもって一人でヤケ酒するのが一番だ。

言いようのない敗北感に打ちひしがれながら屋上から下界に降りると、
突然、後ろから声をかけられた。


警察「君……ちょっといいかな?」


12 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:41:19.32 ID:CUor4Esb0
おそらくバカップルの誰かが通報したのだろう。
そのせいで警察官が駅前近辺をパトロールしていたのだ。


('A`;)「(ま、まずいぞ……)」


これは本当にまずい。
俺は全身黒づくめ。
さらにはスナイパーライフル(のモデルガン)に暗視ゴーグル、おまけに双眼鏡まで持っている。
某探偵漫画に出てくる「黒の組織」もびっくりの怪しさだ。
これでは私が犯人ですと言っているようなものだ。


警察「君の持っている荷物、見せてもらってもいいかな?」


絶体絶命、人生\(^O^)/オワタ


13 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:42:56.87 ID:CUor4Esb0
そのときだった。
俺の背後から、甲高いマフラー音が聞こえてきた。

バイクか!?

そう思って俺が振り返ると、そのバイクは俺の真横で止まる。
そして、そのライダーが俺に向かってヘルメットを投げつけてくる。

俺は黙ってそれを受け取る。
ライダーの顔は振るフェイスのヘルメットに覆われていてまったくわからない。

誰なんだ、この人は?
その刹那、ライダーが俺に向かって叫ぶ。


「乗れ!!」


聞き覚えのあるその声に、俺の頭の中のスイッチが入る。
俺は急いでヘルメットをかぶると、そのバイクに飛び乗った。


警察「ま、待ちな……うわ!!」


近づいてきた警察官をバックファイアーで一蹴すると、
バイクは謎のライダーと俺を乗せて夜の街へと消えていった。


14 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:43:46.42 ID:CUor4Esb0
 
―――――――川 ゚ -゚)「7だ。」―――――――


12月24日、午後11時。

俺は駅前からかなり離れた郊外の公園にいた。
そこで、助けてくれたライダーから一時間近く説教を受けていた。


川 ゚ -゚)「まったく、君は何をやっているんだか…」

('A`;)「………面目なかとです」


ライダーの正体はクーさんだった。
なんでも、駅前をバイクで走っていたら見慣れた後姿が警察官に捕まっていて、
近づいてみたら、「どうも僕です」だったらしい。

まあ、理由はどうであれ俺は九死に一生を得たわけだ。
一時間の説教も甘んじて受けよう。
そんなこんなで今に至る、というわけだ。


15 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:44:54.97 ID:CUor4Esb0
やがて、クーさんは言葉を出し尽くしたのか何もしゃべらなくなった。
夜の公園は静かで、あたりには虫の鳴き声しか聞こえない。

俺はちらりとクーさんの横顔を見た。
街頭に照らされたその横顔は、いつも以上に美しく見える。

もうすぐクリスマス・イブも終わる。
それなのに、クーさんは俺なんかと夜の公園にいる。

この人に恋人はいないのだろうか?


('A`)「あの…つかぬことをお尋ねしますが……」

川 ゚ -゚)「……ん? なんだ?」

('A`)「クー教官って、彼氏いないんですか?」

川 ゚ -゚)「いるように見えるかい?」


いるように見えるから聞いたのですが……
俺が返答に困っていると、彼女はタバコを取り出しそれに火をつける。


16 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:46:11.64 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「君も吸うか?」

('A`)「あ、すみません」


クーさんはタバコを一本俺に向けて差し出す。
俺はそれを受け取り、ライターを取り出して火をつける。

憧れの女性と、夜の公園で二人きり。
二人が吐き出した煙は、混ざり合って冬の夜空に溶けていく。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 02:46:53.31 ID:tXiZnMok0
しえん

18 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:47:07.69 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「……これでも昔はいたんだよ。
    昔とはいっても、もう10年近く前だがな」

('A`)「そんなに……ですか?」


信じられなかった。なぜこの女性に彼氏がいないのだろう。
それにしても、10年前ってクーさんは今何歳なんだ?


川 ゚ -゚)「大学に入ってすぐに出来た彼氏でな。
    そいつからバイクの魅力を教えてもらったよ」

('A`)「それで今教習所で働いているんですか。
  よほどバイクが好きなんですね。熱中できるものがあってうらやましいです……」

川 ゚ -゚)「……教習所で働いているのはバイクが好きだからじゃないよ。」

('A`)「……なら、なぜ教習所で働いているんです?」


俺がそういうと彼女は少し黙り、煙を空に吐き出した後、言った。


川 ゚ -゚)「……未練…かな」


19 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:48:19.98 ID:CUor4Esb0
('A`)「未練…ですか?」

川 ゚ -゚)「ああ、くだらない夢の…な」

('A`)「……そんなこと言わないでくださいよ!」


俺はクーさん言葉に思わず立ち上がった。


('A`)「夢が…目指したいことがあるっていうことが…
   どんなに素晴らしいことか、あなたはわかっていない!
   それを探すってことだけでもすごく大変だって言うのに…」


立ち上がった俺を、少し驚いた表情でクーさんは見上げる。
すぐに表情を戻した彼女は、立ち上がって公園から出て行く。


('A`;)「ど、どこにいくんですか?」

川 ゚ -゚)「すぐ戻るから待っていろ」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 02:48:53.48 ID:jfZ0c2oOO
支援

21 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:49:11.99 ID:CUor4Esb0
その言葉どおり、彼女はすぐに戻ってきた。
その手には二本の缶コーヒーが握られていた。
彼女はそのうちの一本を俺に向けて投げた。


川 ゚ -゚)「好みがわからなかったからブラックにしたが…」

('A`)「いや、ブラック好きです。 ありがとうございます」


タブの取れる音があたりに響く。
暖かい液体がのどを通り過ぎていくのが感じられる。
そんなコーヒーの温かさを全身で感じていると、静かにクーさんが口を開いた。


22 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:50:49.63 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「世界をな……」

('A`)「はい?」

川 ゚ -゚)「……世界をバイクで旅したいんだ」


彼女はうつむきながら、小さな声でそうつぶやいた。
その表情は、わずかにはにかんでいるように見える。

頬がほんのりピンクに染まっているのは、
恥ずかしさのせいなのかコーヒーの温かさのせいかはわからない。

ただ、普段クールで表情をあまり表に表さないクーさんからは想像できないその表情に、
俺はつい笑みを浮かべてしまった。



23 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:51:22.57 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「……笑うな」

('∀`)「いや、すいませんw」

川 ゚ -゚)「だから言うのは嫌だったんだ…」

('∀`)「いや、違うんです。 クーさんの表情がおかしくてつい……」

川*゚ -゚)「………」


俺がそう言うと、クーさんはさらに顔を赤くしてうつむいた。
くっー! 可愛いなーこんちくしょう!!


24 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:52:53.58 ID:CUor4Esb0
('A`)「でも、世界をバイクで走るなんてすごい夢じゃないですか!
  かっこいいです! すごくかっこいいですよ!!
  なんでその夢を追わないんですか?」


俺の言葉に、クーさんは一気に表情を変えた。
少し怒気をはらんだ真剣な表情だ。その表情に俺はたじろぐ。


川 ゚ -゚)「さっき君は夢を見つけることはすごく大変だと言ったな。
   しかし、その夢をかなえることはそれ以上に大変だということを君はわかっていない」

('A`)「………」

川 ゚ -゚)「こんな馬鹿げた夢をかなえるには多くの金と時間がかかる。
    定職に付けば金は確保できるが時間が失われる。
    バイトをすれば時間は確保できるが金の工面が厳しい。」

('A`)「そんなの……単なるいいわけですよ」

川 ゚ -゚)「かもしれん。しかしな、考えてみろ。
    大学にまで行かせてもらったにもかかわらず定職に着かず、
    こんな馬鹿げた夢を追いにいく。 それで親に申し訳が立つと思うか?」

('A`)「………」

川 ゚ -゚)「どっちにしろ、バカで実現不可能な夢なんだよ…
   それに私ももうすぐ30歳だ。そろそろ潮時だ……」


25 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:54:11.31 ID:CUor4Esb0
そう言って彼女は俺に微笑みかけた。
それは寂しそうな笑みで、彼女にはとても似合わないものだった。

………あなたにそんな表情をしてほしくない!


('A`)「行きましょう」

川 ゚ -゚)「?? 行くってどこに?」

('∀`)「俺の知り合いにとんでもない人がいるんです。
   その人なら、きっといいアイデアを出してくれますよ!」


俺は立ち上がり、彼女に手を差し伸べる。
その俺の手を見つめながら彼女は言う。


川゚ ー゚)「よくわからんが、暇だし付き合ってやろう」


そう言って彼女は俺の手をとり、少し笑った。
俺がはじめてみたクーさんの嬉しそうな笑顔だった。


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 02:54:29.08 ID:tXiZnMok0
支援

27 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:55:35.91 ID:CUor4Esb0

 ―――――――川 ゚ -゚)「8だ。」―――――――


日付も変わった12月25日の深夜。
俺とクーさんはバーボンハウスの扉の前にいた。


川 ゚ -゚)「このバーか?」

('A`)「そうです。 ここのマスターがすごい人なんですよ」


そう言って扉を開けようとすると、後ろから聞きなれた声がした。


ξ゚听)ξ「ドクオじゃない。 扉の前に立たれると邪魔なんだけど……」


すると、その声に振り向いたクーさんの顔を見てツンは押し黙る。
ツンは俺の手をとり、扉から少しはなれたところに俺を引っ張っていく。


28 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:57:30.76 ID:CUor4Esb0
('A`)「なんだよ?」

ξ゚听)ξ「あああああんた! 誰よ、あの美人!
    もしかしてあんたの彼女!?」

('A`)「んなわけないだろ。 俺の教習所の教官だよ。
   シャキンさんにちょっと相談があって連れてきたんだよ」

ξ゚听)ξ「なーんだ。 驚いて損したわ。
    大体、あんな美人があんたの彼女なわけないわよねw」

(#'A`)「………あのなあ」


すると、後ろからクーさんが話しかけてくる。


川 ゚ -゚)「取り込み中のところすまないが、先に入っていてもいいかね?」

ξ゚听)ξ「あー、すみませんw
    どうぞどうぞ、ゆっくりしていってくださいねw」


営業用の甘い声を出しながら、ツンがクーさんを店内へと促す。
そんなツンに少し辟易しながらも、俺とクーさんはバーの中へと入った。


29 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:58:20.50 ID:CUor4Esb0
ξ゚听)ξ「マスター、お客さんですよー」

(`・ω・´)「やあ、ようこそバーボンハウスへ。
    このテキーラはサービスだ。 まずは飲んで落ち着いて………」


お決まりのセリフを言うシャキンさんの口が突然止まった。
それと同時に、クーさんの足も止まる。

何事かと思いクーさんの顔を見ると、いつになく怪訝な表情をしている。
その視線の先には、シャキンさんがいた。


('A`;)「クーさん……どうしたんですか?」


俺の言葉を無視して、クーさんはただシャキンさんをにらみ続ける。
バーボンハウスが沈黙に包まれる。
その沈黙を破ったのは、シャキンさんの一言だった。


(`・ω・´)「………クーか。 久しぶりだな」


30 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 02:59:00.35 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「シャキン……貴様がなぜここにいる?」

(`・ω・´) 「………」

('A`;)「え……二人は知り合いなんですか?」


俺は二人の顔を交互に見た。
なぜこの二人がお互いの名前を知っているんだ?
さっぱりわからない。


(´・ω・`)「まあまあ、とりあえず座りなよ」

川 ゚ -゚)「………」

('A`;)「………」


間に入ったショボン先輩の言葉に従い、
俺とクーさんはシャキンさんの目の前のカウンター席に腰掛けた。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:00:11.14 ID:qIHAdpeU0
>>1よ待っていた。



愛してる

32 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:00:20.39 ID:CUor4Esb0
(´・ω・`)「…テキーラでいいかな?」

川 ゚ -゚)「いらん」


クーさんの言葉に従い、ショボン先輩はテキーラではなくお冷を俺たちの前に差し出す。
それに手をつけようともせず、クーさんはただシャキンさんをにらみつける。
一方のシャキンさんはというと、いつもの様子でグラスを磨いているだけだ。


川 ゚ -゚)「貴様、こんなところで何をしている?」

(`・ω・´)「何って見てのとおりさ。
    しがないバーで、バーテンをしているだけだが?」

川 ゚ -゚)「それはなぜかと聞いている!!」


クーさんは立ち上がり、シャキンさんの姿を見据えた。


33 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:01:26.49 ID:CUor4Esb0
(`・ω・´)「そんなに騒がれたら他のお客さんに迷惑なんだがね……」

川 ゚ -゚)「……ちっ!」


クーさんは振り返ると、扉の方へと歩き出した。


('A`;)「く、クーさん、どこに行くんですか!?」

川 ゚ -゚)「……帰る!」


そう言って、クーさんは扉の向こうへと姿を消した。
状況を飲み込めない俺は、ただその後姿を見送るだけだった。


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:01:39.63 ID:qIHAdpeU0
こんな展開って・・・・・・・




それに今日完結だなんて・・・・・



作者は以前何か書いてた?

35 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:02:50.67 ID:CUor4Esb0
('A`;)「……どういうことなんですか?」


俺はカウンターのほうへと振り返ってシャキンさんに尋ねた。


(`・ω・´)「それは彼女に聞くといい。
    それより今は、彼女を追うことのほうが先決だろう?」

('A`;)「……話は後でじっくり聞かせてもらいますよ!」


そう言って俺は急いでクーさんの後を追った。


36 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:04:10.01 ID:CUor4Esb0
扉を出ると、そこには少し驚いた顔をしたブーンがいた。
ブーンは矢継ぎ早に俺に話しかける。


(;^ω^)「ドクオ! さっきすごい美人が出て行ったんだけど…」

('A`;)「彼女はどこに行った?」

(;^ω^)「あ、あっちだお」


ブーンはバイクの止めてあるほうを指差した。
ちくしょう! バイクに乗られたら追いつけないぞ!

俺は挙動不審なブーンを置いて、クーさんのバイクのとめてあるほうへと急いだ。


37 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:05:05.48 ID:CUor4Esb0
クーさんは幸いにもまだ出発していなかった。
それに安堵しつつも、バーでのことを思い出し俺は不安に包まれる。

しかし、話しかけなければ何も始まらない。
俺は意を決してクーさんに声をかけた。


('A`;)「クーさん……どうしたんですか?」

川 ゚ -゚)「………」


クーさんは手に持ったヘルメットを見つめたまま何も言わない。
しばらくそのままで立ち尽くしていると、クーさんがこちらを向いた。


川 ゚ -゚)「シャキンは……私の元彼だ」

('A`;)「なんですとーーーー!」


夜の街に、俺の間抜けな声が響いた。


38 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:06:07.33 ID:CUor4Esb0
それから数時間後、俺はバーボンハウスの扉の前にいた。
そこには「Closed」と書かれた札がぶら下がっていた。
それをただ黙って眺めていると、裏手のほうからブーンとツンがやってきた。


('A`)「……まだ店の閉まる時間じゃないだろう?」

(;^ω^)「ドクオたちが出て行ったあと、シャキンさんがすぐに閉めちゃったんだお」

ξ゚听)ξ「ねえ、どういうことなの?
    あの人とシャキンさんって、いったいどういう関係なの?」

('A`)「そのことについては後で話すよ。
   シャキンさんと話がしたい。中に入れないのか?」

ξ゚听)ξ「裏口から入れるけど………」

('A`)「そうか。 悪いが入らせてもらう」

(;^ω^)「だめだお! シャキンさんに怒られるお!」


ブーンの言葉を無視して、俺は店の裏へと進んだ。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:06:20.41 ID:jfZ0c2oOO
支援

40 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:06:44.94 ID:CUor4Esb0
(;^ω^)「だめだお! ドクオはシャキンさんの恐ろしさを知らないお!」


俺の後ろからオロオロと付いてきたブーンが続ける。
ブーンには悪いが、俺はその言葉を無視し続けた。

そしていざ裏手の扉に手をかけようとすると、ブーンが俺を羽交い絞めにする。


(;^ω^)「ダメだって! とんでもないことになるお!」

('A`)「いいから離せよ!」

ξ゚听)ξ「しっ! 静かに!!」


いつの間にかそばにいたツンの言葉に俺とブーンの動きが一瞬とまる。
すると、扉越しにシャキンさんとショボン先輩の話し声が聞こえてきた。


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:06:52.72 ID:qIHAdpeU0
俺も支援

42 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:07:45.79 ID:CUor4Esb0
(´・ω・`)「まさかクーさんがドクオと現れるとはね。 驚いたよ」

(`・ω・´)「まったくだ。 人生とはわからないものだな…」


おそらく酒でも飲んでいるのだろう。
「カラン」とグラスを傾ける音が聞こえた。


(´・ω・`)「夢のために捨てた女が、数年のときを経て目の前に現れる。
    どこの三流ドラマのシナリオだろうね」

(`・ω・´)「誰がうまいことを言えといった?」

(´・ω・`)「ふふふ。 兄貴に鍛えられた話術の賜物さ。
    それにしてもどうするつもりだい? 
    ドクオ君のあの様子じゃ、兄貴に何か話があったみたいだが?」

(`・ω・´)「さあね。まったく見当もつかんよ」


43 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:09:12.49 ID:CUor4Esb0
('A`)「失礼します」

(;^ω^)「ば、馬鹿! 空気嫁お!」


俺は裏口の扉を開け、バーの中に入る。
そこには、カウンター席でグラスを傾けている兄弟の姿があった。


('A`)「話は聞きました。お話中のところ失礼します」

(´・ω・`)「立ち聞きとは趣味が悪いね」


ショボン先輩、あなただけには言われたくありません。



44 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:09:51.45 ID:CUor4Esb0
(´・ω・`)「ブーン、どうしてドクオ君が裏口からやってくるのかな?」

(;^ω^)「ぼ、僕は止めたんですお! ホントだお!」

(´・ω・`)「今日はたっぷり可愛がってあげるよ」

( ;ω;)「いやああああああああ!!
     親方様―――! お慈悲を!お慈悲をおおおおおおおお!!」


ブーンの懇願もむなしく、ショボン先輩に引きづられてブーンは店の奥へと消えていった。
残された俺とシャキンさんは、誰もいないバーの中で向き合った。


(`・ω・´)「………ドクオ君か。 そろそろ来ることだと思ってたよ」


45 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:11:22.12 ID:CUor4Esb0
('A`)「話はクーさんから聞きました。
  お二人は昔付き合っていたそうですね」

(`・ω・´)「……そのとおりだ。それがなにか?」


シャキンさんはいつものように落ち着いた表情で俺を見つめる。
俺はカウンター席に座るシャキンさんを見下ろしながら続ける。


('A`)「別に、そのことについてとやかく言う資格は俺にはありません。
  ただ俺があなたに聞きたいことは一つ。 今もあなたはクーさんを好きなんですか?」


俺の言葉に、シャキンさんはグラスを傾けながらにやりと笑う。


(`・ω・´)「そんなわけないだろうw
   彼女と別れてもう10年近く経つというのに……」

('A`)「別れたんじゃなくて捨てたんでしょう? あなたの夢を追うために」


46 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:12:39.65 ID:CUor4Esb0
(`・ω・´)「やれやれ、彼女からそこまで話を聞いていたのか」

('A`)「ええ。 しかし、今となってはそんなことはどうでもいいです
  俺が今日クーさんをここに連れてきた理由はただひとつ。
  あなたに彼女の夢の手助けをしてほしいからです」


俺がそういうと、シャキンさんは不敵な笑みを浮かべながら俺を見上げた。


(`・ω・´)「続けたまえ」

('A`)「クーさんは世界をバイクで駆け巡るという夢をもっています。
  しかし、それは実現が非常に難しい夢です。
  でも、あなたなら何とかできるのではないかと思いここに連れてきました。
  ただ、あなたとクーさんがそんな関係とは予想だにしていませんでしたがね」

(`・ω・´)「……なるほどね。 あいつめ、そんな夢を持っていたとは……」


そう言ってシャキンさんはうつむいた。
一瞬垣間見えたその表情が少し寂しそうに見えたのは俺の気のせいだろうか?


47 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:13:40.51 ID:CUor4Esb0
(`・ω・´)「で、僕に何をしろと?」

('A`)「だから、クーさんの夢の実現のために協力してほしいんです」

(`・ω・´)「………おかしなことを言うね。 僕にそんな義理はないが?」

('A`)「クーさんにバイクの魅力を教えたのはあなただそうですね。
  それなら、クーさんの夢についてあなたにも少なからず責任があると思いますが?」


するとシャキンさんは、「カラン」とグラスを鳴らす。
乾いたその音がバーに響き渡り、彼は言葉をつむぐ。


(`・ω・´)「君は何か勘違いしていないかい?
    僕はただのしがないバーのマスターだよ?
    僕にはそんなたいそうな夢を実現させる力はない。」

('A`)「………そうですか」

(`・ω・´)「僕に出来ることといえば、テキーラを出して話を聞くことくらいさ。
     期待に添えなくてすまないね」



48 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:14:39.73 ID:CUor4Esb0
その言葉を聞いた俺は、黙って裏口へと向かう。
俺が裏口の扉に手をかけたとき、シャキンさんの声が背中越しに聞こえてきた。


(`・ω・´)「君とクーは、いったいどういう関係なんだい?」

('A`)「自動車学校の教官とその教習生、ただそれだけですよ」

(`・ω・´)「では、君が彼女の夢を応援する理由は?」


シャキンさんの言葉が胸に突き刺さる。
俺は、なぜ彼女の夢をそんなに応援しているのだろうか?

俺が彼女のことに憧れているから?
俺が彼女に気に入られたいから?

そんな利己的なものも理由の一つなのは間違いない。
しかし、俺の口から出てきたのは最も根源的な理由だった。


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:15:02.06 ID:qIHAdpeU0
くるぞ・・・・・

50 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:16:24.39 ID:CUor4Esb0
('A`)「……俺には何もないからです」

(`・ω・´)「何も………ない?」

('A`)「ええ。 目指すべき目標も、追う価値のある夢も何もないからです。」

(`・ω・´)「ならせめて、憧れる人の夢だけでも叶えたい。
   叶えて、自分がその夢を共有したつもりになりたい、とでも言うのかい?」

('A`)「………そんなところです」


ちっ……そこまでお見通しかよ。
まったく、この人にはかなわないなぁ。
そんなことを思いながら、俺は裏口の扉を開けた。


51 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:17:33.87 ID:CUor4Esb0
扉を開けると、そこに怪訝な表情をしたツンがいた。


ξ゚听)ξ「ね、ねぇどういうことなの? 私にもわかるように説明しなさいよ!」

('A`)「悪い……今はそんな気分じゃないんだ」

ξ゚听)ξ「………」


沈黙するツンのそばを取りすぎて、俺は深夜の街に出た。
今日はクリスマス。キリストの誕生日。
深夜の街はそれを祝福するかのようにきらびやかだ。

そんな街の中へ、真冬の木枯らしに吹かれながら俺の姿は消えていった。


52 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:20:22.35 ID:CUor4Esb0
少し休憩させてください。
ID:qIHAdpeU0さん、ID:jfZ0c2oOOさん、 ID:tXiZnMok0さん
ど深夜にありがとうございます。

もしよろしければ、最後までお付き合いください

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:21:54.52 ID:qIHAdpeU0
わあははっははははは



朝からバイトだから寝ようと思ったら・・・


この際最後までみてやっるううううう

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:22:58.19 ID:tXiZnMok0
wktk

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:23:43.47 ID:/iO3CQicO
わくてかわくてか

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:24:04.33 ID:qIHAdpeU0
保守は平気かな?ちょっと席はずす・・・・まあいざとなったら携帯だなw

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:24:23.48 ID:5YpS2K+HO
眠い…
(´・ω・`) 朝まであると信じたいよね

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:25:53.56 ID:jfZ0c2oOO
昼夜逆転の俺にとっては今が昼だから問題なし
>>1さん最後までwktkしてるぜ

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:26:24.68 ID:vYMCjzhPO
ちゃんとROMってますよ。

60 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:31:37.61 ID:CUor4Esb0
すみません。
こんな深夜にコレだけの書き込みをいただけるなんて、この作品は幸せものです。

続き、投下させていただきます。

61 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:32:23.34 ID:CUor4Esb0
 
 ―――――――川 ゚ -゚)「9だ。」―――――――


('A`)「……クー教官は休みなんですか」

事務員「有給休暇を取ってどこかに行くらしいです。 
    だからこれからの君の教習は別のものが担当させていただきます」


翌日、教習所を訪れた俺はそんな話を聞いた。
どうやらクーさんは年内いっぱい教習所には出てこないらしい。

その日は別の教官に教習をしてもらったが、何の面白味もないつまらないものだった。
それから俺は毎日のように通っていた教習所に出向く気が起きず、そのまま年が明けた。


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:33:40.37 ID:G/T9gSdb0
バイト終わって寝る前に覗いたらここにたどり着いた
最後まで読ませていただきます

63 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:33:54.25 ID:CUor4Esb0
正月というものがつまらないと感じたのは今年がはじめてだった。
その日の深夜、俺は訪れる人のほとんどいないコンビニでひとり時を過ごしていた

正月のコンビニはみんなから忘れられたように寂しかった。
でもまあ何もしないでも給料をもらえるならそれに越したことはない。
バックスペースでタバコを吸いながらそんなことを考えていた。

すると、数時間ぶりのお客が来店したようで、俺は店内へと出た。


('A`)「いらっしゃいま……」

川 ゚ -゚)「やあ、久しぶりだな」



64 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:34:24.96 ID:CUor4Esb0
正月早々彼女と会えるとは思っても見なかった。
今年はいい年になりそうだ。

なんてことを考えながらも、先日のバーボンハウスでの出来事を思い出し、
俺の浮かれた気持ちもしぼんでいく。


川 ゚ -゚)「突然休んで申し訳なかったな。教習は進んだか?」

('A`)「いえ……アレから教習には行っていないません」

川 ゚ -゚)「む……そうか」


そして沈黙。
………気まずい。


65 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:35:11.70 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「そうだ。 これを君に……」


そう言って彼女は長方形の箱を取り出して俺に差し出す。


('A`)「なんですか、これ?」

川 ゚ -゚)「カステラだ」

('A`;)「カステラって……なぜにまた?」

川 ゚ -゚)「休んでいた間、長崎までツーリングに行っていてな。 その土産だ」


こんな真冬によくもまあ……
本当にクーさんはバイクが好きなんだな。
それを拒む理由もないので、俺は黙ってカステラを受け取った。


66 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:36:02.92 ID:CUor4Esb0
('A`)「しかし、なぜにまた長崎まで?」

川 ゚ -゚)「まあ……独りになりたくてな」

('A`)「……やっぱり、シャキンさんのことで?」

川 ゚ -゚)「ふ……そんなところだ」


そう言って彼女は寂しそうに少し笑う。


('A`)「……あの時はすみませんでした
  まさかお二人がそんな関係だとは知らなかったものですから……」

川 ゚ -゚)「いや、君にはなんの非もないよ。
    むしろ謝るべきなのは私のほうだ。 あの日のことは忘れてくれたまえ」

('A`;)「はぁ……」


あんなこと、忘れようと思っても忘れられない。
彼女も無理な注文をつけるものだ。


67 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:36:56.59 ID:CUor4Esb0
それから彼女は数点買い物をした。
なんだか気まずい俺たちは、特にこれといった会話もすることなかった。


ただ彼女は去り際に俺のほうに振り返り

川 ゚ -゚)「正月が明けたらすぐに教習にきたまえ」

とだけ言った。


その言葉のおかげでわずかだけだが気まずさが消え、
俺はまた教習に行こうという気になった。



68 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:38:08.96 ID:CUor4Esb0
それからの教習は順調すぎると言っていいほどスムーズに進んだ。

このころになると、教習の内容はもっぱら教習所内の決められたコースを
ひたすら走るというもので、特にこれと言って特別なことは無かった。

必然的にクーさんとの会話の機会も減った。
少なくなった会話の内容も教習に必要な事項についてばかりになり
それはまるで、お互いがあの日の出来事を無理やり無かったことにしようとしているかのように不自然なものだった。

やがて教習は終わり、残すは最後の技能検定のみ。
技能検定は週に二度の決められた曜日にしかなく、俺はその日をただ待つだけとなった。


そして技能検定を翌日に控えた深夜、
いつものようにコンビニで働いていた俺の元に、一人のお客がやってきた。


69 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:39:21.57 ID:CUor4Esb0
(´・ω・`)「やあ」


そのお客は、この世で俺が絶対に逆らえない人だった。
それにしても、彼が一人でここを訪れるのはブーンが連れて行かれたあの日以来だ。

なんだかいやな予感を感じながらの、俺は平静を装いつつ対応する。


('A`)「あ、どもです。 今日は仕事お休みですか?」

(´・ω・`)「そんなことはない。 ただ君に渡したいものがあってね」


そう言って彼は一枚の封筒を俺に差し出す。
差出人は………聞いたことのある名の出版社だった。


('A`;)「あのー、これなんですか?」

(´・ω・`)「紹介状さ。 先日のクーさんの話をしたら先方がいたく興味を示してね。
    それで一度、彼女から話を聞きたいとのことだ」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:40:10.86 ID:ed+SH6x6O
('A`)Wktk

71 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:40:36.18 ID:CUor4Esb0
('A`;)「ほ、本当ですか!?」

(´・ω・`)「ああ。これをクーさんに渡してほしい」

('∀`)「お安い御用です! クーさんもきっと喜びますよ!!
  本当にありがとうございます!!」


俺はショボンさんに向かって深々と頭を下げた。
その俺の頭を「ぽん」と叩くと、ショボンさんは何も言わずに出口のほうへと向かう。
すると出口の前で立ち止まり、こちらを振り返らずに言った。


(´・ω・`)「感謝されるべきなのは僕ではないよ」

('A`;)「え……? それじゃあこの紹介状は誰が……?」


その問いに答えることなくショボンさんはコンビニから出て行った。


('A`)「まさか、シャキンさんが……」


俺は手渡された紹介状を見つめながら、答えられることのない疑問をつぶやいた。


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:41:41.83 ID:NyLdBwitO
wktk

73 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:41:47.55 ID:CUor4Esb0
翌日の午前中に技能検定は終わった。
クーさんの指導のおかげか、俺は無事にそれをパスした。

そして昼休みを挟んで、そのまま卒業式を迎えた。
卒業式は教習所の所長が長々と安全運転の心得を述べるだけの退屈なものだった。
そんな卒業式も終わり、最後に俺はクーさんのもとを訪れた。


川 ゚ -゚)「おめでとう。免許を更新すれば君も晴れてライダーの仲間入りだ」

('A`)「ありがとうございます。これもクー教官のご指導のおかげです」

川 ゚ -゚)「そんなにかしこまるな。 私はただ職務を全うしただけさ」


そう言ってクーさんはわずかに微笑む。
その笑顔はやっぱりどこか寂しそうで、俺が見たい笑顔とは程遠いものだった。


74 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:43:01.41 ID:CUor4Esb0
それから教習所が終わるまで、俺は外で時間をつぶした。

ころあいを見計らって教習所に戻ってくると、終わりまでまだわずかに時間があった。
俺は初日にクーさんと出会った喫煙所でタバコをすいながら、彼女が現れるのを待つ。

やがてその日最後の教習の終わりのチャイムが鳴り、教習生の群れがわらわらと帰っていくのが見えた。
その群れが引いてしばらくして、喫煙所にクーさんが現れる。


('A`)「……どうもです」

川 ゚ -゚)「驚いたな…こんな時間までどうしてここに?」


そう言いながらクーさんは俺の横に腰掛けてタバコを吸う。
しばらく無言で俺たちはタバコを吸った。

タバコも短くなったところで、俺はジャケットの内ポケットから例の封筒を取り出す。


75 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:44:23.36 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「なんだこれは?」

('A`)「とにかく読んでみてください」


彼女は俺から封筒を受け取ると中身を取り出して静かに読み始めた。
その間、俺はもう一本タバコを取り出しそれを吸う。

やがてそれを詠み終えたのか、クーさんは中身を封筒に戻した。
そしてタバコを一本取り出し、それに火をつけた。


川 ゚ -゚)「……これはどういうことだ?」


彼女は吐き出した煙が流れていくのを眺めながら、表情を変えずに言う。


('A`)「そういう事ですよ。 出版社の人が、あなたの話を聞きたいそうです」

川 ゚ -゚)「………誰の差し金だ?」

('A`)「さあ? 俺はある人からその封筒を渡せとだけしか言われていません」


76 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:45:08.26 ID:CUor4Esb0
すると彼女は立ち上がり、俺を見下ろしてその封筒を差し出す。


川 ゚ -゚)「なぜ、こんなことをする?」

('A`)「はい?」

川 ゚ -゚)「私と君は教習所の教官と生徒、ただそれだけの関係だ。
   それなのに、なぜこんなことをする」


クーさん厳しい表情で俺の顔を見据える。
俺も負けじとクーさんの顔を見据え返す。

クーさんの黒く透き通った瞳に、俺の姿が映っているのが見えた。


77 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:46:02.23 ID:CUor4Esb0
('A`)「俺は、あなたがうらやましいんです」

川 ゚ -゚)「………?」

('A`)「俺にはあなたのように、目指すべき目標も、追う価値のある夢も持っていません。
  そんな俺には、素敵な夢を持っているあなたの姿がまぶしくてなりません」

川 ゚ -゚)「……答えになっていないな」


まったくそのとおりだ。
俺は自分に対して苦笑する。


('A`)「とにかく、それは受け取れません」


クーさんに差し出された封筒を見つめながら俺は立ち上がる。


78 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:47:06.31 ID:CUor4Esb0
('A`)「あなたどう思おうがかまいませんが、
  その紹介状はあなたの夢をかなえるチャンスの一つであることは間違いありません。
  そのチャンスを活かすか不意にするかは、あなたの自由です
  
  もし、あなたに夢を追う意思があるなら、その紹介状に書いてあるように
  明日の深夜、バーボンハウスに行ってください。」

川 ゚ -゚)「………」

('A`)「ただ、夢をかなえるチャンスをつかみながら
   それを不意にすることは腰抜けのすることだと思います。
   ……俺が言いたいことはそれだけです」


俺はそれだけを言い残すと、振り返らずに喫煙所を出た。


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:47:22.22 ID:NyLdBwitO
支援

80 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:48:53.65 ID:CUor4Esb0
教習所を出た俺は、真冬の夜の寒さに身を震わせた。

今日は麻子を使わずに教習所に来ていた。
理由は特にない。ただなんとなく、冬の街を歩いてみたかったからだ。

俺が通っていた教習所は街の郊外にあり、辺りは街頭もあまり無く薄暗い。
そんな道を歩きながら、俺は自分のへたれ加減に辟易していた。


川 ゚ -゚)「私と君は教習所の教官と生徒、ただそれだけの関係だ。
   それなのに、なぜこんなことをする」


そのクーさんの問いに、俺はお茶を濁す発言しか出来なかった。
俺には夢も何もない。 それは本当だ。

しかし、クーさんの夢の応援するのはそれだけが理由ではない。

あなたに憧れているから……。
あなたが俺にバイクを教えてくれたから……。

そんなあなただから、夢をあきらめてほしくなかった。
そんなあなただから、あなたが夢を追う姿を出来るだけ近くで見ていたかった。


81 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:50:19.56 ID:CUor4Esb0
なぜそれが言えなかったのだろう?
いや、理由はわかっている。

俺は何もしてない。
俺はただ、預かった封筒を渡しただけ。

俺は彼女に何もしてやれない。
出来ることといえば、無責任に応援することだけ。

彼女の夢への切符を手配したのは俺じゃない。
俺がしたことといえば、自分にない夢を彼女の夢に重ねただけ。


そんな俺に、彼女は……クーさんは釣り合わない。


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:51:08.00 ID:NyLdBwitO
支援

83 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:51:15.76 ID:CUor4Esb0
('A`)「ふひひ……俺ってちっちゃいな…」


自分の情けなさに嫌気がさす。

そうさ……俺にクーさんは釣り合わない。
彼女を支えるには、俺はあまりに小さすぎる。

彼女を支えられるのは俺じゃなくて、シャキンさんのような頼れる大人の男なんだ。


('A`)「……雪だ」


俺は立ち止まり空を見上げた。
星が輝く真冬の空から、今年初めての雪が舞い降りる。
その雪を見つめながら、俺の視界は涙でにじんだ。


第3話:完


84 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:53:56.53 ID:CUor4Esb0
第4話:ドクオとそれから

 ―――――――('A`)「1。」―――――――


教習所を卒業して一ヶ月がたった。
あれから俺はクーさんと一度も会っていない。
ただ、ブーンやツンからクーさんのそれからを伝え聞くことが出来た。

二人の話によると、俺とクーさんが別れた次の日、クーさんはバーボンハウスに現れたそうだ。
そこには出版社の編集者がいて、クーさんの話を聞き協力を申し出たらしい。

その内容はクーさんが旅についての連載を持つことを条件に
出版社がスポンサーとしてクーさんの旅をサポートする、というものだったそうだ。

考えてみればあんな美人が世界中を旅して、
その旅の様子が雑誌に連載されるのならば、それはきっと人気が出るだろう。

それからも話し合いはバーボンハウスにおいて行われ、とんとん拍子に進んでいるようだ。
ただその話し合いがなされる日には、
きまってバーボンハウスにシャキンさんの姿が無いのだという。

シャキンさんが何を考えているかはわからないが、
それはきっと、俺が口を挟んでいいことではないのだろう。


85 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:54:39.18 ID:CUor4Esb0
一月は行って、二月は逃げた。
そして三月が訪れ、少しずつ春の足音が聞こえ始めてきた。

そんな中、今俺は一つの岐路に立たされている。
大学の休学期限がもうすぐ切れるのだ。

これから俺は、退学か復学か、そのどちらかを選ばなければならない。

月日の流れの速さに驚きながらも何の答えを出せぬまま
俺はただなんとなく日々を過ごし続けていた。

そんな日々の中いつものようにバイトに入った俺のもとに、突然彼女が現れる。


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:55:02.58 ID:NyLdBwitO
支援

87 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:55:27.22 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「……ひさしぶりだな」

('A`)「……どうも」


まいったな……
いまさら何を言えばいいのだろう?
いまさらどんな顔をすればいいのだろう?
そんな風に戸惑っていると、彼女が口を開く。


川 ゚ -゚)「バイトは……いつ終わる?話したいことがあるのだが…」


88 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:56:07.00 ID:CUor4Esb0
('A`;)「え…6時には終わりますけど」

川 ゚ -゚)「そうか。 それならその時間にまた来よう」

('A`;)「いやそんな…今どうせ暇ですし、バックスペースのほうで…」

川 ゚ -゚)「それには及ばん。 見せたいものもあるのでな。 
    6時過ぎにまたここに来る」


そう言って彼女はコンビニから出て行った。
話か……。 いったい、どんな話なのだろうか?


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:56:23.11 ID:NyLdBwitO
支援

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:56:32.05 ID:tXiZnMok0
第4話?
部構成じゃなかったっけ?

91 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:58:14.18 ID:CUor4Esb0
>>90
あちゃー

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 03:58:30.16 ID:NyLdBwitO
支援

93 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:58:53.66 ID:CUor4Esb0
 
 ―――――――('A`)「2。」―――――――


午前6時。
通常10分前にやってくるはずのパートのマダムが、今日に限って遅れてやってきた。
彼女に引継ぎを済ませるころには、時計の針は15分をさしていた。


「あらあら、今日は遅れてごめんなさいね〜」

('A`;)「あ、いえ……気にしないでください」

「それにしても、えらく慌てているわね。もしかしてこれからデート?」

('A`;)「そそそそそ、そんなことありますん」

「またまた〜w 前の公園にきれいな女性が一人で待っていたわよw」

('A`;)「ほ、本当ですか!? 失礼します!!」


俺は急いでコンビニをあとにした。


「ふっ……これが若さか」


94 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 03:59:54.18 ID:CUor4Esb0
公園の入り口には見慣れなたバイクが止まっている。
6時を15分もオーバーしてしまった俺は急いで公園の中に入る。


('A`;)「遅れてすみません!」

川 ゚ -゚)「うむ。 くるしゅうない」


この人、時々変なんだよな。まあいいけど。
そんなことより、話とやらが気になる。


川 ゚ -゚)「じゃあ行こうか。 バイクはあるか?」

('A`;)「ええ、ありますけど……どこに行くんですか?」

川 ゚ -゚)「いいところだ」


いいところ?
まさか……いや、ダメです! 付き合ってもいないのに…
それにおれはまだ童貞なんですよ!? 心の準備っていうものが……


95 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:00:46.07 ID:CUor4Esb0
数十分後、俺たちは郊外の山の頂上にいた。


('A`)「(なーんだ。 いいところってここかよ……)」

川 ゚ -゚)「なかなかいい景色だろう? 私の気に入っている場所のひとつだ」

('A`)「あー、きれいですね…」


淡い期待の外れた俺は生半可な返事を返す。
期待はずれだったけどまあいいか。 景色もきれいだし。


96 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:01:25.16 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「それで、話というのはな」


そうそう、そうです。それです。
すっかり忘れていたけど、本題はそれです。


川 ゚ -゚)「ありがとう」

('A`)「はい?」

川 ゚ -゚)「それを君に言いたかった。
    君の紹介状のおかげで夢がかないそうだよ。 本当にありがとうな」

('A`)「……違うんです…」

川 ゚ -゚)「ん?」

('A`)「紹介状を用意したのは、俺じゃないんです。
   用意したのは…」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:01:27.83 ID:NyLdBwitO
くるしゅうないw

98 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:02:51.48 ID:CUor4Esb0
その先を言いかけたとき、彼女は俺の口の前に手を出して俺を制する。


川 ゚ -゚)「わかっている……言うな」

('A`)「………」

川 ゚ -゚)「私が感謝したいのはそのことじゃない」


ん? どういうことだ?




99 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:04:01.60 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「私が感謝したいのは、君が背中を押してくれたことに対してだ。
    あのときの君の言葉が無ければ、私は意固地になって紹介状を受け取らなかっただろう」

('A`)「……お礼を言われるほどのことではないですよ」

川 ゚ー゚)「ふふ。 そう言うな」


もう昇りきってしまった朝日を眺めながら、彼女は微笑む。


川 ゚ -゚)「出会いとは不思議なものだな。
    どこでどんな出会いがあるかわからない」

('A`)「………」

川 ゚ -゚)「仕方なく勤めた自動車教習所でこんな出会いがあるとは思わなかったよ。
    人間、何かしら続けてみるものだな」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:04:08.40 ID:NyLdBwitO
支援

101 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:05:31.11 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「それが自分の希望するものでなくても、
    続けていれば人との出会いがそこには生まれる。
    人とうまくなじめない、私のような無愛想な人間でもな。
   
    それはどうでもいいものであったり、むしろ悪い出会いであったりするかもしれん。
    それでも、ごくまれに今回のような素晴らしい出会いがある。」

('A`)「……出会い、ですか」

川 ゚ -゚)「うむ」


彼女は俺のほうを向きなおすと、スッと手を差し出す。


川 ゚ー゚)「3月の終わりに、私は夢をかなえに出発する。
    ありがとう。君に出会えてよかった」


差し出された彼女の手を見つめながら、俺は考える。
クーさんの言う素晴らしい出会いとやらが、俺にも訪れるのだろうか、と。


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:06:19.32 ID:vYMCjzhPO
支援

103 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:06:34.12 ID:CUor4Esb0
('A`)「………俺は、馬鹿にはなれない人間です」

川 ゚ -゚)「??」

('A`)「大学の同級生が楽しそうにバカ騒ぎしていても、俺はそれに溶け込めませんでした。
  人付き合いだってうまくありません。
  この一年で新たに知り合った人は、あなたとシャキンさんくらいです。

  やりたいことなんて何もない。ただ……なんとなく大学に通っているだけでした。
  だから、それが苦しくて大学を休学しました。
  そして、休学の期限も今月で切れます」

川 ゚ -゚)「………」

('A`)「俺、迷っているんです。
  あんな苦しい思いをする大学になんて戻りたくない。
  だけど、このままでもきっと何も始まらない。
  それなら俺、どうしたらいいんですかね………」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:07:56.42 ID:DgWAEo5g0





78 ◆pP.8LqKfPo








好きだ

105 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:08:09.67 ID:CUor4Esb0
川 ゚ -゚)「……私も同じさ」

('A`)「!?」

川 ゚ -゚)「私も人の輪に溶け込めなかった。
    生来の無愛想さが災いして、よほどのことがない限り誰も話しかけてこない。
    そんな私は、いつも一人だった……」


そう言って、彼女は寂しそうな笑みを浮かべてうつむいた。
ああ、そうか。そんな過去があるから、彼女の笑みは常に寂しそうなんだ。

しかし次の瞬間、顔を上げた彼女の笑みには寂しさは微塵も感じられなかった。


川 ゚ー゚)「だけど、そんな私にも素晴らしい出会いはあったよ。
    それはシャキンとの出会いであり、そして、君との出会いだ」


106 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:10:07.13 ID:CUor4Esb0
川 ゚ー゚)「君は、こんな私の夢を素敵だと言ってくれた。
    こんな私の背中を押してくれた。そんな君に素晴らしい出会いがないはずがない。
    それは大学では訪れないかもしれない。
    しかし、その先の長い人生の中で必ず訪れるはずだ。私が保証する」

('A`)「………」

川 ゚ー゚)「その先のことを考えて、大学に行ってみてはどうかね?
    つらいことのほうが多いだろう。しかし、その先には必ず何かあるはずだ」


そう言って、彼女は再び手を差し出す。
俺は………その手を握り返した。


('∀`)「出発の日が決まった教えてください。俺、必ず見送りに行きますから!」

川 ゚ー゚)「ああ。 そのつもりだ」


晴れ渡った東の空に浮かぶ朝日が、そんな俺たちを強く照らす。

今日は、暑くなりそうだ。


107 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:11:27.44 ID:CUor4Esb0
 
 ―――――――('A`)「3。」―――――――


( ^ω^)「あ、ドクオだお」

ξ゚听)ξ「あのバカ、こんな大事な日に遅刻なんて……
    おーいドクオー!! こっちよー!!」


空港のロビーに入るとそこは人であふれかえっていた。
そんな中にもかかわらずブーンとツンは目ざとく俺を見つけ、叫ぶ。


('A`)「あれ、クーさんは?」

ξ゚听)ξ「搭乗手続きに行ったわ」

('A`)「それにしても、なんでお前ら二人も見送りに来たんだ?」

( ^ω^)「クーさんと出版社の人の話し合いが毎回バーボンハウスで行われていたから
     なんだかんだで僕たちも仲良くなったんだお」


108 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:12:14.86 ID:CUor4Esb0
ξ゚听)ξ「あ、クーさーん!!」


俺のときと同様に人ごみの中から目ざとくクーさんを見つけ、ツンは彼女の方へ駆け出す。


( ^ω^)「特にツンはクーさんにべったりなんだお」

('A`)「へー」


俺たちの視線の先では、ツンがクーさんに抱きついていた。
それを受け止めるクーさんの顔も、なんだかうれしそうだ。

しかしこの二人の光景、なんだかエロいぞ。


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:13:33.33 ID:NyLdBwitO
支援

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:15:16.47 ID:XyRsR5/10
支援

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:18:00.01 ID:AKw23L1aO
('A`)「いらっしゃいませー」

(´・ω・`)「…」

('A`)「うわっ新聞グチャグチャ!朝から新聞あさりやがって何考えてんだこいつ」

(´・ω・`)「あの」

('A`)「あ、はい。105円が一点、157円が一点、497円が一点。合計759円になりまーす。」チャリン

(´・ω・`)「…下さい」

('A`)「はい?」

(´・ω・`)「ウェブマネー下さい。3000円分で」

('A`)「もうお釣り返しちゃった…なんでさっき言わなかったんだよ」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:20:51.46 ID:jfZ0c2oOO
>>111
びっくりした

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:31:07.08 ID:XyRsR5/10
保守

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:31:29.82 ID:tXiZnMok0
おっ?

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:31:56.07 ID:UPPA4EKEO
こんないい話も今日で終わりか…

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:33:21.94 ID:qIHAdpeU0
かえったぜwwww


ああああいい話すぎる!


俺も来週から教習所なんだよねーw

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:35:04.27 ID:qIHAdpeU0
>>1

投下おわっても少し話しに付き合ってくれよw

118 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:37:33.07 ID:w26ZGshe0
tesu



119 : 【だん吉】 :2006/10/01(日) 04:37:47.37 ID:qIHAdpeU0
テスツ('A`)

120 : 【中吉】 :2006/10/01(日) 04:38:11.22 ID:tXiZnMok0
tesu

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:38:19.78 ID:qIHAdpeU0
あれ・・・・IDが

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:39:01.01 ID:NyLdBwitO
さるさん?

123 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:39:23.54 ID:w26ZGshe0
申し訳ありません。さるさんに退治されてしまいました。

>>117
ものすごくお付き合いしたいのですが、6時から9時までバイトでして・・・
終わってスレが残っているようならいつまでも付き合いますよw

では、再開させていただきます


124 : 【大吉】 :2006/10/01(日) 04:40:08.50 ID:tXiZnMok0
寝れないwwwwwwwwwww

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:40:26.91 ID:qIHAdpeU0
おれもバイトだw


保守 誰か 頼む

126 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:41:08.20 ID:w26ZGshe0
川 ゚ -゚)「やあドクオ君。 わざわざ見送りに来てもらってスマンな」

('A`)「気にしないでください」


傍らにツンをじゃれつかせながら、クーさんが俺のほうへと向かって歩いてくる。

それからしばらくどうでもいい会話を俺たちは交わした。

ブーンがとぼけた発言をして、それにツンが激しく突っ込む(バイオレンス的な意味で)。
それを見て俺とクーさんが笑っていると、ブーンが俺に助けを求めてくる。
脚をつかんで助けを請うブーンをあしらう俺を見て、クーさんとツンが笑う。

この上なく幸せなひととき。失いたくない大切な時間。
それも、もうすぐ終わる。


127 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:42:12.90 ID:w26ZGshe0
やがて、クーさんの出発の時間が30分を切った。
あと30分後には彼女はゲートをくぐり、飛行機に乗っていってしまう。

そんな中、ツンが口を開いた。


ξ゚听)ξ「あたし、ちょっと飲み物買ってきますね。 ブーン、行くわよ」

(;^ω^)「はい? なぜに僕も?」

ξ゚听)ξ「いいから来るのよ! この元ピッツァ!!」

(;^ω^)「痛い痛い! いやーん、だお!」


じたばたするブーンの耳を引っ張りながら、ツンは自動販売機のほうへと歩いていく。
俺がその様子を半ばあきれながら眺めていると、振りむいたツンが俺にウインクする。


('A`)「ちっ………余計な気を利かせやがって」


128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:42:42.74 ID:qIHAdpeU0
うう・・・・・・泣く準備おk・・・・

129 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:43:56.50 ID:w26ZGshe0
残された俺とクーさんは、ロビーにたたずんでいた。
さすがに二人きりになると緊張するな……。

そう思っていると、クーさんが俺のほうを振り向いた。


川 ゚ -゚)「ちょっとタバコでも吸いに行かんかね?」

('A`;)「あ、ああ、いいですね」


そんな少しぎこちない感じで喫煙所へとやってきた。
クーさんが、ポケットから取り出したタバコをくわえる。
ぽってりとした柔らかそうなその唇に、俺はつい見入ってしまった。


130 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:45:37.59 ID:w26ZGshe0
川 ゚ -゚)「……なんだ?」

('A`;)「あ、いやなにも……」

川 ゚ -゚)「そうか? へんなヤツだな」


変なヤツ呼ばわりされてしまった…orz
最後の最後まで俺はこんな感じなのかなぁ……
少し、というかかなりへこんでいると、クーさんが話しかけてくる。


川 ゚ -゚)「……向こうに行ったら、手紙を書くよ」

('A`)「それは楽しみですね。 写真も同封してくださいよ」

川 ゚ -゚)「ああ、もちろんだ。
    君にはとても世話になったからな。 それとアイツにも……」


そう言って、彼女は少し遠い目をした。


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:46:26.08 ID:NyLdBwitO
支援

132 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:47:15.75 ID:w26ZGshe0
('A`)「……結局最初に行ったクリスマスの日以来、
   シャキンさんにはあっていないんですか?」

川 ゚ -゚)「ああ……まあ、久しぶりの再会でひどいことを言ったからな。
    会えないのも仕方ない。」


彼女はタバコを灰皿にこすり付けると、もう一本取り出して火をつける。
彼女は指に挟んだタバコを見つめているが、その目はどこかうつろだ。

きっと、シャキンさんのことを考えているのだろう。
その証拠に、燃えて短くなったタバコの灰が落ちるのにも彼女は気づいていない。

やれやれ……本当、シャキンさんにはかなわないよなぁ。


133 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:48:48.09 ID:w26ZGshe0
('A`)「大丈夫ですよ」

川 ゚ -゚)「………」

('A`)「シャキンさんも応援してくれているに違いありませんよ。
  そうじゃなきゃ、わざわざ紹介状の手配なんてしてくれませんよ。
  少なくとも、俺だったら絶対にしません!」

川 ゚ -゚)「……そうか」

('A`)「ええ。 断言します!」

川 ゚ー゚)「ふふふ。 頼もしいことだ」


彼女がうれしそうな笑みを浮かべると同時に、
空港内のアナウンスで、クーさんの乗る飛行機への搭乗が指示される。

タバコを灰皿にこすり付けて、俺たちは喫煙所をあとにした。


134 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:50:28.13 ID:w26ZGshe0
ξ;凵G)ξ「ふえーん……クーさ〜ん」

川 ゚ー゚)「泣くんじゃない。 またすぐに会えるさ」


泣きじゃくるツンの頭をなでながら、クーさんは優しくツンに語りかける。
いつの間に二人はこんなに仲良くなったんだろう?

クーさんに頭をなでられるツンに少し嫉妬しながらその様子を眺めていると、
涙で顔をぐしゃぐしゃにしたツンを、ブーンがクーさんから引き取る。


( ^ω^)「ほらほら、泣いてないでちゃんとクーさんに言うんだお」

ξ;凵G)ξ「……うん……うん…」


鳴き声でまともにしゃべれないツンを、ブーンは優しくあやしている。
ブーンも成長したもんだ。 すこし、ブーンが遠くに行ってしまった感じがした。


135 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 04:52:06.23 ID:w26ZGshe0
ξ;凵G)ξ「クーざん……がんば…でぎでぐだざい……」

川 ゚ー゚)「ああ、ありがとう」


言い終えるとツンは、ブーンの胸でわんわんと泣き出す。
意外だ。いつもは勝気なツンの別の一面を見た気がする。

そんなツンをブーンは落ち着いて受け止めている。
やれやれ、本当に成長しやがったなブーン。

うれしさ半分、寂しさ半分で二人を見つめていると、ブーンがクーさんにむけて言う。


( ^ω^)ノ「クーさんバイブー」


いや、それは違うだろうブーン。
前言撤回。 やっぱりこいつ成長してねぇわ。


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:52:27.10 ID:6HP/PLVyO
('A`)y-~~~紫煙

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:55:07.81 ID:5T3yEsNO0
支援

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:55:33.24 ID:qIHAdpeU0
支援!!!!

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:58:16.59 ID:FaTELWSRO
支援です!

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 04:59:57.00 ID:8r6THZ2r0
支援

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:00:22.96 ID:jfZ0c2oOO
猿よけ支援

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:00:31.66 ID:UPPA4EKEO
支援

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:01:52.11 ID:qIHAdpeU0
盛り上ってきたあああうぇwwww


寝てないからテンションたけえwww

144 :作者:2006/10/01(日) 05:05:25.55 ID:61hjgpUdO
すみません…またしてもさるさんが…

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:05:52.28 ID:qIHAdpeU0
ドンマイw

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:10:20.36 ID:qIHAdpeU0
wktk

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:10:29.75 ID:vYMCjzhPO
応援してるぜ!

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:12:01.86 ID:FaTELWSRO
作者もドクオもガンガレ!!!


149 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:13:46.02 ID:QSe0OOW80
川 ゚ -゚)「ありがとうみんな。 それじゃあ、行ってくるよ」


ああ……クーさんが行ってしまう。 
やばい、泣きそうだ。

顔を見られないようにと、俺は顔をしかめる。
………よし、何とか涙もおさまった。

俺は顔を上げた。
すると俺の目の前にクーさんの顔があった。


川 ゚ー゚)「ありがとうな、ドクオ」


そう言うと、彼女の顔が俺に接近する。
そして、俺の頬にやわらかいものがあたる。
このやわらかいものは………くくくくくくくちびるwせdrftgyふじこ


川 ゚ー゚)「………じゃあな」


ひらひらと手を振りながらゲートをくぐっていく彼女の後ろ姿を、俺はただ呆然と見送った。


150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:14:58.66 ID:jfZ0c2oOO
しーえーん

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:17:01.76 ID:qIHAdpeU0
ktkr

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:17:11.09 ID:5T3yEsNO0
支援

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:18:32.70 ID:jkmfFRaO0
キス!!

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:18:41.75 ID:vUBtTH200
ちょwwwwwリアルタイムかwwwww
支援!

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:19:07.76 ID:FaTELWSRO
わ〜い!支援!

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:19:35.63 ID:qIHAdpeU0
うっひょーーーww

157 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:19:37.31 ID:QSe0OOW80
('A`;)「………俺、ちょっとトイレ行ってくるわ」


俺のほうをニヤニヤと眺めるブーンを尻目に、俺はトイレへと駆け出した。


ξ゚听)ξ「……あいつ、トイレに何しに行ったの?」

( ^ω^)「……処理だお」

ξ゚听)ξ「処理?」

( ^ω^)「きっと、元気になっちゃったんだお」


後にツンから聞いたが、そのときブーンはとても優しい目で俺の後姿をみつめていたらしい。


158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:20:31.28 ID:8r6THZ2r0
支援

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:20:53.80 ID:jkmfFRaO0
支ー援

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:21:52.39 ID:5T3yEsNO0
支援

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:22:30.49 ID:gshQswfd0
支援

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:22:54.04 ID:vUBtTH200
支援

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:23:09.88 ID:qIHAdpeU0
支援

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:23:34.98 ID:d77a4wN80
支援の数に吹いた支援w

165 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:24:39.75 ID:QSe0OOW80
 
 ―――――――('A`)「4。」―――――――


ドクオ君たちに見送られ、私は空港のゲートをくぐった。
その先に設けられた待合室で少し待っていると、飛行機へと向かうバスに乗せられた。

そのバスに揺られながら、私は思う。


私にバイクの魅力を教えてくれたアイツ。
日本の行く先を憂いて、私を捨て、自衛隊のレンジャー部隊へと入ったアイツ。

アイツは今、なにを思ってバーのマスターなんかをやっているのだろう?
なにを思って、私に紹介状を手配してくれたのだろう?



166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:25:43.42 ID:5T3yEsNO0
支援

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:26:19.24 ID:qIHAdpeU0
・・・・・・・・ちょっと待て。




六時に間に合う?w

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:27:07.18 ID:jfZ0c2oOO
支援

169 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:27:27.68 ID:QSe0OOW80
行き先に迷い、夢をあきらめかけていた私を導いてくれた一枚の紙。

それを届けてくれたのはドクオ君。
そして、それを用意してくれたのは、アイツ……


本当にアイツはなにを思っているのだろうか?
ドクオ君は、アイツは私を応援してくれていると言った。

だけど………

それならなぜ、見送りに来てくれない?
それならなぜ、私に姿を一度も見せてくれない?


170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:28:16.08 ID:5T3yEsNO0
支援

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:28:20.99 ID:jkmfFRaO0
wktk

172 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:30:00.88 ID:QSe0OOW80
やがて、飛行機のそばについたバスの扉が開く。
前のほうに乗っていた私は、前方の出口から外に出ようとする。

外に出ようとする人の列に流されながら、私は運転席のそばを通り過ぎた。

そのときだった。



「がんばれよ」





173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:31:04.74 ID:8r6THZ2r0
支援wktk

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:31:08.52 ID:5T3yEsNO0
 

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:31:53.25 ID:qIHAdpeU0
シャキンの兄貴っ!

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:32:59.34 ID:FaTELWSRO
マジか!!

177 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:33:53.86 ID:QSe0OOW80
昔、何度も聞いた声に思わず振り返る。
そこには運転手の格好をしたアイツが、バスの運転席から手をふっていた。


川 ゚ー゚)「ふ………バカが……」


そうつぶやいて、私はひらひらと手を振る。
そして、自然と顔がほころんでいく。


まったくなにを考えているんだ、あのバカは……w


やがて人の列が私を飛行機の入り口へと押しやり、アイツの姿は見えなくなった。


飛び立った空は、見たこともないほどの美しい蒼だった。



第4話:完


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:34:48.99 ID:jkmfFRaO0
あれ??なんか目からおしっこが・・・・

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:35:35.28 ID:qIHAdpeU0
目から塩水が・・・・・



ないてなんか・・・・・いない

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:36:28.02 ID:jfZ0c2oOO
結局ドクオは失恋しっぱなし

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:36:51.53 ID:vUBtTH200
目からH2Oが・・・

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:40:11.69 ID:qIHAdpeU0
さっき飲んだコーヒーがそのまま目から・・・・・

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:40:27.71 ID:v3Y5eiZXO
目からDHMOが止まりません。
やっぱりDHMOは危険な化学物だったのか…

184 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/10/01(日) 05:41:37.79 ID:QSe0OOW80
申し訳ない……残るはエピローグのみなのですが時間が…orz

コレも猿さんが……いえ、全て作者の不手際のせいです。
深夜からずっと付き合ってくれている方々、
朝からバイトだというのに無理をして付き合ってくれている方がいる中
本当、どんなにお詫びしたらよいかわかりません。

もうでなければいけないので、3時間近く席をはずします。
エピローグは今日の夜にでも投下しようと思うので、スレは落としてくださって結構です。

本当にすみません!!

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:42:27.70 ID:qIHAdpeU0
乙!!!!!!



夜ね、まってるよ

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:44:00.79 ID:vYMCjzhPO
乙!
オムライスさんがまとめてくれたみたいだね。

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:45:37.40 ID:5T3yEsNO0
お疲れ〜
バイクで走ってこよwwwwwww

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:46:26.48 ID:jfZ0c2oOO


189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:47:50.17 ID:jkmfFRaO0
もうエピローグか・・・・


190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 05:50:31.90 ID:qIHAdpeU0
文才ありすぎ・・・・・

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:01:46.93 ID:qIHAdpeU0
落とした方がいいのかな・・・・

192 : 【豚】 :2006/10/01(日) 06:06:27.25 ID:c0QdiDHm0
ウプレカス





193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:11:56.47 ID:qIHAdpeU0
誤爆か?wwwwww

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:16:30.93 ID:5T3yEsNO0
走りに行こうと思ったら雨(´・ω・`)

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:27:17.23 ID:qIHAdpeU0
こっちはまだ・・・・・・どこ住み?



おれ神奈川

196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:34:22.45 ID:jkmfFRaO0
俺も神奈川

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:37:57.49 ID:5T3yEsNO0
俺九州

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:40:16.53 ID:jfZ0c2oOO
大\( ^ω^ )/阪

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:48:10.04 ID:qIHAdpeU0
そうか。じゃあもうちょっとたったら雨来るのかな・・・



バイト暇になるしちょうどいいやw

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:56:17.11 ID:qIHAdpeU0
バイト行ってくる


皆さんまた夜に会いましょう


ドっくんと作者に幸あれ!!!

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 06:56:50.15 ID:5T3yEsNO0
いてらー(^o^)ノ

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 07:30:55.70 ID:vi7H1zD70
感動をありがとう!

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 08:10:28.25 ID:NoUi9YOr0 ?2BP(1)
今北産業

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 08:18:00.67 ID:NoUi9YOr0 ?2BP(1)
うはwwwオムライスさんテラスゴスwwwww
http://vip.main.jp/36-top.html

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 08:42:00.55 ID:NoUi9YOr0
保守

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 09:09:02.24 ID:NoUi9YOr0
保守
…みんな寝ちゃったのかな

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 09:15:25.08 ID:XTVjC9hAO
くそっ!俺としたことがorz
みんなおはようノ

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 09:37:24.54 ID:NoUi9YOr0


209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 09:47:25.25 ID:jfZ0c2oOO
昼夜逆転の俺は昼の12時までは余裕

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 10:11:13.60 ID:NoUi9YOr0
保守

211 : 【大吉】 :2006/10/01(日) 10:11:52.90 ID:c0QdiDHm0
ウプレカス





212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 10:21:49.82 ID:wCQjR0bq0
保守

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 10:39:19.73 ID:vYMCjzhPO
みんなおはようの保守

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 10:51:17.55 ID:UPPA4EKEO
昨日は寝ちゃったんだぜorz

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 10:58:10.70 ID:tXiZnMok0
おはようの保守

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 10:59:01.03 ID:NoUi9YOr0 ?2BP(1)
そろそろ2時間か…
これは一旦落とした方がいいかもわからんね

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 11:01:03.60 ID:NoUi9YOr0 ?2BP(1)
あ、投下は今日の夜だったか
てへっ

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 11:11:08.59 ID:CswwMX9dO
>>217
          _,..........__
      ,..::::::::::::::::::::::::、::‐、_
     r'::::::::::::::::::ミミヾミ' "、::ヽ
    /::::;:- '´ ̄  ゛      ヾヽ
    i:::r'             .l::l
   .l::::l.,          ,,;iiiii;;, l::l
.   l::::::l  jlliiiiiiiz:.、   ;r''',二_;l!.l::!
   r-、::! "_,.rヽニ'    ::.´.`ニ:'` jli
   ヽ l!   ` ´      :..`  .:::ll
    l .l       ;'  -、_,.ノ 、 ::::::l!
    ヽ i    /   ___ .i ::::::!
     ` i     ‐ヽ--‐,. '、 .:::::ヽ、
     _ヽ        ̄   ,::'.:::/  ヽ
       'ヽ  ヽ、    _,..:::::/    lヽ
         l ヽ、    ̄ ,.-‐'´     i
       / ,r'  ̄! ̄/   ,、    l
.      / /  ,r'.-'´     / `  ̄

    キン・モー[Chan King Moh]
     (1905〜1970 ベトナム)

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 11:28:12.68 ID:rdjDqgoS0
エアガン乱射までは面白かったけどクーとかいうやつが出てきてからなんか臭くて読んでない

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 11:38:03.01 ID:5YpS2K+HO
わーい残ってた

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:00:26.17 ID:riMCusclO


222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:15:47.34 ID:5YpS2K+HO


223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:21:50.53 ID:lZY5zc3wO




224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:22:49.44 ID:riMCusclO


225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:23:45.55 ID:1Qck6SCf0
今見た。塩水が止まらない・・・

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:29:32.18 ID:qaih4q/2O
>>200だ!


バイト先から内緒で携帯使って様子みw

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:32:21.24 ID:OGoZTF5TO
もうこの話も終わりか。。。

また楽しみが減ってもうた(;A;)ウッ

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 12:44:39.96 ID:1Qck6SCf0
>>226 もまえはドク?

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 13:15:23.51 ID:lZY5zc3wO
保守る

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 13:19:51.30 ID:NoUi9YOr0 ?2BP(1)
パッと見で答えてほしいんだが
上と下、どっちが見やすいと思う?
http://f.hatena.ne.jp/jigendaddy/20061001131715
http://f.hatena.ne.jp/jigendaddy/20061001131714

231 : 【吉】 :2006/10/01(日) 13:20:10.01 ID:c0QdiDHm0
ウプレカス





232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 13:40:32.37 ID:1Qck6SCf0
>>230 下かな?

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 14:00:13.95 ID:LKIO/PEm0
ここで保守

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 14:02:08.17 ID:NoUi9YOr0 ?2BP(1)
>>232
そっか…下がいままでの形でちょっと見づらいかなと思っていじくってたら
上の形になったんだけど、投稿日や時刻まで太くなっていまいちかなとか思ってたんですわ

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 14:05:37.32 ID:c6Ba62HU0
一スレ目以降見失っていたがこんなおもしろくなっていたとはwwww
>>1乙 投下wktkしてます

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 14:20:18.86 ID:1Qck6SCf0
>>234 そうだったんですか・・・お役に立てましたかな?

あぁ〜バイク欲しい。スゲー欲しくなった。

237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 14:48:09.24 ID:tXiZnMok0


238 : 【だん吉】 :2006/10/01(日) 15:05:31.57 ID:c0QdiDHm0
ウプレカス





239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 15:26:11.77 ID:tXiZnMok0


240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 15:49:30.29 ID:tXiZnMok0


241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 15:54:37.13 ID:6HP/PLVyO
スプリンターズ外した☆('A`)…

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 16:02:48.49 ID:jfZ0c2oOO
おはよー

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 16:22:24.60 ID:lZY5zc3wO
次回作とかあるのかな…
とりあえず保守

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/01(日) 16:49:16.09 ID:6HP/PLVyO


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