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【堕天の】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【逆十字】

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:01:09.63 ID:h/ZE6cPu0
このスレはもしもローゼンメイデンが普通の女の子だったらという妄想を垂れ流すスレです

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki
ttp://www9.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら画像保管所@Wiki-トップページ
ttp://www9.atwiki.jp/nanasi/

女子高スレ練習用wiki@幼稚園
ttp://www9.atwiki.jp/rosen_kindergarten/

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら@雑談所(近日移転予定)
ttp://yy36.60.kg/nanasi/
携帯からは↓
ttp://yy36.60.kg/nanasi/i/

nのフィールド@休憩所(新規雑談所)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7014/
携帯からは↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/otaku/7014/

前スレはどうなったの?なんて言う時は・・・・・
2ch RozenMaiden過去ログ倉庫
ttp://rozen-thread.org/

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:01:48.22 ID:h/ZE6cPu0
・『原則「コテ」禁止』
 コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくてコテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で。

・スレ・作品と関係ない雑談は控え、気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします。

・非常時はまずWikiや雑談所で状況を確認してください。(本スレの消失など)

・投下するときは「○○ネタだから注意」とか「○○系につき苦手ない人スルーよろ」などと付けた上、さらにNGワード指定するなどの各自配慮をお願いします。
例:yuriyuri(百合)  sinineta(死)  uhouho(男色)  guroino(グロ)

・長編でレスを大きくまたぐとき(前回の投下は>>51で今回は>>462とか)や前スレから の続きはタイトルやあらすじ、アンカー等付けると読者に優しい職人になれる。

・なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう。どうしても編集できない場合は雑談所の掲載状況スレで依頼しましょう。(簡単な説明の項目の通りである程度できます)

・性的描写はエロパロで。(投下するなら少年誌レベルぐらいまで)

・投下混雑時以外の「投下いいかな?」は不要。投下終了後の「やっぱグダグダだったorz=3」とかも不要。もっと自信持って投下しよう!
(目安として:投下ラッシュは大体22時前後。それ以外なら特に混む事は無し。)

・投下時、他の人と被るが嫌なら投下前のログの再取得は必須!

・未来アンカーやリレー小説はスレストの原因になったり投下し辛い空気にしたりするので控えてください。

・上記の他、Wikiの「簡単な注意事項」を読んだ上、分からない質問などは>>1のリンクから行ける雑談所やWikiでお願いします。

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:05:50.82 ID:eMIZemgEO
>>1

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:11:01.14 ID:d10lFJ540
>>1乙です
早速投下『水銀燈とめぐの夢の話』です。
今回はまとめwikiにある『君といる夢』の後編ということになります。
バイサル対策でいつも通り途中で5分休憩を挟みます。
10分以上投下がなければバーボンでタイーホされてるので気にせず投下して下せぇ。

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:11:15.52 ID:Nqv8klbY0
>>1乙

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:12:31.11 ID:dndioOlrO
>>1乙!気を引き締めていこうぜ。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:12:43.54 ID:d10lFJ540
>>4

突然告げられた真実に私は当惑してしまう。ジュンが私のことを好きだって…?どうしよう、このままじゃあ待っている真紅が………。
教室の外を見ると其処には真紅の姿があった。彼女と目が合った、赤く腫らしたその目はあからさまに私を攻めている。
私を睨んでから彼女は走り去ってしまう。私はジュンが呼び止めていたことも知らず追い駆けた。
見た目に反して真紅の足は速い、やっと追い着いた頃には私の息も上がっていた。

 「ま、待ちなさいよ……真紅………。」
 「裏切り者!」
 「ち、違うわよ…あれはジュンが………」
 「聞きたくない!貴女の顔なんて…見たくないのだわ!!」

再び荒々しげに真紅は足早に行こうとする。私は追い駆けようとする。

 「来ないで!し、暫く………一人にして欲しいの…」

私は何処かへ行く彼女を見送るしかなかった。あの子が泣いている…今まで長い付き合いだったけれどもあの子が泣いている姿は初めて見る。
お互いに意地を張ってしまうからきっと泣き顔が見られたくないのだろう。私が真紅の立場ならきっと同じことを言っただろう、しただろう。
知己の仲だからそれがわかって余計に辛い。こんなどうしようもない時はめぐに歌を歌ってもらおう。
めぐの待っている病院へ行くときいつもならこれからめぐと何を話そう、何をしようと考えてそれを想像して楽しい気分になれるのに、今はとてつもない虚脱感に襲われている。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:13:42.79 ID:d10lFJ540
>>7

病院へ着いたときまずトイレへ向かった。鏡を見ると酷い顔をしている…。こんな顔をしていたらめぐも気が滅入ってしまうだろう。
再び鏡を見て自分に言い聞かせる。私は大丈夫…めぐの前では悲しい顔なんて絶対にしない。顔を整えてから私はめぐの病室へ行く。
白い穢れのない牢獄で同じく穢れなき微笑を浮かべてめぐは私を迎えてくれた。

 「いらっしゃい、水銀燈。そろそろ来る頃だと思ったわ………ど、どうしたの?」
 「え?な、何が?」
 「だって…貴女泣いているんだもの………」

めぐにそう言われて目の下を指で触れる。冷たいような温かいような涙が私の目から溢れていた。
やっぱり、めぐの前だと私は隠し事ができない。彼女といると安心してしまうから、本当の意味で安らぎを得られるから。

 「わ、たし………どうしたらいいか…わかん、なくって………」
 「よしよし、おいで。」

私は堪え切れなくなってめぐのベッドに顔を埋めて泣いた。呂律も回らなくて何を言っているのかわからない。
けれどもめぐはうんうんと相槌を打って私の頭を白いシルクのような手で撫でてくれていた。
色々なことがあり過ぎて…私は少しパニック状態になっていたようだ。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:14:40.18 ID:d10lFJ540
>>8

落ち着きを取り戻したら私は今日あったことをめぐに説明した。今思えばこんなことになったのも私の責任だった。
面白そうなどという理由で人の恋愛に首を突っ込んだのが間違いだったのかもしれない。
などと考えているとめぐは何処から出したのか釘バッドを持って何処かへ行こうとしていた。

 「ちょ、貴女何処に行くのよ?」
 「え?水銀燈の唇を奪ったっていうその桜田君って子をちょっと…」
 「そ、そんなことしちゃ駄目よぉ!」
 「あはは、大丈夫、大丈夫、未成年だから名前と顔は公表されないんだし…」
 「ちょっと!冗談でもこれ以上言ったら怒るわよぉ!」
 「はいはい、ちょっと笑わせようと思って冗談を言ったのに…」

冗談にしては目がマジだった気がするのは気のせいなのだろうか?まぁ細かいことは気にしないことにしよう。
それよりもこれからどうするか、だ。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:15:27.48 ID:d10lFJ540
>>9

 「水銀燈はジュン君のことどう思ってるの?」
 「どうって言われてもぉ………クラスが同じになったのだって3年になってから初めてのことだしぃ…。
  面識だってクラスが一緒になるまでなかった筈だし………。」
 「本当にそうなのかな…。何か忘れていることってない?」
 「う〜ん………全然わからないわぁ。」

めぐの言う通り何処かで彼と会ったことがあるかもしれない。けれどもやっぱり私には何の覚えもなかった。
ふと真紅が言わなかったあのジュンという男に惹かれた理由が関係しているかもしれない。
どのみち彼女とはこのまま関係のこじれたままで居たくないのは確かだった。

 「どうしたら関係を取り戻せると思う…?」
 「それは貴女が一番よくわかっている筈でしょう?ずっと一緒に居たんだから。」
 「でも…私はあの子から………」
 「あのね、水銀燈。誰かを好きになるというのはとても素敵で自由なことなのよ。
  誰かを気遣うことなんてない。貴女が負い目を感じることはないわ。きっと真紅だって分かってくれる筈よ。」

今までこんなこと経験したことがなかったから私はめぐの言ってくれたことが理解できなかった。
でも彼女の言ってくれたことが勇気になったことは間違いない。明日、真紅とジュンとちゃんと話をしよう。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:16:36.45 ID:d10lFJ540
>>10

翌日、私は学校へ行くけれども真紅の姿は無かった。やっぱり昨日のことが相当ショックだったのだろうか。
文化祭も近くなっていてみんな忙しなく準備に奔走していた。私はとりあえずジュンがいるであろう家庭科室へと向かうことにする。
其処でジュンは他の女子にもメイド服を作っていて試着して貰っているようだった。他の人にこのことを知られたくない私は家庭科室を後にする。
行くあての無くなった私は何となく屋上へ向かっていた。その途中で担任の梅岡と廊下ですれ違う。

 「おい、水銀燈。ちゃんと先生に挨拶しないと駄目じゃないか。それに準備はどうした?みんな一生懸命働いているんだからお前も…」

梅岡の言うことなど雑音程度にしか聞こえなかった。文化祭なんて心底どうでもいい。そんなことよりも私は真紅が今どうしてるのか気になっていた。
今から真紅のところへ行こう。私がジュンをフって真紅と付き合わせれば丸く収まるんじゃないか。

 「あ、おい!何処へ行くんだ!」
 「真紅のお見舞いよぉ。女子にとって真紅は貴重な文化祭での戦力なんだから…」
 「先生は騙されないぞ。お前はいつも放課後かあるいは学校を途中でサボって何処かへ行っているんだろう?
  どうせどうしようもない不良と一緒に遊びまわっているだけなんだろう?そんなことをしてる暇があったら学校で皆と親睦を深めるとか…」

今、この男は何と言った?めぐのことを………その辺のどうしようもない不良…だって?

 「ふざけんじゃないわよ!何も知らない癖に……私のことをどう言おうが勝手だけれどもあの子を悪くなんて言わせない!!」
 「何も知らないのはお前のほうだ!大人の言うことを聞いていたほうが自分のためになるって何でわからないんだ!?」
 「うるさい、うるさい、うるさい!大人なんて…口だけで大っ嫌いよ!!」

これ以上こんな男と口論していても不毛だ。私は早々に見切りをつけて学校を帰ることにする。後ろから梅岡が何かを怒鳴っているが聞こえないフリをした。
また、めぐのことを中傷するような言葉が聞こえた気がしたが今度言ったら一発殴ってやろうと思う。
そのまま大股で学校を後に真紅の家へ向かった。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:17:50.51 ID:d10lFJ540
>>11

真紅の家は私の家にとても近い、というか真正面にあるのですぐに行ける距離なのだ。正面玄関に立って深呼吸をし、インターホンを鳴らす。
受話器が上げられる音がして真紅のお母様が出てくれた。私は真紅に会いたいという旨を伝える。お母様はすんなりと私を入れてくれた。
話によると真紅は昨日帰って来てからトイレに行く以外には全く部屋から出て来ようとしないらしい。

 「水銀燈ちゃんなら何とかなるかなぁ〜って思ってね。」
 「う…それは買かぶり過ぎかもしれませんよぉ?」
 「大丈夫よ、あの子は貴女のこと大好きだから。貴女があの子が大好きなのと同じぐらいにね。」

本当にそうなのだろうか?というか私はそんな大好きとかそんな感情ではない気がする。ただ、あの子が離れてしまうのが怖いだけ。
今まで小さい頃から一緒に居て楽しくなかったことなんてない、私にとってめぐと同等な大切な人なんだろう。
お母様に案内されて真紅の部屋の前まで来る。私はお母様に促されるまま少し不安を抱きながら真紅の部屋をノックした。

 「真紅………入ってもいい?」

部屋からは返事がない。やっぱり一筋縄ではいかないか、余り使いたくは無かったのだが奥の手を使うしかない。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:19:06.87 ID:d10lFJ540
今から休憩5分入ります。この後もバイサルになる可能性があるので最初の通り10分以上投下する気配がなければ他の人投下どうぞ

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:23:46.81 ID:j/S9Yj2u0
>1 乙!

そして支援ついでに、前スレで書けなかった感想を。

>>554 「きみとぼくと、えがおのオレンジ」
こういうSSを読むと、学生に戻りたくなるなあ。
これから二人が、どんな風に絆を深めていくのか楽しみです。

>>567 「呼び方」
いい話でした。擦れ違っていた想いに気付いて、互いに歩み寄っていく二人の心理描写がイイ感じ。
文章もこなれていて、読みやすかったですよ。

似たもの同士って、無二の親友になるか、犬猿の仲になるか・・・ですけど、
この二人なら大丈夫そうですね。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:24:22.19 ID:oIKUBLOl0
>>13


梅岡uzeeeeeeeeeee

そして>>1

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:25:29.02 ID:d10lFJ540
>>12

 「ほらぁ、真紅ゥ〜貴女のだぁい好きな超プレミア『くんくん探偵1/100』フィギュアよぉ〜。」
 「あ、あの本編DVD全巻とOVA全巻に付属する応募シール、さらには劇場版のチケットを先行予約して手に入る応募ハガキを揃えて初めて応募することができるというあの幻のフィギュア!?」

説明ありがとうございます、お母様。流石にこれを聞かされてくんくんマニアの真紅が動じない筈がない。
少しだけ部屋のドアが開いてその隙間から此方を覗いていた。

 「………お入りなさい。客人をもてなさないのは流石に無礼だったのだわ…。」

しかし目は完全に私の持っているくんくんフィギュアに釘付けだった。まぁ気にせずにお邪魔させて貰おう。
私は部屋に入る前に真紅のお母様に一礼をする。真紅のお母様は頑張ってねと微笑んでいた。
真紅の部屋は相変わらず普段の態度とは裏腹にぬいぐるみなどが幾つも置いてある可愛らしい部屋だった。無論、くんくんのぬいぐるみだって置いてある。
彼女は私にベッドに腰掛けるように促し私がベッドに座るとその左隣に座った。暫くの間、私は何を言っていいのかわからず沈黙が流れる。
二人で一緒に居てこんなに静かなことは滅多にない。いつも喧嘩をしたとしても翌日になればお互いそんなこと忘れたように接していたから。
沈黙を破ったのは真紅のほうだった。

 「ごめんなさいね…昨日、あんな酷いことを言って。」
 「べ、別にいいわよ…それよりもこれからどうするの?」
 「…それは此方の台詞なのだわ。貴女はジュンのことをどう思っているの?」
 「わ、私は…今まで面識がないからどう思っているかって聞かれても…」
 「やっぱり、覚えていないのね…。」

何故か真紅は残念そうな顔をしている。覚えていない?やっぱりめぐの言う通り昔にジュンとは何処かで面識があったのだろうか?


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:27:14.24 ID:d10lFJ540
>>16

 「ねぇ、教えてよ。私とジュンは昔に会ったことがあるの?」
 「そうね、小学生の頃のことを覚えているかしら?あの頃は貴女はいじめっ子だった筈なのだけど…」

昔の汚点を言われて私は古傷を抉られる気分だった。確かに、小学校の頃はどうしようもないいじめっ子だった記憶がある。
しかしそんなことと何の関係があるのだろう?

 「其処で貴女は執拗に一人の男子をいじめていたわよね?」
 「ええ………ま、まさか…」
 「それがジュンなのよ。」

理解ができなかった。真紅に言われて思い出したが確かに一人の外見がひ弱そうな男子一人をいじめていた記憶がある。
それがジュンだとしたら私とジュンが昔に面識があったことは理解できるのだが何故いじめっ子だった私を好きになるのだろうか?
幼い頃に受けた心の傷はトラウマになっても可笑しくはないというのに…。

 「まぁ、ジュンが貴女を慕うようになった理由は私にはわからないのだわ。それよりも貴女は本当にこれからどうするの?」
 「私は………悪いけれどもジュンとは付き合えないわ。」
 「別に…私のことを気遣う必要なんてないわよ?」
 「そんなんじゃないわよぉ。私にはめぐがいるんだしぃ。」
 「ふ……冗談にしてはまともな冗談ね。」

私の冗談に吹き出した真紅は私に背を向ける。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:28:10.63 ID:d10lFJ540
>>17

 「なぁに?」
 「………髪よ。髪を梳いて頂戴。」
 「何よそれぇ…まぁいいわぁ。」

昔からの光景だった。昔から喧嘩の絶えない私達は仲直りをするときにいつも髪を梳く。
めぐのような日本人らしい艶のある黒髪も好きだが真紅の柔らかい金髪も好きだった。真紅曰くレディが髪を触らせるのは心を許した者のみらしい。
実際にめぐも私ぐらいにしか触らせていないという。しょうがないので私は丁寧に真紅の髪に櫛を入れてやろう。

 「私…貴女の髪の梳かし方、好きよ。」
 「行き成り何よぉ…褒めたって何も出ないんだから。それにそういう事はジュンとかに言ってあげなさいよぉ。」
 「でも…」
 「あのねぇ、人の心は移ろい行くものなのよ。今は駄目でも諦めずにアプローチしてれば貴女のこと振り向いてくれる筈よぉ。」
 「そう…ね、この私が貴女よりも劣っているはずがないもの。当然なのだわ。」

少々真紅の言ったことは癪に障るがこの際は聞かなかったことにしよう。何にせよ真紅が立ち直ってくれたのだから。
あとはこのままジュンが真紅のことを省みてくれればいいのだが…。

 「もう一度聞くけどぉ、真紅はジュンの何処が好きになったの?」
 「さぁね…自分で思い出して御覧なさいな。」

含み笑いをしてどうしても真紅は教えてくれない。やっぱり、昔に何かあったのは間違いない。
何も覚えていない自分が腹立たしいのだが明日にもジュンに私の気持ちを伝えなければ…。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:29:10.84 ID:d10lFJ540
>>18

 「それで仲直りできたの?案外すんなりと出来たわね。」
 「そうねぇ、貴女の言う通り真紅もわかっていたってことなんじゃないのぉ?」

真紅の家を後にした私は次にめぐの病院へと来ていた。最近は文化祭の準備のせいで遅くなってからしかめぐと会えていないのですぐにやって来たのだ。
暫くの間、談笑をしているとめぐのご両親が見舞いに来たようだった。私は挨拶をしたのだがめぐのお父様はそれを無視して私とめぐの間に立つ。

 「…何しに来たの?」
 「お見舞いに決まっているだろう。」
 「あの話だったら私は絶対に承諾しないから帰って。」
 「お前はまだそんなことを言っているのか!」
 「此処は病院なんだから怒鳴るんだったら帰ってよ!!」

こんな大声で会話をしているので何事かと看護士たちも病室の外から中の様子を伺っていた。
流石にバツが悪いのかめぐのお父様はお母様を引き連れて病室を後にした。何が起こっていたのか分からない私はきょとんとしている。
呆けている私を見てめぐは先刻の言い争いが無かったかのように笑った。間抜けな表情をしているって。

 「何よぉ…驚いたんだから笑うことないじゃなぁい。それよりもさっきの話って…」
 「何でもないの。貴女が気にすることじゃないわ。」
 「そう…でも私にできることがあったら言ってね。」
 「………水銀燈は優しいわね。」
 「私は別に…貴女に死なれたら目覚めが悪いというか……。」

不意にめぐは私の横顔に手を触れてめぐの方を向かせる。暫しめぐは私の顔をまじまじと眺めていた。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:30:14.16 ID:d10lFJ540
>>19

まるで別れを惜しむかのような…その黒い目に焼き付けるかのようにただ私の顔を、赤い目を見ていた。

 「そういう風に自分のことを悪く見せようとするのは貴女の悪い癖ね。
  本当はとても純粋な心の持ち主…まぁ、私はそんなところも含めて大好きなんだけどね。」
 「めぐ…」
 「ねぇ、さっきのして欲しいことなんだけどね。水銀燈も歌ってよ。」
 「わ、私もぉ?私は歌なんて上手でも何でも…」
 「歌が上手じゃなかったら歌っちゃいけないなんてルールないでしょ?いつも一人だけで歌うのって寂しいんだから。」

めぐがこんな風に私にお願いをするのは珍しい。仕方が無いので私も一緒にいつも聞いているめぐの歌を歌う。
自分で歌うと全く同じ歌とは思えなかった。歌は歌う人が変わると同じく変わるものなのだと痛感する。やはりめぐには才能があると思う。
結局、めぐからはお父様との喧嘩の理由も聞けずに今日は大人しく自宅に帰ることになった。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:31:10.21 ID:d10lFJ540
>>20

翌日になって、私はジュンのところへ行く。

 「返事…決めてくれたか?」
 「ええ、私は…その、気持ちは嬉しいけれども貴方とは付き合えないわ。だから諦めて頂戴。」
 「………そっか。けど、僕は諦めないぞ。」
 「え?」
 「人の心っていうのは移ろい行くものなんだ。だから僕はまだ諦めない。」
 「それは………う〜ん。」

昨日に私が真紅に言った言葉だった。流石にそれを今日ここで否定するわけにはいかなかった。
結局、私とジュンの微妙な関係はまだ続くことになりそうだ…。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:32:17.96 ID:d10lFJ540
>>21

夢の話をしよう。木苺のような酸っぱい味のする果実だよ。
涙が明日を生きる力へ変わるものなら笑顔は過ぎ去った時を忘れるための儀式。
けれども涙を無くし、真実を隠すために仮初めの笑顔を作る人に明日はないのだろうか?
夢の話をしよう。生きるべき明日がなくなってしまう前に―――


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:34:37.38 ID:d10lFJ540
今回の投下は此処までです。修羅場なんて書けねぇ!
そして水銀燈が過去のことを全く覚えていないことにはちょっとした理由があります。
次は誰かの視点とかじゃなくて普通に物語を進めます。その前に前スレ>>471に投下したブツの続きを書くかもですが…
とにかく読んで下さってありがとうございます。ではではまた今度…

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:41:59.60 ID:eMIZemgEO
めぐとお父さんの関係もやっぱり修羅場なんですね…
銀様が昔の事を覚えてないのはなぜ…しかしまあ三人のこの先も気になりますね



修羅場スキーとしてはもっと修羅場になるとよろこうわなにするやめ

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:52:24.31 ID:eMIZemgEO


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:52:27.19 ID:dndioOlrO
緊急保守

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:54:53.70 ID:sERQCs6N0
>>1乙 >>22GJ!こっちも負けじと投下
「一つ屋根の下 第四十六話 JUMとお化け屋敷」

「ふぅ……さすがに一般公開してるだけあって、凄い人ね。」
僕は真紅姉ちゃんと手を繋ぎながら校内を歩いていた。そう、確かに人が多い。まぁ、逆に言えばこれが高校の
文化祭の醍醐味なんだろうケドね。ある意味、出会いの場所とか言うけど僕には全く関係なさそうだ。
「なぁなぁ、あの金髪の子ってアリス候補の子じゃないか?」
「だな。やっぱり候補なだけあって、綺麗な子だよなぁ。あ、でも胸が少し(ry」
ひそひそと声が聞こえてくる。胸が(ryは真紅姉ちゃんには幸いにも聞こえてないようだ。或いは、すでに
フィルターでもかかってるんかな。
「評判いいな、真紅姉ちゃん。」
「そうね…JUM、光栄に思いなさい。そんな私と手を繋いで校内を歩けるのだから。」
少しだけ珍しく得意気に真紅姉ちゃんが言う。
「はいはい……せいぜい一緒に歩かせて貰いますよ、お姫様。」
「あら、卑屈ね。貴方は充分魅力的な男性よ?そこらの格好だけの男よりもね。私はちゃんと知ってるのだわ。」
真紅姉ちゃんが言う。僕は何だか照れくさくなって、でも嬉しくて少しだけ真紅姉ちゃんの手を強く握った。
「あら、真紅ちゃんにJUM君じゃない。」
特別教室棟を歩いていると、ふと声がかかった。めぐ先輩だ。
「こんにちは、めぐ先輩。店番ですか?」
「うん、水銀燈もいるよ。どうかな?よかったら入っていかない?お化け屋敷。」
お化け屋敷と聞いて、僕の手に感じる力が強くなったのを感じる。ああ、そういえば真紅姉ちゃん怖がりだったな。
「こ、こ、こ、子供だましなのだわ。JUM、他の場所に…」
「あらぁ?真紅ったら怖いのぉ?高校生にもなってお化け屋敷がぁ〜。」
真紅姉ちゃんは心底退散したかったようだが、そこにお化けよりもある意味怖い悪魔がやってくる。
「そ、そんな訳ないのだわ!いいわ、入ってあげるのだわ。」
そして、ムキになる真紅姉ちゃん。普段から翠姉ちゃんに「貴方は短気すぎるのだわ。」とか言ってるけど、
姉ちゃんもあんまり人の事言えないよね。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:55:02.37 ID:j/S9Yj2u0
>>22
生きている限り、人の心は移ろいゆく。やがては、それぞれの気持ちも・・・・・・。
続きを楽しみにしつつ。


さてさてさて・・・のんびり構えてるから、またサブタイが増えちゃいましたね。

『約束の場所へ』 後編A


 あらすじ

 “私”こと“柿崎めぐ”は、転院先で水銀燈という名の亡霊に遭遇して、
 精気を吸い取る媒体『薔薇の指輪』を、ムリヤリ填められてしまったのでした。
 そんな“私”の元に、親友の薔薇水晶は、学校をサボってまでお見舞いに来てくれます。
 そして、天使のような微笑みを、私にくれる。
 
 水銀燈は、薔薇水晶が私の病気の原因だ――と言った。
 それが本当かどうかなんて、分かるはずもない。
 いつものように、病室を訪れてくれた薔薇水晶に、私は結局、いつも通りに接してしまう。
 水銀燈には、それが気に入らなかったみたい。彼女は薔薇水晶の手を撥ね除けて、言ったわ。
 疫病神――って。
 薔薇水晶は、泣き顔を見られまいとするかのように、病室を飛び出していった。


若干の百合風味となっております。
苦手な方は、NGワード『 yuriyuri 』にて、ご遠慮ください。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:55:25.56 ID:sERQCs6N0
>>27
JUM君と真紅ちゃんをお化け屋敷の中に誘導する。お客さん待ちが少しあるね。私は、少しだけ待っててねと
言うと中でスタンバイする。すると、水銀燈が企み顔でやってきた。
「ねぇ、めぐぅ。真紅とJUMの時にさぁ、とっておきでいきましょうよぉ〜。」
とっておきってのは、余りに演出がヤバクて没になった案の事。一応、肝っ玉が強そうな人にお勧めしてるけど、
真紅ちゃん大丈夫かな?何か、お化け屋敷苦手そうだったけど……
「いいのよぉ〜。せっかく私がJUMと歩きたかったのにぃ……まぁ、店番だから無理だけど。とにかく、真紅を
びびらせるのよぉ。そうねぇ……失禁するくらい!」
「水銀燈、それはさすがにやりすぎじゃないかなぁ?」
私は熱くなってる友人を諌める。悪い子じゃないんだけど、たまに行き過ぎるんだよね。
「そぉ?じゃあねぇ……お漏らしするくらいにしましょうかぁ。」
「それ、言い方違うだけで意味は一緒だよ。」
私はヤレヤレと溜息をつく。それと同時に、少しだけ私の中のSッ気が笑った。
「ね、水銀燈。真紅ちゃんにヤキモチ妬いてるんでしょ?」
水銀燈が少しだけビクッとする。やった、ビンゴだ。
「わ、私が真紅なんかに妬くわけないでしょぉ?早く準備するわよおばかさぁん……」
水銀燈はイソイソと中に入って準備をする。ああん、もう可愛いんだからぁ〜。
あ、JUM君と真紅ちゃんの番だね。ふふっ、真紅ちゃんたら腕を掴んじゃって。益々水銀燈がヤキモチ妬きそう
だなぁ。そんな水銀燈を見るのもちょっと楽しみかも♪
さっ、私も準備しようっと〜。ええっと、とっておきだから私は白装束にトマトジュース……っと。



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:55:38.20 ID:j/S9Yj2u0
>>27
失礼しました。orz

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:56:55.49 ID:sERQCs6N0
>>29
「い、い、い、いい事JUM!?私とはぐれたら承知しないのだわ。」
お化け屋敷の中は真っ暗だった。怪しげな効果音と、微かな提灯なのか火の玉なのか。その光だけを頼りに
僕たちは進んでいく。真紅姉ちゃんはガッチリと僕の腕をホールドしている。
『ううううぅぅぅぅううう……はぁあああああぁぁぁぁぁ……』
効果音なのか、うめき声のような低音が聞こえる。その声が聞こえるたびに僕の腕がビクッと震えるのが
分かる。本当、怖がりだよなぁ。暗いだけで真紅姉ちゃんは怖いって以前言ってたもんな。
ギャップって言うのかな?普段の優雅さと気品を持った真紅姉ちゃんとは全く違う真紅姉ちゃんは何だか物凄く
可愛く感じた。
ふと、『カンカンカンカンカン………ゴオオオオオオオオ』と踏み切りの音がする。何だ?電車か?そう思ってると
『みぎゃああああああああああああああああ!!!!!!』と女の人の叫び声が響く。
「きゃっ!?」
真紅姉ちゃんが体を震わせる。今のは僕もびびった。そして、びちゃっ。びちゃっと何かを引きずるような
音と共に、女の人が出てきた。白銀の長い髪。銀姉ちゃんか?だが……胴体部がすっぽりと抜けていた。
「しぃんくぅ……JUMぅ……お姉ちゃん……胴体なくなっちゃった……ちょうだぁい……ちょうだぁい……」
銀姉ちゃんが顔を上げると、顔に血糊だろうが血がついている。深紅の眼と相余って怖すぎる。
「いやああああああああああ!!!水銀燈がジャンクにぃいいいいいい!!!!」
真紅姉ちゃんが甲高い声で叫び声をあげる。ジャンクって言いすぎ。てか、普通に考えて銀姉ちゃんが
本当に胴体真っ二つなわけないんだが、真紅姉ちゃんはすでに冷静な思考回路を失っていた。
「ねぇ、真紅のお腹……ちょうだぁい…貧乳でも我慢するからちょうだぁい……」
さっきまで立っていた銀姉ちゃんが前のめりになるように倒れると、こっちに向かってホフク前進で近づいてくる。
まるでアニメ第一期のラストシーンみたいだ。
「て、てけ、てけ、テケテケーー!!!!」
真紅姉ちゃんは意味不明な叫び声を上げると、僕の腕を引いて一気に走り出した。
「ちょ、ちょっと真紅姉ちゃん!?」
後ろからは銀姉ちゃんの声が聞こえる。多分、お腹の部分にだけ真っ黒の布でも巻いてたんだろ。
迷彩効果バッチリだ。



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:57:27.59 ID:sERQCs6N0
>>31
「はぁはぁ………た、大したことなかったのだわ…だから一刻も早く出ましょうJUM。」
真紅姉ちゃん……強がるのはいいけど、明らかに一杯一杯ですよ?でもまぁ、さすがに真紅姉ちゃんは軽く
涙目だ。火の玉の光が真紅姉ちゃんの顔に当たるとよく分かる。早く出よう。そう思ったが……そう簡単には
通してくれそうになかった。白装束の黒髪の女性が後ろ向きで立っていた。
「J、J、JUM…無視して行くのだわ。どうせろくな事が……」
「酷いなぁ、真紅ちゃん。」
その白装束はめぐ先輩だった。めぐ先輩はいいんだけど、何だか顔色がもの凄く青白い。
「め、めぐ先輩?」
「ねぇ……私ね……血が足りないの……人の血を飲んでも飲んでも…だから…ゴフォゲブファヘブシ!!」
めぐ先輩が口から血のような赤い液体をゴボゴボと吐き出す。先輩、女の子なんだからさ……
「だから……貴方の血を頂戴!!」
口の周りが赤い液体で赤く染まり、白装束も真っ赤に染まってる。うあ、本当の血みたいだ。
目を見開き、狂気に滲んだ顔をしためぐ先輩はマジで怖かった。
「きゃあああああああああああああああ!!!!!」
真紅姉ちゃんが再び叫び声をあげる。そして、急に走り出す。
「ちょ、ちょっと真紅姉ちゃん!?」
僕は余りに急だったので、腕のホールドを外してしまう。すると、真紅姉ちゃんは一人で走り去ってしまう。
「ああ、もう!真紅姉ちゃんたら……って!?」
僕の首に後ろから腕が回される。見れば満面の笑みの銀姉ちゃんと、めぐ先輩がいた。
「はぁい、JUMも一緒に楽しみましょう〜?この真っ黒の布を被って真紅ウォッチング開始よぉ♪あ、拒否っても
いいけど、その時は暗闇に紛れてJUMに襲われたって言うわよぉ?」
ああ、神様。世の中にはお化けよりも怖い人間がいるんですね。僕らは、真っ黒の布をまとって真紅姉ちゃん
の後を追っていった。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:58:07.33 ID:sERQCs6N0
>>32
「JUM…JUM……?どこなの?JUM……」
真紅姉ちゃんは少し先にいた。きょろきょろと不安そうに周りを見ている。
「ふふっ……まずはうめき声よねぇ……エイっと。」
銀姉ちゃんが小型の音源のスイッチを入れる。すると、うめき声がながれてきた。
「きゃっ!?JUM……どこなの?お願い…JUM…来て…JUM!!」
真紅姉ちゃんの声が若干泣き声だ。しかし、銀姉ちゃんは止まらない。
「次はぁ〜……水鉄砲よぉ〜。とう!」
真紅姉ちゃん目掛けてピュッと水鉄砲を放つ。水は見事に真紅姉ちゃんを濡らした。
「いやぁ!?グスッ……JUM…エグッ…お願いよ…一人にしないで…JUM…ウッ…助けてよ…JUM…グスッ…」
真紅姉ちゃんはペタンとその場に座り込み……そして、遂に泣き出してしまった。
「……もういいだろ、銀姉ちゃん。僕行くから。」
僕が布を取り、真紅姉ちゃんに向かっていこうとする。
「……まぁ、今回はやり過ぎちゃったわね…ごめんね、JUM。」
珍しくシュンとする銀姉ちゃん。普段からコレくらい素直ならいいんだけど。
「僕はいいから、真紅姉ちゃんに言っておきなよ。じゃあ、行くから。」
僕は真紅姉ちゃんの下へ向かった。
「真紅姉ちゃん!!」
「ぐすっ……JUM…?……お、遅いのだわ!何をやっていたの!主人の護衛もしないで…使えない下僕ね!」
真紅姉ちゃんは目をゴシゴシ擦ると、怒った様に言った。さっきまでの涙はどこへ?
「ほら……出口まで抱っこなさい。罰なのだわ。」
「はいはい……ごねんね、真紅姉ちゃん。」
僕は真紅姉ちゃんをお姫様抱っこする。真紅姉ちゃんがギュッと僕に体を預ける。ははぁ、まだ怖いんだ。
「でも……でも、来てくれて有難う……JUM……大好き…」
小さな声で真紅姉ちゃんがそう言う。そして……僕の唇に温かい感触が触れた。



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/08(金) 23:58:38.98 ID:sERQCs6N0
>>33
「ふふっ、大失敗だね水銀燈。ほら、キスしちゃったよ?」
私はニヤニヤしながら水銀燈に言う。どうやら、今回のは真紅ちゃんを苛める所か、見事なアシストをしてしまった
感じだ。まぁ、ある意味自業自得だよね?
「べ、べっつにぃ〜。私は気にしてないわぁ〜…」
ふふっ、強がっちゃって可愛い〜。どれどれ、少し遊んでみようかな。
「あ、JUM君からキスした。長いなぁ〜……きっと舌入れてるんだよ。あ、暗闇だからってそんな事!?」
「!?ちょ、ちょっと待ちなさぁい!!……あれ?」
「えへへ〜、う・そ♪も〜、水銀燈ったら素直じゃないんだからぁ〜。かぁわいい〜。」
水銀燈は私に騙された事を知ると、顔を真っ赤にして言う。
「うぅ……お、おばかさぁぁぁん!!」
脱兎の如く逃げ出す水銀燈。これだから水銀燈で遊ぶのはやめられない。あ、まだ店番の時間だから
遠く言ったらダメだよ?

「あ、真紅とJUMなの〜!」
お化け屋敷から出ると、ヒナ姉ちゃんと柏葉に出会った。
「およ?真紅の目が真っ赤なの……お化け屋敷から出てきて目が真っ赤……」
真紅姉ちゃんがビクッとする。そして、鬼気迫る顔でヒナ姉ちゃんの肩を掴んで言った。
「いい事、雛苺。コレはね、翠星石と蒼星石の目を借りたの。」
「うよえー!?じゃ、じゃあ翠星石と蒼星石の目は……?」
「今は緑と青のオッドアイなのだわ。それじゃあ、返しに行って来るわ。いい?絶対に他の姉妹に言ってはダメよ。」
真紅姉ちゃんはしっかりと念を押してダッシュで2年生の教室棟に向かう。多分、きつ〜〜〜く口止めしに行く
んだろうなぁ。
「うい……真紅凄いの…翠星石と蒼星石もすごいのぉ〜……」
ヒナ姉ちゃんはしきりに感心してる。馬鹿と無邪気は紙一重…か。
「ふふっ……そうだ、桜田君。よかったら一緒に回らない?」
「そうなの!JUM、ヒナとトモエと一緒に回ろうなのよ〜!」
ヒナ姉ちゃんが僕の手をギュッと握る。まぁ、一人よりはいいかな。さて、どこに行こうか…
END


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:06:03.00 ID:PbatLxDe0
>>34
テケテケ吹いたwww
怖がりまくる真紅テラカワイスwwwwww
雛苺と巴編もwktkして待ってます

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:07:05.24 ID:3z8z4apPO
屋根キター!真紅かわいいよ真紅。銀ちゃんを弄ぶめぐスゴス。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:08:14.60 ID:QsgD/wnu0
>>34
てけてけ、って久しぶりに聞いた気がする。懐かしいww
それにしても、蒼星石と翠星石の目を借りたなんて、無茶な言い訳するなぁ真紅。
信じるヒナもヒナだけど。


重ね重ねの割り込み、申し訳なかったです。ちょっと吊ってくる。

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:15:07.62 ID:PbatLxDe0
>>37
まぁ待て、まずは投下してからだ

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:22:55.37 ID:3z8z4apPO
>>37かもんかも〜ん

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:32:16.44 ID:3z8z4apPO
保守

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:33:17.19 ID:QsgD/wnu0
>>38-39
(ノд`)・゚・。・スミマセン

それじゃ、少しだけお付き合い下さい。
ただ、長いので途中に五分ほど休憩を挟ませていただきます。

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:33:50.94 ID:QsgD/wnu0
>>41
どうして、私は薔薇水晶を追わないの? 薔薇水晶は、天使のような、大切な親友じゃなかったの?
じゃあ、早く追いかけて引き留めなきゃ。解っているのに、動けない。気ばかり焦って……イライラしてくる。
自分への憤りを募らせ、モヤモヤした感情の遣り場の無さに当惑して、結局――

「どうして、あんなコト言ったのよ」

私は、水銀燈に八つ当たりしていた。我ながら、つくづく酷い女だって思う。
向き直った彼女は、心底意外そうに、唇を突き出した。

「嫌ぁね……なに怖い顔してるのよぅ。本当のことでしょぉ?」
「水銀燈が、そう感じただけでしょ。薔薇水晶が、私の命を縮めている証拠なんて無いじゃない!」
「……私がウソを吐いてる、と?」

そう切り返されると、答えに窮してしまう。私だって、確かな証拠を握っているワケじゃないから。
何が――或いは、誰が――正しいのかと問われれば、返す言葉が無かった。
私は……限りなく無知蒙昧だ。そして、自分の命を容易く他人に握られてしまうほど無力で、ちっぽけな存在。
産み出された後は、運命という名の風に翻弄され、狭い世界を漂い続けるだけの、シャボン玉。

  シャボン玉 飛んだ  屋根まで飛んだ

ぐちゃぐちゃに乱れた感情を鎮めるべく、あまりにも有名な童謡の一節を、私は諳んじていた。
この後に続く歌詞は、空へ舞い上がる前に、儚く消えてしまったシャボン玉へのレクイエム。
永遠不滅のものなど無い世界で、今まで生きてこられただけでも幸福だったのだろう。
けれど、運良く飛べたシャボン玉にも、消えゆくさだめは付き纏う。それは、今日か。明日か。
私のために、鎮魂歌を謡ってくれる人は……居るの?

私は屋根まで飛べずに『壊れて消える』のか。そう思った途端、身体の芯から湧いてくる震えを、抑えきれなくなった。
水銀燈はベッドの端に座って、私の肩に掛かった髪を、そっ……と払ってくれた。
彼女の指先が、ぴくりと震えたのは、私の震えを感知したからだろう。

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:34:54.28 ID:QsgD/wnu0
>>42
「めぐの格好、肌寒そうね」と言って、水銀燈は私の両肩を力強く引き寄せ、両腕で抱き締めてくれた。
蹌踉めいた身体が、彼女の柔らかな胸に、ぽふん……と抱き留められる。

「体温のない私が抱き締めたって、暖めてあげられないけど――」

私の震えを止めることぐらいは出来る……と?
彼女なりに、気を遣ってくれてるのかしら。心臓を奪い取ろうとしてる割には、優しいのね。
でも……なんでかなぁ。こうして貰ってると、無性に安心する。水銀燈になら、私の全て(命すらも)を、あげても良いかなって思える。
いつしか、私の震えは止まっていた。
私は胸一杯に水銀燈の匂いを吸い込んで、まじまじと、彼女の端正な面差しを見つめた。
よく考えたら、昼間の明るさの中で水銀燈の顔を間近に眺めるのは、これが初めてだわ。
柔らかそうな頬の産毛までが、きらきらと輝いて見えた。

「な……なによぅ」
「綺麗だなって、思って。貴女でも、見つめられると照れるのね」
「照れてなんかないわよ。じっとり眺められてると、気色悪いだけ。寒気がするわ」
「そうなんだ? やったね、水銀燈の弱点を見っけ♪」
「…………ばぁか」

水銀燈は小声で吐き捨てると、私の身体を押し戻して、ベッドに寝かし付けた。
私が眠っている間に、薔薇水晶と決着を付ける腹づもりなのかしら。

「私を眠らせて、どうするつもり?」

戯けた調子で訊いたのに、返ってきたのは冗談ではなかった。

「夢を……見て欲しいの」
「夢? 寝てるときに見る、アレのこと? それとも、希望って意味のユメ?」
「前者の方よ。戻り得ぬ記憶を辿るには、夢の導きが必要不可欠だから」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:35:46.36 ID:QsgD/wnu0
>>43
何を言っているのかしら。睡眠中に、過去の記憶を呼び覚まさせようって言うの?
私はエドガー=ケイシーじゃないんだから、アカシック・リーディングなんて出来ないってば。
渋る私とは対照的に、水銀燈はかなり期待している様子だった。

「貴女……最近、不思議な夢を頻繁に見るんじゃなぁい?」
「?! どうして、それを――」
「多分、それの影響よ」

水銀燈は、私の左手で鈍い輝きを放っている『薔薇の指輪』を指差して、言った。

「私の中にも、めぐが夢で辿っている記憶が流れ込んでくるの」
「嘘っ。だったら、私は毎晩、水銀燈に夢を覗かれてるってわけ?」
「覗いてるんじゃないわ。勝手に流れ込んでくるのよぅ」
「だとしても、なんか嫌だわ。精気だけを吸い取るんだとばかり、思っていたのに」
「その筈なんだけどねぇ」

どうしてなのかは、水銀燈にも、よく解ってないみたい。
それで、原因を突き止めるべく、私に夢を見させようとしてるのね。
でも、こんな朝っぱらから、眠れるかな。ちょっと自信ないわ。
クラシック音楽でも聴いて、リラックスできれば話は別だけど…………あ、いいコト考えちゃった。

「ね、水銀燈。寝付きが良くなるように、歌……謡ってくれない?」
「はぁ? 嫌ぁよ、子守歌じゃあるまいし。なんだったら、力尽くで寝かせてあげましょうか」
「冗談でも、花瓶を手にするのは止めて。それはともかく、ね? お・ね・が・い♪」
「…………しょうがないわねぇ」

口振りこそ嫌々ながらと言った風だったけれど、水銀燈の表情は、満更でもなさそうだった。

 ♪夢魔の吐息は 微睡みの調べ 眠りの森に 私を誘う 霧に霞むは恋の道

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:36:46.51 ID:QsgD/wnu0
>>44
意外にも、水銀燈は美しいソプラノの持ち主だった。歌唱力も、かなりのものよ。
普段の会話からしてアルト(もしくはメゾソプラノ)っぽいから、もっと下手かと思っていたんだけど(流石はラクス様ね)。

 ♪独り森の中 彷徨い続けても 貴方の背中に この指は触れない 切なさが止まらない

水銀燈の妙なる歌声が、羽毛の様に私を包み込んでいく。心が、安らぎで満たされていく。

 ♪募る想いを風に乗せ 永久の愛を 貴方に届けたい この気持ち――

そして……いつしか、私は夢の世界に旅立っていた。



ごとごとごと……。
足元から響いてくる喧しい音が、私の浅い眠りを破る。一体、何の音なのよ。
折角、気持ちよくウトウトしてたって言うのに。

「お目覚め? お寝坊さぁん」

とても近くで囁かれて、私は驚いて飛び起き、目を見張った。
密かに想いを寄せる人の――水銀の君の微笑みが、すぐ目の前にあったから。
彼女は、束帯に烏帽子を頂いた正装で、私と向かい合って座っていた。

「もうすぐ、左大臣さまのお屋敷に着く頃よ。しゃんとしなさぁい」

言われて、思い出した。そうそう、今夜は左大臣様の館で宴が催されるから、
私も父に随伴して、出席するんだったわ。
水銀の君は護衛役として父に指名され、私と共に、牛車に揺られていたのよ。
牛車の周囲は、双子の侍女の他、数名の衛士が警護してくれている。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:37:33.08 ID:QsgD/wnu0
>>45
私は居住まいを正すと、改めて、水銀の君の爪先から頭の天辺まで眺め回した。
彼女と私は同い年の筈なのに、彼女の方が、ずっと大人びて見える。
それはきっと、彼女が私よりも、ずっと多くのモノ――者、または物――に取り囲まれているから。
しかも、それらに対して多大な責任を負っているから。

「なぁに? 私の着付け、どこか変?」
「ううん、ちっとも。寧ろ、凛々しくって素敵よ。とても似合ってるわ」
「……よしてよ。好きで、こんな格好してる訳じゃないわぁ」

彼女が男装する理由は、以前に聞いたことがある。つまりは、家督相続のため。
女の身で、家督は継げない。が、お家断絶となれば、使用人を始め多くの者が路頭に迷う事となる。
故に、彼女は男性として振る舞い、周囲の者にも(時々は、術を駆使して)そう信じさせていた。
私の前でだけは、偽りの仮面を脱いでくれるけれどね。

しかし、本当に感心すべきは、彼女の心意気だろう。
当代随一と謳われる実力の持ち主ながら、術に頼り切ることなく、陰で努力を重ねている。
その甲斐あって、今や従五位下の官位を戴くまでになっていた。

彼女の昇進は、私にとっても喜ぶべきこと。だって、私たちを隔てる身分の差が、それだけ縮まるのだから。
そして、いつか……二人が同じ舞台に立ったときには、私を、あの屋敷から――
なに不自由ない監獄から、連れ出して欲しい。こんな私で良ければ、貴女の隣へと迎えて欲しい。
それは決して、儚い願いなんかじゃないって、私は信じている。


「そ、蒼星石っ!?」
「な、なんなの、あれっ!」

突然、牛車の外で侍女たちの緊迫した声が放たれた。水銀の君が、それまでの柔和な表情を険しくする。
胸に抱いていた、将来への甘い夢と期待が、黒い影に覆われていくのを感じた。

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:38:41.65 ID:QsgD/wnu0
>>46
やおら響く轟音。それは、耳を劈く雷鳴。束の間、私の耳は聞こえなくなった。
彼女が私に向かって、何かを叫んでいるけれど、耳鳴りに遮られて理解不能。
ただ、足元が大きく傾いだのは感じられた。

――倒れる。

咄嗟に、理解した。突然の落雷に脅えた牛が暴れ出して、牛車が横転するのだ、と。
水銀の君は、身体が竦んで動けない私を抱き上げると、御簾を蹴破って外に飛び出した。
そして、まるで羽でも生えているかのように長い滞空時間を経て、ふわりと着地する。
大袈裟かも知れないけど、気持ちが上擦っていた私には無窮の刻に感じられたわ。
実際には、何回か瞬きする程度の時間だったんでしょうけどね。

いっそ、このまま蒼い空の向こう側まで連れ去って欲しい。ふしだらな願いが頭をよぎり、耳が熱くなった。
でも、彼女は私を降ろしてしまった。一分の惜しげも見せずに、手放してしまった。
名残惜しくて小指を甘噛みした私の元に、双子の侍女たちが走り寄ってくる。

「姫様、怪我はねぇです? 歩けるですか?」
「……え、ええ。平気よ。それより――」

気付けば、左大臣の屋敷の上には真っ黒な雲が渦巻いていた。暗雲が覆い被さっているのは、そこだけ。
何が、どうなったのかと問うより早く、暗雲から閃光が放たれて、左大臣の屋敷に落ちた。
離れていても喧噪が聞こえてくる。どうやら、火の手も上がっているらしい。この分では、死者も――
私の中で、言い知れぬ感覚が芽生えた。無数の昆虫に、身体中を這い回られている様な、おぞましい感覚。
どうしようもなく、嫌な予感がする。ここに居ては、いけない。

「みんな、逃げるわよっ! ここから離れなきゃ!」
「くくく…………もう遅いよ」

聞き慣れない男の声が浴びせられたのは、みんなに指示を出して、来た道を引き返そうとした矢先だった。

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:42:13.62 ID:3z8z4apPO
支援保守。続きwktk

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:46:55.81 ID:QsgD/wnu0
>>47
振り向いた私の真ん前に立ちはだかる、小柄な人影。修験者のような装束に身を包んだ少年だ。
髪の質が固いのだろうか。少年の直毛は、思い思いの方向に飛び出している。
不気味な少年は、好色な感じの目つきで私を眺めて、ニタリと歯を見せた。

「誰なの、キミはっ!」「なっ、何者です、お前はっ!」

身を挺して私を背に庇いつつ、阿吽の呼吸で狼藉者を誰何する双子姉妹。
威勢のいい彼女たちに、水銀の君が、自制を促す声をかけた。

「貴女たち、気を付けて。そいつは……人じゃない」
「え? なに? 人じゃなかったら、なんなの?」

問い返す私を一瞥して、男は低く笑いながら「よく判ったな」と、水銀の君へと目を転じた。

「禍々しい妖気を隠そうともしないで、よく言う。巷を騒がす鬼め!」
「お、鬼っ!? このチビ人間が、鬼なのです?」
「まさか……この男が、噂の慈雲童子?」

童子と呼ばれているから、てっきり悪戯な小鬼みたいな者を想像していた。
でも、目の前の男は、違う。そんな可愛らしいものじゃない。
邪気の塊みたいな目をしている。眉ひとつ動かさずに、人を殺める者の目だったわ。
単純に、小柄な体躯で、髷のひとつも結っていないから『童子』なんて呼んだのね。

衛士たちが慈雲を取り囲み、双子の侍女が得物を、水銀の君が呪符を手に、戦闘準備に入る。
周囲の空気が、ぴぃん……と張り詰め、風が止んだ。息苦しくて、全身から汗が滲み出してきた。
独り、慈雲だけは、四面楚歌(もしくは八方塞がり)の状況なのに、涼しい顔で薄ら笑っている。

「僕の目的は、お前たちみたいな雑魚じゃない。今なら、見逃してやってもいいぞ。
 あくまで立ち去らないならば、悲劇は繰り返されるけどな」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:48:17.76 ID:QsgD/wnu0
>>49
慈雲は、左大臣の屋敷に向かって、顎をしゃくった。
あの惨劇は、やはり、こいつの仕業だったのだ。こみ上げてくる怒りで、私の身体が震えた。
そして、次の瞬間には、慈雲を怒鳴りつけていた。

「何故? どうして、あんな事をする必要があるのよ!」
「なぁに……簡単な話さ。左大臣に恨みがあった。それ以上の理由が要るのか?」

平然と応えた慈雲を威圧する様に、水銀の君が一歩、進み出た。

「貴様……先の右大臣、菅原道真公に連なる者か。それとも……公の怨念そのものか」
「ふぅん? 流石は、当代随一の誉れ高い陰陽師と、言ったところか」

口調こそ感嘆していたけれど、全ての言葉が、嘲りの色に染まっていた。
それは、夕焼けに黄昏た空の、紅い偽りの色。

「だが、僕は違うね。そもそも、怨念だったのかすら判然としないさ。
 人の醜い感情は、黒くドロドロした、原油のようなものだからな。
 そこに有るだけで臭気を放ち、火を注げば、呆気なく燃え上がる。周囲の物まで焦がして、燃える。
 しかし、火を着けなければ、人間どもが吐き出す黒い汚物は寄せ集まり、この世の闇に流れ込む。
 その掃き溜めに、ぽこり、ぽこりと浮かび上がった泡……それこそが、僕ら、鬼と呼ばれる存在だ」

慈雲が、人を誑かす物の怪の眼で、自分を取り囲んだ者達を、ぐるり一瞥する。

「お前たちのなかにも、鬼を産み出す汚物が溜まっているんだぜ。
 そこの、銀髪の陰陽師だって例外じゃないさ。澄ました仮面の下では、何を考えている?
 背に庇っている大納言の娘を、滅茶苦茶に汚してやりたい欲望に駆られているんじゃないのか?」
「くっ?! ガキぃっ!」

水銀の君は、普段の彼女らしからぬ悪態を吐いて、慈雲めがけて呪を込めた『気』を放った。

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:49:12.34 ID:QsgD/wnu0
>>50
「はははっ。図星を指されて、頭に血が上ったか!」

飛んできた『気』を、片手で、いとも容易く受け止める慈雲。握った手を離すと、拳の中から黒い羽が舞い落ちた。
その羽は、彼の指先から飛んだ稲妻に撃たれて、地に落ちる前に燃え尽きた。
口元に浮かぶ、余裕綽々の冷笑が、なんとも憎らしい。

「大したこと無いな。鬼の血族と言えども、人間の血が混ざれば、こんなものか」
「なっ――」
「あ、貴方っ……この人の出自を知っているの?」

絶句した彼女に代わって訊ねた私に、慈雲の視線が注がれる。
物の怪の冷酷な目に睨まれて、私は総毛立ってしまった。見かけは小さいのに、なんて威圧感なのよ。

「少しは退屈しのぎになるかと思ったんだけどな、幻滅だよ。
 余計なお喋りは、ここまでにして……さっさと目的を果たすとしよう」

慈雲は、つまらなそうに吐き捨てて、右腕を天に翳した。
雷を伴う暗雲が、不気味な音を立てながら、私たちの頭上に押し寄せていた。



唐突に、目覚める夢。目に映るのは、真っ白な天井。ああ……ここは、病室なのね。
隣で、もぞもぞと身じろぎする気配。見れば、水銀燈が寝入っていた。
…………って言うか、彼女が真ん中に眠っていて、私がベッドの端に追いやられている。
危うく、転げ落ちるところだったのね、私。
ちょっとだけ腹立たしかったけれど、そんな事で口論している場合でもない。
私は水銀燈を揺り起こして、寝ぼけ眼の彼女に、夢は見えたかと訊ねた。

「ええ……ちゃぁんと見えたわ。かげろうのように、ぼんやりとだけどぉ」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:49:51.75 ID:QsgD/wnu0
>>51
同じ頃、薔薇水晶は病棟の裏手にある花壇に立ち寄っていた。あまりにも惨めで、すごすごと帰る気には、なれなかった。
見上げれば、めぐの病室が見える。でも、鉄格子の嵌め込まれた窓は、固く閉ざされたままだ。
丁度、目の前で初夏の生暖かい風に揺れている、向日葵の蕾みたいに。

「もう……来ちゃいけない。それは解ってる」

――疫・病・神・さぁん♪

悲しみのリフレイン。先ほどの水銀燈の言葉が、頭の中で木霊している。
胸が、きりきりと痛んだ。その痛みを誤魔化そうとすると、今度は涙が溢れてくる。
熱くなった目頭を、手の甲でこしこしと擦って、薔薇水晶は鼻をすすり上げた。

あの娘にとって、自分は疫病神に、なってしまった。生きる意味を失ってしまった。
否…………させられたのだ。奪われたのだ。
あの日――
あいつに――

「でも、やっぱり私……ずっと一緒に……居たい。めぐちゃんの側を、離れられないよ」

だって、それが私の――――存在意義なのだから。


背後で砂利を踏む音がして、薔薇水晶は思考を止めた。
こんな所に、誰が? ひょっとして、彼女が迎えに来てくれたの?
淡い期待を胸に、ふわりと振り向いた薔薇水晶の前には――

「よお、やっと戻ってこれたぜ。だが、お前のお陰で、彼女の居場所が楽に見付かったよ。ご苦労だったな」

眼鏡を掛けた小柄な青年が、悠然と立ちふさがっていた。口元に、冷笑を浮かべて。

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:50:32.43 ID:QsgD/wnu0
>>52
薔薇水晶は無意識のうちに、じりじりと後ずさっていた。
彼女が必死に稼いだ距離を、青年は、たったの一歩で踏み越えてくる。
二歩、三歩と、二人の距離は見る間に縮まっていった。

「い、イヤ――」

踵を返して駆け出そうとした薔薇水晶の腕を、青年の手が掴んだ。
万力のように強く握られて、指先が鬱血していくのが感じられた。

「嫌っ! 離してっ!」
「逃げるなよ。静かにしろって」

彼の、低く押し殺した声で命じられた途端、薔薇水晶はビクン! と背を震わせ、
動くことも、喋ることも出来なくなってしまった。
こうなることが解っていたから、命じられる前に逃げたかったのに。
青年は表情を和らげ、満足そうに微笑んだ。

「よーし、いい子だ。可愛いぜ、僕の……忠実な操り人形――」

めぐを想うが故に、背負ってしまった業。これが、彼女のために選んだ道の終着駅。
傷付けた枝の先が朽ちゆく運命なら、過ちの代償が破滅であることも、また必定。
悔しくて……悲しくて……。それなのに、彼女の頬を、涙が濡らすことはなかった。
青年の指が、薔薇水晶の顎に添えられ、くいっと上を向かせる。眼鏡の奥の鋭い眼光が、彼女の隻眼を射抜いた。

「いま一度、働いてもらうぜ。今度こそ、彼女の力を根こそぎ奪い取る為に、な」

(ごめん、めぐちゃんっ! 私、もう……あなたの心で永久に輝くことは出来ないっ)

薔薇水晶は、二人で行く筈だった『約束の場所へ』想いを馳せながら、心の奥で、ひっそりと泣き濡れた。

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 00:52:26.69 ID:QsgD/wnu0
>>53
今回は、ここまででございます。
支援いただき、感謝感激でした。


では、あらためて吊ってきます。

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:04:22.04 ID:rSfHOcqv0
>>53
吊る前に一言。
gj!

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:04:54.87 ID:3z8z4apPO
読み切る前に落ちそう保守

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:11:11.01 ID:CRvSskshO


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:14:02.16 ID:yusLHv4z0
>>54 GJ。割り込みなんざ気にしないで下さい。
薔薇しーどうなるんだろう…続きwktkしてます。

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:18:07.71 ID:PbatLxDe0
>>54
やべぇ…何がやばいのかわからないけどヤバイ…
普通に読み入ってしまいました。めぐの見る夢と現実世界が徐々に近付きつつあって急展開ですね
かなり面白いです。やっぱりアンタは吊るべきじゃねぇ、書き終わるまでは吊っちゃ駄目だと言ってみる俺マジ外道

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:21:16.26 ID:3z8z4apPO
>>54この話を書き終わるまで!君は!吊っちゃいけない!

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:35:24.87 ID:yusLHv4z0
保守

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:43:47.61 ID:3z8z4apPO
寝る前保守

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 01:48:09.67 ID:PbatLxDe0
もしもあの時ジュンが好きだったのが梅岡だったら。

 銀「ねぇ、JUMの好きな人って誰なのぉ?」
 J「………本当に言ってもいいのか?」
 銀「ええ、勿論よぉ(真紅って言ったら記憶が無くなるまで殴ってやる。そして真紅は私と…)」

おもむろにJUMは家庭科室を出て行って梅岡を連れて来た。

 J「僕が好きなのは君なんだ、梅岡!」
 梅岡「ああ、うれしいJUM君…実は君が入学して来たときからずっと先生もお前のこと…」
 銀「(゜Д゜)」


 真紅「全く、水銀燈ったら遅いのだわ…ってイヤァァァァアアアアア?!」

真紅の目に飛び込んできたもの、それはJUMと梅岡の熱烈なディープキッシュ…

 ベ「桜田ぁぁぁあああ!!よくも俺の梅岡をーーー!!」
 真紅「アンタ誰!?なのだわ」

ごめん、カオスで

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 02:07:53.80 ID:PbatLxDe0
短編間に合わない保守

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 02:23:48.05 ID:Hn9oCBS+O
保守

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 02:37:47.23 ID:Hn9oCBS+O
保守

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 02:57:33.16 ID:mFXmS6P7O


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 03:15:07.50 ID:Hn9oCBS+O
保守

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 03:36:32.33 ID:Hn9oCBS+O
保守

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 03:57:30.10 ID:Bbhi80yh0
保守

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 04:01:44.76 ID:+wnCi5FEO
>>63
乙ですよ〜

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 05:14:39.74 ID:Mff/wiTR0
保守

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 05:20:32.41 ID:Bbhi80yh0
>>71>>72の間、よく落ちなかったもんだ

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 05:33:25.90 ID:Hn9oCBS+O
保守

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 06:41:04.20 ID:zf9ZolbYO
保守

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 07:27:33.35 ID:3z8z4apPO
朝保守

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 08:29:12.54 ID:K44qGHYuO
もしも金糸雀がウルトラマンレオだったら


恐るべきサーベル暴君マグマ星人と双子怪獣によって絶体絶命のピンチに陥った
ウルトラセブン=雪華綺晶を救ったのは、新たなヒーロー、ウルトラマンレオだった。

雪華綺晶「貴女は、私を雪華綺晶と知って助けて下さったのですか?」
金糸雀「勿論かしら。ウルトラセブン、貴女が地球を守る宇宙パトロール隊
    マックの隊長であることも知っているかしら」
雪華綺晶「貴女は一体……」
金糸雀「カナは、ウルトラマンレオかしら」
雪華綺晶「……あの、ところでMACの正式名称知ってますか?」
金糸雀「え? マックって、『マクドナルド』の略かしら」
雪華綺晶「………………」
金糸雀「それにしても、地球は凄い星かしら。まさかハンバーガー屋さんが
    地球の平和を守ってるなんて……」
雪華綺晶「MACって、Monster Attacking Crew、つまり怪獣攻撃隊の略なんですが」
金糸雀「………………」
雪華綺晶「………………」
金糸雀「……そ、それはともかく……カナの故郷は、あの獅子座かしら!」
雪華綺晶「あっちは蟹座ですけど……」
金糸雀「あれ? じゃああっちかしら!」
雪華綺晶「あっちは魚座です」
金糸雀「………………」
雪華綺晶「………………」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 08:39:18.36 ID:N/HF1pq/O
ダメなウルトラマンだwww

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 09:01:16.46 ID:K44qGHYuO
雪華綺晶「ジュン様、私ペットを飼い始めましたの」
ジュン「ペット? くんくんみたいな犬とか?」
雪華綺晶「ご紹介しますわ。ベムスターのエリザベートちゃんです」
ベムスター「キューン?」
ジュン「それってさ……どこからどう見ても宇宙大怪獣なんですが」
雪華綺晶「エリザベートちゃんはウルトラマンを倒したこともあるんですよ」
ジュン「あ、そう……」
ベムスター「キュー……」
雪華綺晶「あらあらエリザベートちゃん、お腹が減ったんですの? じゃあ
     帰ってご飯にしましょうね」
ベムスター「キューン!」ピョンピョン
雪華綺晶「あらあら、そんなに嬉しかったんですの?」
ジュン(……いや、結構可愛いかも知れないな。でも宇宙大怪獣だし……)
雪華綺晶「あら? エリザベートちゃん?」
ベムスター「キューキュー」トコトコ
ジュン「な……何だよ」
ベムスター「キューン」スリスリ
雪華綺晶「エリザベートちゃんはジュン様が気に入ったみたいですわね」
ジュン「へ、へー……でもちょっと可愛いな」
雪華綺晶「さ、エリザベートちゃん。そろそろ帰りましょうね」
ベムスター「キューイ!」

パクッ

雪華綺晶「あら……ジュン様? どちらに行かれたんですの? ジュン様ー?」
ベムスター「ゲプッ」

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 09:05:59.02 ID:N/HF1pq/O
ジュンがあああああ!!?

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 09:34:30.22 ID:K44qGHYuO


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 09:48:19.77 ID:5Rv0ebXK0
食われたwwwwwwww

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 09:57:45.62 ID:3z8z4apPO
ちょwwwwジュンがwwww

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 10:15:25.17 ID:uMi3goL5O


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 10:48:34.91 ID:vuQec5a/0
保守

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 11:05:41.15 ID:zf9ZolbYO


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 11:07:06.11 ID:xu0+KGGl0


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 11:34:08.73 ID:3z8z4apPO
保守

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 11:59:25.52 ID:vuQec5a/0
ほしゅ

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 12:05:53.39 ID:K44qGHYuO
もしも薔薇乙女がウルトラ兄弟だったら

水銀燈(ゾフィー)「タロウ、貴女なかなか筋がいいわねぇ。これなら、激戦区の
    地球に行っても十分やってけるわよぉ」
雛苺(タロウ)「えへへ……ゾフィーお姉ちゃんに誉められちゃったの」
水銀燈「じゃあ、訓練の受講料はヤクルトよぉ。地球まで買いに行きなさぁい」
雛苺「えぇ〜、地球は遠いのよー!」
水銀燈「あらぁ、ウルトラ姉妹の長女に口答えする気ぃ?」

金糸雀(初代)「今日は、凶悪怪獣を怪獣墓場に護送するかしら」
雛苺「初代の方のお姉ちゃん、ヒナも行くのよ!」
金糸雀「半人前のタロウに出来るかしら〜? って逃げられちゃったかしらー!」
雛苺「………………」

翠星石(セブン)「いいですか、タロウ。地球には危険が一杯あるんですよ」
雛苺「だいじょーぶなの! セブンお姉ちゃんみたいに過労死寸前で帰って
   きたりしないから、安心してなの!」
翠星石「な……何を言いやがるんですか、このチビチビ! 従姉妹だからって
    甘やかしてれば……つけあがるんじゃねえです!」
雛苺「いたいいたいいたい! セブンお姉ちゃんごめんなさいなのー!」
翠星石「久しぶりにジープで追い回してやるから覚悟しやがれですぅ!」
雛苺「い―――や―――な―――の―――!」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 12:07:45.92 ID:K44qGHYuO
雛苺「あ、帰ってきた方のお姉ちゃんなの!」
蒼星石(新マン)「うぅ……もうみんな僕をほっといてくれよ! どうせ僕は
    ダメなウルトラ族さ! 初代の姉さんやゾフィー姉さんと見分けの
    つかない、影の薄いウルトラマンさ!」
雛苺「誰もそんなこと言ってないの、ジャックお姉ちゃん」
蒼星石「その名で呼ぶなぁぁぁぁぁぁぁ!!」

真紅(エース)「勉強してるの、タロウ? じゃあ私から問題を出してあげる」
雛苺「うゆ……どんと来いなの!」
真紅「じゃあ、問題。私が地球を去る時に地球人に向けて言った言葉は?」
雛苺「う〜んとね、『ルパンはとんでもないものを盗んでいきました。
   それはあなたの心です』なのよ! お姉ちゃんのお声とそっくりだったから
   これに違いないんだから!」
真紅「……スペース絆ビンタ!!」
雛苺「ふぇぇぇぇぇぇぇん! エースお姉ちゃんがぶったのー!」



数日後、雛苺ことウルトラマンタロウはM78星雲を家出しましたとさ。

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 12:12:36.74 ID:N/HF1pq/O
雛wwwwww

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 12:31:20.97 ID:Hn9oCBS+O
保守

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 12:54:29.27 ID:N/HF1pq/O
保守

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 13:01:46.41 ID:t7zD29Cu0
>>91
その順番だとばらしーがレオできらきーが80かwww
ローゼンはキングだったりwww

ごめんね特オタでごめんね

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 13:20:15.72 ID:Hn9oCBS+O
保守

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 13:43:38.14 ID:N/HF1pq/O


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 14:10:32.47 ID:vuQec5a/0
ほしゅ

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 14:14:30.08 ID:Rg+GLEZO0
「まねっこばらすぃとらぶらぶきらきー」


紅「あなたは誰なの?」
薔「あなたは誰なの?」
紅「答えなさい!あなたは誰?」
薔「あなたは誰?」
紅「私は馬鹿です」
薔「あなたは馬鹿です」
紅「・・・・・」
薔「・・・・・」
紅「(^ω^#)」
薔「(^ω^;)」
紅「絆ックル!!!!!」
薔「アッー!」


ジ「あ、きらきー流れ星だよ」
雪「あ、ほんとですわ。オネガイしないと・・・(ごにょごにょ)」
ジ「なにをおねがいしたんだ?」
雪「ジュン様と結婚できますように・・・と(////)」
ジ「きらきー(////)」
雪「ジュン様(////)」


薔「(^ω^;)宇宙の果てまでブーン」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 14:16:15.90 ID:nUWX3Ved0
うはwこのララはエロイwww

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 14:46:49.89 ID:vuQec5a/0
緊急保守

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:05:25.41 ID:N/HF1pq/O
保守

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:05:29.83 ID:Bbhi80yh0
地震スレが乱立してるから落ちるぞ、保守

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:07:50.65 ID:iy/hsnHZO
アイアンメイデンマダー?

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:17:38.51 ID:vuQec5a/0


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:29:20.39 ID:vuQec5a/0
保守

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:36:33.77 ID:R1iKi4hD0
名前変換ドリーム小説の奴。
http://www.geocities.jp/hyakumaru0313/futago/rose13.html
おまたせいたしあっしたー!
屋上のシンデレラその後の話 ―後その1―
【今北産業用】
屋上で蒼星石(先輩)と色々ありまして付き合い始めました
そんな貴方にライバルとして立ちはだかったのが姉の翆星石
宣戦布告と共にげんこつ食らってタンコプが出来ました。

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:51:18.62 ID:yusLHv4z0
「一つ屋根の下 第四十七話 JUMと巴」

さて、真紅姉ちゃんはダッシュで翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんのクラスに駆けて行き、僕はヒナ姉ちゃんと柏葉の
三人となった。とりあえず、適当に練り歩いている。
「あ、見て見て〜!クレープがあるの〜!買おうよ〜!」
ヒナ姉ちゃんがクレープ屋を見つける。以外に食べ物屋があるなぁ。ウチは大丈夫だろうか……
「ん?チョコバナナも売ってるんだ。じゃあ、僕はチョコバナナにしようかな。」
お祭りといえばチョコバナナだろう。クレープは普段でも売ってるけど、チョコバナナは普段はあまり見かけない。
「じゃあねぇ〜、ヒナはストロベリークレープにするの〜。」
相変わらず苺ジャンキーだ。我が家はジャンキー多いなぁ。乳酸菌信者しかり、玉子焼き信者しかり、紅茶
ジャンキーしかり……後は、食べ物全般?
「私もチョコバナナにしようかな。」
柏葉が言う。多分、ヒナ姉ちゃんと半々にでもするんだろう。この二人は本当に仲がいいからな。
「甘くて美味しいのぉ〜。」
ヒナ姉ちゃんが満足気にクレープを頬張っている。うん、僕のチョコバナナも美味いよ?たださ……黙々と
チョコバナナを咥えて食べてる柏葉が何て言うか……うん、エロスだ。
「巴とJUMの美味しい〜?」
「ん、ヒナ姉ちゃん食べる?」
僕がすっとチョコバナナの棒を持って、ヒナ姉ちゃんに向ける。ヒナ姉ちゃんはパックリとそれを咥えて美味しそうに
チョコバナナを食べる。
「甘いの〜。じゃあ、JUMにもクレープ食べさせてあげるね!あ〜んするの〜。」
ヒナ姉ちゃんが精一杯背伸びをして、僕のほうにクレープを向ける。僕も背は高くないが、ヒナ姉ちゃんは低い。
いや、低すぎる。僕は体を屈めると、それを一口頂戴した。そんな僕らを見ながら柏葉はクスクス笑っている。
「ん?何だよ。何か可笑しかったか?」
「ふふっ、仲いいなぁって思って。」
柏葉が言う。いやいや、貴方達には敵わない気がしますけど。



109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:51:51.78 ID:yusLHv4z0
>>108
「あら…雛苺、頬っぺたに苺がついてるよ。とってあげるからジッとしててね。」
「およ?分かったの〜。」
柏葉が屈んでヒナ姉ちゃんの頬に顔を近づける。そして、このお方は何を思ってるのか、ヒナ姉ちゃんの頬を
ぺロリと舐めた。
「う……トモエくすぐったいのよ〜。」
ヒナ姉ちゃんがくすぐったそうに笑う。いやさ、くすぐったいとか、そんな問題じゃないような気がしますけど?
「何時もの事だから……気にしないで桜田君。」
いや、普通は気にしますよ。でもまぁ、ツッコミ入れても仕方ないんで僕らは校内を歩く。
「お、あの金髪の小さい子と黒髪のショートの子もアリス候補だったよな。」
「ああ、違いないな。あれ?あの眼鏡。さっきは金髪ツインといなかったか?」
「そういえば……あいつは一体何者なんだ!?」
歩いてると、僕の耳にそんな声が届いてくる。何者て……弟と友人としか言えない……
「そういえばさ、よく柏葉がアリスゲームに出る気になったな。」
めぐ先輩は何気にノリのいい人だ。参加してもオカシクはない。でも、柏葉は我が家で言えば真紅姉ちゃんや
蒼姉ちゃんみたいに、こういう行事には控えめな感じだと思っていた。
「うん、雛苺が一緒に出ようってせがむからね。だからかなぁ。一応クラスの推薦もあったし……」
そういう事か。クラス推薦と言えば、うちのクラスは桑田さんだな。
「今回だけはトモエには負けないのよ〜。ヒナはアリスになってJUMを貰うのよ〜!」
ヒナ姉ちゃんが言う。そういう事を校内で言いなさんな……
「へぇ〜…アリスになったら桜田君が貰えるの?そうなんだ。ふふふっ・・・・」
あれあれ?何ですかその微妙に黒い笑いは。まぁ、見なかった事にしよう。そんな事を思ってると。ある教室
から聞き覚えのある声がした。



110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:52:39.62 ID:yusLHv4z0
>>109
「さぁさぁ、寄ってらっしゃい見てらっしゃいかしら!今からこのアリス高校の才女金糸雀が実験をお披露目して
あげるかしら〜!」
そこは、カナ姉ちゃんのクラス3−Bだった。教室には色々なカナ姉ちゃん作と思われる怪しい物体が沢山ある。
「JUM、かなりあなの〜。見て行こうよ〜。」
「うん、僕はいいけど。柏葉は?」
「いいよ。私も興味あるし。」
そんな感じで僕らは教室に入り、用意されてた椅子に座る。何だ、結構お客いるじゃん。
「いいかしら?この液体と液体を絶妙にブレンドすると……何と!媚薬が完成かしら!!」
そんなものを学校で作らないでください。しかもそれ、以前(3話)で作った奴か?あの時は大変だったなぁ。
銀姉ちゃんが間違って飲んじゃって銀姉ちゃんとカナ姉ちゃんの百合的な展開に……
「いいかしら?絶妙なブレンド加減かしら……こ〜んな感じにぃ〜……ひゃあ!!?」
二つの試験管に入った液体をビーカーに入れて混ぜていく。すると、ビーカーからボンと煙が吹いた。
「ごほっごほっ……ええっとぉ……今のは悪い見本かしらー!」
あるあるぅ!昔のCM思い出したよ。タ○リがやってた奴ね。体育の時間に先生が〜、失敗すると今のは
悪い見本!って奴。カナ姉ちゃんはそれを地でいっていた。でもまぁ、お客さんには受けてるな。元々
愛嬌があるもんなカナ姉ちゃんは。
「媚薬は危険なのでここまでかしら。次は……カナの発明品!指でつついても割れない水風船かしら!!」
ドラ○もんの道具のようにババーンと水風船を出すカナ姉ちゃん。指でつついて割れないのはいいけどさ。
それって何かメリットあるのかな……
「これがあれば、縁日とかで釣った水風船があっと言う間に破裂しないかしら?激しくヨーヨーしても
バッチこーいかしらー!」
どんだけ激しくヨーヨーすれば割れるんだ?しかもあれ。基本的には割れるんじゃなくて、水と空気が抜けて
普通の風船になるのが末路だ。ずっと膨らんだまま!とかのが凄い気もする。



111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:53:46.73 ID:yusLHv4z0
>>110
「あら?JUM達かしら。丁度良いわ。こっちに来て、カナの風船の頑丈さを試すかしら。」
カナ姉ちゃんが僕らを手招きする。う〜ん、人の前に立つのって苦手なんだが……
「ちょっと待つかしら。今水を入れるかしら〜。」
カナ姉ちゃんが風船に水を入れて、水風船にする。あっと言う間に手ごろな大きさに風船は膨れ上がった。
「さ、指でつつくかしら。全然丈夫だから全く問題なかしらー!」
う〜ん、突付いたら見事に割れて濡れるとか勘弁だよ?そう思ってると、ヒナ姉ちゃんは興味ありまくりなようで
ツンツン突付いていた。お、すげぇ。割れる気配がない。
「ふっふ〜ん、どうかしら?もっと大きくても問題ないかしら!」
カナ姉ちゃんが再び水を入れる。風船はどんどん巨大化していく。これ、割れたら僕らへの被害は甚大だ。
「さぁさぁ、どんどん突付くかしら〜!」
僕が恐る恐る突付く。ツンツン……お?何か大丈夫っぽいぞ。コレは凄い…かも。
「じゃあ、これで突っついてみるの〜!」
ヒナ姉ちゃんがどっから持ってきたのか、針を風船に当てる。
「え!?ちょっとヒナ針はダメ・・・」
「えい!!なのー!」
瞬間、巨大な水風船はパーーーーン!!!と盛大な音を立てて破裂した。中に入ってた水が、僕とヒナ
姉ちゃん、カナ姉ちゃん。さらに柏葉に思い切り降りかかった。
「きゃーかしら!!……うぅ……な、何で針で突付くかしらー!!」
「うよ……だって、指じゃ割れないから……」
「割るのが目的じゃないかしらー!!」
全く持ってその通り。だけどさ……怒鳴る前に自分の状況を見た方が……
場外からうおおおおおおお!!!と声が上がる。それもそうだろう。何せ、3人の美少女が制服を
水で濡らしてるんだから。ブラウスに水なんてお約束コンボでしかない。
「え……ったっとぉ!!た、タオルタオル!!あ、あとカーテンかしらー!ヒナ達はこっちにくるかしら!!」
ようやく気づいたカナ姉ちゃんがそそくさと僕等を引っ張って客の目の届かない裏に行く。



112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:54:18.53 ID:yusLHv4z0
>>111
「うぅ……髪がぁ……」
水を豪快に浴びたカナ姉ちゃんはいつもの巻き髪がへにゃへにゃになり、お風呂上りみたいな下ろし髪になって
いた。ちなみに、ブラウスの奥から黄色が見える。うん、どうでもいいね。
「うよ……ごめんなさいなの……」
ある意味、ナイスなヒナ姉ちゃんも髪がすっかり濡れている。ブラウスの奥からはピンク……いや、見えるもんは
仕方なくない?好きで見てるわけじゃないよ、断じて。
「ふふっ、もういいよ。ほら、雛苺も髪の毛拭いて。風邪引いちゃうよ?」
すでに髪を拭いたのかショートの黒髪がしっとりとしている柏葉。何だか、妙に色っぽい。ほほう、青か……
ってそうじゃなくて…べっとり張り付いた制服のせいで柏葉って結構自己主張が強いのが分かる。着痩せ
するタイプなのかな……いやいやいや!そうでもなくてさ!僕変態じゃん!
「と、と、ともかく三人ともタオルで拭きなよ。僕は外で待ってるからさ。」
僕はそそくさと裏から飛び出す。まぁ……とある部分に血が集まって仕方ないからなんだけどね。

「やれやれ……ごめんな、柏葉。ヒナ姉ちゃんに引っ張りまわされてさ。」
それから……僕らは時間まで校内を見て回った。濡れた制服は、宣伝がてら出し物の衣装で代用した。
「ううん、楽しかったから私は全然気にしてないよ。それにしても……たくさん遊んだからね。よっぽど疲れちゃった
んだろうね、雛苺。」
僕の背中におぶられているヒナ姉ちゃんの頬をツンツンと柏葉はつつく。そう、ヒナ姉ちゃんは相変わらずの
お子様ぶりを発揮し、すっかり帰る頃には眠ってしまったって訳だ。
「それに、まだ文化祭は二日あるしね。急がなくても、ゆっくり見て回るよ。」
「そうだな。僕も明日は店番があるけど……何なら来てくれよ。サービスするよ。」
「ふふっ……時間があればお邪魔させてもらうね、桜田君。それじゃあ、私はこっちだからここで。
雛苺によろしく言っておいてね。」
分かれ道で柏葉はそう言うと、僕らと違う道に進んでいった。僕はヒナ姉ちゃんを背負いなおすと、帰路を
歩く。そういえば……柏葉とあんなに話したの初めてかもな。口数少ない奴かと思ってたけど……
何て言うか、結構笑う奴なんだな。まぁ、こういうのも文化祭の醍醐味って奴なのかもしれない。
END


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 15:58:55.77 ID:5Rv0ebXK0
>>107
屋上のシンデレラ続きキタ────────(゚∀゚)────────!!
そんな真顔でうわあ(*´∀`)

>>112
金の実験wwwwwwwww

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 16:12:06.64 ID:N/HF1pq/O
>>107
蒼先輩可愛いなぁ…
三角関係(?)wktk

>>108
透け透けブラウス…!!!!
見たいwww

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 16:14:27.16 ID:3z8z4apPO
>>107蒼先輩かわいいよ蒼先輩。そんな真顔でうわあ。
>>112ヒナ姉ちゃんGJ!トゥモゥエは密かにエロイのがいいんです!偉い人にはそれが(ry

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 16:19:41.47 ID:PbatLxDe0
>>112
さり気なく三人の下着の色を確認するJUMがwww
次は誰と文化祭を周るのかwktkして待ってます

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 16:42:12.64 ID:4rzsCDFQO


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 16:58:00.80 ID:t7zD29Cu0
>>112
トゥモエかわいいよトゥモエ(*´∀`)

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 17:13:49.56 ID:3z8z4apPO
保守

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 17:28:09.05 ID:4rzsCDFQO


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 17:44:24.51 ID:3z8z4apPO
保守

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 17:58:31.31 ID:3z8z4apPO
守ってみせる

123 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:02:21.82 ID:Uqp8bibM0
A>僕はもう生きていくのが嫌になりました。学校に行くたび痣を付けられ
クラスの女の子からは汚いものを見るような目で見られます
毎日家でゲームやアニメの日々、僕には妹がいます
妹はスポーツ万能で成績も悪くない
親には妹と比べられるばかりの日々
妹が友達を呼ぶときは僕は家から追い出されます
僕の存在する理由がもう見つからないんです
もう、死にたいです


124 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:02:57.89 ID:Uqp8bibM0



………なるほど

カタカタカタ…



125 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:03:36.74 ID:Uqp8bibM0
<確かにあなたのお話を聞く限り今の生活はあなたにとって辛いものばかりでしょう
 けど、あなたは本当に存在するための理由を見つけられないんですか?
 答えは見つけられないんじゃなくて、あなたが見つけようとしないだけでは
ないのですか?
人間は誰でも弱さを持っています。だから自分より弱い人間を苛めたくなるのです
ここでいう弱さとは肉体的なものではありません。心の問題です
苛められることや比較されることを拒めない弱さを持っているから、この負の連鎖は
終わらないのです。たった一言“やめろ”とあなたが苛めに対して反抗できる強さを
持つことがでれば、きっと何かが変わると思います
全てはあなた自身によって変えられるという意識を持ってください>

ピッ…

これで、この子が少しでも救われると良いな…

<退出する>


126 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:04:13.99 ID:Uqp8bibM0

ピッ…

プツン…


≪  カタカタカタ…
第2話 k

カタカタ…

<第2話 カウンセラー>  ≫
                 




127 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:04:48.66 ID:Uqp8bibM0
梅「では、先日出した宿題を提出してもらう」

ざわざわざわ…

翠「し、しまったぁぁぁです…」
真「あら、あなた忘れてしまったのね。だから宿題は溜めないほうが良いと言ったのに」

梅「忘れたものは後日さらに多くプリントを渡すからなー」
笹「ホッ…やってきて良かった」
梅「笹塚―廊下に立ってろー」
笹「え…」

まったくこの分だときっとあの娘もダメね



128 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:05:23.68 ID:Uqp8bibM0
雛「にへへー翠星石ったら忘れん坊さんなのー」
翠「な、そういう雛苺はどうなんですか!?」
雛「じゃ〜ん、ほら見てなのー雛はしっかりやってきたのよー」

あら?以外ね…って

真「雛苺、それは国語の宿題よ 今は数学の時間なのだわ」
雛「ガーーン…そ、そんなーなの…」
翠「ひーひっひっひ、どうせそんなことだと思ったですよ」
雛「ひ、ひどいの〜そんな笑わないでほしいの…あぅぅぅ」
真(はぁ…どっちも子供ね)



129 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:05:58.64 ID:Uqp8bibM0

雛苺、彼女は中学2年のときにここに転入してきた友達だ
席が翠星石の隣になりすぐにこの二人は仲良くなった
そして元々翠星石と仲の良い私とも仲良くなった
純粋無垢な少女。そんな言葉が彼女には良く似合う
けど、彼女の瞳は時々何かを考えているようでとても深い
全てを見透かされそうな瞳
そんなところにも私は魅かれた
そして彼女はJUNを、
JUNの不登校の理由を知らない


130 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:06:39.43 ID:Uqp8bibM0

雛「真紅ぅ〜翠星石が苛めるの〜」
翠「違うですよーお馬鹿苺にが馬鹿だからいけないのです」

梅「ほらーそこうるさいぞ 笹塚の隣で立ってろー」
雛&翠「きゃん!!」
真(やれやれ…)

<雛苺宅>

雛「はあ、やっと家に着いたの…笹塚君は毎日あんなに沢山廊下に立てるなんて凄いの」



131 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:07:14.02 ID:Uqp8bibM0
ピッ…
ブウゥゥゥゥゥゥゥン…

<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>

手紙>助けてください 
  >彼女に振られました
  >今度の身体測定が欝です(―д―)…
  >もう生きてるのが楽しくありません
  >etcetc…

雛「うわぁ、今日もいっぱい来てるの。でも頑張らなきゃ、みんな雛を頼りにしてくれてるんだもん ここからは雛であって雛でないのよー」



132 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:07:48.80 ID:Uqp8bibM0

薔薇の楽園には【手紙】というシステムがある
特定のアバター(自分の分身であるキャラクター)のホーム(プロフィールなどを書く所)にメッセージを残す機能だ

雛苺、つまり私はここでベリーベルと名乗っている
薔薇の楽園ではその多彩な機能を利用して色々な商売(本当はやってはいけない)が行われていたりする
私が行っているのは商売ではなくサークル?というかボランティアというか…
どう呼ぶかはどうでも良いとして、内容はネットで行うカウンセラーだ
勿論、免許などは取得してないが…
つまりお悩み相談チャット、ということだ

最初は口コミで話題になり、今では薔薇の楽園でちょっとした有名人である
なんで私がこんなことを始めたかと言うと…これ以上は行数が長くなるから
もし機会があればまた今度話すことにするわ


133 :<交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】>:2006/09/09(土) 18:08:23.41 ID:Uqp8bibM0

雛「あ、以前お悩みを相談してくれたAから手紙が来てるなの」

ピッ…

置手紙>Aです、以前ベリーベルさんに言われて強くなろうと努力しました
もちろん最初は怖かったです。けど、僕が少しづつ変わることによって
周りの状況も変化してきました。
以前僕を苛めていた人たちも今では僕のことを友達だと言ってくれています。
僕も今薔薇の楽園で人の悩みを聞いてあげたりしています
僕の一言で相手が救われたりすると僕も一緒に嬉しくなります。
将来は本物のカウンセラーになろうと今勉強中です。
今は毎日が楽しくてしょうがありません。
ありがとうございました。

雛「ふふ…良かったの、雛もおんなじくらい嬉しいのよ。 さあて、今日も頑張るのー」

To be continued.


134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 18:18:07.90 ID:N/HF1pq/O
人に助言、アドバイスできる人ってすごいよね
つまり雛テライイ娘

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 18:32:57.15 ID:3z8z4apPO
ヒナ凄いなあ。テライイコ。

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 18:49:29.34 ID:t7zD29Cu0
雛……深いなあ

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 18:49:56.64 ID:N/HF1pq/O


138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:01:43.94 ID:N6aFTUtT0


139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:11:16.98 ID:t7zD29Cu0


140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:15:08.05 ID:yNCC+bgH0


141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:15:57.72 ID:qk91GG+mO


142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:19:24.96 ID:3z8z4apPO


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:20:17.56 ID:yNCC+bgH0


144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:22:02.72 ID:fAW3x6oP0


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:23:04.72 ID:Bbhi80yh0


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:37:46.32 ID:qk91GG+mO


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:41:39.84 ID:sTt6aQ/D0
いいかげんにせい。

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 19:55:20.22 ID:sTt6aQ/D0
保守

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:06:22.02 ID:3z8z4apPO
保守

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:07:53.59 ID:yNCC+bgH0


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:09:18.33 ID:yNCC+bgH0


152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:10:48.12 ID:yNCC+bgH0


153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:13:25.50 ID:yNCC+bgH0


154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:14:22.82 ID:yNCC+bgH0


155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:17:33.85 ID:yNCC+bgH0


156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:18:14.15 ID:yNCC+bgH0


157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:19:14.83 ID:yNCC+bgH0


158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:20:13.57 ID:yNCC+bgH0


159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:21:12.10 ID:yNCC+bgH0


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:22:11.53 ID:yNCC+bgH0


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:23:32.69 ID:yNCC+bgH0


162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:24:28.00 ID:yNCC+bgH0


163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:25:23.11 ID:yNCC+bgH0


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:29:48.57 ID:3z8z4apPO
伸びてるから投下かと思ったらなんじゃこりゃあ!

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:31:34.54 ID:eJYpjTZY0
おまえら何してるんだwww

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:31:53.86 ID:yNCC+bgH0
一人でやったんだぜ?

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:32:21.72 ID:eJYpjTZY0
ID見てなかったんだ。

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:32:49.02 ID:N6aFTUtT0
別にこういう繋ぎ文字はやってもいいと思うんだが
一分おきとかにやるとホントに雑談になるから
保守の間隔でやった方がいいと思う。
現に伸びすぎなのを勘違いしてる人が居るようだし
って事で以下、投下を除いて保守の間隔推奨

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:33:15.15 ID:Bbhi80yh0
なんでサル喰らわないのこいつ?間隔空けてるから?

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:44:01.19 ID:3z8z4apPO
保守

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 20:54:43.67 ID:N6aFTUtT0


172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 21:05:43.56 ID:t7zD29Cu0
さるの条件には「ある程度の文字数」も含まれてるんじゃないか?
埋めスクリプト荒らし対策昨日だそうだから

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 21:13:55.43 ID:3z8z4apPO
保守

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 21:21:29.53 ID:vuQec5a/0
ほしゅ

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 21:36:08.54 ID:sTt6aQ/D0


176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 21:48:06.07 ID:4rzsCDFQO


177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 21:56:18.59 ID:N6aFTUtT0


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:01:01.44 ID:UheAneKq0
『蒼空の涙』 長い空白を経た今でも覚えていてくれた人、心の底からありがとうです。
というわけで今から投下したいと思いますので、NGワード:arasoiでよろしくお願いします。



前回のあらすじ

ある日、『nのフィールド』で日課を消化していた蒼星石は、
真紅から『主従の契り』に挑戦して欲しいと持ち掛けられる。
ジュンを相手にしたそれは、しかし蒼星石の希望に反して失敗し、
その原因も『イデアの影』が重ならないという、解決の図れないものであるという。
この結果に不思議がる真紅、意気消沈する蒼星石、気にさせないよう努めるジュン……
三者三様の彼らに向けて、何処からか招かれざる声が届けられた――――

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:02:57.71 ID:UheAneKq0
―――― 僕の見たままが全てなら、最初に動いたのは真紅に思えた。

「『ホーリエ』広域展開……! ―― 我が眼前に咲き誇れ、薔薇の花壇<ローズベッド>!」

大地を跳ね、掲げられた右腕から噴出した薔薇の花弁が、瞬く間にドーム状に広がる。
そこに絶妙なタイミングで、膨大な数の何かが、遥か上空から襲い掛かった。
一気に空を染め上げたのは、黒い雨―――― 違う、羽だ。
根元を鋭い穂先のようにこちらへ向けて、主軸を介して繋がった両側の羽を刃のように構えて、
立ち塞がる薔薇の花弁と、引き裂き、弾かれ、突き刺し、止める、一進一退の攻防を繰り広げる。

「―― 蒼星石! 何を呆けているのッ!?」

真紅の怒号とも悲鳴とも区別のつかない叫びを聞いて、僕はようやくその光景から心を取り戻した。
だ、だけどこれからどうすれば――――
自分の採るべき次の行動を見つけられずにいると、突然足を払われて、そのまま誰かに抱えられる。

「じゅ、ジュン君!?」
「逃げるぞ、舌噛むなよ!」

彼は左腕で上半身を、右足の太ももで僕の身体を挟むと、
片足立ちでどうやったのか、その場からもの凄いスピードで移動した。
それを見届けた真紅は、
薔薇の花弁を自分を覆うだけに収束させると、黒い羽の降り注ぐ一帯からすぐさま離脱する。

「ジュン君、この羽は……!」
「顎閉じろ、停まる―― がっ!」

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:04:29.12 ID:UheAneKq0
>>179

ぎゅるん。そんな何かが巻き上がった音と共に、僕達は校庭の一本の木に叩きつけられた。
ここでもやはり、ジュン君が僕を庇って盾となり―― 小さく呻いた彼は、僕の身体を離してしまう。
その後は重力に従い地面に落下するだけだったが、
薔薇乙女であるのに加えて、それほどの高さもなかったので、怪我をするまでには至らない。
……未だ木に吊り下がったジュン君の指輪からは、光の糸が太い幹に幾重にも巻き付けれている。
先にあれを仕掛けておいて、僕を捕まえてから糸を縮ませたのが、この高速移動の正体か。
役割を終えた糸が消えると、当たり前だがジュン君も地面に落ちる。
僕とは違い危なげ無く着地して―――― 膝を着いた。荒れる息を無理矢理押さえ込むと、彼は言う。

「……悪い、取りこぼした。怪我は……?」
「ぼ、僕よりも君の方こそ……!」
「ああ、見た感じよりも、大丈夫……胸を打たれて、少し息がきつくなっただけだし……」
「あらぁ、ただの挨拶のつもりだったのに、これ位で絶体絶命になるなんて……」

あの黒い羽の射手、僕達を襲った張本人であろう筈の声に、
ジュン君は一歩前に進むと、僕を背中で覆い隠すようにして、一見何も無い空の一点を仰視する。

「……出て来いよ。どうやって隠れているのかは知らないけど、其処にいるんだろう?」
「ふぅん、気配察知……というよりも、薔薇乙女という存在への知覚能力なのかしら。
 私の見た限り、一番反応が早かったのも貴方だったし、従者には哨戒兵としての役割もあるのねぇ」
「嫌味かよ、使えない従者で悪かったな」
「まさかぁ。貴方が役立たずだった理由の大半は、相手がこの私だからよぉ」

ばさり。ジュン君の瞳の焦点から浮かび上がる黒の卵―――― 折り畳まれた漆黒の翼。
ばさり、ばさり。静かに広がるそれは、まるで光の差さない闇夜に誘う、招きの手の平と見紛う動き。
なら、その中心に居るのは誘惑する者本人か。冷たい世界に攫おうとする、先導の使者そのものか。

「私の名は、薔薇乙女第一番、水銀燈…………此度の突然の訪問、どうかお許し下さいませ」

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:05:31.84 ID:UheAneKq0
>>180

恭しく一礼をすると、水銀燈は微笑んだ。

「出来損ないの第五番とその従者、そして不完全な第四番の皆様方」
「それは随分な御挨拶ね、水銀燈」

その彼女の後方、丁度僕達との間に水銀燈を挟む位置で、紅の少女、真紅が大地に立つ。

「この時間帯に来るのは、些かマナーに反しているのではないのかしら?」
「うふふふふ、まさか立ち居振る舞いを説くつもり? 裏切り者の第五番」
「そうよ、正統を気取る第一番。自分の役割を越えた行いをして、矛盾しているのが分からないの?」
「薔薇乙女としての誇りを捨てて、自分の欲望にかまける貴女に言われても、説得力が無いわねぇ」
「お生憎様、私の誇りは私が決める。借り物の誇りで輝いても、それは自身の無価値を晒すだけよ」
「その尊さが分からない貴女は、最初から『アリスゲーム』には相応しくなかったって事じゃなぁい?」

くすくすと笑う水銀燈に、真紅の顔が気色ばむ。
それもそうだろう、水銀燈は、未だに僕達の方を向いたまま、背中の真紅を見ようともしない。
僕でも分かる、これは挑発だ。全く気にしていない風を装って、彼女は最も真紅を意識している。
僕もジュン君も利用して、真紅で遊んでいる……
視界に居ないのは真紅でも、眼中に無いのは僕達の方……水銀燈の態度からはそんな印象を受けた。

「……どうして今は『世界樹』の守り手として起動している筈の薔薇乙女が、
 迎撃から一転して攻勢に出たんだ、知らない間に方針でも変わったのか?」

真紅の熱を冷まさせる為なのだろう、
ジュン君の横槍に対して、しかし水銀燈は歓迎するかのように、にこやかに答えた。

「いつまで経っても『夜明け』を攻めて来ないから、こちらから出向くしかなかったのよぉ。
 貴方達を待って独り過ごす夜はつまらなかったわぁ、そこの新入りさんの為だとは分かっていてもね」

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:06:49.16 ID:UheAneKq0
>>181

危険分子の排除は、薔薇乙女の宿命を守る自衛の一環としてなら、そう外れてはいないと思うけどぉ?
最後の言葉は、やはり背後の真紅に向けて。しかし彼女も負けじと、そんな水銀燈をせせら笑う。

「口の減らない子ね、よく言えるものだわ。私が薔薇乙女の存在意義に反しているのなら、
 差し詰め貴女は『アリスゲーム』の為と嘯いて、薔薇乙女の宿命を蔑ろにする勝手な子よ」

その見覚えのある罵り合いは―――― まるで学校生活の延長線、そのものだった。
真紅も、水銀燈も、話の中身こそ冗談では済まない内容であるものの、
言いたい事を言い合う二人は、体面を捨て置いて自分を曝け出す二人の姿には、よく覚えがある。
しかし、『夜明け』とは何の事だろう……
横目でジュン君を見遣ると、彼は水銀燈を見据えたまま、口を開いた。

「本当なら他の薔薇乙女は夜明け……この場合は『nのフィールド』のなんだけど、
 夜が明けて朝に変わるその間、この『nのフィールド』から僕達を排除しようとする筈なんだ」
「そう言われれば、次に戦うのは何時なんだろうとは思っていたけど……どうしてそれが夜明けなの?」
「夜明けの光、ただそれだけが、世界樹に生る二つの実を、映し出す事が出来るんだとさ。
 もっとも僕達は、世界樹さえまだ見付け出してはいないけれど――――
 『nのフィールド』で夜明けを過ごす事を、僕達はこれまでずっと阻まれ続けてきている」
「でも前に、僕と薔薇水晶が戦えなくなった時は? あの後なら夜明けを見れたんじゃ……」
「―――― 貴女に突然裏切られて、薔薇水晶は可哀相だったわねぇ。
 あのまま大人しく引き下がらなかったら、私と連戦になっていたわよぉ」

あの場所に居たというのか……いや、それならそれで、納得のいかない点がある。

「……まさか、高みの見物でもしていたというのかい?
 僕達と一緒に迎え撃てば、さっきの君の攻撃を考慮しても、十分打倒できた戦力になったじゃないか」

自分自身もっともだと思う疑問をぶつけると、水銀燈は一頻り高笑いした。

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:07:40.55 ID:UheAneKq0
>>182

「やぁよ。数に物を言わせる戦法なんて、
 それを構成する個人が、相手よりも劣っていますって宣言しているようなものじゃなぁい。
 私達は薔薇乙女なのよぉ? 『アリスゲーム』の意味を知っているのなら、
 そんな恥知らずな真似、とても許せるものじゃないわぁ」

……分からない。彼女の言葉は、一つ一つ捉えれば、理解出来なくはないものだ。
だけど全体として見れば、なるほど真紅の言う通り、矛盾している、破綻、している。

「だけどその結果、裏切り者は三人に増えたんだよ?
 水銀燈、君が前の戦いの直後、手負いの僕達をまとめて倒しておけば、それで全部片付いたのにだ。
 僕の言葉はおかしいかな? こうして相対する前に何らかの手を講じておくのが、
 本来の薔薇乙女としては正しい姿だったんじゃないのかい?」

誇りを守った。そう言われれば聞こえは良いが、
それにより薔薇乙女の宿命が汚されるのなら本末転倒だ。
薔薇乙女の在り方を正し、真実の『アリスゲーム』を為すのなら、
彼女は手段を選ぶべきではなかったと思う。僕のように、薔薇水晶のように、心の内より囁く声に従って。

「僕には分からないな。君が薔薇乙女の宿命を重んじているのか、軽んじているのか」
「なんとでも言いなさぁい。他人に理解して貰いたいだなんて思ってないわ。
 だけど、『アリスゲーム』を壊される訳にはいかないの。
 その為に、貴女達の希望をここで絶つわ。私自身が誇れる、本物の天使になる為にねぇ」
「本物の天使になって、柿崎めぐの理想を叶える為に、でしょう?」

真紅の言葉に、ずっと続いていた水銀燈の笑みが途絶えた。同時に、言葉遣いも変わった。

「……貴女のそういう所が嫌いよ、真紅。
 正しさを振り翳しては周りを傷つけて、正しさを盾に自分は傷つかない、偽善の塊みたいな性格が」

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:08:31.97 ID:UheAneKq0
>>183
そして、もう一度笑う。無理して笑っている、そう取れなくもない笑顔をこちらに、ジュン君に向ける。

「ジュン、貴方もいい加減に辟易しているんじゃないのぉ?
 真紅の正論は痛いでしょう。何時だって自分の価値観で全てを決めたがる、頭の固さが滲み出ていて」
「自分の判断が全てなのは、僕達だって同じだろう? お互い様だよ、水銀燈」
「違うわぁ、違い過ぎるわよぉ、ジュン……。
 私達の目指す所に、私達の選んだ道に、奇麗事を並べただけの一般論なんて引用されてる?
 そんな分かり易いものが欠片でもあったなら、私も貴方も、こんな所には居ないでしょう?」

そう言ってジュン君を見つめる水銀燈は、まるで敵を見る目をしていない。
むしろ同志の賛同を、今か今かと待ち続けている期待さえ込めている。
ジュン君の狂気を、彼女は見抜いているのか、同調していると、理解していると、そういうのか……?

「―――― お気遣いありがとう、だけどさ、僕は違うよ……とっくに壊れているからな」
「……それは、私も壊れているって言いたい訳……?」
「お前は壊れていないよ、ただ、優しいだけだ。とても真似なんて、できやしない」

ジュン君はそれを否定する。彼女の差し伸べる手を振り払って。
自らを嘲り、罵倒するかのように、残った左腕を大仰に広げて、道化の前座を模倣する。

「見えない所で誰かが笑い、見える所で誰かが怒り、周囲は僕らを蔑み哂い、正義に則り弾劾する。
 それがどうした、どうしたと言うんだ。水銀燈、お前はそれを無価値と呼んだ。それには僕も同意する。
 しかし、嫌いはしない。何故か分かるか? それは無価値だからだ。お前の言う通り、無価値だからさ。
 だからこそ分からない。ちっとも分からないよ、可愛い可愛い水銀燈――――
 価値の無い正論を、価値の分からない僕達が、どうして気にする必要がある? わざわざ嫌う必要がある?
 そんなものを意識するのは、まだ壊れていないからだ、縋っているからだろう?
 真紅のように、蒼星石のように、お前の中ではまだ、奇麗事と罵る一般論にも価値があるのさ。
 僕をお前と一緒にするな。本当は寂しいだけの女の子が、本物のジャンクを哀れむな。
 お前は優しいから、さっさと先にはっきり言うよ―――― 僕の馬鹿さ加減を語るには、二年遅い」

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:09:33.29 ID:UheAneKq0
>>184

―――― 一秒の、百分の一も無かったように思う。
完全に立ち停まっていた真紅が、空の水銀燈に一撃を見舞うまで。

「―――― うふふ、うふふふふ……!
 ジュゥゥゥン……ッ! 貴方凄ぉい、とっても凄ぉい……まさかこんな真紅を、
 卑怯にも不意討ちなんてする真紅を見れるだなんて、流石に思ってもみなかったわ!」

彼女は、それを受けた彼女は、しかしとても嬉しそうに、そのまま真紅と空中戦にもつれ込む。
ごっ、ごっ、ごっ、恐らく文字通り岩を砕き大地を割るだろう真紅渾身の正拳突、
その乱打を、水銀燈は流麗に受け流し、大気を叩かせて力の無い音を響かせる。
驚くべきは、空を切るだけにも関わらず、遠くに落ちた雷鳴を思わせる真紅の一撃一撃か、
それともその全てを紙一重で見切り、赤子の手を捻るかの余裕の所作で翻弄する水銀燈か。
そう、余裕、水銀燈は真紅の相手をしつつも、口を閉じず、淀みなく言葉を綴り続けていた。

「真紅ぅ、怒る事は無いわぁ、今回は私も保証する、貴女の選択は正しいわよぉ。
 真正面からでは、どうやったって私には敵わない―――― これは絶対、どうやったって覆らない。
 どうせジュンの入れ知恵でしょうけどね。それでも今だけは貴女を賞賛するわぁ―― 惨めね、第五番!」
「す―― 水、銀、燈ぉ……ッ!」
「安心しなさぁい。元々数をなして群れる貴女達が、私より強いだなんて思っていなかったから。
 人が群れたがるのは、自分の弱さを補う為、それは即ち自らの弱さを認める事よ……!
 貴女達の期待に副えるものを見せてあげるわぁ、これが最強の薔薇乙女、第一番が水銀燈!」

躍動した漆黒の翼が、真紅の足場になっていた薔薇の花弁を舞い散らした。
水銀燈のように浮遊する術を持たず、体勢を崩した真紅に、彼女は当然の如く追撃を加える。

「さぁ、力の差を噛み締めなさい―――― 逆十字典<アンチクロスロウ>!」

水銀燈の羽が集結し、十字の鳥を模ると―――― 業火の如き勢いで、真紅の身体を呑み込んだ。

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:12:36.82 ID:UheAneKq0
……といった所で今回の投下は終了です。お付き合い下さりありがとうございました。
期せずしてスレタイと被ってますが真実偶然ですよ?
タイトル見た時は、絶対今回のスレでここまで投下せねばと思いましたがw

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:20:31.79 ID:sTt6aQ/D0
>>186
なんだろう…みんな何か少しずつ壊れてる気がする。
それが自らの意思であるのか、そうでないのかそれさえわからない。

真紅は!?続き待ってます。

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:32:06.29 ID:3z8z4apPO
緊急保守

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:38:21.55 ID:N6aFTUtT0
>>186忘れてなんかないよー。
スレタイ被りとはwwwwwwww
偶然でもスゴスwwwww

白兎とタイムマシンと大切な人と
第二話投下します。
前スレ>>324の続きです。
サル防止に途中10分ほど休憩はいります。
それではどうぞ。

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:39:14.26 ID:N6aFTUtT0
第二話 「早き再会」


待ちに待ったなんて気持ちは無く
面倒くさい事に今日は卒業式だ。
面倒くさいというのは何もかもだが。
卒業式の時に来て行ったのと同じ堅苦しい服を着る。
着たくは無いがしょうがないだろう。
それにしても体がだるい。
此処の所毎日寝る以外の生活をしてなく
植物人間にも等しい状態だったので朝起きるのが
いつもの数倍のダルさに感じられる。
ずっと寝れたらいいのにな。
そんな廃人まがいの事を考えながら靴を履く。
少々きつい、買いに行かないといけないな……。
紐を結び終えると立ち上がりドアを開ける。
うおっまぶし。
日の光を久しぶりに浴びたせいで思わずひるんでしまう。
相当眩しいな……。
かと言ってサングラスは柄が悪そうに見えるから
かけるのはあまり好きではない。
我慢するしか無いな。
諦めがつくとドアを閉めて鍵を閉める。
春なのにやけに暑いんじゃないかなどと
色んな事が思い浮かんだが考えるのをやめた。

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:41:01.89 ID:N6aFTUtT0
>>190

大学まではバスに乗って10分ほどで着く。
何かに乗るというのが高校の時と違う所だな。
10分ほど待ってようやくバスが来て人が中に流れこむ。
列の最初の方に並んでいたのでどうにか座る事が出来た。
幸運だったな。
やがて少しするとバスが動き出す。
早いと言えるスピードじゃないがバスは大学の方へと向かっていった。
暇なのでバスの外の景色を見る。
特に見て何か思う訳じゃないのだが何もしないよりはマシだ。
ただずーっと眺めている。
信号なのかバスが商店街の近くの所で止まる。
朝から活気がある商店街の方を見ると何か風船を配ってる人が居る。
バイトなのだろう、こんな暑い中よく頑張る。
そんな事を思ってたら配ってる人の顔が見える。
!!!
こういうバイトじゃ大体気ぐるみなど着ている場合が多いだろう。
この風船配りも例外では無く気ぐるみを被っていた。
それは見覚えのある兎の気ぐるみ。
卒業式の日に会ったあの兎だった。
驚いて窓を開けようとしたがこのバスの窓はどうやら
開かないようになっているようだ。
全く開かないようにしてメリットがこれといってある訳でないのに。
そんな事を考えて苛立ってると兎がこっちを向く。
少しして僕がいるのに気付いたのか手を振ってきた。
一体何なんだあいつは?
そんな事を考える僕をよそにバスは走り出す。

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:42:02.46 ID:N6aFTUtT0
>>191

後ろで同じ大学に行くだろうと考えられる女二人が兎に手を振っていた。
兎が見えなくなったせいなのか手を振るのをやめたようだ。
無邪気な奴だな、そう思って顔を見る。
一人は金髪でロールがかかっていて
目の色も何か違う。外国人なのだろうか?
幼さがかかった顔で綺麗より可愛いと言える。
もう一方は髪に花の飾りをつけて
こちらも何処か幼さがかかっていて可愛く思える。
ちなみに可愛いと言ってるがロリコンって訳ではない。
女には特に興味は無い。
僕が彼女らを見てると気付いたのか声をかけられる。

「ジュンかしらー!」

普段誰とも口を聞かない僕に女に喋りかけられる覚えなど無い。
と思ったがこの声に何か覚えがあったので記憶を探る。
ここ最近は誰とも喋ったりなんかしてないと思ったけど・・・。
そういや最近電話したな。あ……。

「……金糸雀?」

顔は自分の知っている頃の顔とかけ離れてるが
声は間違いなく電話で聞いた金糸雀だ。
もしかして同じ大学なのか……?

193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:42:59.62 ID:N6aFTUtT0
>>192


「偶然かしらー!」
「確かにな、何処に行くんだ?」
「此処から5分ほどした所の大学かしらー!」

此処から5分ほどした所の大学なんて一つしかない。

「ジュンももしかして同じ大学かしら?」
「……どうやらそのようだ、こんな偶然があり得るものなのかな?」
「“運命の必然”かしらー!」
「必然と言うより運命の悪戯だな……」

どうやら居るかどうかもわからない神様は
人が困惑するのを見るのがお好きなようだ。
まぁ……特に再会したからといって
損するわけじゃない、むしろ昔の友達だったこいつと一緒に居れば
昔の僕に戻れるかもしれないからな……。

「そういえばそっちは誰なんだ?」
「高校の時の友達で雛苺って言うかしらー!」
「うゆ、雛苺なの、よろしくなのー!」

金糸雀と同じで元気そうな女だ。
しかし日本語を喋れるって事は……。

「日本人なのか?日本語を喋っているが」
「うゆー、雛はハーフなのー」
「そうなのかしらー」

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:44:03.43 ID:N6aFTUtT0
>>193

成る程、ハーフな訳か。
ハーフというのは初めて見るが
ここまで外国人っぽいハーフというのも珍しいものだろう。
そんな風に喋りあってるとバスが止まる。
窓を見てみると大学が見えるので
降りなければと思い席を立つ。
金糸雀達は元々席の前で立っていたが僕の事を
待ってるのか降りようとはしなかった。

「待ってくれたのか?」
「そうかしらー。」
「……ありがとう。」

僕の事を待ってくれてるとは。
相変わらず優しい奴だな。
そんな事を思いつつバスを降りる。
使い慣れない定期を使い段差を下る。
後から二人もついてくる。
大学を見回してみる。
桜の木が所々少し生えていている。
それは綺麗だと思うのだが生憎キャンパスが少しボロ目だ。
僕達はそんなボロ目のキャンパスへと向かっていった。

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:46:31.95 ID:N6aFTUtT0
>>194

入学の挨拶は学校長の梅岡という奴が

「学校生活ってのに友情というのは大切だと思うんだ。
 だから皆友達を一杯作るようにねっ!
 以上学校長の梅岡だよっ!」

寒気がするような挨拶をしたのだが
長い挨拶は頭に入らんという事もわかってか
短く尚且つあんたは何歳だとも言える事を言っていた。
話を短くまとめるのは良いが言ってることが幼稚園の先生レベルぐらいだ。
まぁそんな事はどうでもいい。
この日は結局講義が無くそのまま家へと帰る事になった。
さて、帰ってどうするか。

「ジュンー!一緒に遊びに行くかしらー!」

などと思ってたら後ろから声がかけられた。
金糸雀だろうな、しかし何処に遊びに行く気だろう。

「何処に行くんd・・。」

言おうと思い振り返ると金糸雀の頭突きが見事僕にクリーンヒットする。
正直かなり痛い。
威力については称賛するが顔を近付け過ぎないでくれ、危ない。
立ち上がり金糸雀の方を向いてみると
どうやら金糸雀も同じだけのダメージを負っているようだ。
何をしているやら。


196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:47:15.20 ID:N6aFTUtT0
(´・ω・`) ちょっと休憩

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:53:02.40 ID:3z8z4apPO
wktk支援

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:56:15.79 ID:N6aFTUtT0
>>195

「痛いかしら・・・。」

おでこを押さえて涙を目に浮かべてる。
僕も泣きそうだ。
が、それは言わない。

「大丈夫か?」
「じゃないかしら・・・。おぶって欲しいかしら・・・」
「そんな事が言えるようなら無事だろな」

そう言いながら手を差し出すと
金糸雀は手をとって立ち上がる。
そして僕が歩き始めるとおでこを押さえながら歩き出した。
ホント相変わらずだな。
こういうドジっぷりは。
昔からよくカラスに餌をあげるとか言われて
自分が食べられそうになったりと色々ドジな所がある。
だけど憎めないのが金糸雀だ。

「そういえば何処に行くんだ?」
「何処でも良いかしらー、喫茶店でも行くかしらー。」
「そうしようか、……じゃあ商店街の方まで歩いていくか。」
「そうするかしらー。」

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 22:57:33.63 ID:N6aFTUtT0
>>198

商店街の方にはさっきの兎がいた筈。
もしかしたらまた会えるかもしれないし
行ってみようと思った。
それにしてもこんなに退屈しないのは久しぶりだな……。
金糸雀に感謝しよう。

「そういえば雛苺は?」
「あの子の友達とキャンパスを見回ってるかしらー。
 それにサークルを探しているかしらー」

成る程、サーークルか。
大学じゃ普通は入るのだろうけど
入るなんて考えた事も無かった。
金糸雀も何か入るのだろうか?

「何処か金糸雀も入るのか?」
「考えてないかしらー、何か良いのがあればジュンも一緒に入るかしらー。」
「まぁいいのがあればな」

まぁそんなに興味沸くのなんて早々無い。
入る事も無かろう。
そんな事を考えてると商店街に着く。
見てみるとまだ兎が風船を配っていた。
頑張る人だな。

「……あなたは何してるんです?」
「見て分かるでしょう?生きる為に働いてるのですよ。
 賃が無ければこの世は生きれませんからね」

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:00:31.93 ID:N6aFTUtT0
>>199

うん、間違いない。
間違いなく卒業式の時にあった兎だ。
ほんと何考えてるかわからないな。

「あなた達こそ恋人同士で何してるのです?」
「こ、恋人じゃないですが……な、金糸雀?」

いや何で笑ってる?

「何者なんだ……?あんたは。」
「はてはて愚問ですな、強いていうなら道化に近付いた人の子でしょうか?
 私はあなた達、あなた達は私、つまりそう言う事ですよ。」
「全く分からん。」
「でしょうね、今のあなたでは真理に辿り着けない。
 成長しなさい、いずれ分かるでしょう・・・。
 まぁ道化はお邪魔でしょう。
 私は別の所にでも行きましょう。
 お二人さん御機嫌よう」

そう言うと兎は去っていった。
ホントに何て奴だ。

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:03:16.50 ID:N6aFTUtT0
>>200

「ホント変な奴だな……」
「けど悪い人には見えないかしらー。」
「まぁそれもそうだな、変人だが変態では無さそうだ。」
「ふふ、そうかしらー」

そうやって金糸雀は笑いながら喋りかけてる。
楽しいのだろうか。
そう言えば自分は笑っているのだろうか?
楽しいのだろうか?

「何考えてるかしらー?」
「いや、何でもない。早くどっかに行こうか。」

そう言うと僕は喫茶店の方にと向かっていった。
僕は、一体どうなんだろう?
楽しいのだろうか?
あの兎の中が読めないと思ったが自分の中が一番わからない。
……まぁゆっくり考えよう。
今日はひとまず金糸雀と一緒に適当に色々行こう。
楽しむとか何も考えずに暇を潰そう。
出来るなら金糸雀を楽しませて。
僕は喫茶店のドアを開けながらそう思った。

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:04:27.32 ID:N6aFTUtT0
第二話は此処までです。。。
読んでくださった方々、wktkして下さった方々、感想を下さった方々に感謝
次回はまたいつか。。

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:06:33.37 ID:sTt6aQ/D0
>>202
兔の真意はなんだろう?そしてJUMの思いは?
カナカワイイヨカナー

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:10:00.92 ID:3z8z4apPO
カナかわいいよカナ。続きwktkしてます。

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:18:04.78 ID:Lg16QMV+0
HO

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:26:59.53 ID:3z8z4apPO
保守

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:36:51.09 ID:3z8z4apPO
保守

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:44:16.61 ID:3z8z4apPO
保守

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:52:18.40 ID:3z8z4apPO
保守

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/09(土) 23:57:51.70 ID:4rzsCDFQO


211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:03:32.74 ID:OESh4NUp0
『めぐぎんの夢の話』もしもシリーズ
もしもめぐがツンデレだったら

 銀「ねぇ、めぐ歌ってみてよぉ。」
 めぐ「な、何で私が…水銀燈が其処までいいって言うんだったら歌ってあげてもいいけど
    べ、別に貴女のために歌うんじゃないのよ!?私は歌手になりたいから練習するだけであって貴女を喜ばせようとか…」
 銀「分かってるからぁ。はやく歌ってよぉ。」
 めぐ「じゃあ、歌うわよ………大嫌い、大嫌い、大嫌い、大好き♪
    い、今のはアンタに言ったんじゃないんだからね!ただの歌よ、歌!」
 銀(ああ、何か知らないけど可愛いわぁ…このままでいてもいいのに)
 めぐ「ちょっと!聞いてるの!?」
 銀「聞いてるわよぉ。ようは私が大好きってことなんでしょお?」
 めぐ「な、何言ってるのよ!誰もそんなことなんて言って………ゲボァ!!」
 銀「ちょ、めぐ!?行き成り吐血してぐったりしないでぇ?!」

説明しよう。ツンデレめぐは確信を突かれて恥ずかしさを感じると顔が赤くなり病弱なめぐは吐血してしまうのだ。

 銀「う、嘘ぉ!?や、やっぱり今のなし!普段どおりがいいわぁ!!」

                    オチ?そんなもんありません。だって保守だもん

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:03:34.73 ID:CUFKk7tRO

流れ早いので注意
ゴキブリオフのせいかな…?


213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:06:44.30 ID:Q48dx4+A0
ageておこう

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:09:18.15 ID:KDPFH5tFO
警戒保守

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:13:27.85 ID:MAuUgabd0
蒼「ねぇJUM君、暇だししりとりでもやらないかい?」
J「俺は今忙しい」
蒼「え?だってどう見ても暇そうだよ?」
J「お前のハミパンを見るのに忙しい」
蒼「ちょっと何見てるのさぁ!」
J「パンツだが」
蒼「もうそれはいいよ!」
J「2人じゃエンドレスに続いてしまうからルールを決めるか」
蒼「わかったよ、じゃあ3文字限定、制限時間は5秒他のルールは普通のと同じで」
J「了承した」
蒼「じゃあ僕からいくよ・・・リンゴ!」
J「ゴリラ」
蒼「・・・ラッパ・・・・フフフ・・・」
J「・・・・・・・・・パン粉」


蒼「・・・・・・・・・・あれ?」

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:21:54.86 ID:74O6TnZxO
予想に反してwwwwww

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:22:00.37 ID:1Jd0wx7N0
危ない保守

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:27:49.46 ID:Q48dx4+A0
age保守

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:30:21.80 ID:+FRU3mukO
警戒しとこうか

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:41:18.45 ID:+FRU3mukO
保守

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:44:22.15 ID:74O6TnZxO
落ちるの早いな保守

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 00:55:41.12 ID:1Jd0wx7N0


223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 01:04:27.66 ID:ozy9BcKe0


224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 01:14:49.15 ID:Q48dx4+A0
保守

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 01:29:14.98 ID:Q48dx4+A0
保守

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 01:43:34.98 ID:74O6TnZxO
保守

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 01:52:25.17 ID:N7WsknLF0
保守

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 02:02:03.84 ID:1Jd0wx7N0
保守

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 02:19:43.38 ID:mcQPqG/8O


230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 02:31:01.59 ID:Q48dx4+A0
保守

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 02:44:05.90 ID:CUFKk7tRO


232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 03:04:45.22 ID:tpKs4gl50
保守

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 03:07:35.81 ID:tpKs4gl50
sage保守とかOTL

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 03:25:03.15 ID:1Jd0wx7N0
保守を絶やさない!

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 03:35:40.29 ID:Hmt1FhNLO
>>186
うぉぉ…なんだから銀様もジュンも怖いぜ(;゚Д゚)
やっぱ銀様強いなー…続きwktk

>>202
カナのドジっこぶりが(*´ω`)




梅岡うぜ(ry

>>211
デレるたびに吐血wwwwww

>>215
あれwww

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 04:00:26.24 ID:1Jd0wx7N0


237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 04:12:13.94 ID:kSTbYDoz0
【糞コテ撲滅キャンペーン!!】

2ch卒業宣言したのに 馴れ合いにしがみついてる 糞コテ (狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg を
今度こそ卒業させてやろうぜ!

合言葉は「次スレ立てんなカス ( ^ω^ )」だ!


【誕生日】魔女っ子◆WITCHrSDqQ【8月14日】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1155542654/

238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 05:00:47.35 ID:CUFKk7tRO


239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 05:45:31.14 ID:wejmOlYSO


240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 05:45:52.01 ID:stvIgaE/O
保守

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 06:36:52.34 ID:+FRU3mukO
おはよー保守

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 07:31:14.09 ID:stvIgaE/O
保守

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 07:46:57.49 ID:kSTbYDoz0
【糞コテ撲滅キャンペーン!!】

2ch卒業宣言したのに 馴れ合いにしがみついてる 糞コテ (狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg を
今度こそ卒業させてやろうぜ!

合言葉は「次スレ立てんなカス ( ^ω^ )」だ!


【誕生日】魔女っ子◆WITCHrSDqQ【8月14日】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1155542654/

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 07:56:02.51 ID:stvIgaE/O
保守

245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 08:08:11.21 ID:FMKNeQemO
保守

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 08:34:00.82 ID:Q48dx4+A0
ほしゅ

247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 08:45:04.84 ID:stvIgaE/O
保守

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 09:18:26.26 ID:Q48dx4+A0
保守

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 09:36:41.75 ID:pCK02Li30
ほし

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 09:51:19.79 ID:stvIgaE/O
保守

251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 10:26:29.67 ID:Ot8/jxbx0


252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 10:46:19.88 ID:Q48dx4+A0
保守の王子様  著:サン・テジャクザケ

253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 11:10:31.78 ID:+FRU3mukO
保守

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 11:11:14.50 ID:5d+VHgCm0
アメリカ保守革命

255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 11:12:40.39 ID:7NVD6LgsO
今日で夏もオシマイらしいので……

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 11:35:30.54 ID:stvIgaE/O
保守

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 11:49:49.36 ID:+FRU3mukO
秋の始まり保守

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 11:58:47.19 ID:qOVD/k6uO
なんか肌寒い保守

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 12:11:10.70 ID:stvIgaE/O
保守

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 12:28:06.45 ID:stvIgaE/O
保守

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 12:44:38.04 ID:qOVD/k6uO
堕天の

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:07:44.12 ID:+FRU3mukO
保守

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:26:51.27 ID:kPzanktN0
JUM×蒼vs蒼JUM。性別反転ネタありなのでご注意。
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww18572.png

と言う事で久しぶりにJUM×蒼(蒼×JUM)祭りでもやりたいと思います。
祭りといっても自分がレスが15分位止まったら保守代わりに短編落とすだけなので、
投下したい人は気にせずに投下してください。

あと、初めに性別反転ネタが続くので嫌いな人は『TS』をNGにしておいて下さい。
では

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:41:31.12 ID:kPzanktN0
性別反転ネタです。↓は参考資料。

http://rozeen.rdy.jp/up/vipww18573.png
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww18574.png


JUMの部屋。

蒼星石は片手うちわをしながらJUMに話しかけた。
蒼「暑いね」
J「夏だからな」
本を読みながらさらりと答えるJUM。
蒼「でも、ジュン君はあまり暑そうじゃないね。汗もかいてないし」
J「ん…、僕はあまり体温高くないからな、その所為じゃないか」
蒼「ふ〜ん、どれどれ」
J「ひゃっ」
蒼星石はJUMを後ろから抱きしめた。
J「ちょっ、何して!」
蒼「本当だ、ジュン君の身体ひんやりしてて気持ちいいね」
J「ば、ばか、離せ! 暑いだろ!」
じたばたもがくJUM。
蒼「まぁまぁ、落ち着いて」
蒼星石はJUMの耳に軽く息を吹きかける。
J「ひゃんっ!」
JUMは声を上げて激しく反応した。
蒼「ふふっ、耳、弱いんだね」
J「や、やめて…、耳のそばでしゃべらないで…」
JUMの普段とは違う弱々しい様子に蒼星石はクスリと笑う。
蒼「可愛いよ、ジュンくん…」
蒼星石はそう言ってJUMの耳にちゅっと口付けた。

265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:42:09.47 ID:kPzanktN0
>>264

その時。
がちゃっ
の「ジュンちゃ〜ん、差し入れよ〜」
J・蒼「あっ」
のりが突如部屋に入ってきた事に、二人は思わず硬直してしまう。
J「あっ、あの、これは違うんだ」
必死に弁解しようとするJUM。
の「あらあら、ジュンちゃんったら、もう蒼星石君とそんなところまで進んでたのねぇ」
J「ちっ、違うって言ってるだろ! このばか姉っ!」
JUMは必死の言葉ものりには聞こえていないようだ。
の「じゃあ、お姉ちゃんはお邪魔だから、下に行ってるわね。
  あっ、お茶とお菓子はここに置いておくから、後で食べてね。じゃあ、ごゆっくり〜」
そして彼女はそのまま部屋を出て行ってしまった。
蒼「…勘違いされちゃったね」
J「お前の所為だろ、ばか…」

その後、蒼星石はすっかり損ねてしまったJUMのご機嫌を取るのに大変だった。
そして、そんなJUMの部屋の外には聞き耳を立てているのりの姿もあったとか…。


/終わり

266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:58:32.63 ID:kPzanktN0
性別反転ネタ2


蒼星石の部屋。

JUMは一人夏休みの宿題を片付けていた。
がちゃっ
蒼「ジュースもって来たよ、ジュン君」
J「あ、さんきゅ」
部屋に戻ってきた蒼星石から缶ジュースを受け取るJUM。
J「見たこと無いジュースだな」
JUMは一端ペンを置いて、缶を開けて中身をぐいっと飲んだ。
J「ん、なんか変わったジュースだけど美味しい」
それを見て蒼星石も腰を下ろし、缶を開けようとした時、
J「あれっ…」
JUMが突然ふらふらし始めた。
蒼「ジュン君? どうしたの」
J「な、ん、だか…、あ、たま、ふら、ふら…」
蒼「ジュン君っ」
ふらふらして倒れそうになったJUMを蒼星石は慌てて支えた。
蒼「大丈夫、ジュン君?」
J「んにゃ〜」
JUMの顔は上気し、眼はトロンとして焦点が定まっていないようだ。
蒼(どうしたんだろう、ジュン君は…。まさかさっきのジュース…)
蒼星石は机に置いてある缶を取ってよーく見た。
蒼「やっぱり…」
缶には小さくアルコール度数5%と書かれていた。
JUMが飲んだのはジュースではなくお酒だったようだ。

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:58:35.10 ID:tafmKyWt0
最後のり何やってんだw
そして>>263。JUMかわいいよJUM。

268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 13:59:42.78 ID:kPzanktN0
>>266

蒼(しまったな、ちゃんと見ればよかった。
  …でも、お酒なんて誰が。おじいさんもおばあさんもお酒は飲まないし…)
J「そーせーせきぃ…」
蒼「えっ、どうしたのジュン君?」
思考を一端止めて、JUMに視線を向ける蒼星石。
J「すきぃー」ぎゅ〜っ
蒼「ぇえっ!」
突如JUMが蒼星石に抱きついてきた。
蒼「えっ、あっ、ちょっと、ジュンくん…。そ、そんなに抱きつくと、む、胸が…」
さほど大きくは無いJUMの胸だが、蒼星石の顔を上気させるには十分な威力があった。
J「んー…」すりすり
蒼星石に頬を摺り寄せるJUM。
蒼(あぁ、これはもしかして夢じゃないかな…。ジュン君がこんな風に僕に甘えてくるなんて…)
蒼星石はすでに夢心地だった。
J「ふふ、そーせーせきぃー…」ぐいっ
蒼「えっ!?」
いきなりJUMに引っ張られ体勢を崩してしまう蒼星石。
蒼「っ!」
蒼星石とっさに床に手を突いて何とか倒れるのを免れた。
が、結果としてJUMを押し倒したかのような体勢になってしまった。
身体を起こそうにも、首に回されたJUMの腕が邪魔でうまく起こすことができない。
蒼「あっ、あの、ジュンくん…」
J「……」
JUMは少し上気した顔で瞳を潤ませながら蒼星石を見つめている。
そのあまりの色っぽさに蒼星石は思わずドキッとした。
蒼(お、落ち着くんだ僕…。ジュンくんの顔が紅いのも瞳が潤んでるのもお酒のせいであって、
  別に僕とそういう事を望んでるわけじゃ…)
そうやって蒼星石が何とか自分を落ち着けようとしていると、JUMはスッと眼を閉じて唇を軽く突き出す。

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:00:24.31 ID:kPzanktN0
>>268

JUMのその行動に蒼星石は更にドキッとした。
蒼(じゅ、ジュンくん…、そ、それはそういう意味だよね…。いいの…? ぼく…勘違いしちゃうよ…?)
心の中で問いかけながら、少しずつJUMに顔を近づける蒼星石。
そして蒼星石の唇がJUMの唇と重なろうとしたその時、

がちゃっ

翠「蒼星石〜、冷蔵庫に入ってた缶――」
部屋の中に入ってきた翠星石が二人の様子を見て固まった。
蒼「えっ、あの、これは…!」

翠「なにやってるですかぁぁーーーーーーーー!!」

蒼星石が弁解する間もなく、翠星石の叫びが家中に響き渡った。


翠「まったく、お酒を飲ませて事に及ぼうとするなんて、我が弟ながら最低ですぅ」
あの後、酔ったJUMを蒼星石のベッドに寝かせた蒼星石は翠星石の部屋で説教を受けていた。
蒼「べ、別にそんなつもりじゃ」
翠「黙るです!!」
蒼「は、はい、すみません…」
翠星石の勢いに押され、素直に謝ってしまう蒼星石。
蒼(はぁ…。でも確かに、酔ってるジュンくんにああいう事をしようとしたのはいけない事だよね…。
  にしても、あのお酒は誰のだったんだろう…?)

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:01:10.08 ID:kPzanktN0
>>269

その頃、隣の蒼星石の部屋では、
J(ん…、あれ、どうして僕寝てるんだっけ…)
蒼星石のベッドで眠っていたJUMが眼を覚ました。
J「んー…」
JUM起き上がろうと身体に力を入れるがなぜか力がうまく入らず、代わりにごろんと寝返りをうつ。
J(ん…、この布団蒼星石のにおいがする…。なんだか気持ちいい…)
JUMは蒼星石のベッドに顔を埋めて、スゥッとベッドの匂いを吸いこみふふっと笑った。
J(……もう少し寝ようかな)
そしてJUMはまた眼を閉じて眠りへと落ちていった。


結局蒼星石はしばらくの間JUMを部屋に連れ込む事を禁止されてしまったが、
それもあのお酒が翠星石の物だったと判明するまでのことである。


/終わり

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:09:17.64 ID:tafmKyWt0
自分から甘えるJUMは貴重。
それと、割り込みスマンかった。

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:21:49.51 ID:+FRU3mukO
緊急保守

273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:25:41.76 ID:kPzanktN0
>>271気になさらずに。 性別反転ネタラスト


休日の朝、JUMの部屋。

J「ん…」
眠りから覚め、軽く眼を開くJUM。
J「んー…」
しかしJUMはまだ起きる気にならず、少しゴロゴロと軽く寝返りを繰り返した。
J「……ん?」
そうしていると、JUMの半開きの眼にいつもの自分の部屋には無い何かの姿が見えた。
J「んー…」
JUMは面倒くさそうに眼を見開く。すると、
蒼「おはよう、ジュン君」
ベッドのすぐそばで蒼星石がJUMの顔を覗き込んでいた。
J「ななななな、っっ!」
JUMは思わず赤面して、自分のそばに有った枕を彼に投げつけてしまう。
蒼「はぶっ!」
JUMの投げた枕はばふっと言う音を立てて見事に蒼星石の顔へ命中した。
蒼「…何するのさ、ジュン君」
J「うるさい! 何でお前が僕の部屋にいるんだ!?」
身体を起こして怒鳴るJUM。どうやら眼は完全に覚めたらしい。
蒼「のりさんがジュン君はまだ寝てるけど、起きるまでジュン君の部屋で待ってたらって言ってくれたから」
J「あのアホ姉めぇ…」
JUMは下の階に居るであろう姉を呪った。
J「…寝てる時に変な事しなかったろうな?」
JUMは軽く頬を膨らませながら、じとっとした眼で蒼星石を見る。
蒼「大丈夫、何もしてないよ。ジュン君が寝言で『蒼星石大好き、僕を好きにして』って言った時はどうしようかと思ったけど…」
J「嘘吐くなぁ!!」
JUMは耳まで真っ赤になって叫んだ。

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:26:46.06 ID:kPzanktN0
>>273

蒼「あはは、ジュン君は可愛いなぁ」
J「っ……」
蒼星石の笑顔に、JUMは顔を真っ赤に染めたままぷいっと顔を反らした。
J「…お前、一体何しに来たんだよ」
蒼「ちょっと、ジュン君の可愛い寝顔を見に」
J「…まじめに答えないと、そろそろ本当に怒るからな」
JUMは冷たい視線を蒼星石に送る。
蒼「ごめん…。本当はさ、一緒に映画でもどうかなと思ってね」
J「映画? やだよ、面倒くさい。そんなの翠星石と行けばいいじゃないか」
蒼「映画が嫌なんだったら、別に映画じゃなくてもいいよ。僕はジュン君と一緒に過ごせればそれでいいから」
言って柔らかに笑う蒼星石。
J(……反則だよ、その顔は)
横目で蒼星石の見ながらJUMはポツリと口を開いた。
J「…恋愛物とホラーは見ないからな」
その一言に蒼星石は更に笑顔を輝かせる。
蒼「うん、わかってるよ」
J「…じゃあ、僕は着替えるから」
蒼「じゃあ、僕も手伝うね」
J「出てけ…」
そして蒼星石は部屋を追い出されてしまった。

5分後。
J「じゃあ姉ちゃん、僕ちょっと出てくるから」
の「はいはい、デートね。いってらっしゃぁい、まだ高校生なんだからちゃんとゴムつけるのよ〜」
J「ばっ、ばかっ! 死ね!」
顔を赤くするJUMを見ながらクスリと笑う蒼星石。
そんな感じで二人は家を出た。

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:27:21.32 ID:kPzanktN0
>>274

J「まったく、姉ちゃんの奴…」
蒼「まあまあ」
不機嫌な顔のJUMを蒼星石がなだめる。
J「…で、今ってどんな映画がやってるんだ?」
蒼「僕も詳しくは知らないけど、色々やってるみたいだよ」
J「ふ〜ん、まぁいいや。とりあえず今日は全部お前のおごりな」
蒼「えっ、なんで?」
J「当然だろ、お前が誘ったんだから。それと、僕の寝顔を勝手に見た罰だ」
ふんっと軽く鼻を鳴らすJUM。
蒼「…まぁいいか、ジュン君の寝顔にはそれ位の価値は十分にあったし」
言いながら微笑む蒼星石。
J「っ、バカ言ってないで行くぞ」
頬を薄紅に染めながらスタスタと先を行くJUM。
蒼「あっ、待ってよジュン君」
蒼星石はJUMのそんな様子を可愛く思いながら、急いでJUMを追いかけた。


/終わり

276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:42:49.80 ID:kPzanktN0
少し傾いてきた太陽を背に歩くJUMと蒼星石。
蒼「もうすぐ夏も終わりだね」
J「そうだな」
蝉の鳴き声も大分減っていた。もうすく夏は終わる。
蒼「…これで二つか」
J「ん、何がだ?」
尋ねるJUMに蒼星石は少し笑って答えた。
蒼「僕とジュン君が付き合ってから、一緒に過ごした季節がだよ」
J「…なるほど」
JUMが蒼星石に告白して付き合い始めたのが、春の初め。
そして今は夏の終わり、ちょうど二つの季節を共に過ごしたわけだ。
J「じゃあ、今度は秋だな」
蒼「うん、その次は冬。四つとも制したらグランドスラムだね」
J「何だよそれ」
二人して笑う。
笑いが収まるとJUMが蒼星石の手を握った。
J「…簡単だよ、グランドスラムなんてさ。僕たちなら、これからもずっと…」
蒼「…うん」
蒼星石もJUMの手を握り返した。

二人ならきっと、これからもずっと一緒に居られる。
どんな季節でもどんな時でも、こんな風に手を繋いで…。


/終わり

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:57:42.71 ID:kPzanktN0
僕は昨日夢を見た。変な夢だった。
世界はいつの間にか僕と蒼星石の二人だけになっていて、少しずつ世界は崩壊しているというわけのわからない状況だった。
そんな中で僕たちは何をしたかというと、そんな状況とはまったく関係のない事ばかり。
手を繋いで空を眺めたり、抱きしめ合ったり、キスしたり…。
そして世界のすべてが崩壊しても、僕たちは二人して抱きしめ合ったりキスしたりするのを繰り返した。
…そんな夢だ。

その夢の事を蒼星石に話してみると、彼女はこう言った。
蒼「僕も似たような夢見たことがあるよ」
本当か?
蒼「うん。世界が僕とジュン君だけになっても、僕たちは変わらずにキスしたり抱き合ったりしてる夢」
確かに似てるな。
夢にはその人の潜在意識が現れるって言うけど、じゃあ僕たちにはどんな潜在意識があったんだろうな
蒼「潜在意識か…」
蒼星石は腕を組んで少し考え始めた。

…本当は僕にはなんとなくわかってる。
きっと僕は――いや、僕たちは潜在的にお互いだけがあればいいと思っている。
他の人間が居なくとも、世界が無くなっても、お互いさえ居れば…。
そんな退廃的な考え、頭では間違いなく否定している。
でも、心の奥底の何かは肯定を訴えかけている。そんな気がするんだ。

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:58:23.38 ID:kPzanktN0
>>276

なぁ。
蒼「えっ?」
僕の呼びかけに、蒼星石は考えるのを中断して視線をこちらに向ける。
今度、何処か二人っきりになれる場所に行かないか。
蒼「なに言ってるのさ、今だって二人きりじゃない」
J「そうじゃなくてさ、本当に誰も居ない場所。僕と蒼星石しか居ない場所に行ってみないか?」
我ながら怪しい問いかけだ。普通なら引くか、冗談だと思って笑う所か…。
そんな僕の問いかけに、蒼星石は少し間をおいて笑顔で答えた。
蒼「いいよ。君と一緒なら、僕は何処へでも付いていくよ」
…それが地獄の底でもか?
蒼「かまわないよ。君が、一緒に居てくれるなら…」
そう言って笑いかける蒼星石に僕は苦笑した。
かなわないなぁ…。
そして僕は夢と同じように彼女と抱きしめ合った。
J「蒼星石…」
蒼「ジュンくん…」
僕たちは抱きしめ合ったままキスをする。
夢でしたよりも熱く、甘く…。

蒼星石の答えを聞いて思った。多分さっきの僕の考えは間違ってる。
僕たちは潜在的に自分達以外の人間が居なくなってもいいと思ってるわけでも、世界が無くなってもいいと思ってるわけでも無い。
手を繋ぐのも、抱きしめ合うのも、キスするのも二人が一緒に居るという証。
例えどんな状況になっても二人一緒に居たい、あの夢はきっとそういう事なんだと思う。

そう勝手に結論付けて、僕はその事を考えるのをやめた。


/終わり

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 14:58:42.00 ID:+FRU3mukO
保守

280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:13:46.01 ID:kPzanktN0
夏も終わりが見えてきた頃、日が傾いてきた街の中を蒼星石は一人歩いていた。
チリンチリンッ
後ろから響く自転車のベル。
J「よっ」
蒼「ジュン君」
蒼星石が振り返るとそこには自転車に乗ったクラスメイトのJUMが居た。
J「今帰りか?」
蒼「うん、ちょっと図書館にね。ジュン君は?」
J「…ちょっとベジータに呼び出されてな」
そう言いながら、JUMは少し微妙な表情を見せた。
蒼「? どうかしたの?」
J「…あまり広めるような事はしたくないんだけど、どうせ新学期になったらわかることだしな」
JUMは蒼星石に眼を向け、右手の親指で自転車の後ろをさす。
J「送っていくから後ろに乗れよ。走りながら話す」
蒼「えっ、いいよ悪いし。それに二人乗りは危ないし…」
J「いいから」
JUMの言葉に押され、仕方なく後ろに乗る蒼星石。
J「じゃ、いくぞ。しっかり捉まってろ」
蒼「う、うん」
JUMがペダルを漕ぐと二人を乗せた自転車は風を切り走り始めた。

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:14:39.25 ID:kPzanktN0
>>280

蒼「ベジータ君と金糸雀が付き合い始めた!?」
蒼星石がそんな声を上げたのは夕日に彩られた川が良く見える川沿いの道だった。
J「…そうらしい。今日嫌って言うほど自慢話を聞かされたよ」
JUMはため息混じりに言った。
J「驚いたか?」
蒼「…凄くね」
蒼星石も軽く息を吐いた。
蒼「…確かにあの二人は結構気が合ってる感じだったけど、意外だね」
J「まったくだよ。ベジータに彼女ができるなんて…」
蒼星石は軽く笑う。
蒼「ジュン君の気にしてる所はそこなんだね」
J「いや、だってベジータに彼女ができるなんて、この世の終わりが来ても無いと思ってたからさ」
蒼「はは、それはさすがに酷いよ」
わからなくは無いけど、と小さく付け加える蒼星石。
J「まったく、笹塚に続いてベジータにまで彼女ができるとは思って無かったよ」
蒼「えっ、笹塚君も彼女ができたの?」
J「えっ、知らないのか?」
JUMは思わず自転車を漕ぎながら一瞬蒼星石を振り返る。
蒼「うん。だって僕、夏休みに入ってから笹塚君に会ってないし…」
J「いや、だって笹塚の彼女って翠星石だぞ?」

蒼「えぇっ!!?」

近くに留まっていたカラスが蒼星石の声に驚いて急いで飛び立っていった。

282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:15:13.44 ID:kPzanktN0
>>281

蒼「そ、それ本当なの!?」
J「あ、ああ。夏休み初めに笹塚からメールがあったし、この間二人で撮ったプリクラ見せてもらったから間違いない」
蒼「全然知らなかった…。確かに言われてみれば夏休みに入ってから翠星石機嫌が良かったし、
  妙におしゃれして出て行く時があったし…」
夏休みの翠星石の行動を思い返してみれば、確かに思い当たる節はいくつかあった。
蒼「翠星石ったら、なんで言ってくれなかったんだろう」
J「多分、恥ずかしかったんだろ」
JUMは軽く笑ってそう言った。それに釣られて蒼星石も軽く笑う。
蒼「まぁ、そこが翠星石らしいかもね。薔薇水晶みたいな惚気を聞かされても困るし」
J「…あいつは少しは隠せよって感じだよな」
JUMは言いながら苦笑する。
二人のクラスメイトである薔薇水晶は美術教師のエンジュと付き合っている。無論、教師と生徒の立場なのでこっそりと。
だがしかし、薔薇水晶は何処ででも誰にでもエンジュとの惚気話を話すので、
その話が教師側に漏れてエンジュは度々尋問紛いなものを受けているらしい。
最近ではごまかすのもさすがに限界で、エンジュが教師を辞めさせられるのは時間の問題という噂が実しやかに囁かれていたりする。
原因である薔薇水晶はそんな状況でも呑気なもので、
エンジュが教師を辞めさせられたら、自分が彼を独り占めできるなんて能天気な事を言っているようだ。
蒼「…薔薇水晶もそうだけど、誰かと付き合ってる人ってなんだか幸せそうだよね。少し羨ましいかも」
蒼星石の言葉にJUMは冗談めかして言う。
J「じゃあ、僕たちも付き合おうか」
蒼「…いいよ」
J「!?」

キキィィッ!

蒼「うわっ!」
JUMがいきなり急ブレーキを掛けたので、蒼星石は思わずJUMの身体にしがみつく。

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:16:00.80 ID:kPzanktN0
>>282
蒼「…っ、いきなりどうしたの?」
J「ご、ごめん…。蒼星石がそういう冗談言うとは思ってなかったから…」
首だけで振り返り謝るJUM。
蒼「…冗談じゃないよ」

今度は身体ごと振り返った。

蒼「…僕は今まで誰かと付き合うなんて考えたこと無かったけど、君とならいいかなって思った」
風が流れて、蒼星石の短い髪を揺らす。
J「蒼星石…」
蒼「君は…? やっぱり冗談…?」
蒼星石の瞳がJUMの瞳を捉える。
JUMは視線を反らさずに蒼星石の瞳を見つめたまま口を開いた。
J「…言ったのは冗談だった。でも、お前とそうなれたらいいなって思ってたから言ったんだ。
  …その気持ちは冗談じゃない」
夕日に照らされ伸びる見つめ合う二人のシルエット。
蒼星石はJUMを見つめたまま柔らかに笑った。
そんな蒼星石の笑顔を見てJUMも軽く笑う。
J「なぁ、蒼星石。良かったら、ちゃんと告白したいんだけど…」
蒼「ふふっ、いいよ。僕もそうして欲しいなって思ってたんだ」
そう言って蒼星石が自転車から降りると、JUMも自転車を降りてスタンドを立てた。
そして再び見詰め合う二人。
J「蒼星石、僕はお前の事が好きだ…。どうか僕と付き合って欲しい」
蒼「…はい。こんな僕で良ければよろしくお願いします」

こうして、また新しいカップルが生まれましたとさ。


/終わり

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:31:40.48 ID:kPzanktN0
J「蒼星石はまだ夏服なんだな」
蒼「うん、夏は終わったけどまだ暑いしね」
J「…そうか」
JUMは何処と無く微妙そうな顔をした。
蒼「? ジュン君、夏服嫌いなの? 僕、夏服似合ってないかな…」
J「えっ、いやそんなことない! すごく似合ってるよ。…でもさ」
蒼「でも?」
JUMは少し恥ずかしそうに顔を反らしながら口を開く。
J「夏服は生地が薄かったり肌の露出が多かったりするからさ、その、なんだ…。あんまり他の奴に見せたくないというか…」
JUMのその様子に、蒼星石は思わずクスクス笑う。
J「…っ、笑うなよ」
蒼「ふふ、ごめんごめん。ジュン君ってさ結構独占欲が強いよね」
蒼星石の言葉に思わず顔を真っ赤にして黙り込んでしまうJUM。
蒼「まぁ、ジュン君がそう言うなら夏服は今日までにするよ」
J「あ、ああ…」
蒼「その代わり…」ぐいっ
J「うぃっ!」
蒼星石は両手でJUMの顔を掴んで、顔を自分に向けさせた。
蒼「今日で夏服は終わりなんだから、今日はずっと僕だけを見ててね。他の女の子を見ちゃだめだよ」
J「うぇっ!」
蒼「ふふふっ」

そして、JUMは一日中蒼星石を見つめ続ける事になった。
J(…人の事独占欲が強いとか言うけど、蒼星石も十分独占欲強いよな。…嬉しいけどさ)


/終わり

285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:41:51.90 ID:+FRU3mukO
蒼テラカワイス。甘えん坊だから独占欲も強いのさ。

286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:56:55.50 ID:kPzanktN0
夜も更けてきた頃、僕はパソコンでインターネットをしていた。
コンコンコン
誰かが部屋の窓を叩く音。
まぁ、誰かと言っても、こんな時間に窓を叩くのは一人しか居ないんだけど…。
僕は席を立ち、窓まで行ってカーテンと窓を開ける。
蒼「こんばんわ、ジュン君」
J「ああ」
そこに居たのは予想通り、幼馴染の蒼星石だった。
J「どうした?」
僕は大体の用件がわかっていながらも、一応尋ねる。
蒼「一緒に寝よ? ジュン君」
やっぱりか…。
J「夏の間は暑いから駄目だって言っただろ?」
蒼「でも、最近はだいぶ涼しくなってきたし…。ダメかな…?」
蒼星石は少し淋しそうな顔をして僕を見る。
…その顔は卑怯だ。
僕はため息を吐きながら、ゆっくり口を開く。
J「わかったよ、とりあえず上がれ」
僕がそう言うと蒼星石は顔を輝かせて、
蒼「うんっ」
と返事をした。

287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 15:57:33.89 ID:kPzanktN0
>>286

僕はパソコンの電源を落として寝る準備をする。
その間に蒼星石はすでに僕のベッドに潜り込んでいた。
…準備万端って感じだな。
部屋の電気を消して僕もベッドに入る。
するとすぐに蒼星石が僕に軽く抱きついてきた。
蒼「…久しぶりだね、こんな風に一緒に寝るの」
J「そうか? 前から、まだ一ヶ月も経ってないと思うけど」
蒼「でも、久しぶりだよ…」
そう言うと蒼星石は嬉しそうに眼を閉じた。
蒼「おやすみ、ジュンくん…」
J「おやすみ、蒼星石…」
そうしてしばらくすると、蒼星石は寝息を立て始める。
相変わらず異様なほどの寝つきの良さだな。
まだ眠れる感じではない僕は、蒼星石の可愛い寝顔を眺める。
そう言えば『君が先に眠るまでもったいないから起きてる』なんて歌詞の歌が昔あったっけ…。
僕が蒼星石より早く寝るなんて事は無いけど、寝顔が見たいから寝るまで起きてるって言うのは少しわかる気がする。
そんな事を考えているうちに、少しずつ眠気がさしてきた。そろそろ寝ようか。
そして僕は蒼星石にもう一度小さくおやすみと言って眼を閉じた。


/終わり

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:00:15.22 ID:YrWmqBkcO
蒼星石のかわいさが異常wwww

289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:15:55.74 ID:kPzanktN0
朝の登校中。

蒼「あっ、タマスダレの花が咲いてる。もう、そんな季節なんだね…」
J「タマスダレ?」
JUMは眼で蒼星石の視線の先を追う。そこには小さな白い花を咲かせた葉の無い植物が生えていた。
J「へぇ、綺麗だな。でもこんな所に花なんてあったっけ?」
蒼「ふふ、あったよ。タマスダレの花はこの季節しか咲かないからね。多分、葉だけの状態なら何度も見てるはずだよ」
J「へぇ、そうなのか」
二人は顔を上げてまた歩き出す。
J「この季節と言えば、僕の好きな花もそろそろ咲き出す頃かな」
蒼「ジュン君の好きな花ってなに? この季節だと金木犀とか?」
J「いや、曼珠沙華」
蒼「ああなるほど、彼岸花だね。そう言えばそろそろ季節だよね」
JUMは蒼星石の反応を見ながら尋ねてみた。
J「やっぱ変かな?」
蒼「? 別に変じゃないよ、どうして?」
J「いや、昔曼珠沙華…彼岸花が好きだって言ったら変だって言われたからさ…」
JUMは右手で軽く頭を掻く。
蒼「確かに彼岸花は不吉だって言われてるけど、別に変じゃないよ、僕も好きだし」
J「…そっか」
そう言ってJUMは少し笑った。そんなJUMを見て蒼星石も笑う。
蒼「知ってる? さっき見たタマスダレも彼岸花と同じヒガンバナ科なんだよ」
J「へぇ、そう言えば葉が無い所とか似てるな」
蒼「そうだね」

290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:18:14.76 ID:kPzanktN0
>>289

自分に笑いかけてくる蒼星石を見ながらJUMはポツリと言った。
J「少し植物の勉強しようかな…」
蒼「え、どうして?」
J「いや、もっと色々知ってた方が蒼星石と話できるかなと思って…」
JUMは右手で軽く後ろ頭を掻く。
そんな彼の様子を見ながら蒼星石は嬉しそうに笑う。
蒼「それなら僕が教えてあげるよ。春夏秋冬の色々な植物の事、時間はいくらでもあるんだから」
J「…そうだな」
二人は一緒に笑った。

J(そう、時間はいくらでもある…)
蒼(だって、僕たちはこれからもずっと一緒なんだから…)


/終わり

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:34:05.56 ID:kPzanktN0
J「蒼星石」
ジュンくんが僕の名前を呼んで笑いかけてくれる。
それだけで僕は嬉しくて堪らなくなる。
好きって言われて抱きしめられたら、もう幸せで死んでしまいそうになる。

でも…。
幸せな分恐くなる。幸せな今を失ってしまう事が…。

ジュンくんに想いを寄せる女の子は僕の他にもたくさんいた。
それでも、ジュンくんは僕を選んでくれた。
でも、僕は彼女達に比べて可愛くないし女の子らしくも無い…。
だから考えてしまう、彼が僕を選んだのはただの気まぐれで、
いつか僕から離れて他の誰かの所に行ってしまうんじゃないかって…。
そう考えると恐くて堪らなかった…。

そんな不安が表に出てしまっていたのだろう。ある日ジュンくんが僕に、
J「どうかしたのか?」
と聞いてきた。
僕はなんでもないと言ってごまかそうとしたけど、ごまかしきれずに僕が考えていた不安をすべて打ち明けてしまった。

292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:35:09.82 ID:kPzanktN0
>>291

すべてを聞いた彼は、
J「ば〜か」
と言いながら僕を優しく抱きしめてくれた。
不安でいっぱいになっていた僕の心が幸せでいっぱいになっていく。
そして、彼は僕を抱きしめたまま伝えてくれた
J「…僕が好きなのはお前なんだ、他の女の子が可愛くても女の子らしくても関係ないよ。
  それに、お前は十分可愛いし女の子らしいよ」
僕は嬉しくてしょうがないくせに「本当?」と聞き返してしまう。 
J「ああ。だからさ、お前はそんな事考えないで僕のそばで笑っててくれればいいんだよ…」
笑いながら紡がれたその言葉に、僕の心の中の不安は溶けてなくなり幸せな気持ちだけが残る。
ジュンくん…。
僕は幸せだけになった心のままで彼を抱きしめ返して、そして彼の唇にキスをした。

ありがとう、ジュンくん…。大好き…。
そんな気持ちを唇に乗せて、僕たちは何度も何度もキスを繰り返した。


/終わり

293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:38:28.02 ID:Hmt1FhNLO
おいおい蒼い子とジュンが可愛いすぎるぜwwwwww

294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:45:40.25 ID:6qoRf9lx0
保守投下
http://www.uploda.org/uporg510681.png

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 16:48:43.67 ID:Hmt1FhNLO
>>294
永 遠 に な い か ら 安 心 汁

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:03:54.45 ID:kPzanktN0
中学時代。


僕は退屈していた。
いつもと同じ街、いつもと同じ学校、いつもと同じ授業。
気が狂いそうなほど、代わり映えの無い毎日。
平気な顔をしている他の奴らが異常なのか、それとも僕だけが異常なのか…。
とにかく、僕はこの退屈な日常に辟易していた。

ピィピガガガ…

頭の中で鳴る電子音。まるで、周波数の合ってないラジオの様な音だ。
少しイカレタ僕の頭は、その音を僕の頭の中に住んでる怪物が暴れている音だと妄想する。
そう、僕の眼から見える景色があまりにもつまらなくて暴れているのだ。

なあ、いっその事お前が僕の頭から出てきて変えてくれよ。
この退屈な景色をぶっ壊してくれ。

ピィピガガガ…

そう頭の中に語りかけても、帰ってくるのは電子音だけ。
現実に怪物が現れてつまらない現実を壊してくれるなんて事はない。
ちくしょう…。

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:04:32.23 ID:kPzanktN0
>>296

「ジュン君」

呼びかけられて、僕は顔を向ける。
そこには小さい頃からの知り合いの蒼星石がいた。

ピィガガ…

電子音が少し小さくなる。
「なんだ?」
僕は蒼星石に返事を返す。
「少し付き合ってくれないかな?」
蒼星石の言葉に僕は「別にいいけど」と返す。

……

電子音はほとんど聞こえないほど小さくなっていた。
どうやら、僕は蒼星石と一緒にいる時はあまり退屈していないようだ。
不思議なもんだ、別に特別変わった事をしてるわけじゃないのに…。
まぁ、いいか。
とりあえず、こいつといれば退屈じゃない。今はそれだけで十分だ。


/終わり テーマ♪『Blues Drive Monster』

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:20:23.89 ID:kPzanktN0
気付いたら、僕は知らない場所にいた。
そこは誰かの部屋みたいだったけど、何もかもが大きくてまるで巨人の家の様だった。
試しにドアの所まで行ってみたけど、ドアノブにはまったく届かない。
がちゃっ
そんな事をしている間に、部屋のドアが開いて誰かが中に入ってきた。
J「…あれっ、お前どうしてこんな所にいるんだ」
ジュン君っ!
部屋の中に現れたのは、まるで巨人の様に大きな僕の想い人だった。
あ、あの、ジュン君、ここは何処なの? どうしてそんなに大きくなったの?
僕は何とか落ち着いて彼に問いかける。
J「何処から入ってきたんだ?」
彼は僕の問いかけには答えてくれなかった。
僕にもわからないんだ。気付いたらここにいて…。
だが、どうやら今の言葉も彼には伝わっていない様だ。
J「どうした?」
彼はそう言いながら僕の身体を軽々と抱っこした。
わっ、わっ、ジュンくんに抱っこされちゃた!
思いがけない幸運に僕は思わず興奮してしまう。
J「ははは、そんなに尻尾振ってどうしたんだ?」
尻尾? なに言ってるのジュンくん? 僕は人間なんだから尻尾なんて…。
そう思いながら自分のお尻の辺りを振り返ると、そこには茶色い毛の生えた棒状のものがせわしなく動いていた。
……しっ…ぽ?
僕はふと部屋の窓ガラスに映った自分の姿を見てみる。
そこに映っていたのはジュンくんに抱っこされた子犬の姿だった…。
…ぼ、ぼく、犬になってる!?

299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:21:01.39 ID:kPzanktN0
>>298

僕は驚愕してしまう。
部屋が大きかったわけでも、ジュンくんが大きくなったわけでもなかったんだ。
僕が小さく…犬になっちゃったから他の物が大きく見えたんだ…。
僕が自分の身に起きている事態に呆然としていると、ジュンくんが僕を抱きかかえたままベッドへ倒れこんだ。
わっ!
僕は衝撃に思わず眼を閉じてしまう。
眼を開けて見ると僕はジュンくんの胸の上にいた。
じゅ、ジュンくんとこんなに密着してるなんて…。これがジュンくんの匂い…。
僕は再びドキドキしてきた。
更にそんな僕の頭をジュンくんが優しく撫でてくれる。
僕はもう幸せすぎてどうにかなりそうだ。
そして、ジュンくんの手が僕の頭からまた僕の身体に移動しまた抱っこされる。
今度はジュンくんの顔の正面に…。
J「なぁ、お前の名前なんて言うんだ?」
ぼ、ぼくは蒼星石だよ、ジュンくん。
通じないのはわかってるけど、一応答えてみる。
あぁ、じゅ、ジュンくんの顔がこんなに近くに…。ちょっと首を伸ばしたら、唇に届くかも…。き、キス…。
でも、勝手にキスしちゃうなんて…。でも、今の僕は犬だし…。
僕は少しいけない考えに走ってしまう。
結局、僕は誘惑に勝てずにジュンくんの唇目掛けて首を伸ばした。
あと少し、あともう少し…。

300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:21:19.44 ID:Hmt1FhNLO
俺の中の蒼い子萌え分が満たされて行くwww

301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:21:41.90 ID:kPzanktN0
>>299

蒼「じゅ、じゅんくん…………あれ?」
眼を開けて見るとそこは見慣れた自分の部屋だった。
身体もちゃんと人間のそれに戻っていた。
蒼「…ゆ…め?」
その事実に行き当たって僕は息を吐く。
蒼「なんだ、夢だったのか…」
一時はどうなるかと思った…。
そう思い安堵の息を吐くと同時に、夢の内容を思い出して顔が熱くなった。
ジュンくんとああ言う事ができるなら犬も悪くないかもしれない…。
僕はもう一度眠る為に目を閉じる。
出来る事ならさっきの夢の続きを…。
そう思いながら、僕はもう一度眠りについた。


/終わり



さてさて、JUM×蒼(蒼×JUM)祭りはこれで終了です。
次は長編を書いてこようと思います。
では

302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:25:18.05 ID:orFz1biX0
よかったよー。


もしかしてスレッド保持数増えてる?昨日から500以上の数値から落ちない気がするんだけど。

303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:38:59.00 ID:6qoRf9lx0
http://www.uploda.org/uporg510720.png

304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:45:36.31 ID:Hmt1FhNLO
>>301
GJ!蒼い子と(反転)ジュンが可愛いくてもう(*´ω`)長編もwktk

>>303
それがVIPヌクモリティ。



自分でもVIPヌクモリティって久しぶりに聞いて希ガス

305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 17:55:29.69 ID:fEdkjAHn0
>>301
蒼星石祭り乙
甘かったりさわやかだったりもうwwww
そんな夢を見る蒼い子が大好きだ

>>303
それがVIPヌクモリティ (AA略


306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 18:16:44.53 ID:Hmt1FhNLO


307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 18:18:52.23 ID:HQ4zSSQQ0
構ってちゃんのリア厨が電話番号VIPで晒してるからイタ電しようぜ
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1157879439/

308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 18:33:10.46 ID:CUFKk7tRO
蒼星石祭り乙wwww
やはり蒼い子の甘さはたまらんな…

309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 18:34:15.80 ID:orFz1biX0
蒼星石祭りはこんなに甘いのに何故、真紅祭りになるとギャグになるんだwwwww

310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 18:47:12.38 ID:Ot8/jxbx0
ほしゅ

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 18:59:16.77 ID:Hmt1FhNLO


312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 19:14:37.55 ID:QSckCcB/O
ジュン「あー……いてて、あいつ本気出しやがって……」
めぐ「どうしたの? 普段パッとしない顔が、今日はやけにパッとしてるのね」
ジュン「誉め言葉と受け取っておくよ……いやさ、真紅の奴にやられたんだ。
    いつもみたいに貧乳でイジろうとしたら、今日に限ってやたら本気で
    やってきたんだ。あの絆シャイニングウィザードは首がもげるかと……」
めぐ「真紅も気にしてるのよ。気にしたところでどうしようもないけどね」
ジュン「あいつにはAAカップだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、
    もっと恐ろしいナイチチの片鱗を味わったよ……」
めぐ「ところで、ジュン」
ジュン「え? なに――」

ムニュッ

ジュン「!?!?!?〜〜〜〜〜〜〜〜」
めぐ「前々から聞きたかったんだけど、私のおっぱいはどう思うわけ?」
ジュン「すごく……いいおっぱいです……って何やってんの!」
めぐ「だって、最近ジュンったら真紅の貧乳のことしか話してないじゃない。
   私の胸はそんなに魅力なかった?」
ジュン「い、いや、そんなことはないけど……あんまりふざけてるんじゃないよ、
    僕だからいいようなものの……」

313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 19:15:59.13 ID:QSckCcB/O
めぐ「こんなことをおふざけでやるほど、ふしだらな子に見えた?」
ジュン「え……?」
めぐ「……他の子のことばっかり話さないで。私だけを見て。確かに私は壊れた
   子だけど、心までは壊れていないんだから」
ジュン「……ごめんな、めぐ。無神経だったよ」
めぐ「反省したならいいわ。以後気をつけてね」
ジュン「……ところで、そろそろ僕の右手を解放してくれないか?」
めぐ「……鈍感」
ジュン「は?」
めぐ「触っていい、って意思表示よ。察してよ、そのくらい……」
ジュン「め、めぐ……本当に?」
めぐ「優しく……してね(/////)」
ジュン「うん……(/////)」


そういうわけで、ジュンはめぐのおっぱいを堪能しましたとさ。



真紅「……はっ! 今、ジュンに絆ックルを喰らわせなきゃいけない気が……」

314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 19:30:55.18 ID:YrWmqBkcO
それでも…真紅が好きだぁ!!!!

315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 19:36:36.89 ID:p/2K1OV00
大きくても小さくても
おっぱいは正義

316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 19:50:55.03 ID:Hmt1FhNLO


317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:06:57.98 ID:Ot8/jxbx0
保守

318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:07:00.03 ID:+FRU3mukO
保守

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:17:30.30 ID:Q48dx4+A0
ほしゅ

320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:18:14.73 ID:CUFKk7tRO
ほしゅ

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:25:28.77 ID:hLS6nDT70
『ジュンの鬱日記』
〇月×日
今日、薔薇水晶から告白された。相当緊張していたのか、手が震えている状態だった。
しかし僕はあんまり彼女に興味が無かったのであっさり断ってしまった。
薔薇水晶は泣きながら走っていった。ちょっと悪いことしたかなと反省している。
〇月△日
今日は薔薇水晶からパソコンにメールが5通送られてきた。
タイトルに「I LOVE YOU」とか書かれていたので開いたらウィルスだった。
僕のパソコンはウィルスに感染し、そのうえ、
真紅たち全員のパソコンにウィルスが送られてしまった。
〇月□日
今日は真紅たちに袋叩きにあった。僕は悪いことしていないのに…
薔薇水晶は学校に来ていなかった。
〇月▽日
今日、僕の家の郵便桶に大量のピンクチラシが入っていた。
姉ちゃんがそれを見て大騒動。真紅たちにも誤解されてしまった。
なぜかみんな僕が欲求不満のために行ったのだと疑う。
なんか毎日が憂鬱になってきた。

322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:39:35.08 ID:+FRU3mukO
緊急保守

323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:48:58.17 ID:stvIgaE/O
保守

324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 20:54:03.43 ID:YrWmqBkcO
ばらしー…恐ろしい子…

325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 21:07:31.46 ID:+FRU3mukO
保守

326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 21:18:40.25 ID:stvIgaE/O
保守

327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 21:28:27.68 ID:xmIx+bLu0
保守

328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 21:38:52.05 ID:Hmt1FhNLO
保守

329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 21:48:34.10 ID:stvIgaE/O
保守

330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 21:59:28.77 ID:Hmt1FhNLO


331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:11:20.09 ID:Ot8/jxbx0
ほしゅ

332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:11:32.26 ID:+FRU3mukO
保守だ

333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:19:57.71 ID:Hmt1FhNLO


334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:30:23.98 ID:Ot8/jxbx0
保守

335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:38:36.61 ID:Ot8/jxbx0
ほしゅ

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:46:19.73 ID:stvIgaE/O
保守

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:57:09.26 ID:Hmt1FhNLO
保守

338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 22:59:41.16 ID:VzeVbOU+O
アンチクロス保守

339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:06:43.18 ID:veblFW6B0
保守

340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:18:41.05 ID:Ot8/jxbx0


341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:30:45.75 ID:Ot8/jxbx0
保守

342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:41:38.84 ID:Hmt1FhNLO
保守

343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:46:46.30 ID:wy7uo14a0
保守投下
http://www.uploda.org/uporg511157.png
新参だから、緑の子が普通になったときの
服装のイメージがまだ沸かない

344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:56:24.46 ID:stvIgaE/O
>>343
上手いな

345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:56:35.78 ID:Hmt1FhNLO
翠の子可愛いよ翠の子www
そして絵うまくてうらやまスィ

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/10(日) 23:57:04.02 ID:D/NTajBJ0
やあ、このレスを見てしまったか・・・それは残念だったね。
今、キミに呪いをかけたんだ。
これでキミは一生童貞or処女のままだよ。
でも、大丈夫。
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime/1157662074/l50 に「はひいいいいいっ!!!」
って書き込むんだ。そうすれば呪いは解ける。
健闘を祈る。

347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:08:10.72 ID:tXUQiQElO


348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:08:12.99 ID:+1fSAwxS0
保守

349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:12:45.01 ID:C8aQuR/l0
>>343
シンプルながら特徴つかめてて上手い
他の子も見てみたいなぁ

350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:22:31.75 ID:0Zpc4Skn0
寝る前保守

351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:30:42.75 ID:JyBzJDVpO


352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:41:08.05 ID:+1fSAwxS0
ほしゅ

353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 00:55:20.36 ID:b3Fl0YWBO
保守

354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 01:06:55.87 ID:+1fSAwxS0
保守

355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 01:16:51.80 ID:W1y/9mKFO


356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 01:32:00.19 ID:vTHyG6hg0
ho

357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 01:44:41.11 ID:+1fSAwxS0
ほしゅ

358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 01:59:01.20 ID:C3XMiD2r0
ホシュ

359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 02:10:07.42 ID:qZKjQiPU0
       / \  /\ キリッ
.     / (ー)  (ー)\ 
    /   ⌒(__人__)⌒ \    <次、鯖落ちたらVIP閉鎖!
    |      |r┬-|    |   
     \     `ー'´   /
    ノ            \
  /´               ヽ              
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.    
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|    | (⌒)/ / / //  < 運営の糞どもにそんな判断できるわけないおwwwwwwwwwww
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ     | |  |   \  /  )  /
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /     バ
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l  バ   ン
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、    ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
   |   ⊂⊃
   |  /⌒ヽ
   |  (  ⌒ヽ
 /|ヽ ∪  ノ
(  ⌒ヽ彡 V
 ∪  ノ フワーリ
   ∪∪
おいw次鯖落ちたらVIP閉鎖らしいぞwwww
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1157902765/

360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 02:21:45.84 ID:+1fSAwxS0
寝る前に保守

361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 02:35:19.26 ID:KukVOKpKO
保守

362 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/11(月) 02:42:15.48 ID:cv70wVhB0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 03:06:29.10 ID:KukVOKpKO
保守

364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 03:56:59.30 ID:o20glPqh0


365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 04:21:32.36 ID:KukVOKpKO
保守

366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 04:41:40.70 ID:KukVOKpKO
保守

367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 05:06:10.96 ID:r4l4ThTlO
保守

368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 05:38:06.20 ID:KukVOKpKO
保守

369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 05:51:40.82 ID:m+10VR8R0
保守

370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 06:43:12.13 ID:tXUQiQElO


371 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/11(月) 06:54:37.46 ID:cv70wVhB0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 07:14:09.65 ID:ou8m/R4XO
ほし

373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 07:51:49.13 ID:V4VW/askO
ホアー!

374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 08:06:37.19 ID:sElp0pEQO
保守

375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 09:09:45.06 ID:b3Fl0YWBO
ぐはぁ

376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 09:09:54.31 ID:JyBzJDVpO


377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 09:18:46.46 ID:rnlViyJf0
>>321
続かないのか?
興味が湧いたから続きよろ〜

378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 09:32:36.17 ID:vh4AwtHH0
保守

379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 10:19:55.55 ID:IaVm/td+0
起床保守

380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 10:43:14.47 ID:vh4AwtHH0
保守

381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 11:15:11.92 ID:IaVm/td+0


382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 11:25:05.67 ID:vh4AwtHH0
J「お腹すいたな。金糸雀、何か持ってないか?」
金「アーモンドフィッシュしかないけどいいかしら?」
J「さんきゅ。お前いつもそれ持ってるな。」
金「みっちゃんがいつも一袋カバンに入れてくれてるかしら。」
J「―――これ喫茶店で出てくるやつだ。店の名前入ってる。」
金「みっちゃんセコイかしらorz」

383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 11:31:33.30 ID:tXUQiQElO
みっちゃんテラセコスwwwwww

384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 11:51:16.77 ID:wiEW0x4+0
倹約家、もしくは節約上手と言え

385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 11:56:32.20 ID:V4VW/askO
みっちゃん「カナ――――――っ!!」
金糸雀「きゃー! ほっぺが摩擦でまさちゅーせっつかしらー!」


ジュン「金糸雀とみっちゃんって本当に仲がいいんだな」
笹塚「うん、羨ましいくらいだね」
ベジータ「ああ……親友っていうのか? 少し憧れるな」


金糸雀「みっちゃん、ほっぺが熱いかしら〜……」
みっちゃん「か……カナっ! 可愛いわ、とっても可愛いわ!」
金糸雀「あぁん……みっちゃん、それはあまりにまさちゅーせっつかしら……」
みっちゃん「大丈夫よ、私がちゃんと気持ちよくしてあげるから!」
金糸雀「あ……あぁっ! いや、やめて……」
みっちゃん「何がいやなのかなぁ? さぁ、脱ぎ脱ぎしましょーねー」
金糸雀「み、みっちゃん……ひうっ! やぁ、そこは……あ、そこの3バカ!
    前かがみになってないで助けてかしらー!」
みっちゃん「何で助けを求めるのかなぁ? そんなカナにはお仕置きよぉ?」


ジュン「憧れる……か?」
笹塚「見てる分にはね」
ベジータ「勿論、性的な意味で」

梅岡「呼んだ?」

アーッ!

386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 11:59:45.14 ID:tXUQiQElO
みっちゃん(*´ω`)

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 12:00:38.85 ID:rnlViyJf0
>>385
梅岡は(・∀・)カエレ!

388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 12:35:09.96 ID:W1y/9mKFO


389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 12:54:35.82 ID:ib8DHx620
人大杉解除記念短編


翠「やったですやったですぅ!」
ジ「どうしたんだ?翠星石」
翠「人大杉が解除されたですぅ!」
ジ「へぇー」
翠「「へぇー」って・・・すこしはもっとよろこびやがれですぅ!」
ジ「だって、僕的には翠星石を誰にも見せたくないからそんなにうれしくないんだ」
翠「・・・ジュン(////)」
ジ「愛してるよ翠星石」


解除されてもいい短編、長編がうかばない俺はどうすれば・・・(´・ω・`)
過去の自分の作品のリメイクをしようかな・・・・

390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 13:23:47.97 ID:RtmOa/qV0
人多すぎ解除記念パピコ保守

391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 13:36:01.06 ID:rnlViyJf0
お(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)う!

392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 13:53:44.70 ID:asLE6WAq0
解除記念にIEでカキコ

393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 14:04:39.90 ID:K/BZpf4j0
>>389
浮かばなくたって良いじゃない
いい作品を書きたいと強く思うそれだけで十分だ
自分では気づいてないかもしれないが人から
見たらいい作品かも知れないぞ


解除記念マジレス

394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 14:06:35.71 ID:vh4AwtHH0
金「ふぁ〜、かしら。」
薔「・・・〜〜〜。」
J「飯食った後は眠くなるもんだからしょうがないけどな。ちゃんと仕事しろよ?」
金「うーん、頑張るかしら。」
薔「・・・キツイ。」
J「随分と眠そうだな。夜更かしでもしたのか?」
金「薔薇水晶の録り貯めしたアリアを一気に見てたかしら。」
J「あれ4月からだろ、無茶したな。」
薔「ようやく見る気になったら止まらなかったの。」
金「今日は早めに寝るかしら。」
薔(今日はウィッチブレイド消化しよう)

ダメ、ほんとねぬい

395 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/11(月) 14:13:36.14 ID:cv70wVhB0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 14:18:29.17 ID:tXUQiQElO
ばらしーまだ見る気かwww

397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 14:48:07.70 ID:V4VW/askO


398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 15:05:31.82 ID:IaVm/td+0
ほしゅ

399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 15:28:43.15 ID:tXUQiQElO


400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 15:30:30.66 ID:DknGXLj5O
それでも、守りたいスレがあるんだ!

401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 15:43:10.10 ID:vh4AwtHH0
金「JUM、ペットを飼って欲しいかしら。」
J「いいけど、何飼うんだ?」
金「はいこれ、ひよこかしら。」
J「はは、金糸雀らしいな。」
金「可愛いでしょう、ケージも用意したかしら。」
J「―――でもこれ5羽ともオスだぞ。」
金「ベタオチかしら。」

402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:08:37.30 ID:JyBzJDVpO
確かにひよこの雄雌は区別が難しいから
あるあるwwwwww

403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:27:38.66 ID:h4obh8xu0
保守投下

ようじょ+ぶかぶかな服
http://www.uploda.org/uporg511694.png


ちなみに和訳すると「わたしは雛苺だ!」

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:35:48.65 ID:wiEW0x4+0
>>403
どうみても、英語じゃね?

405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:41:10.14 ID:h4obh8xu0
>>404
(;゚д゚)ァ....
(;゚д゚)・・・
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
つ 差分「 je suis le hinaitigo ! 」

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:52:42.05 ID:kiHWoAV20
機巧励起14話投下します。
NGはrobo

機巧励起ローゼンメイデン14話「UNDER THE MOON」



407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:53:30.15 ID:kiHWoAV20
>>406
学校
世界へ飛び立つ小鳥の巣
羽を拵える小鳥の巣
潜在的な恐怖を掘り起こすトラウマの象徴
這い、忍び寄る闇の不定形
嘆きを封じ込めた鉄の檻
虚栄とウラミを秘めた虚
閉塞された空間に収められた思念が絡み合い溶け合う、そんな場所
しかし今は、そんなモノさえ感じさせる事のない、ただのがらんどうの函


人口の光で掻き消された星々の光
何千、何万、何億もの昔に放たれた輝き
弱弱しく産声をあげ、その存在を謳う証
命宿すもの達をはぐくむ恵みの輝き
命あるものを容赦なく刈りとる灼熱の暴虐
超質量を燃やし、生命を謳歌し、賛歌を施し、やがて消える、モノ
しかし今は、地上の光に照らされ闇に沈んだ、ただの朧な光

少女
人ならざる、魔を秘め、永窮を生きる乙女
人なりて、剣を執りて、現在を歩む乙女
阻む敵を討ち取り、薙ぎ払い、血風の吹き荒む道を征く者
猛き面影を信仰し、勇ましく、血筋の指し示す道を征く者
凛々しき姿は心を覆う幾重の鋼
貫く意志は身を突き動かす硬き矛
しかし今は、己が識らざる己を識らざる矛盾のパラドクス

408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:55:07.18 ID:kiHWoAV20
>>407
僕と真紅の目の前、昼間の少女が待ち構える。
月夜に照らされた身姿、胴着袴は淡く、しかし闘気、鬼気を帯びる鮮烈。
と、同時に隣に控える男の姿も目に入る。
女性のような中性的な顔立ち、しかし、その瞳は雄々しく鋭く。
「待たせたのだわ。」
校舎を背にたたずむ少女に紅のドレスを羽織った真紅の声がかけられる。
「昼間の決着をつけましょう。もちろん、一対一、正々堂々と。」
「ええ、それは私も願う事よ。貴女が卑怯な手を使わない限りは。」
見据える。
「卑怯?それは私が言う事なのだわ。」
「柏葉の者は卑怯な手は使わないわ。隣にいる彼もただ見届けに来ただけ。」
つ、と向けられる視線。
「ええ、僕はお嬢様の闘いの見届け人です。そちらの彼もそうでしょう?
 お互い良い闘いができる事を期待しますよ、はい。」
微笑、邪気も何もないただそれだけのモノ。

そして、闘気が迸る。



409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:56:46.72 ID:kiHWoAV20
>>408
「決着、昼間のような無様は決して晒しはしないのだわ。」
「もう一度、完膚なきまでに………斃す。」
僕と彼を結ぶ視線と死線。真紅と少女が構えを執る。
少女、斜め後方、それは剣術と思しき、しかし剣道のどの型とも明らかに違った構え。
真紅、腰を沈め、それは古武術と思しき、しかしどの武術に類する事なき構え。
大気、覇気、怒気、霊気、鬼気、精気、平静、昂奮
剣、拳、刃、掌、脚、腕、手、体、瞳、呼吸、血流
全が集中し、研ぎ澄まされる。
微動だにせず、睨み合う二人。
気圧されるその圧力に自然と僕の額に汗がにじむ。
「ふふっ。」
しかし優男の方は平然とその二人を眺めている。
お互い黙して語らず、お互いを見つめ合う。
世界の音が止まったかのような錯覚、僕の全神経が二人に向かう。
刹那が過ぎ刹那
また刹那が過ぎ刹那
そして、刹那の刹那


「「――――ッ!!!」」



410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 16:57:37.81 ID:kiHWoAV20
>>410
動ッ、二人の身体が疾走った。真紅の赤、少女の白黒が月夜に舞う。
間合い、それは伍、死、参、弐、壱と狭まり、零となる。
「哉ァ!!」
斬、斬、斬
斜、斜、斜
初撃、少女の斬撃、淡く光る木刀。真紅を討ち臥すための連斬打。
駆ける刃の疾走、弧を描き全て真紅に吸い込まれていく。
「ッ。」
回避、剣撃の閃と閃の合間を縫い、真紅の肢体が舞う。
月光の白銀に真紅の金糸が揺れる。
綺麗な、そして苛酷な舞。
「疾ッ!」
次撃、真紅の脚撃、描かれる円軌道。少女を打ちのめすためのしなやかな弓。
廻る紅、追う一撃、しかし、それは少女の木刀に防がれる。
「さすが……ね。」
「貴女も……」


411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:01:35.21 ID:kiHWoAV20
>>411
二者共にその場を弾ける様に飛び去り、また間合い。
「すごい……」
僕は無意識的に呟いていた。僕と年の変わらない少女が真紅相手に
一歩も退かずに戦っている、それも生身で。
一体どれほどの研鑽を積めばこんな闘いができるというのだろう。
正直、ゾっとしない光景だった。
「刃ァァァァ…………」
「哮ォォォォ…………」
二人の気合が高まる。見えない鬼圧が僕にも感じられる。
静から動へ、二人の戦いがさらに苛烈さを増してぶつかり合う。

閃、閃、撃
蹴、蹴、殴
斬、斬、斬
拳、拳、拳

紙一重と紙一重の応酬は武闘であり舞踏。呑まれる様に食い入ってしまう。


412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:04:06.41 ID:kiHWoAV20
>>412
「ッ!」
「ッッ。」
再び、間合い。真紅と少女、それぞれの身体には微細な傷が生じていた。
それは擦れた傷であり、斬れた傷であり。
「昼間より良い動きをしてるね……でも、どうして魔力を使わないの?
 貴女の傍にはミーディアムがいるんでしょ?」
「ええ、いるわ。でも………魔力を使わずとも貴女に勝つ事はできるのだわ。」
「………そう。でも、私はこのエンチャントを施した木刀を使うわ。
 貴女を斃すのに遠慮も、慈悲も………持たないッ!!」
轟ッ、少女の躯が奔る。
真紅に向かって駆ける。
奔る、疾走る、走る。
「ならば私も遠慮はしないッ!!」
疾ッ、真紅の躯が奔る。
少女に向かって駆ける。
奔る、疾走る、走る。
撃、撃、斬、撃、拳、撃。
一定テンポで撃ち合う二人の動きは途切れる事はない。
「羅ァァァァァ!!」
「刃ァァァァァ!!」


413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:04:40.21 ID:kiHWoAV20
>>412
牙ッ、ぶつかりあい、三度生じる間合い。それが意味するところ。
僕に流れ込む真紅の意識、理解する。
終撃の一撃の時。
「(昼間とは……違う。気後れも怯みも何もない。だけど、このまま続けても
  意味はない。次で、決める。)」
「(とても頭がスッキリしてるのだわ。これも……って何を考えてるの私は?
  まったく……でも、次で、決める。)」
最初と同じ構え。しかし、違う構え。
お互いの全力を込めた一撃と一撃の構え。
「ほう……。」
男の方もそれを感じとったみたいで微かに眉を動かした。
「長々とやるのは性に合わないのだわ。」
「ええ、このまま続けても同じ事の繰り返しだものね。」
二人の言葉が同じ結論を紡ぐ。

「「次で、終わらせましょう。」」


414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:07:51.51 ID:kiHWoAV20
>>413
真紅の身体が大地を大きく踏みしめる。天と地の一体化。魔術の落とし子
らしからぬ、まさしく武人のそれの構え。
少女の上体が空気を斬り大きく捻られる。空間の固定。僕とそう変わらない
年であるのに達人のそれを匂わす構えと覇気。
昂まる鬼気、昂まる平静、空気が痛いほどに澄んでいく。
永遠とも思える刹那が過ぎて
一瞬とも思える刹那が過ぎて
そして、時が動き出す。

「――――柏葉剣戯『葉枯』。」
「――――絆・人呼ビシ。」


間合い零、少女の斬撃、真紅の拳撃が衝突する。
その瞬間は僕には見えなかった。いや、理解できなかった、速すぎた。
そして、四度生じた間合い。背を向け合う二人。
「すごい、わね………貴女。」
「ええ、貴女も………ね。」
乱れた呼吸、二人が向かい合う。
そして。

415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:08:51.55 ID:kiHWoAV20
>>414

「私の……負け、かな。」


少女の身体が揺れ、膝をついた。しかし、微笑みは優しい。
「ふふ、昼間のままだと思って少し油断しちゃったかな……つつ。」
「そうでもないのだわ。私の力の方がやはり強かった、それだけよ。」
おいおい、相手が褒めてるのに。
「ええ、そうね。でも、貴女と戦ってみて解った。貴女、まだ目覚めたばかりなのね。」
「…………良くわかったわね。」
少女が少し深呼吸をして真紅と僕を見る。
「ええ知ってるのは当然。私も………ミーディアムだから。」
「やっぱ言っちゃいましたか。」
「……やはりね。」
「なッ!?」
三者三様の反応。驚いた、僕と真紅以外のローゼンメイデンの関係者が
今、目の前に。
「おい真紅。僕にも解るようにせつめ―――ん?」
光った。僕の背後、校舎が、光った。
そして、次に感じたのは、
「トモエェェーーーーーー!!!!!」
「げぼふぉらばぎゃあぁ!!??」
上からかかった殺人的重力、クビが180度ほどアナザー方向に曲がった感覚、
小さい女の子の声だった。


416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:09:43.41 ID:kiHWoAV20
投下終了です、それではまた

417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:12:53.70 ID:RtmOa/qV0
巴も真紅もすg・・・雛wwwwwwwwwwwジュンがwwwwwwwww
最後の最後でオチも忘れないそんな機巧励起が大好きです

418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:17:28.93 ID:tXUQiQElO
なんだこの燃える戦闘シーンは…!熱い、熱いぜ!
って最後JUMテラヤバスwww

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:41:54.71 ID:RtmOa/qV0
保守

420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:51:37.38 ID:KukVOKpKO
保守

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 17:54:55.71 ID:zgJWN9bT0
鋼屋の妄想を形にしたみたいだ……
乙!

422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 18:09:12.49 ID:b3Fl0YWBO
保守

423 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/11(月) 18:15:29.13 ID:cv70wVhB0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 18:26:37.48 ID:tXUQiQElO


425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 18:27:06.53 ID:xjSVVK670
今 日 19 時 に ス レ 乱 立
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1157965197/

426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 18:39:59.10 ID:IaVm/td+0
保守

427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 18:40:28.12 ID:zgJWN9bT0
バーローに負けないように保守

428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 18:49:46.73 ID:DknGXLj5O
解除記念乱立にまけないように、みんなで守ろうぜ!

429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:00:26.60 ID:zgJWN9bT0
機巧励起ローゼンメイデンののOP「機巧励起ローゼンメイデン」の元の曲はなんなの?

430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:00:46.98 ID:DknGXLj5O
乱立防御保守

431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:08:12.30 ID:5/K26sQaO
機神咆哮ッ!デモンベイン!かな

432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:08:18.82 ID:tXUQiQElO


433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:18:04.92 ID:DknGXLj5O
保守

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:24:37.08 ID:zCoIxnTC0
ここで、前スレ505の続き(学校の七不思議)を投下。
ホラー傾向(?)な上に、一部他キャラありなので、苦手な方はNGワード
"horror""hokakyara"でスルーよろ。

―あらすじ―
前回のあらすじ
学校の七不思議に金糸雀が挑もうとして、逆に襲撃を受けたことから騒動は始まる。
それから翠星石が通り魔に襲撃を受け、病院に収容された。部屋や学校の職員室も燃やされる。
挙句の果てに翠星石は行方不明に。さらに蒼星石も連絡がとれなくなり……

 ピンポ〜ン……ピンポ〜ン……。

 蒼星石の家の呼び鈴を何回も押すが、応答する様子は全くない。
 かなり大きい屋敷で、念のために周囲をぐるりと廻って確認する。
 だが、やはり灯りは全て消えていた。郵便ポストの夕刊も差し込まれたままになっ
ている。
 時計はすでに10時を回ろうとしていた。

「……私が電話をしたのが8時半過ぎ。1時間半も経っているけど……」
 薔薇水晶はじっと屋敷の2階の蒼星石の部屋があるあたりをじっと見上げている。
 その隣には窓が割れて、ガラスにすすが付いた部屋が。翠星石の部屋だろう。
 昨夜に放火された傷痕が生々しい。
「買い物に出かけているのじゃなくて。コンビニか本屋で立ち読みしたりして時間を
潰していたりしているとか」
「……普通の子なら考えられなくもないけど……蒼星石がそんなことする子だと思う?」
「確かにそうね」
 薔薇水晶の言うとおりで、私は小さく頷く。
 蒼星石は生活リズムはきっちりしており、夜中に出歩くなんてイメージは湧かない。
(対して、姉の翠星石はその辺がだらしなく、夜中にゲーセンにいて、そのことで生
活指導担当の先生や少年指導員に注意されたという話はたびたび聞くが)

435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:25:51.25 ID:zCoIxnTC0
>>434
「でも、念のために近くのコンビニとか見て回る?」
「……そうだね……」
 私達は白崎さんの車に乗り込むと、近辺のコンビニや本屋、レンタルビデオショッ
プにゲームセンターにレストランなど、この時間帯でも開いている店を訪ねまわった。
 しかし、どこにも彼女の姿はなかった。
 店員に念のために聞いてみるも、やはり蒼星石らしき子は来ていないとのこと。

「……となると……どこにいったのかな……」
 薔薇水晶は否定に手をやりながらじっと考え込む。
 私も彼女がこんな時間に行きそうな場所を思い巡らすが……今の状態の彼女が行き
そうな所といえば……
 ――姉があんな目に遭わされた後の感情を考えると……。

「旧校舎かもしれない」
「……それあるかも……自分で翠星石があんな状態になった原因を探ろうとして……
 というか、あんな目に遭わせたやつらに一矢報いようと……感情的になっているか
もしれない……。
 とすると……危険すぎる……いきなり襲ったり、放火したりするような相手だよ……」
「分かっているわ。もしそうだとしたらじっとしていられないわ」
 正直考えたくない可能性だったのだが、もしそれが本当だとしたら。
 すぐにも彼女を探さねばいけない。車にじっといるのがもどかしかった。
「……白崎……車を学校にやって……」
 薔薇水晶の指図で、白崎さんは車を学校に向けて飛ばし出した。

436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:26:34.76 ID:zCoIxnTC0
>>435
 学校に着いたときには、既に11時半を回っていた。
 正直、こんな時間に来ても宿直の先生にどやされるかもしれなかったが……今はそ
んなことを言っている場合じゃない!
 私と薔薇水晶は車を飛び降りると、駆け足で旧校舎に向かう。
 白崎さんもその後に続く。

 ちょうど、現校舎の玄関を通り過ぎようとしたあたりだった。
「君達、こんな時間に何をしているんだ!」
 見ると、梅岡先生だった。
 手に鞄を持っていることから、恐らく残業をして帰るところだったのだろう。
 それはともかく……すぐさま先生に見つかるとは……。
 私は足を止めた。
「まったく、あんな事件が起こった後なのに危なすぎるよ」
「いえ……先生、実は……」
 薔薇水晶は表情を変えることなく、学校に来たいきさつを話し出した。

「……なるほど……確かにそれは気になるね。可能性はないかもしれないが。
 とにかく、念のために警察や少年指導員の方々にも町中を捜すように言っておくよ。
 ちょっと待っててね」
 私は再度、蒼星石の家に電話を掛けたが、やはり誰も出ない。それを確認して梅岡
はすぐさま校舎に引き返そうとした。
 その時、草笛先生も帰ろうとしていたのか校舎から出てこようとするのを見つけて、
今回の件を引き継いでいた。草笛先生は小さく頷くと、校舎へと引き返していった。
 そして、梅岡先生はこちらを向きなおす。
「とにかく、草笛先生に連絡は頼んだから。まあ、執事の白崎さんもいることだし……
 探すだけ探してみよう。但し、用件が終わったら即座に帰ること。いいね」
 念を押されて、旧校舎のほうへと向かう。

437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:27:25.66 ID:zCoIxnTC0
>>436
「あれ?先生、こんな時間に生徒さん引き連れて何かなすっているのですかい?」
 旧校舎の入口では、隣の建設現場の作業員が資材を運び出しているところだった。
 木材だの、ブルーシートにくるまれた機械だのを数人がかりでせっせと運んでいる。
 現場監督らしき人が、私達の姿を見るとそれまで作業員に指示を与えていたのを止
めて訊いて来た。
 梅岡先生がそのいきさつを話すと、現場監督の人もそれは大変だと、一緒に探して
くれることになった。
 そんなわけで、旧校舎の中に入ったわけなのだが……。

 1階部分には旧職員室と放送室、保健室があったが、いずれも建設用の資材が沢山
積み込まれていた。特に、放送室に至ってはぎっしりと資材が押し込まれていて、簡
単に中に入ることは出来ない。
 この放送室も、七不思議の一つとなっており、『幽霊の棲む放送室』という呼び名
が付けられているぐらいだった。
 なんでも、30年ぐらい前にここで放送をしていた生徒が心臓発作で亡くなり、それ
以降、その子が亡くなった時間あたりに現世の恨みをつづる声が流れたりしたという。
 だが、そんな放送室もこんな状態では幽霊でさえもいるスペースはないと思えた。

 結局、1階部分には蒼星石の姿はなく、2階へと急ぐ。
 2階には音楽室と美術室、それに教室がいくつかあった。
 中にはやはり、ダンボール箱だの木材だの、不要な机や椅子が押し込められていた。
 やはりここにも彼女のいる気配は無い。

438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:28:07.35 ID:zCoIxnTC0
>>437
 ちなみに、この音楽室も七不思議の一つで『狂音を奏でる音楽室』と言われている。
 かつてこの学校の軽音楽部の部員がピアノの練習中に亡くなっており、そのピアノ
にその女生徒の怨念が染み付いたという。そして、以後このピアノがひとりでに鳴り、
その音を聞いたものは必ず怪我や事故などの災厄に遭うというものだった。
 念のために、そのピアノを開けても見たが……やはり誰もいない。
 鍵盤に繋がる糸は所々切れている上に、埃が中にも積もっていた。

「あとは3階だね……」
 階段のところまで来ると、薔薇水晶は一旦立ち止まり、上を見上げた。
 そうこの2階から3階へ通じる階段こそ、七不思議の『魔の階段』。
 私も先生につられてじっと階段を見つめる。

 金糸雀、翠星石がこの階段の呪いのせいで災厄に見舞われたと囁かれている。
 今度はまさか、蒼星石まで……!?
 いや、これは絶対何者かがやったことなのだ。呪いというのをカモフラージュに
利用しているだけなのだ。
 もはやここまで来ては、悪戯では済まされない。
 もし、そんなことをした奴を見つけたら……いや、その前に蒼星石もその犠牲に
させてはいけない!
 私は何も言わず、階段を駆け上がった。
 ちなみに段の数は……いつものとおり11段だった。
 梅岡先生らも後に続く。

439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:28:30.11 ID:zgJWN9bT0
>>431
やっぱりかサンキュ


でもなんか次数足りないような…

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:29:16.59 ID:zCoIxnTC0
>>438
 3階には化学室、印刷室、図書室(今は資料室となっているが)と数個の教室があった。
 手始めに教室を探すが、やはり彼女の姿はない。
 そして……『悪魔の棲む化学室』を探すが、やはりそこにもいなかった。
 あったのは実験用の机と、黒板だけ。
 薬品類やビーカーなどの道具は一切ない。

 そして、最後に印刷室。
 ここも七不思議の一つだった――『血染めの印刷室』といわれていた。
 昔、ここで印刷をしていた生徒が誤って、印刷機に手を挟み、手を切断しなければ
いけないほどの大怪我をしたという。
 そのときに床には血が大量にばら撒かれて、中はまさしく惨状だったという。
 そして……それ以降、時折床には何の前触れもなく床の上にその時の血が浮かび上
がる……というものだった。

「あとは、ここと資料室だけだね」
 梅岡先生はドアを開けて印刷室に入り込もうとしたが……。

 ……ドン!

 なんと、足を躓かせてしりもちをついていた。
「大丈夫ですか?」
 白崎さんが慌てて、梅岡先生のもとに駆け寄ろうとした時。

441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:30:06.92 ID:zCoIxnTC0
>>440
 なんと白崎さんも盛大に躓いてくれた。
 その時に白崎さんの髪が少し……ズレた気がする。懸命に自分の尻より、頭を気に
して押さえているが……気にしないでおこう。
 思わず吹き出しそうになってしまうのをこらえる。

「情けない……白崎、何やっているの……」
 薔薇水晶がため息をつきながら印刷室に足を踏み入れる。私もその後に続く。

 ……ズッテーン!ドコン!

 痛い!
 私も盛大にこけてしまった。何というか……足を滑らせてしまったのだった。
 見ると薔薇水晶も転んでしまい、顔をしかめながら足をさすっていた。

「大丈夫ですか、もう」
 監督さんは壁に手をつきながら、ゆっくりと私達の方へと歩み寄ってくる。
「なんなのよ、一体……」
 私は床に手を触れる。
 何か、ひんやりとした液状のものが手についていた。

 その時……この印刷室が何なのかが頭に浮かんだ。
 血染めの印刷室。

442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:31:08.48 ID:zCoIxnTC0
>>441
 まさかと思い、手にしていた懐中電灯で、液体のついた手を照らしてみた……。

 ――赤くはない。無色。

「どうやら……何かの油のようだね……」
 薔薇水晶は普段の無表情で、手に着いた液体をしげしげと眺めている。
 そして懐中電灯で床を照らすと、やけに床が光を反射させているのが見えた。
 確かに、これでは足を滑らせてこけるのも無理はない。
「ったく、なんて悪戯してるんだよ」
 梅岡先生がゆっくりと足元に気をつけながら立ち上がる。
 私達も慎重に立ち上がった。

 改めて、印刷室を眺め回す。
 あるのは数箱のダンボールと2台の印刷機。
 しかし、蒼星石の姿はどこにもなかった。

「ここにもいないようですね」
 監督さんが隣の資料室を覗き込んだが、やはり誰もいないようだった。
「てことは……旧校舎にはいないってこと……?」
 薔薇水晶が印刷室を眺めながらぼそりと呟いた、その時。

 ズッテーン!ドーン!

 背後から人が転げる音がして慌てて振り返る。

443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:31:48.17 ID:zCoIxnTC0
>>442
「痛い!なんで、こんな所に油が?」
「ちょっとぉ〜、これってタチの悪い悪戯じゃなぁい?」
 床に転んでいたのは……草笛先生と……姉の水銀燈だった。
 なんと、意外な人物が来たものである。

「真紅ぅ、それに薔薇水晶ぉ、貴女達こんな時間に何してるのぉ?」
 水銀燈はゆっくりと立ち上がると、目の前の私を訝しげに見つめてくる。
「そういう貴女こそ、こんな所にいるの?」
 私は特に表情を変えることなく、ただ訊き返す。
「私は別に用があってきたけどぉ、来てみたら貴女が来ていると言うじゃなぁい。
こんな物騒な時に出歩くなんて何考えているのかしら?」
「蒼星石と連絡が繋がらなくて、気になったから探しているだけ」
「ふん、さすがに時間が時間よ。すぐに帰りなさぁい」
 水銀燈は私をじっと眺めながら、時計を示して指差す。
 12時半を回っていた。
 たしかに、私の年頃の人間が出歩く時間ではない。
 しかし……今はそんなこといっている場合じゃない。

444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:32:51.95 ID:zCoIxnTC0
>>444
「嫌よ。蒼星石が見つかるまで帰らない」
 私は拒否した。
「お馬鹿さぁん、そんなの警察や補導員に任せる仕事じゃなぁい。
今こんな状況なのよぉ。貴女を危ない目に晒させるわけにいかないじゃない。
こっちだって心配なのよ」
「心配?家にほとんど帰ってこない貴女にそんな言葉を聞くなんて……」
 私が水銀燈にそう反論しかけた時……。

 パーン!

 私の頬に痛みが走った。

「いい加減にしなさい……さすがの私でもキレるわよぉ……!」
 水銀燈は引っ叩いた手を振り上げながら、私をじっと睨みつけていた。

 一瞬の沈黙。
 誰も言葉を発せず、ただ、呆然と目の前の私達の光景を目にしているだけだった。

「……分かったわ。帰るわ!」
 私は出口の方へと向き直り、そのまま歩き出す。
 途中、足元の油で足を滑らせそうになるが、気にならない。

 むかつく。
 腹立たしい。

(注意:この先、バイさるのため時間を置くかも知れません。ご了承願います)

445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:34:22.09 ID:zCoIxnTC0
>>444
「……真紅……」
 薔薇水晶が慌てて、私の後を追おうとして油で足を再び滑らせたようで、転げる
音がした。しかし、私は振り返ることなくそのまま廊下を突き進んでいった。

 蒼星石のことはやはり気になるものの、もはやこんな精神状態では探す気もしな
かった。
 結局、白崎さんに家まで送ってもらった。
 家に着いたのは1時を回っていた。

※※※(これより視点変更)※※※

 午前3時30分。
 場所は、○○市内の結菱邸。
 そう……一昨日の深夜に襲撃を受けて入院中の翠星石の自宅である。

 屋敷の一室から炎が盛大に夜空へと舞い上がっているのが見える。
 周囲には消防車が数台駆けつけ、消防士らが懸命に消火活動を繰り広げていた。
 近所の住民や野次馬が現場の周りを取り囲み、現場は騒然としていた。

 通報があったのは午前3時15分。
 いきなり爆発音がしたかと思うと、屋敷の一室が燃え上がっていたという。

 鎮火したのは3時50分。
 火元となった部屋は爆発で吹き飛び、全焼。
 隣の部屋もほぼ全焼と言えた。

(注意:次レスより他キャラあり!注意!)

446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:34:56.89 ID:zCoIxnTC0
>>445
 その後、消防と警察で出火原因の特定にかかり出した。
 私も現場に駆けつけ、捜索活動に加わったわけだが……。

「姐さん、見つけたじゃ!キッチンタイマーとコードの燃えカスじゃ」
 部下の石原が、それらしき物が入ったポリ袋を私に差し出す。
「警部殿。こら間違いなく放火ですわ。プロパンガスのボンベが、火元の部屋の
廊下に転がとったのを発見したちゅうことです。消防の方でも、部屋にプロパン
ガスを充満させて、このキッチンタイマーの仕掛けで発火させたちゅう、見方を
しとります。あと1階の浴室の窓が割られていました。恐らく賊はそこから侵入
しらと思われますわ」
 矢部の報告を聞きながら、私は手元のコードの燃えカスをしげしげと眺める。

 コードの線を剥き出しにして、キッチンタイマーを通してコンセントに繋いで、
時間がきたら電気が流れて、剥き出しのコードから火花が散って、それがガスに
引火……そんなところだろう。
 それはともかく現場には誰もいなかったのかと確認する。
「誰もおらんかったですわ。火元は先日の放火事件の現場の隣の部屋です」
 で、その部屋の住人には連絡は取れたのかと訊くと。
「蒼星石さんは現在連絡が取れておりません。こちらでも探してはおりますが……」
「兄ぃ、学校の方も訊いたけんど、分からないちゅうことじゃ」
「じゃかましい!」
 相変わらずの鉄拳制裁。つーか、これしか能がないのか、矢部。
 いい加減、そのヅラを毟り取ってやろうか?
 そして、相変わらず笑いながら礼をする石原にもある意味感心する。

447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:35:38.58 ID:zCoIxnTC0
>>446
 とにかく、すぐに周囲の不審人物がいないか聞き込みを行うようにと矢部に指
示を送った。
 そして部下が捜査に出て現場を離れるのを見送ると、私は今回火元となった――
蒼星石の部屋をじっと見つめた。
 聞いた話、彼女は20時半頃から連絡が取れなくなったという。
 何かに巻き込まれた……ひょっとしたら、この件に関与している可能性は高い。

 私は捜査用の車で現場を後にする。そして、途中で車を止め、携帯で電話を掛ける。
 相手は……従姉妹の雪華綺晶。

「……そんなことが……。お姉様、どうやら余裕をふかしている暇はありませんわ」
 そんなこと言われなくても分かっている。
「とにかく、妹にも絶対に首を突っ込むなと言っておきますわ。なんでも、今日も
蒼星石さんを夜中になって、真紅と一緒に探しに行ったそうですから。
 ここまで、私が得た情報と、お姉様が得た情報を合わせると大体大筋は見えてき
たけど……でも、現時点では誰がやったかまでは特定できませんわ。
 そして、真紅にも言っておいてくださいね。これ以上首を突っ込むなと」
 だから、分かっているって!相変わらずくどいわね、この子は。
「あと、念のためにお姉様に調べて欲しい事があるのです。それは……」
 私は雪華綺晶が言ったことを手帳にメモする。
 何ですって?まあ、ひょっとしたらと思うけど……。
 調べてみるに越したことはないか……。

 私は電話を切って、フロントガラスからみえる夜空をぼんやり眺めていた。

     - to be continiued -


448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:39:16.17 ID:zCoIxnTC0
>>447
本日の投下はここまで。続きは後日。
なお、ここでお詫びと訂正が。

>>446 他キャラNGワードが抜けています。
>>434 あらすじに誤りが
     誤:挙句の果てに翠星石は行方不明に。さらに蒼星石も連絡がとれなくなり……
     正:挙句の果てに翠星石は記憶喪失に。さらに蒼星石も連絡がとれなくなり……

 本当に申し訳ない。
 なお、本日の特別出演は毎度毎度だが……
 矢部謙三および石原達也@TRICK ということで……

449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:41:54.79 ID:tXUQiQElO
蒼い子はいったいどこに…
銀様と真紅の姉妹関係のこれからにもwktk




梅岡が珍しくまともな(ry

450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 19:53:01.08 ID:60dY8ttL0
蒼い子の件は進展なし…一体どこへ行ってしまったのだろう?
真紅がキレて、冷静な判断ができなくなるのが懸念されますね。
続きwktkしてます。

451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:02:10.88 ID:tXUQiQElO


452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:10:13.37 ID:JyBzJDVpO


453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:16:53.43 ID:C3XMiD2r0


454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:17:35.14 ID:ib8DHx620
アッー!

455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:24:35.25 ID:zgJWN9bT0
ちょっと早かったな…

456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:24:55.84 ID:C3XMiD2r0


457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:27:30.55 ID:YqE6bR84O
保志

458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:36:40.92 ID:IaVm/td+0
保守

459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:37:41.69 ID:DE2d02120
今 日 18 時 に ス レ 乱 立
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1157963903/

全てはこのスレから始まった…
そして現在

今 日 21 時 に ス レ 乱 立

1 名前: AA厨 ◆/AA/5TavM2 投稿日: 2006/09/11(月) 20:00:44.68 ID:6/yVNjhk0 ?2BP(20)
>>5
スレタイ
>>10
本文
>>11-1000
広報実況結果報告雑談

5 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/11(月) 20:07:20.66 ID:LanYFo0F0
今 日 22 時 に ス レ 乱 立

10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/11(月) 19:10:44.04 ID:DeWvcrdu0
>>5
スレタイ
>>10
本文
>>11-1000
広報実況結果報告雑談

無 限 ル ー プ は ま だ ま だ 終 わ ら な い … !
参加者まだまだ募集中!
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1157972444/

460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:41:28.18 ID:r4l4ThTlO
>>>448
面白いです。
次回もお待ちしてますwwwww

461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:52:44.98 ID:60dY8ttL0
保守

462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:54:02.04 ID:LecpbnyO0
>>321の続き
×月〇日
今日は薔薇水晶から携帯に電話がかかってきた。電話に出たらワン切りされた。
しかも午後9時〜11時まで連続でかけられた。午前3時頃には自宅の電話が鳴った。
電話に出ると「続くよ…」と言われて切られた。だんだん怖くなってきた。
×月△日
今日学校に行くと、みんなが僕を見て笑っていた。見ると掲示板に
『桜田ジュンはMです』とか書かれていた。とても恥ずかしく早く家に帰りたかった。
×月□日
今日家に帰るとベジータと僕が裸で抱き合っている合成写真と手紙があった。
手紙には『現金100円を用意しろ。さもなくばこれをバラす!』と書かれていた。
100円というみみっちいところが薔薇水晶らしいと思った。
×月▽日
今日、携帯がハッキングされた。おかげで携帯が使えなくなった。
最近、薔薇水晶のいやがらせがエスカレートしてきた気がする。
そろそろ止めさせるべきだろうか…

463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 20:57:30.82 ID:zgJWN9bT0
>>462
100円で和んだwww

464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:04:14.77 ID:tXUQiQElO
保守

465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:14:42.06 ID:tXUQiQElO
保守

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:17:47.58 ID:fn6a66Jt0
誰か「皆外出て選挙に行け」というスレたてろよ
麻生!

467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:24:27.89 ID:YqioUz8r0
選挙権も何も無いが同士として心の中で麻生を応援している俺ガイル保守

468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:34:27.06 ID:IaVm/td+0


469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:41:44.05 ID:C8aQuR/l0
しゅ

470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:44:46.93 ID:b+o2eQ0P0
ho

471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:49:59.63 ID:r4l4ThTlO
>>462
100円って…
でもそこがいいんだなぁww

472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:54:03.34 ID:wiEW0x4+0
Wikiに繋がらないね。俺だけ?

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:55:36.29 ID:nougOBUb0
「一つ屋根の下 第四十八話 JUMと店番」

文化祭も二日目。僕は特別教室棟の家庭科室にいる。
「よぉ、JUM。今日は午前中一緒に店番頼むぜ!」
べジータが言う。そう、僕は今日の午前中は店番だ。これは誰でも回ってくるから仕方ない。
まぁ、案外店番も文化祭の醍醐味じゃないかとは思うけどね。
「みんな頑張ってるな!!先生、クラスが団結して嬉しいよ。先生思うんだ。友達ってのは・・・」
梅岡のいつもの講義が始まる。まぁ、誰も聞いちゃいないが。とりあえず、壁にでも話しておいてください。
「JUM……やっほ〜…」
薔薇姉ちゃんがメイド服を着込んで僕の側に来る。
「ん、薔薇姉ちゃん……あれ?薔薇姉ちゃんって午前はオフじゃないっけ。」
確か、薔薇姉ちゃんは午前中は自由時間のはずだ。何でメイド服着てるんだ?ああ、着たまま校内を歩いて
宣伝か何かかな?
「あのね……桑ぴーに変わってもらったの……だって…JUMと回りたいから…」
薔薇姉ちゃんが頬を染めながら言う。そういえば、うちのクラスは薔薇姉ちゃんと桑田さんのダブル看板を
常に一人は店に置いてる。まぁ、客寄せってやつだね。
「薔薇姉ちゃん……じゃあ、午後は一緒に回ろうね。」
「うん……午後は……姉妹の誰にもJUMは渡さない……」
薔薇姉ちゃんが意気込む。そういえば、昨日約束したもんな。よっぽど僕と文化祭回りたいんだろうなと
若干自惚れながらも、やっぱり嬉しい。
「………俺もナンパにいくか…」
隣で恨めしそうに僕を見ていたべジータがぼやく。まぁ、止めないよ。好きにしてくれ。
「はいは〜い、そろそろお客さん入れるよ〜!今日も頑張ろうね〜〜!!」
クラスの女子が言う。よし、頑張るかな。


474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:56:08.62 ID:nougOBUb0
>>473
「花丸ハンバーグ二つはいりま〜〜す!!」
花丸ハンバーグか……ハンバーグの形はできてるから焼くだけだ。ただ、ハンバーグって微妙に焼くの難しい
よね。上手く焼かないと中まで火が通らないしね。生焼けとか出せたもんじゃない。
「JUM……雛苺と巴が来てるよ。さっきのハンバーグ……二人のだよ……」
僕はチラっと客席を覗く。そこには、楽しそうに談笑しているヒナ姉ちゃんと柏葉がいた。
そういえば、昨日行くとか言ってたな。律儀な奴だなぁ、柏葉は。
「よし、じゃあハンバーグソースを多めにかけてあげようかな。」
「分かりにくいサービスだね……それ……」
御もっともです。どうせなら卵二つとかのがいいかな?
「そういえば、キラ姉ちゃんは来ないのかな?真っ先に来そうだけど。」
僕は来ればあっと言う間に食品が無くなりそうな食欲魔人を思い浮かべる。
「うん……キラキーは……自分のクラスでたくさん食べてる……後で見に行こうね……」
ああ、そういえばそうか。僕は思い出した。キラ姉ちゃんのクラスはフードファイトだ。チャンプがあんなか細い
女の子なら挑戦者も多かろう。きっと、今頃満面の笑みで挑戦者を薙ぎ払っているであろうキラ姉ちゃんを
想像する。うん、何ともミスマッチな絵だ。並み居る爆食の男たちの屍の上に立つ眼帯をした謎の美少女。
う〜む……笑えるようで笑えないな。身内としては。



475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:56:40.61 ID:nougOBUb0
>>474
「ふぅ〜……結構客来るよな。腕が痛くなってきたよ。」
時間は11時30分ごろ。交代にはまだ時間がある。そんな時、二人の訪問者が現れた。
「よぉ〜、やってるですかぁ?」
「お邪魔します、JUM君。」
翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんだ。二人は客席でなく調理場にズカズカ入ってくる。
「翠姉ちゃんと蒼姉ちゃん?客席はあっちだけど?」
「翠星石達はメイドさんなんざ興味ねぇですよ。」
ああ、まぁ確かに。あっても弟として困るけどね。
「ほれほれ、JUM。翠星石達はこっちで食べるから何か作るですぅ。ん〜……ハンバーグがいいですかね。」
「じゃあ、僕もハンバーグ。出来るかな?JUM君。」
僕は在庫を見る。あれ……?ないぞ……ハンバーグ人気あったからなぁ。
「ごめん、ハンバーグないや。べジータ、すぐ作ってくれ。」
「おう、了解だ!!」
べジータ達がいそいそとハンバーグを作り始める。お客さんには少し待ってもらうかな。
「そんなわけで、ハンバーグ以外ならすぐ出来るけど。どうする?」
「……じゃあ、JUMが今から作れですぅ。二人分。翠星石が見ててやるですぅ。えーと……ハゲ!JUMを
借りるですよ?」
「は……ハゲ……」
あ、べジータ凹んでる。まぁ、M字ハゲには変わりないからフォローはいいかな。
「ごめんね、べジータ君。JUM君少し借りていいかな。」
「はい、喜んで!!どんどん使ってください蒼嬢!!」
そして変わり身の早い奴だ。仕方ない。僕もハンバーグ作るかなぁ。



476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:57:15.53 ID:nougOBUb0
>>475
「…………」
タマネギを刻む。何て言うか……翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんに凝視されながら作るハンバーグは随分緊張する。
「あーもー!JUMは包丁の使い方が全然ですぅ!!」
翠姉ちゃんがプリプリする。そんな事言われてもなぁ。僕も普段から料理してるわけじゃないし。
「仕方ねぇですぅ。翠星石が……そのぉ…て、手取り足取り教えてやるデス……か、勘違いするんじゃねぇです
よ?不味いハンバーグ作られたら迷惑だからですぅ……」
そう言いながら翠姉ちゃんは僕の後ろに立ち……そして、後ろから抱きしめるように僕の体を包んだ。
僕の腕にそって翠姉ちゃんの腕が回される。僕の肩にちょこんと可愛らしい顔を置く。背中には……胸が…
翠姉ちゃんの体温と、匂いが僕を刺激する。やべ……調理中に前屈みは勘弁だ。
「…翠星石?ちょっとくっつき過ぎじゃないかな?」
蒼姉ちゃんが少し眉をひそめて言う。ナイスフォロー蒼姉ちゃん。でも、翠姉ちゃんにその声は届かなかった。
「しょ、しょーがねぇです!!手取り足取り教えるんですから。え、エロイ事考えたら承知しねぇですよ!」
それは無理ってもんですよ、翠姉ちゃん。翠姉ちゃんの柔らかく程好く大きい胸が背中に当たりっぱですから。
「い、い、いいですか?包丁はこう……やるですぅ。」
翠姉ちゃんの白い手が僕の手を上から包み、僕の手と一緒にタマネギを切っていく。一体感って言うのかな。
変な意味じゃなく、僕は今翠姉ちゃんと一つなんだなって……そう思った。
「左手は添えるだけ……じゃなくて、こう丸めて猫の手ですぅ……」
左指も翠姉ちゃんの手が包み込む。そして、握り拳を作るように丸まっていく。
「JUM……あったかいですぅ…」
翠姉ちゃんがぽそっと小さな声で、きっと僕にだけ聞こえるように言った。
「うん……僕も温かいよ。翠姉ちゃん…」
だから…僕も小さくそう返した。きっと、僕等はそれだけでいいんだって。そんな気がした。



477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:57:47.28 ID:nougOBUb0
>>476
「さ、さぁ教えてやった通りにやれですぅ!!」
僕の背中から離れた翠姉ちゃんは少し顔を赤く染めながら言う。よし、教わったとおりに…でも、緊張する。
そのせいか、包丁は僕の左手の人差し指に切れ目を作った。次の瞬間、血が滲み出てくる。
「っつ!!?」
僕は思わず指を口に入れる。口の中に鉄の味が広がる。深いか?いや、そうでもないと思うけど…
「JUM君!?ちょっと見せて!」
蒼姉ちゃんが座っていた椅子からガタンと立ち上がって血相を変えて僕の手を見る。まだまだ指から血が滲み
出てくる。うわ、すっぱり切れてるな。そんな事を思ってると、僕の人差し指は急激に温かくなった。
「ちゅぷっ……ちゅっるっ……」
「そ、蒼姉ちゃん!?」
僕の左手の人差し指は蒼姉ちゃんの口の中に入っていた。僕は一瞬で思考回路が吹っ飛ぶ。何だ!?
指を蒼姉ちゃんの舌が這う。結構気持ちいいんだな…いや、そうじゃない。
「んっ……ちゅぷ…」
蒼姉ちゃんが上目遣いで首を傾げてどうかな?って目で聞いてくる。うわ、姉ながら可愛すぎる。そんな顔
されたら…いやいや、僕は何考えてるんだ!?と、ようやく蒼姉ちゃんが指を離してくれる。
「んっ……ごめんね、JUM君。咄嗟の事でさ。あ、絆創膏っと……これを貼って…これで大丈夫だよ!」
蒼姉ちゃんが輝く白さの笑顔で言う。僕はきっと顔が赤い。熟れたトマトみたいだろうな、きっと。
「蒼星石……やっぱり侮れないですぅ…」
ボソリと翠姉ちゃんが言う。あーまー…今回は引き分けでいいんじゃない?どっちも正直、ドキドキした。
「そ、そうか!!その手があったか!!よぉし俺も!!!………うぎゃああああああ!!!」
「うわぁ!?べジータが手首切ったぁああ!!衛生兵!アバム!手当て!保健室!救急車ーーー!!」
「大丈夫かべジータ!!よし、先生が舐めて傷口を消毒してやるぞ!!」
「へ?やめ……アーーーーッ!!!??」
・・・・・・馬鹿か?あいつは。


478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 21:58:19.34 ID:nougOBUb0
>>477
「ご馳走様ですぅ〜!」
「有難う、JUM君。ご馳走様。」
さて、何とか完成したハンバーグは無事に二人のお腹の中に入った。いやはや、無事に完成してよかった。
ちなみに、ベジータは手首をスッパリ切りながらもすぐに回復していた。
「俺は戦闘民族サイヤ人の王子だからな。」
とか意味不明なこと言ってたが……まぁ、梅岡の唾液が利いたとも思えない。多分、あいつの気合だろう。
「それで……美味しかったかな?」
僕は姉ちゃん達に聞く。正直、作った身としては一番気になるところである。
「そうですねぇ、翠星石には敵わないですけど……まぁ、合格にしておいてやるですぅ。」
「美味しかったよ。JUM君が僕等の為に作ってくれたんだもん。美味しくないはずがないよ。」
二人は笑いながら言う。よかった。ダメ出しは出なかった。
「ふう、よかったぁ。そういえば、二人とも劇は主演じゃないの?」
僕はふと、そんな事を思い出す。確か、ツンデレラって劇の主演だったはずだ。
「ずっと劇してる訳じゃねぇですよ。今日は午後から公演ですぅ。」
「そうなんだ。じゃあ、午後からは薔薇姉ちゃんと見に行こうかな。」
折角だしね。見に行かないと損だ。でも、翠姉ちゃんは言う。
「来ないでいいですよ。」
「翠星石。ごめんね、JUM君。来るなって意味じゃなくてね。明日、文化祭の閉会セレモニーあるでしょ?
その時に特別キャストでやらせてもらう事になったんだよ。だから、JUM君はその時に見てねって事だよ。」
「そういうことですぅ。そんなわけだから、今日は適当に回っとけですぅ!」
何だ、ビックリした。普通に拒絶かと思った。でも、最後に体育館でやるなら、そっちで見た方がいいな。
翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんはクラスに戻っていく。
「みんなお疲れ様!!じゃあ、メンバー交代しようか!!」
桑田さんが現れる。ようやく店番交代だ。
「JUM……一緒に行こう……」
薔薇姉ちゃんがメイド服のままだ。ああ、宣伝か。でもいいや。それも文化祭の楽しみだ。さ、どこ行こうかな。
END

479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:04:13.25 ID:j+MKjX9r0
>>478
双子エロイよ双子
特別キャストにwktk

480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:06:05.50 ID:YqioUz8r0
キタキタキタキタキタwwwwwwwwww
エロイよ翠の子エロイよ蒼の子!

481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:10:38.29 ID:60dY8ttL0
ばらしーメインかと思えば双子ですかw
蒼い子なんかエロイぞww
そしてベジータバルスwwwwwww

482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:17:18.16 ID:C3XMiD2r0
ベジ哀れwwwwwwwwwwwwwwwww
クラスの奴少し落ち着けwwww
乱立注意ほす


483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:21:54.79 ID:DknGXLj5O
一つ屋根ktkr。双子テラカワイス。翠姉ちゃんも蒼姉ちゃんもエロくて困るなwwwwベジータ……無茶しやがって……

484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:30:07.13 ID:RtmOa/qV0
保守

485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:30:31.83 ID:DknGXLj5O
保守

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:35:14.78 ID:C3XMiD2r0


487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:38:26.53 ID:p3FFjglu0
一つ屋根の下毎回素晴らしいです!
翠の左手は添えるだけ……にワロタ

488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:45:12.80 ID:IaVm/td+0
保守

489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:46:19.03 ID:C8aQuR/l0
保守

490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:53:59.99 ID:C3XMiD2r0


491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:54:28.15 ID:jk7kjcCN0


492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 22:57:41.21 ID:wiEW0x4+0


493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:05:54.07 ID:DknGXLj5O
保守

494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:10:26.56 ID:DknGXLj5O
早め保守

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:16:14.12 ID:C3XMiD2r0


496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:16:29.09 ID:jk7kjcCN0


497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:18:36.68 ID:Gb1eALxL0


498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:25:38.61 ID:JyBzJDVpO


499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:33:40.16 ID:DknGXLj5O
保守

500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:43:11.06 ID:tXUQiQElO
保守

501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:43:35.12 ID:DknGXLj5O
500と共に蒼は貰う!

502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:52:16.09 ID:IaVm/td+0
保守

503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:52:54.97 ID:tXUQiQElO


504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/11(月) 23:58:47.36 ID:C3XMiD2r0


505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:06:15.92 ID:xFFsnwr6O


506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:13:21.27 ID:zLa5YA1M0


507 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/12(火) 00:13:42.67 ID:O1fVBNAS0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



508 :guroino:2006/09/12(火) 00:19:44.69 ID:9YiQST2J0
少しグロ表現かもしれないので苦手な人はスルーよろしくです。


『届けれぬ思い』

この気持ちは知られてはならない。
知られれば彼女の傍から遠ざけられてしまう。
そんなこと耐えられるわけが無い。
だから誰にも気付かれてはいけない。
この気持ちは一生秘めていなければならない。
たとえリッサの鉄柩に押し込まれた咎人のように、
じわり、じわりと心に押し潰されるような苦痛があっても。
深紅の彼女の傍に居れれば。
それだけで僕は生きていけるから。



この気持ちは知られてはいけない。
知られれば彼を遠ざけられる。
そんなことに耐えられるわけが無い。
だから誰にも気付かれてはいけない。
この気持ちは一生秘めていなければならない。
たとえ鉄の処女にだかれる咎人のように、
ぐさり、ぐさりと心に刺し貫かれるような苦痛があっても。
魔法の指を持つ彼が傍に居てさえすれば。
それだけで私は生きていけるのだから。

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:29:19.32 ID:tDH+moFP0
保守

510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:30:02.08 ID:Jk/uTOYOO
機神咆哮保守

511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:31:04.38 ID:kdMnkKMYO
>>508

×「届けれぬ思い」→〇「届けられぬ思い」



512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:34:43.94 ID:t1nrCfA20
>>508
詩的な文章が独特の雰囲気を出してていいね
独特な恋慕の気持ちの表現の仕方か印象的だ
こういう雰囲気は結構好き。そんな俺の今ハマってる曲はアリプロの『地獄の季節』

513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:52:09.14 ID:qywP3sl4O
RozePrincess
これのお話は二ヶ月に一度訪れる
マエストロの日
この特別な日にしか会えない兄妹達の物語です

「…ん……」

「ちゃん…」
うん?
「……起きてお兄ちゃん」
ああ…おはよう翠星石
「おはよう、じゃねーですぅ。今日はあの日だからせっかく朝一番にお越しに来たのにですぅ…」
ごめんよ、翠星石
「お兄ちゃんはお寝坊さんですぅ…お兄ちゃんが起きてくれないからずいぶん待ったですぅ…だから
翠星石を待たせた罰として、今日一日翠星石の行きたいとこに連れて行けですぅ」
わかったよ今日は翠星石の好きな所に行こうな
「ふん、当たり前ですぅ、じゃあ下で待ってるですぅ」
そう言って一人トタトタと階段を降りていき翠星石を見送り。
僕は手早く外行きの着替を済まし、足早に一階に降りていった。


514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:56:42.05 ID:qywP3sl4O
>>513
「早かったですぅ流石お兄ちゃんですぅ」
少し嬉しそうな表情で翠星石はテーブルについている。
食卓の上には二人分の目玉焼きとレタス、茶碗よそったホカホカご飯、あと少し黒目が付いたソーセージが置いてあった。
「さあテーブルちゃっちゃとご飯を食べるですぅ」
これは翠星石が作ったのかい?
「そうですぅ、お兄ちゃんがお寝坊さんしてる合間にぜーんぶ作ったですぅ」
そうか偉いなー翠星石は
僕はそう言って翠星石の頭を撫でる。
「べ、別に偉くなんか無いです、時間が余ったから作っただけですぅ…お兄ちゃんくすぐったいですぅ」
翠星石は少しほほを赤く染めた。
「あ、でもソーセージは少し失敗したですぅ、嫌なら翠星石にちょうだいですぅ」
翠星石は申し訳無さそうな顔をしている。
僕は翠星石と反対側の席に座り、ソーセージを食る。
パキッと良い音が鳴る。
少々苦味も感じたが、よく火が通っており、素直に美味しいと感じた。
おいしいよ翠星石
「お、お兄ちゃんお行儀が悪いですぅ……そ、そのありがとうですぅ。」


515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 00:57:54.62 ID:qywP3sl4O
>>514
その後は雑談をしながら朝食を済まし。
家の戸締まりを確認し二人で外に出た。
さあ翠星石行こうか?
「はいですぅ〜♪」
今日は最高の日にしような?
「あったりまえですぅ!………お兄ちゃん」
うん?
「…大好きですぅ」
そう言った翠星石嬉しそうに腕に抱きついてきた。

終わり。


516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 01:07:53.63 ID:MeCDsaB/0
>>515
翠星石かわいいよ(*´д`)

517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 01:08:16.02 ID:qywP3sl4O
散々出尽したネタだがあえて投下する。
おやすみ保守

518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 01:22:42.51 ID:yFf5km7Y0


519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 01:34:23.36 ID:tDH+moFP0
保守

520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 01:46:03.88 ID:yFf5km7Y0
ほしゅ

521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 02:02:27.36 ID:yFf5km7Y0


522 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 02:27:11.14 ID:tDH+moFP0
保守

523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 02:37:19.74 ID:tDH+moFP0
保守

524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 02:43:19.11 ID:52p3yc4U0
ほしゅ

525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 02:54:26.95 ID:tDH+moFP0
保守

526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 03:05:06.42 ID:tDH+moFP0
保守

527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 03:35:26.63 ID:tDH+moFP0
保守

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 03:52:25.58 ID:tDH+moFP0
保守

529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 04:04:13.80 ID:tDH+moFP0
保守

530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 04:18:06.21 ID:tDH+moFP0
保守

531 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/12(火) 04:20:22.85 ID:O1fVBNAS0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 04:35:20.98 ID:tDH+moFP0
保守

533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 04:57:04.95 ID:tDH+moFP0
保守

534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 05:03:16.96 ID:S0xdu/JiO
「ローゼンライダーBLACK」

19歳の誕生日を迎えた大学生、水銀燈は突如何者かにさらわれる。

そして水銀燈は、悪の秘密結社ラプラスの次の指導者「アリス」の候補者として改造手術を受けさせられる。

手術の結果水銀燈は、背中に黒い羽を自由に出し入れできる体になっていた。

そして…


水「最悪だわぁ…ここはどこなのぉ?」
ラプラスのアジトを歩き回る水銀燈。
水「それになにぃ?この羽ぇ…」
アジトを歩き回る水銀燈は見覚えがある人物を見つける。
水「めぐ…?何故…?」
それは子供の頃から常を一緒にいた、親友の「めぐ」であった

まさか…
一気に顔が引きつる水銀燈。
そして…
水「めぐ!私がわかる!?水銀燈よ!」
必死に呼び掛ける水銀燈。だが…

め「誰だ、貴様は。」
水「私よ!水銀燈よぉ!」
め「水銀燈なぞ知らん!!私は次期アリス候補、シャドームーンだ!」
水「…嘘でしょう…?」

続くかも

535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 05:07:32.77 ID:tDH+moFP0
>>534
ちょwwwwwwwktkしてる

536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 05:07:34.37 ID:S0xdu/JiO
仮面ライダーBLACKを見ながら書いた。
仮面ライダーと違う部分があるけど後悔はしていない。
反応次第で続けるかも

537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 05:20:13.83 ID:tDH+moFP0
>>536
どんどん続けて

538 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 05:34:23.02 ID:tDH+moFP0
保守

539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 05:48:52.10 ID:S0xdu/JiO
「ローゼンライダーBLACK」

第二話「ブラックサン」

水「そんな…」
その時、「ジリリリリリッ!!!!!」
水「何!?」
戦闘員「ブラックサンがいないぞ!探せ!」
一気に慌ただしくなるアジト。
水「何!?ブラックさんって私のこと?」
シ「そういえば貴様は何故ここにいる?唯の人間の様だが…」
水「知らないわよぅ…気付いたらここにいてしかも羽まで付けられて…」
シ「!? 貴様まさか………そうか貴様がブラックサンか……ちょうどいい、今すぐ貴様を殺させてもらうッ!」
水「イヤァァァァァ!!!」

その時、
「何をしているんだ!早くこっち来い!」
そう言われ、手を掴まれ引っ張られる。
シ「チィッ!」
謎の男に引っ張られ、アジトを走り回る。
水「あのぅ…あなたは?」
水銀燈の問いに、男はこう答える。
J「僕はジュン、君を助けに来たんだ。」

続く

540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 06:02:54.14 ID:tDH+moFP0
>>539
正直BLACK見てないからよく分からないが
これは面白い

541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 06:21:26.38 ID:tDH+moFP0
保守

542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 06:53:42.86 ID:tDH+moFP0
保守

543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 07:39:01.82 ID:tDH+moFP0
保守

544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 08:08:21.67 ID:S0xdu/JiO
「ローゼンライダーBLACK」

第三話「秘密結社ラプラス(前)」

水銀燈とジュンと名乗る男はアジトの安全な所までひたすら走っていた。

水「ハァハァ…もう大丈夫ねぇ」
J「休んでいるヒマは無いぞ、早くここから出るんだ。」
水「ちょっと待ちなさぁい」
J「なんだ」
水「あなた…妙にここに詳しいじゃない…」
J「ああ、俺はここの元工作員だったからな。」
水「なッ…」
J「なにか聞きたいことはあるか?」
水「…ここの奴らは、私に一体何をしたの…」
J「簡単に言えば改造手術だ。お前とお前の知り合いの体内にはローザミスティカと言う石が入っている。」
水「石が…?」
J「そうだ。これを体内に持つ2人は次期アリスの座を賭けて戦わなければならない」
水「戦うってまさか…」
J「どちらかが死ぬまでだ」


……死ぬまで…?
小さい頃から仲がよかっためぐと殺し合い?
水銀燈の顔から血の気が引いていった

545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 08:09:08.18 ID:S0xdu/JiO
徹夜きつい…
学校行ってくる

546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 08:22:23.96 ID:ECl03oa5O
ピトッ
スリスリスリ……

ジュン「……何やってんの、お前」
翠星石「べ、別に……翠星石はただ、女日照りで甲斐性なしでヒキコモリの
    ジュンがあまりに哀れだから、せめてもの慈悲をくれてやろうと
    思って、こうしてまさちゅーせっつしてやってるんですぅ」
ジュン「……いいよ、別に」
翠星石「な、何を言いやがるですぅ! 翠星石のまさちゅーせっつを断る
    なんて、罰当たりにも程があるですぅ! 身の程弁えろ、ですぅ!」
ジュン「いや、そうじゃなくてさ」

ギュッ

ジュン「僕は、されるよりする方が好きなんだ」
翠星石「う……なら、特別の特別にまさちゅーせっつされてやるですぅ」
ジュン「はいはいツンデレツンデレ。ほ〜らスリスリ〜♪」
翠星石「きゃーっ、まさちゅーせっつですぅ〜♪(/////)」



はいはい保守保守

547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 08:26:23.80 ID:sIxazvGEO
はいはいモエスモエス(*´ω`)

548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 08:26:29.45 ID:uUFumKnf0
出会い系サイトがうpろだになっててバロスwwwwwwwwwwww


549 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/12(火) 09:15:02.88 ID:O1fVBNAS0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 09:28:52.38 ID:tDH+moFP0
hosyu

551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 09:37:35.52 ID:V0JMx1V1O
保守

552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 09:49:16.08 ID:ECl03oa5O
ピトッ
スリスリスリ……

ジュン「何やってんだよ、金糸雀」
金糸雀「みっちゃんにまさちゅーせっつされてばかりのカナだけど、たまには
    ジュンにまさちゅーせっつしちゃうのかしら」
ジュン「ふ〜ん……まあ頑張ってくれ」

スリスリスリ……

金糸雀「どうかしら? ジュンのほっぺが摩擦でまさちゅーせっつかしら?」
ジュン「う〜ん、何かしっくり来ないなぁ」
金糸雀「じゃあ、もっともっとまさちゅーせっつしちゃうのかしら!」
ジュン(しかし……プニプニでツルツルの金糸雀が僕にスリスリしていると思うと……)
金糸雀「う〜ん……カナのほっぺの方がまさちゅーせっつかしら〜?」
ジュン「か……金糸雀っ!(ガバッ)」
金糸雀「じ、ジュン!?」
ジュン「やっぱりされるよりする方がいいんだなっ♪」
金糸雀「きゃーっ、これは想定外のまさちゅーせっつかしら〜!」



はいはいまさちゅーせっつまさちゅーせっつ

553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 09:54:09.67 ID:sIxazvGEO
スリスリテラモエスwwwwww

554 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 10:27:46.71 ID:3k7Wz/hF0
おい!それはかわいすぎだwwwwwwwww

555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 10:55:03.03 ID:ECl03oa5O


556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 11:25:37.08 ID:yFf5km7Y0
ほしゅ

557 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 11:42:03.35 ID:V0JMx1V1O
保守

558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 11:46:50.84 ID:SRM4nKR+O
マサチューセッツ最高。 てか次この言葉聞いたらアメリカじゃなくこっち思い出すぞ

559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 12:19:12.08 ID:rM7beWfVO
保守

560 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 12:35:07.61 ID:kdMnkKMYO
まさちゅーせっちゅは愛です

561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 13:01:00.23 ID:UABfZWQP0


562 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 13:20:45.14 ID:sIxazvGEO
保守

563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 13:42:09.48 ID:yFf5km7Y0
保守

564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 13:42:31.42 ID:E4CmdMJwO
まさちゅ〜せっちゅ保守

565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 14:03:18.66 ID:yFf5km7Y0


566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 14:13:20.20 ID:kdMnkKMYO
ジ「ほぉ〜らスリスリ〜♪」
金「きゃ〜ほっぺが摩擦でまさちゅーせっちゅかしら〜」

べ「くぅ……なぜジュンばかりいい思いを……」

トントン

べ「なっ!!お前は!!」
梅「君には僕がいるじゃないか」

ゾリゾリゾリ……

べ「ぎゃーー!!ほっぺがまさちゅーせっちゅーー!!」
梅「一分もすれば火が起きるぜ」


ほし

567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 14:21:28.18 ID:ECl03oa5O
ピトッ
スリスリスリ……

ジュン「……なぁ、めぐ。お前もまさちゅーせっつか?」
めぐ「だって楽しそうなんだもん。いいわよね?」
ジュン「まあ、いいけどさ」

スリスリスリ……

めぐ「……ねえジュン、あったかい?」
ジュン「あったかいけど……何でいきなりまさちゅーせっつなんだ?」
めぐ「……ジュン、私の手を握ってみて。冷たいでしょ?」
ジュン「ああ……」
めぐ「何かの本に書いてあったのよ。生きるってことは、誰かに温もりを与えて
   あげることだ、って。けど、私は壊れた子だから……私の手はこんなに
   冷たくて、ジュンを温めてあげられないから……」
ジュン「だから、まさちゅーせっつ?」
めぐ「手がダメならほっぺ、ってこと。我ながらいいアイデアでしょ?」
ジュン「……いいんだよ、そんなことしなくて。僕はもう、温もりを貰ってるよ」
めぐ「え……?」
ジュン「僕はね、めぐと一緒にいると、とても暖かい気持ちになれるんだ。
    めぐのことを考えてると、心が暖かいんだ。だから、めぐはもうずっと
    前から、僕に温もりを与えてくれているんだ」
めぐ「……ジュンって、案外気障ね」
ジュン「いいだろ、別に。じゃあ、今度は僕がまさちゅーせっつってことで」
めぐ「ふふ……私のほっぺがまさちゅーせっつで……あったかぁい……」


はいはいまさちゅーせっつまさちゅーせっつ

568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 14:24:49.58 ID:UABfZWQP0
「梅岡…奴の別名を知ってますか、蒼星石」
「別名?梅岡先生に別名なんてあるのかい。ハードゲイとかそんなありきたりなのはありそうだけど。」
「聞いて驚けです…奴の別名はヒゲじょりマック」
「ひ…ヒゲじょりマック?切り裂きジャックじゃなくて?」
「ヒゲじょりです。その由来は……」
「由来は……?」
「奴のお眼鏡に掛かった男は、例外なくあの剃り残しつきの頬で頬ずられるです。今ベジータがされたように」
「…うん」
「そしてその被害者は…例外なく、あの剃り残しの頬で頬の肉が削げ落ちると言われているです」
「ほ、頬の肉が……?」
「そうです…一ヶ月はマトモな食事ができんですよ…ああ、恐ろしい」
「恐ろしいね……」
「そこからついた別名がヒゲじょりマックです…なんでマックなのかは知らないですが」
「……ベジータ君、大丈夫かな……」
「奴ぁ人間じゃねえですからそう簡単には死にやせんですよ」
「それもそうだね」

「ぎゃあああああ!ほ、ほっぺがああ!ま、まさちゅーせっちゅぅぅぅぅぅ!?いてええええ!!」
「ほーらほーらスリスリぃ♪」
「いてえええ!気持ち悪いいいいいい!くっそおおおお!!」

ド ン

「あ、ベジータが何かに目覚めやがったです」
「でも髪を染めちゃダメだよね。真紅みたいに地毛じゃないのにさ」

オチ?んなもんないですよ。

569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 14:50:58.87 ID:ECl03oa5O


570 :(狐´・ω・`) ◆CBmnFOXXPg :2006/09/12(火) 15:12:50.68 ID:O1fVBNAS0
次スレたてたお

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/intro/1157868205/



571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 15:40:12.95 ID:sIxazvGEO
>>566
梅岡キメェwwwwww

>>567
めぐの可愛さが異常
めぐとまさちゅー(*´Д`)

>>568
キメェ通り越して怖いwwwwww削げ落ちるてwwwwww

572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 16:01:34.24 ID:kdMnkKMYO
保守

573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 16:19:52.40 ID:ECl03oa5O


574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 16:35:03.93 ID:POFAiZ1oO


575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 16:38:43.29 ID:ECl03oa5O


576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 17:00:21.75 ID:z1CXipbn0


577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 17:16:33.48 ID:wvrJbpyf0
>>462の続き

△月〇日
今日は電車に乗っているとみんなに笑われた。どうして笑っていたのか分からなかった。
あとでトイレの鏡をみるとカッターシャツの裏に『薔薇水晶LOVE!』という文字が
黒いインクで書かれていた。いつの間に書かれていたのだろうか?
△月×日
今日はとんでもない事が起こった。
なんと家に帰ると僕の部屋の窓が割られていて、侵入された形跡があった。
そしてベッドの下に隠していたエロ本だけが無くなっていた!
ベッドの上に『君の性欲を貰った!怪盗ばらしーより』と書かれていたメモが置いてあった。
ショックで立ち直れなかった。
△月□日
今日はトイレに入るとトイレットペーパーが全て無くなっていた。
おかげで僕はトイレで大〇ができなかった。
しかし、あとから姉ちゃんがトイレに入った時にはトイレットペーパーはちゃんとあった。
△月▽日
今日僕の集めていたミニカーが全て安物のチョロQに変わっていた。
結構高いミニカーもあったのに…
今日はショックで寝込んでしまった。

578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 17:43:10.47 ID:kdMnkKMYO
もうどう見ても犯罪です。本当に(ry

579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 17:47:20.10 ID:Wr9UUlgr0
俺も薔薇水晶に『薔薇水晶LOVE!』とか書かれてー!!

580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 18:06:19.27 ID:sIxazvGEO
保守

581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 18:21:50.81 ID:XuBUWLoC0


582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 18:22:20.29 ID:kdMnkKMYO


583 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 18:28:17.82 ID:EL+RBcQd0


584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 18:46:26.10 ID:sIxazvGEO
保守

585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 19:00:16.67 ID:V0JMx1V1O
保守

586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 19:07:39.62 ID:lmu/JGhJ0
>>476
>僕の手と一緒にタマネギを切っていく
(;゚ Д゚) タマネギとJUM's handのみじん切り

587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 19:26:48.78 ID:kdMnkKMYO


588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 19:37:09.76 ID:V0JMx1V1O
保守

589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 19:47:58.73 ID:V0JMx1V1O
保守

590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 20:06:38.51 ID:E4CmdMJwO
保守

591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 20:23:37.76 ID:yFf5km7Y0
ほしゅ

592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 20:35:10.25 ID:sIxazvGEO
保守

593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 20:46:50.62 ID:yFf5km7Y0


594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 20:55:55.72 ID:zLa5YA1M0


595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:04:25.52 ID:sJg5EKyUO


596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:09:00.64 ID:B2RWHQeT0
とあるCMみておもいついたwwwwww


槐「おい、白崎。外をみろ、月がきれいだぞ」
白崎「あああ!!!月は・・・月はダメなんだぁぁぁ!!!!」
槐「し、白崎?・・・」
白「う、うわあああああああああああああああああああ!!!!!!!」
槐「お、狼男だったのか?!」

白崎の姿がみるみるうちに・・・・

ラプラスの魔「兎男です」
槐「あるあrwwwねーよwww」
薔「あ!あんなところにおいしそうな兎がいるよお姉ちゃん!」
雪「ホントですわ!今日は兎鍋ですわ!」
ラ「アッー!!!!!」
槐「白崎ィィィィ!!!!!!」

-数分後-

槐「うはwww兎鍋うめぇwww(白崎南無www)」
薔「・・・ウマー」
雪「・・・ところでお父様白崎さんは?」
槐「・・・遠いところへ旅立ったよ」

597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:15:30.46 ID:sIxazvGEO
くわれたwwwwww

598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:33:49.57 ID:3k7Wz/hF0
保守

599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:39:23.92 ID:qg50xB3sO
600かしら

600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:41:27.54 ID:ECl03oa5O
600よぉ

601 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 21:54:46.97 ID:sIxazvGEO
保守

602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:05:18.55 ID:Pe2BDAH50
>>596
あのCMかwww

603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:05:20.05 ID:kdMnkKMYO
>>599
カナ残念でしたwwww

604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:06:11.67 ID:E4CmdMJwO
保守だ

605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:18:18.45 ID:sIxazvGEO


606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:21:26.58 ID:iG1LxCaZ0
昨日、ジュンと喫茶店行ったんだけど、ジュンに私への気持ちを聞いたら
「え、それは・・・その・・・」
ってはっきり言ってくれなかったの。
私ははっきりしない彼の態度にすこしイラついちゃって。
「・・・ジュンは、私のことなんてどうとも思ってないんだね」
って言っちゃったの。
彼は一瞬黙っちゃったけど・・・
「ぼ・・・僕は薔薇水晶のことが好きだ!」
って喫茶店に響き渡るぐらいの大声で。
私は呆気にとられちゃったけど、隣の客が拍手をしながら言う。
「おめでとう!あなた達は最高のカップルよ!」
他に8人くらいいた客もつられて拍手を始める。
「頑張れ!」「お似合いだよ!!」
お店には3人の女性がいたけど全員号泣。客も何人か泣いていた。涙と拍手。
テレビドラマみたいな光景だった。
気づいたら私も泣いていた。信じられないと思うけど本当に作り話。

607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:24:53.57 ID:sIxazvGEO
ちょwwwおまwww最後wwwwww

608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:34:53.64 ID:sIxazvGEO
保守

609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:35:40.30 ID:E4CmdMJwO
保守

610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:48:03.63 ID:zLa5YA1M0


611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:49:23.52 ID:EL+RBcQd0


612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:55:19.55 ID:TN1fJGq/0


613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:55:47.36 ID:ExhPI5QZ0
だんだん薔薇しぃが狂気じみてきたなw

614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:56:24.68 ID:ExhPI5QZ0
なんでsageにチェック入ってたんだろ
保守

615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:57:14.87 ID:id6JfboA0
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1158058447/l50
書き込んでね

616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 22:58:33.93 ID:4HxcpHTD0
ジュンと金糸雀はゲームセンターにやってきたのでした。
金「あっ、UFOキャチャーかしらー」
ジ「ん、……!」
金「どうしたのかしら?……ジュン?」

ジ(落ち着け桜田ジュン!ここで叫ぶのは簡単だ……あのUFOキャッチャー台の中身について!
 『何で玉子焼き型のぬいぐるみが入ってるんだ!ただの黄色い塊じゃねえかあああ!!』って…
  しかしこれは試されているんだ…そうさここは家じゃない…僕は僕自身のテンションを制御するッ!)

金「ジュン、あれやってみてもいいかしらー?」
ジ「ははは、僕がやるよ。任せて」

(プレイ開始)ウィィィィィィィィィ ガシッ
金「つ、掴んだかしら!」
ジ「ああ。だが本体(玉子焼き)がでかいからな。アームの力がもつかどうか…ってあれ?おーい玉子焼きがひしゃげてきてるぞっt」

ググググググググ ゴシャァァァァ(全壊 中綿放出)

ジ「なんでだあああああああああああああああ!!!」

金「玉子焼きが壊れてスクランブルエッグになっちゃったかしらー」
ジ「んな訳ねえだろこのデコ助お前それで上手いこと言ったつもりかああああああぁぁぁ!!UFOキャッチャーはアームの力が弱くて
  多少イラつく位がベストなんじゃねえのかあ!アームに握りこまれて圧壊ってどういう事態なんだよおォォォォ!!
  !そーかあれか!ぬいぐるみの強度が弱いんだな!?畜生そういうことか!この玉子焼きを作ったのは誰だ女将を呼べええええええ!!
  マエストロ直々に指導してくれるわああああああああ!!!」

その後女将(ゲーセンのフロアチーフ=バイトのみっちゃん)を呼び出し『裁縫とは何たるか?』をみっちり仕込んだ後に自らが玉子焼き型ぬい
ぐるみをプロデュース。多大な売り上げに貢献するも、その謝礼としては自分の作った巨大なそれをひとつだけ持って帰り家で枕にしつつ、
二人仲良く並んで眠り良い夢を見て終了 UFOキャッチャーなんて難しすぎるよね保守

617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:01:37.15 ID:3k7Wz/hF0
最近のUFOキャッチャーはつかんで持ち上げるより、引き摺って落とすほうがメインなのが気に入らんな。
それにしてもJUM無駄にテンション高いなwwwwwww

618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:06:19.52 ID:sIxazvGEO
テンションタカスwww

619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:07:20.81 ID:qg50xB3sO
元気だったか?久しぶりだなwwww

620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:09:40.81 ID:4HxcpHTD0
>>617-619
ごめんねもうこのネタやらないと思ってたけどちまちま放出するかもしれん
レスサンクス!
>>619
覚えていてくれて感謝ww  金糸雀はかわいいよ保守

621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:10:22.54 ID:4I2A0leK0
ハイテンションwwwww久しぶりに見たがやっぱすげえハイテンションだwww

622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:20:55.82 ID:E4CmdMJwO
保守

623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:21:15.50 ID:sIxazvGEO
保守

624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:31:33.67 ID:zLa5YA1M0


625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:32:28.77 ID:73pfyxL9O
ほしゅ

626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:40:44.98 ID:XuBUWLoC0
保守

627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:42:34.04 ID:9yPzPPfoO
ローゼンSSスレってまだ存在してたんだ(笑)

628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:49:35.56 ID:yFf5km7Y0


629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/12(火) 23:56:59.17 ID:zLa5YA1M0


630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:00:03.86 ID:Vu0HvakSO



631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:05:39.99 ID:OETniOT60
保守

632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:06:51.94 ID:uEbb80F1O
落ちるの早いよ保守

633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:16:28.81 ID:LduimtlZ0


634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:18:26.88 ID:mKOUyD68O


635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:25:50.42 ID:LduimtlZ0


636 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:29:30.68 ID:l43Y1ba0O


637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:38:44.79 ID:isdRF10NO
>>633-636
フュージョン?

638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:46:10.41 ID:BVsiX/ZpO


639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:56:44.93 ID:7XB5ZgAhO


640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:07:07.55 ID:QhscUehM0


641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:12:19.19 ID:KmtCkMwK0

「そこに。」

随分と涼しくなって来た秋の夜
空には大輪の月
地には銀杏の木

でも、彼女
蒼星石はそのどちらでも無く
自分と僕の間
何も無い空間を指差し言った

「愛はあるかい?」



『 秋の夜長の酔っ払い(×2) 』




642 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:13:01.12 ID:KmtCkMwK0
>>641
「はあ。」
溜め息なのか呆れた声なのか分からない声を上げつつ蒼星石を見る。
「そこに愛はあるかい?」
相変わらず僕と自分の間を指差し僕を見ている。
その顔には若干赤みが掛かっており普段に比べ表情に少し締りがない気がする。
ああ、そう言えば今日飲んだワインの中にロゼもあったな。
などと思考を先程まで参加していた飲み会に飛ばしてみたりするも……。

「JUN君!」

あえなく失敗。
「酔ってるだろ?お前。」
蒼星石はそれほど酒に弱いという訳では無い。
決して、大酒飲みだとかザルという事は無いが普通に飲める方ではある。
それに今日は別に二人とも然程飲んだつもりは無い。
「……そうだよ。酔ってるよ。僕。」
不意に真剣な顔になり、僕の眼を真っ直ぐに見つめる蒼星石。
「酔ってるから不安になる。酔ってるから聞きたくなる。僕は君が凄く好き。
誰よりも。JUN君、君の事が好き。好きで好きで仕方ないから不安になる。
好きで好きで仕方ないから疑ってしまう。好きで好きで仕方ないから聞きたくなる。
ねえ?JUN君。『そこ』に愛はあるかい?」
彼女は捲し立てる様に言うと再び自分と僕の間を指差した。
それに対して僕が言えることは……。



643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:14:12.72 ID:KmtCkMwK0
>>642
「なあ、蒼星石。」
僕も蒼星石と同じ場所を指差して言う。
「僕も君の事が好きだ。誰よりも好きだ。でも『そこ』に。
僕と蒼星石の間に愛が有るかは分からない。
だってもしかしたら僕の愛は君と違う方を向いてるかも知れない。
君が僕を愛していてくれても、もしかしたら僕には届いてないかも知れない。
だから、『そこ』に、僕と蒼星石の間に愛が有るかは分からない。」
僕の言葉を聞き俯いてしまう蒼星石。
そんな彼女を僕は引っ張り少し強引に抱きしめる。
「でも、間にあるかは分からないけど、こうやってくっ付いてる僕と蒼星石にはきっと愛が有ると思うんだ。」
さっきよりも少し強く抱きしめる。
すると僕の腕の中で抱き締められるだけだった蒼星石が僕の背中に手を回してきた。

644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:16:05.86 ID:KmtCkMwK0
>>643
「ねえ、JUN君。」
「ん?」
「ごめんね。変な事聞いて。」
「別にいいよ。」
「ごめんね。僕、酔っちゃたみたいなんだ。」
「うん。」
「だから、普段、聞けない様な事聞いちゃったんだ。ごめんね。」
「良いよ。別に。」
「うん。ごめんね。」
「別に良いって。それにな、僕も酔ってるんだ。」
「うん。」
「でないと、あんな恥ずかしい事言えないよ。」
「うん。」

僕は蒼星石の髪を撫でながら、通り抜ける風とサラサラと音を発てるススキに秋の夜を感じていた。




645 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:22:27.77 ID:Mr1n/WCmO
二人とも歯が浮くようなことをw
こういうのって酔いが覚めたあととか恥ずかしいよねwww

646 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:22:57.86 ID:30vywRu30
>>644
そんな酔っ払い二人を肴にこちらも乾杯っとね

647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:31:18.32 ID:ux3HZIrbO
「ローゼンライダーBLACK」投下します。
仮面ライダーBLACKなんて知らねーって方、すいません
「ローゼンライダーBLACK」

第四話「秘密結社ラプラス(後)」

J「おい!大丈夫か?」
水「…ええ、それよりアリスってなんなのぉ?」
J「…アリス。それはこの世の支配者たる存在。簡単に言うと神みたいな存在だ…」
水「神……何で私や、めぐがそんな…」
J「詳しいことは俺にもわからん、わかっていることは現在のアリスの寿命が尽きようとしていること…そしてお前達2人の体内にローザミスティカを埋め後継者を決めようとしていることだ」
水「嫌!私めぐと争いたくない!めぐと家に帰るの!!」
J「…残念ながらそれは無理だ…」
水「えっ…?」
J「彼女……めぐは脳まで改造されてしまった」
水「…そんな…」
J「残念だが今のめぐはめぐじゃない…。奴はラプラスの幹部シャドームーンとされたんだ。」
水「……元に戻せないのぉ…?」
J「残念ながらわからん、だがお前は機械の故障で脳改造を逃れたんだ。」
水「そんな…」
J「現アリスに聞くのが一番だが……引き返したらお前は脳改造だ。」
水「じゃあ…私はどうすれば…」
J「まずはここを脱出するんだ。そしてこの組織を潰せ!そうすれば現アリスに嫌でも聞き出せる」
水「潰すってどうやって……」
J「お前も改造手術を受けたんだ!戦う力は備わっている!その羽が証拠だ!」
水「この羽が……わかったわぁ…めぐを救うために戦うわぁ」

648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:33:26.51 ID:ux3HZIrbO
水「でも戦い方がわからないわよぅ」
J「俺が教えるようにやるんだ。」

そう言うとジュンは仮面ライダーお馴染のポーズを取りはじめ…

J「変身!!」
目一杯叫んだ




水「…ダサイわぁ…」
J「うううるさいなぁ!!いいからやれよ!」
水「はいはい…」

水銀燈は構え始めた…
そして…


水「変身よぉ♪」
すると…
ギュイィィーン!!!
水「キャッ!」
水銀燈の周りを黒い影が包んだ。
影が消えると、そこには羽が普段の2倍ほどでかく、オーラを放つ水銀燈の姿があった。

649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:34:19.75 ID:ux3HZIrbO
水「すごぉい…」
J「よし、変身もしたし脱出だ!」

しかし…

戦闘員「見付けたぞ!」
J「チィッ!逃げるぞ!」
水「待って!」
J「!?」
水「どうせなら戦うわぁ、一人みたいだしぃ」
J「お、おい…………チッ、わかったよ…腰のベルトに触れば、光の剣「リボルケイン」が出てくる、それで戦え」
水「これねぇ…行くわよぅ……お馬鹿さぁん…」


(ちなみに水銀燈は剣道、空手の有段者って事でよろしく)

650 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:35:32.50 ID:ux3HZIrbO
――――圧倒的だった。
水銀燈がリボルケインを一振りすれば戦闘員は粒子の如く消えてしまった。

水「ごめんねぇ……めぐを返して貰うまで手加減できないのぉ…」
水銀燈はその場に立ち尽くす

「…い!」

「…ぉい!」

J「おいって!何をボーッとしてんだよ!」
水「…あぁ、ごめんなさぁい」

J「早く行くぞ」
水「うん…」



水「めぐ………待っててね………きっと元に戻すから………」

続く

651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:41:50.97 ID:Mr1n/WCmO
仮面ライダーktkr

652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:46:17.79 ID:SPpIZo+l0
水銀燈がお弁当を作ってきました。
J「どれどれ?」
中身はウナギやスッポンの肉など精力のつくものばかり
弁当の袋に手紙があり一言
―しっかりと体力つけてねぇ(*´д`)―
J「・・・・」

真「何が入っているのかしら?」
中身は豆腐や豆ご飯など豆、芋づくし
そして一言
―これであなたの悩みも解決よぉ―
(゚д゚)

金「中身はなにかしら?」
中身はわかめご飯に海藻サラダなどなど
―これで少しはおでこの面積が減るかもねぇ―
金「・・・・・」
 ( ゚ Д゚)
  ( つ旦O
  と_)_)

    _, ._
  ( ゚ Д゚)   ガシャ
  ( つ O. __
  と_)_) (__()、;.o:。
          ゚*・:.。

653 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:48:55.81 ID:Mr1n/WCmO
カナwwwwww

654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 02:03:03.77 ID:udHEVcn30
カナァァァァァ!!!wwwwwwwwwwww

655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 02:27:02.23 ID:isdRF10NO
ほし

656 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 02:36:38.94 ID:gaPsIIZt0
保守

657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 02:54:31.40 ID:gaPsIIZt0
就寝前保守

658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 03:41:30.47 ID:xRJ/SJQr0
緊急age

659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 04:06:38.92 ID:kvb8vOQi0
保守

660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 05:22:33.46 ID:6Q6/MJ2fO
保守

661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 05:36:40.66 ID:kvb8vOQi0
保守

662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 06:31:45.22 ID:QhscUehM0
朝の登校前に保守

663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 06:42:49.49 ID:NXnD14Z0O
保守

664 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 07:33:22.20 ID:l43Y1ba0O



665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 07:56:17.01 ID:NXnD14Z0O
保守

666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 07:57:02.31 ID:mKOUyD68O
保守かし……あぁんっ、みっちゃぁん……。
そ、そこはあまりにもまさちゅーせっつかしらぁ……。

667 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 08:51:02.32 ID:rupBlSwTO
保守

668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 09:22:58.24 ID:dRsr8JMx0
のはようございます保守

669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 09:56:05.69 ID:dRsr8JMx0
保守

670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 10:21:58.85 ID:dRsr8JMx0
保守

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 10:53:21.87 ID:dRsr8JMx0
金「JUM、このオムレツ一体どういうことなのかしら?」
J「え、普通のオムレツだけど?」
金「カナはプレーンオムレツが食べたかったの!
  こんな野菜入りオムレツなんかじゃないかしら!」
J「そんなこと言ってもお前『オムレツが食べたいかしら。』としか…」
金「『オムレツ』といえばプレーンオムレツに決まってるかしら。」
J「でものりが作るオムレツはいつもこれだぞ?」
金「それにしても卵のふわふわ感が全く無いかしら。
  見てこの薄焼き具合、カッチカッチやぞかしら。
  ちゃんとしたプレーンオムレツで早く作り直すかしら。」
J「文句言いながらも食べてるじゃないか。 
  ―――もっと食べたいなら素直に頼めよ。」
金「す、捨てるのがもったいないだけかしらっ!」

うちのオムレツは基本野菜入りだったから困る。

672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 11:07:42.63 ID:54L+xOLHO
ほしゅ!!

673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 11:36:29.67 ID:dRsr8JMx0
保守

674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 11:38:50.20 ID:Mr1n/WCmO
>>671
昼飯にオムレツ食べたくなってきた…
カナの作るふわふわオムレツが食べたい(*´д`)

675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 11:43:47.78 ID:p+goWTqz0
ハラヘッタ…
プレーンオムレツいただきマンマ

676 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 12:04:49.20 ID:OETniOT60
保守

677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 12:45:20.06 ID:TL2FGO5jO


678 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 12:45:57.46 ID:isdRF10NO


679 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 13:16:16.77 ID:Mr1n/WCmO


680 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 13:42:22.53 ID:dRsr8JMx0
金「♪すっきりクッピー、クッピーラム〜ネ」
雛「♪しゅわっしゅわ〜、ラムネおいし〜の。」
真「うるさいのだわ、邪魔しないでちょうだい!」
J「お前等も次の時間小テストだろ、勉強しなくていいのか?」
雛「ヒナたちは昨日勉強したから大丈夫なの。」
金「そういえば雛苺、クッピーラムネっていうけど
  ウサギとリス、どっちがクッピーだと思う?」
雛「う〜、ウサギさんかな〜?」
J「そういや聞いたことないな。」
真「気になるのだわ。」
金「答えは―――。」

固唾を飲んで解答を待つ3人の耳に入ってきたのは授業開始のチャイム。
鳴り終わらないうちに梅岡が教室の扉を勢いよく開けて入ってきた。

金「あら、テスト始まっちゃうかしら。」
真「金糸雀、答えを教えなさい。」
金「後にするかしら〜。」
J「行っちゃったか。テスト後に期待しとこう。」
雛「さ、テスト頑張るの。」

真(・・・気になって)
J(テストに集中できない。)
雛(2人とも悩んでるの、作戦成功なの。)

雛苺は嬉しそうに金糸雀の方を見たが、仕掛け人の金糸雀も蒼い顔をしていた。

金(あーん、歌が頭にこびりついて集中できないかしら。)

681 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 13:47:40.09 ID:LtfEVPq30
>>680
策士策に溺れるのが金糸雀クオリティ!
……で、答えは?

682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 14:15:20.04 ID:dRsr8JMx0
>>681
いろいろ調べたけどちょっと不明w
1.名前は無い(うさぎとリスw)
2.うさぎがクッピー(TV番組でウサギの着ぐるみをそう呼んだけど…?)
3.うさ男くんとりす子ちゃん(服装からするとありだけどソース不明)
カクダイさんに訊くしかない

683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 14:38:22.30 ID:TL2FGO5jO


684 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 15:02:27.89 ID:dRsr8JMx0
保守

685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 15:04:08.27 ID:MORuhNa00
保守

686 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 15:34:25.85 ID:Mr1n/WCmO
保守

687 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 16:16:36.74 ID:dRsr8JMx0
ほす

688 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 16:39:53.90 ID:TL2FGO5jO


689 :guroino:2006/09/13(水) 16:49:28.09 ID:2nE/R4wV0


690 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:10:23.94 ID:LtfEVPq30
保守

691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:10:35.87 ID:TL2FGO5jO


692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:11:57.91 ID:0hyl8u+J0
久しぶりに長編かけそうな予感です

-予告-
「暗殺部隊-Rose Knight-」


血を血で洗うこの世界・・・
この世界には 野望 欲望 憎しみ 悲しみ が
あふれかえっていた・・・
血の雨がやまないこの世界で・・・
少女達は戦う・・・
この世界を救うために・・・
けれど・・・
それは犠牲の上での正義・・・
血に染まりし少女達・・・
己の剣を信じて・・・
少女達は戦う・・・

ある日・・・
Rose KnightのNo.3の翠星石は任務にでる・・・
「桜田ジュン」という男の暗殺に・・・

荒れ狂う世界の中で少女達は何を思うのか・・・
そして・・・本当の正義とは・・・


1話と2話の途中までかけてるので
全部かけたら投下しようかとおもっています

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:29:50.79 ID:TL2FGO5jO


694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:48:32.56 ID:dRsr8JMx0
翠「おめーですか、『こんにちワン・ツー』なんて
  聞いたこともない言葉を流行語大賞に投稿してた奴は!」
金「―――横山君にどうしてもって頼まれたかしら。」
翠「毎月ランク入りしたって候補にもあがらね―んですから、いい加減諦めるです。」
金「それでもやめるわけにはいかないかしら。」
翠「意志がかたいのならこれ以上止めはしねぇです。
  まあ、『らめぇぇぇ』とか『朝鮮玉入れ』とか送るよりましですぅ。」
金(それも頼まれて送ってたかしらorz)

気になることばって参考にしてるのかな?

695 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:50:55.79 ID:Mr1n/WCmO
こんにちワン・ツー……聞いたことねぇwww

696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 17:55:35.28 ID:zHm/Pfya0
ここは「ジュンの家」のリビング。
「(黙々とお菓子を頬張るばらしー)」
・・・ここは「ジュンの家の」リビング。
「(黙々と略)」
・・・再三言うようだがここは「ジュンの家の
「なぁ。ひとつきいていいか?」
一人もくもくとホームパイを食べ、抜け殻を山積にしていく薔薇水晶にたまらず聞くジュン。
それを聞くやいなやジュンの方へ振り向く。
「食べる?」
「もらう・・・けど何でそんなに?」
ひとつ受け取りながら…質問しようとしたことをすっかり忘れ、薔薇水晶の後ろに見えるでかい袋に入っているその山を見ながら仕方なくに訪ねた。
「知り合いの食品会社の人からもらった。失敗品だってさ。」
そう言われてじーっと見るが、正規の物とどう違うのかがわからない。
何か違うのだろうけれど、知ったことではない。
「・・そうか。まぁいいや。うまいし。」

テーブルの上には二人が食した袋の山がここぞとばかりに積みあがっていた。
「・・・さっきから袋の中身が減っていないんだがどうしてだろう。」
そんな疑問が残ったが。…まぁいいこととしよう。

697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:07:42.85 ID:zHm/Pfya0
ほしゅ

698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:12:26.72 ID:dRsr8JMx0
>>695
ほんとに聞いたこと無いのに毎月ランクインしてるんだよ、邪尼組織票コワス

>>696
形が悪かったりして売り物にならない不良品はもらえるんだよね。
知り合いがいると差し入れで大量にチョコもらえたりしてgood

699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:17:08.16 ID:BVsiX/ZpO
700かしら

700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:20:42.68 ID:isdRF10NO
7000

701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:25:00.20 ID:PI5V+aiL0
5 名前: 小林盛久 ◆yfyrQYUUA. 投稿日: 2006/09/09(土) 22:39:59
アホなアンチと知恵遅れのVIPPERがこのスレにバカどもを誘導している。
あいつら一同をまとめてぶっ殺してやりたい!

↑m9(^Д^)プギャーVIPPERは知恵遅れだってよwwww
今すぐ一人一回VIPPERのみんなで突撃ブーンするおwwww
VIPPERを馬鹿にしてるやつらに思い知らせてやるんだお!

702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:37:59.79 ID:Mr1n/WCmO


703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 18:56:05.40 ID:THaaaITx0
ho

704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 19:10:14.08 ID:Mr1n/WCmO
保守

705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 19:26:32.56 ID:Mr1n/WCmO
保守

706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 19:44:05.50 ID:Mr1n/WCmO
保守

707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:00:28.54 ID:Mr1n/WCmO
保守

708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:00:34.88 ID:TL2FGO5jO


709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:01:04.37 ID:Pejw282YO
保守

710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:12:44.73 ID:2nE/R4wV0


711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:25:20.24 ID:NXnD14Z0O
保守

712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:39:36.13 ID:Mr1n/WCmO
保守

713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 20:55:44.17 ID:Mr1n/WCmO
保守

714 :p5064-ipbf204funabasi.chiba.ocn.ne.jp:2006/09/13(水) 21:04:59.29 ID:xVS+bwlN0
nagasaki

715 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:05:53.94 ID:3S8FQcA40
「一つ屋根の下 第四十九話 JUMと文化祭巡り」

「引継ぎもOK……いこう、JUM。」
「ん、そだね。じゃあ、午後はよろしくね桑田さん。」
「うん、任されたよ。ごゆっくりね〜。」
僕と薔薇姉ちゃんは桑田さんに午後を任せて教室を後にした。今日の午後は薔薇姉ちゃんと約束してた
からな。そんな訳で、僕らは校内を歩いている。ちなみに、薔薇姉ちゃんはメイド服で歩いてる。いや、文化祭
の最中だから宣伝効果でいいんだけどさ……やっぱり着慣れてると恥ずかしくないとか。
「そういえば…昨日はJUM…どこ見に行ったの?」
「ん?昨日は銀姉ちゃんのお化け屋敷と、カナ姉ちゃんの実験ショーかな。どっちも散々だったけど。」
昨日を思い出す。真紅姉ちゃんの方は、銀姉ちゃんの悪戯が爆発して真紅姉ちゃんは泣いちゃうし、
カナ姉ちゃんの方はヒナ姉ちゃんが巨大水風船爆発させてずぶ濡れになったし。いやまぁ……散々だったけど
色々とイイモノは見れたかな。と、そんな事を思っていたときだった。ぐ〜〜〜っとお腹がなる。
「あ……ははっ、そういえば何も食べてないね。」
「うん……じゃあ、1−Bに行こうよ……欧米の食べ物があるらしいから……」
1ーBと言えばヒナ姉ちゃんと柏葉のクラスだ。確か、『欧米かっ!』って某芸人みたいな店名だったな。
欧米の文化を紹介しつつ、食文化に触れる。まぁ、食のがメインだろうけど。あれ?食といえば……
「それで……その後キラキーのトコに行こう。ふ〜どふぁいと。」
ああ……いました。今回の文化祭最大の食のクラスが。昼は軽めにしよう。多分、キラ姉ちゃんの勇姿を
見てるだけでお腹一杯になりそうな気がするしね。



716 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:06:25.42 ID:3S8FQcA40
>>715
「いらっしゃいませ。あ、桜田君と薔薇しー。」
僕らは1−Bに到着する。店内にはハンバーガーだの、パスタだのピザだの。偏ってはいるが、欧米を連想させる
食べ物が多くあった。
「や、巴。席……空いてないみたいだね…」
店内を見回す。そこは、うちの店ともいい勝負が出来る集客だった。むむ、侮れない。その中で目を引くのが
クルクルと踊るようにメニューを運んでる小さなウェトレスだ。多分、うちで言う薔薇姉ちゃんや桑田さんみたいな
看板だろう。そして、僕はその看板に見覚えがありすぎる。
「あ、JUMと薔薇水晶なの〜!」
言わずもがな、ヒナ姉ちゃんだ。ヒナ姉ちゃんはチューブトップに短パンと何とも露出の高いアメリカンな格好を
していた。あれ?ヒナ姉ちゃんて何気に胸……ごほんごほん、何でもないです。
「うん、繁盛してて満席。でも、隣……1−Aとウチは提携してるからこっちで買って、あっちで食べてもいいよ。」
1−Aと言えば、真紅姉ちゃんのクラスだ。確か、休憩所とか言ってたな。うん、席余ってそうだ。
「じゃあ、そうしようよ薔薇姉ちゃん。何か食べるもの選んでさ。僕は何にしようかなぁ…」
「そうだね……じゃあ、私もメニュー選ぶ……」
薔薇姉ちゃんとメニューを目で追う。なかなかお腹に溜まりそうなメニューが多い。
「ヒナはハンバーガーがお勧めなの〜!とっても大きいのよ〜。」
中学の英語の教科書で見たな。確かに、アメリカのハンバーガーでかかった。アレ、食べてみたな。
「じゃあ、僕はハンバーガーにしようかな。薔薇姉ちゃんは?」
「んと……私はパスタ……後、ピザ。二人で分けよう?」
「ハンバーガーとパスタとピザだね。それじゃあ、出来たら雛苺に持っていかせるから、二人は先に隣のクラスに
行っててね。あ、これ引換券。」
柏葉に引換券を渡される。僕と薔薇姉ちゃんはそれを手に、隣の1−Aに行った。
「あら?JUMと薔薇水晶じゃないの。いらっしゃい。ゆっくりしていくといいのだわ。」
真紅姉ちゃんも店番なんだろうか。このクラスの人間だからな。でもさ……でもさ、何で……
「?どうしたの?早く座りなさい。」
「真紅姉ちゃんはどうして椅子に座って紅茶飲みながら本読んでるのさ……」


717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:07:01.72 ID:3S8FQcA40
>>716
そう、真紅姉ちゃんは店番と言われてもとてもじゃないが、そうは見えなかった。家に居るが如椅子に座り、
紅茶を飲みながら本を読んで笑えるくらい優雅だった。
「あら、私はこれが仕事よ。クラスの子に聞いてみる?」
「いや、いいよ。何となく分かったから。」
僕は椅子に座る。それに続くように薔薇姉ちゃんも僕の隣に座った。そして、周りから声が聞こえてくる。
「なぁなぁ、あの金髪の子可愛くね?しかも、何か上品な感じでよ……」
「ここ寄って行こうぜ。近くで見なきゃ損だって!!」
とまぁ。要するに、真紅姉ちゃんがここでリラックスしてるのは客寄せな訳だ。確かに、もし僕が真紅姉ちゃんと
他人だったら、見たいがために留まる気がしなくもない。それが狙いなんだろう。
「は〜い、お待たせしましたなの〜!ハンバーガーとパスタとピザなのよ〜!」
ヒナ姉ちゃんがトレー片手に入ってくる。お、結構早いなぁ〜。
「有難う、ヒナ姉ちゃん。」
「有難う、雛苺……その服も可愛い……」
「う、ありがとなのー!ヒナも結構お気に入りなの。ちょっとだけ恥ずかしいけど……」
ヒナ姉ちゃんがホンノリ顔を赤く染める。まぁ、露出激しいしね。そんなヒナ姉ちゃんを見ながら。もとい、
一部分を凝視しながら真紅姉ちゃんが睨みを利かせる。
「……は、はしたないわよ雛苺。そんなにむ、む、胸を強調させて。」
「う?なら真紅も着る?真紅はヒナよりちょびっと背が高いくらいだから予備があるのよ〜?」
僕は争いに巻き込まれないように他人のフリをしながらハンバーガーをがっつく。うん、美味い。
「い、嫌よ。はしたない。私はそんな格好は……」
「……真紅は胸がないから……チューブトップきたら……断崖絶壁が丸分かりになる…もぐもぐ…」
うわぁ……断崖絶壁て……漢字四文字ってどうしてこう、あたかも凄そうな気がするんだろう。
おーい?真紅姉ちゃん?生きてますか?薔薇姉ちゃんもさ。もう少し言葉選ぼうね。


718 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:07:33.57 ID:3S8FQcA40
>>717
さて、微妙な空気になった休憩室を後にした僕らはいよいよ、魔王の君臨を見に行く事にした。
その教室はすでに熱気に溢れている。二つの机があり、一つに結構痩せ目の男性が座っている。
「さぁ!我らがチャンプに挑戦する命知らずがやってきたぁああ!!!」
どうやら、その男性は挑戦者らしい。僕と薔薇姉ちゃんは閲覧席に座る。しかしさ、テレビ見てても思うけど、
大食いとかっていかにも!って人より細い人のが多い気がするよね。
「さぁ!我らがチャンプよ!愚かな挑戦者に鉄槌を下したまえ!雪華綺晶ーーーー!!!」
アナウンサー熱いなぁ。と、黒いマントに身を包んだキラ姉ちゃんが現れる。そして、マントをバサッと脱ぎ捨て
「私の胃袋は宇宙ですわ…」
と、お決まりの台詞を言う。う〜ん、いかにもラスボスっぽいなぁ。
「キラキー……かっこいい……」
カッコいいかなぁ?まぁ、薔薇姉ちゃんのツボが外れまくってるのは周知の事実だ。
「さぁ!挑戦者よ!何で挑む!ソバか?ハンバーガーか?寿司か??」
色々メニューあんだなぁ。挑戦者が選ぶのはせめてものハンデなんだろうなぁ。
「いや、チャンプが選ぶといい。私はそれで勝負しましょう。」
歓声が起こる。あえて、キラ姉ちゃんにメニューを選ばせるというのだ。漢だ……無駄に漢だ。
「あら、紳士ですのね。それじゃあ……吉○家の牛丼復活を記念して牛丼といきましょう!」
キラ姉ちゃんが言う。うわぁ、ヘビーだなぁ。ちなみに、吉○家はしばらく限定で発売し年内には完全復活を
目指しているらしい。まぁ、そんなどうでもいい話は置いといて、次々と机に牛丼が置かれてく。
「ふふふっ、牛丼一筋16年〜ですわ♪」
キラ姉ちゃん、それ古い。しかも、今の16歳はきっと知らない……
「さぁ!準備が整いました!果たして、チャンプを下す事が出来るのか!?フードファイトォ……レディ…」
キラ姉ちゃんが満面の笑みで箸を割る。鬼気迫る顔の挑戦者とは対照的だ。
「GOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!」



719 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:08:06.36 ID:3S8FQcA40
>>718
ガツガツガツ!!!バクバクバク!!ムシャムシャムシャ!!!
そんな効果音が挑戦者から聞こえてきそうだ。物凄い勢いで牛丼をかっ込んでいる。一方、チャンプはと言えば
「卵割っておいてください。あ、胡麻ドレッシングも下さいな。ああ、幸せですわぁ〜。」
何とも余裕。余裕なんだが……物凄く規則正しく箸で牛丼をつかむ→口にもっていく→噛み砕くを行っていた。
もうね、コンマ1秒の狂いもないくらいに同じペースで箸を進めていく。笑顔で。
「矢張りチャンプは恐ろしいいいいいい!!その体のドコに入るんだぁああ!!すでに10杯めええええ!!」
一方、挑戦者は4杯目だ。いや、これでも頑張ってるとは思うけどね。
「胡麻ドレ追加ですわ〜!」
キラ姉ちゃんがサラダ用の胡麻ドレッシングを牛丼にかける。ちなみに、これがなかなか美味しい。
豚丼でも美味しいから一度やってみるのをお勧めする。
さて、勝負はと言えばすでに一方的な残虐ファイトで終わった。改めて、恐るべしキラ姉ちゃんだ。
「ご馳走様でした。大変美味しゅう御座いましたわ。」
行儀よく手を合わせる。ああ、本当笑顔で食べるよなぁ。
「恐るべしチャンプ!!彼女の本気の前には挑戦者は足元にも及ばずだあああ!!」
「あら?それは違いますわよ?今のは本気ではないです。ウォーミングアップですわ。」
キラ姉ちゃんが、某大魔王様が「今のはメラゾーマではない。メラだ。」と言わんばかりに力の差をアピール
する。てか、あれでウォーミングアップですか……本当に宇宙の胃袋を持ってるのかもな、キラ姉ちゃんは。
「キラキー……凄いね。」
いやさ、凄いとかそういう次元じゃないと思うよ。いや、本当。
「JUM〜!薔薇しーちゃ〜ん!私の勇姿見てて貰えましたか〜?」
僕らに気づいてたのだろうか、キラ姉ちゃんがブンブン手を振る。ええ、本当に勇姿を拝ませて貰いました。


720 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:08:38.32 ID:3S8FQcA40
>>719
「二日目も終わっちゃったね……文化祭は後一日……」
夕方……僕は薔薇姉ちゃんと二人で帰路についていた。
「そうだね。そう考えると少し寂しいよね。」
祭りはいつか終わるもの。楽しい時間は何時までもは続かない。
「うん……でもね。でも、とっても楽しかったよ……」
「そうだね。僕も楽しかったよ。」
テクテクと夕日を背に歩く。ふと、手がギュッと握られる。隣を見れば、薔薇姉ちゃんが僕をじーっと見ていた。
「あのね……楽しかったのは、JUMが居たから……お姉ちゃんたちと居ても楽しいけど…私が一番好きなのは
JUMと一緒にいる時間……文化祭じゃなくても…一緒にいる時間がいつも一番楽しい時間……」
薔薇姉ちゃんが小さな声でボソボソと言う。僕は思わず顔が赤くなるのを感じる。
「JUMと一緒なのが大事なの……だから…今日はずっと一緒にいれて幸せだったよ…」
そう言って薔薇姉ちゃんはニッコリ笑った。僕はつい、手を強く握り返す。
「僕も薔薇姉ちゃんと一緒に回れて楽しかったよ。それに……薔薇姉ちゃんが僕といるのが幸せなら、薔薇
姉ちゃんはきっと何時も幸せで居られるよ。」
何だか我ながら恥ずかしい事を言ってる気がする。でもまぁ、たまにはこんなキザでもいいでしょう?
「なぜならさ……僕らはずっと一緒だから。今までも、これからも。だって……姉弟だからね。」
「JUM……うん、一緒。ずっと一緒……私もJUMもお姉ちゃん達も…だから、みんな幸せ。」
僕らは再び家に向かって歩き出す。いつも側にあるささやかな幸せを手にするために。
END

721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:21:37.68 ID:uEbb80F1O
屋根ktkr。大魔王様テラバロスwwww文化祭って終わりに近づくと寂しくなりますよね…

722 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:22:02.11 ID:Mr1n/WCmO
きらきーテラスゴスwww

723 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:27:37.64 ID:LduimtlZ0
流石きらきー!
そこに痺れるあこがれるぅ!

>>201の続き
白兎とタイムマシンと大切な人と第三話投下します。
感想くださった方々に感謝
それではどうぞ


724 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:28:17.46 ID:LduimtlZ0
第三話 「触れ合い」


適当に入った喫茶店は少々古めだが
感じは良さそうな所だった。
適当な席に金糸雀と一緒に座る。
人と一緒に喫茶店だなんて初めてだな。

「しかし一緒の大学とはな……」
「カナも驚いたかしらー、兎の方向いてるのが誰かと思ったら
 ジュンだったかしらー。」
「はは……どうしてまた此処の大学を受けたんだ?」
「近いし何より理由はサークルかしらー」
「サークル?普通のサークルなら他の大学にもあると思うけど」
「此処は一風変わったサークルばっかりがある事で有名かしらー」
「へぇ……」

僕が此処を受けた理由は金糸雀と同じく近いからであって
他に受けた理由は特に無い。
大学の特徴やらなんやらをほとんどチェックせぬまま受けたから
サークルがうりだってのも知らなかった。

「ご注文はいかがなさいますか?」

店員が注文聞きに来たので急いでメニューから選ぶ。
まぁ……紅茶でいいか。

725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:29:31.70 ID:LduimtlZ0
>>724

「紅茶で」
「プレーンオムレツかしらー」
「かしこまりました」

そう言うと店員は注文をしたものを伝票に書き
少しして厨房の方へと戻っていった。

「それにしても相も変わらず玉子料理が好きなんだな……」

金糸雀は昔から玉子料理が好きだった。
考えたら遠足の弁当は必ず玉子の山。
給食の玉子料理に至っては人に見つからないよう給食より前の時間に
他人の分まで盗み食いしてたくらいだ。
結局、それは口についた玉子などでばれていたが。

「玉子さえあれば生きていけるかしらー」

いや、玉子は一日一個、いや二個かな?
それぐらいしか食べたらいけないって。
まぁ金糸雀ならそんな事平気かもしれないが。

「何か入るの決めてたのか?」
「さっきも言った通りまだかしらー、ジュンは何かおすすめのあるかしらー?」
「ん……特に無いな、やはり。明日一緒にでも探すか?」
「それもいいかしらー、何時からがいいかしらー?」
「えーとちょっと待って……講義の時間を見るよ……」

726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:30:27.43 ID:LduimtlZ0
>>725

そう言いバッグから自分の講義のコマ割表を見る。
高校の時と違い人によって時間が違うというのが凄いな。

「金糸雀のも見せてくれないか?」
「はいかしらー」

金糸雀の手からコマ割り表を取り自分のと比べてみる。
自分と同じコマは……あれ?

「……何かほとんど同じじゃないか?」
「?見せてかしらー」

金糸雀は僕の手から二人のコマ割り表を取ると
少しして驚いた顔を浮かべる。
そりゃあ驚くだろうな。

「まさにミステリーかしらー!」
「偶然にも程があるな……」
「なら偶然じゃないかもしれないかしら?
 もしかしたら神様や道化の起こした必然かもしれないかしらー」
「だとしたら神様や道化はさぞかし悪戯好きなんだろうな」

727 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:31:40.01 ID:LduimtlZ0
>>726

金糸雀と早く再会した事と言い
兎との再会と言い
ほとんどコマ割が同じ事と言い
此処まで来ると恐怖を覚えてくる。
此処まで来るとミステリー小説の主人公にもなれるかもな。
いやなりたくはないけれど。
ぱっと時計を見てみる。
もう喫茶店に入ってから結構な時間が経っている。
こんなに長い事人と話したのは久々だな……。
色々と考えてると店員が紅茶とプレーンオムレツと持ってくる。

「ご注文はこれでいいですか?」
「食べ終わった後にデザートにプリンをお願いするかしらー」

食後はプリン。
此処まで来ると最早中毒とも言えるな。
しかし金糸雀がおいしそうにプレーンオムレツを食べてるのを見てると
そんな事はどうでも良くなってきた。

「ジュンも一口食べるかしらー?」
「いや、いいよ。金糸雀が全部食べなよ」
「わかったかしらー、頂きますかしらー」

金糸雀はそれを聞くとまた食べ始めた。
食べている時も喋っている時も彼女の表情はとても楽しそうに見える。
彼女は幸せそうだ。何から何までと。
何事も楽しんでいる。
それに比べて自分は一体何なのだろう?

728 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:32:36.74 ID:LduimtlZ0
>>727

「何考えてるかしらー?」

気が付くと金糸雀が口に玉子をつけながら
僕の頬を突付いている。
自分の世界に入りきってたみたいだ。

「ん……何でもないさ。ほら、口ついてるぞ」

鞄から駅前で貰える様な小さなポケットティッシュを取り出す
その中から一枚取り出して金糸雀の口に当てて玉子を取る。
少ししてティッシュを口から離す。
玉子は……取れているようだ。

「ほら、気を付けなよ」
「あ、ありがとうかしらー」

そう言うと金糸雀は後ろを向いてしまった。
どうしたのだろう?

「どうかしたか?」
「べ、別に何とも無いかしらー!ちょっとトイレ行ってくるかしらー!」

そう言って金糸雀は席を立ってトイレの方へと行った。
何なのだろう?まぁいいや。
金糸雀と入れ違いに席に店員がやって来て食べ終わったオムレツの皿と
紅茶のカップを回収していく。
それを厨房に持って行った後、何かをこっちに運んでくる。

729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:33:13.00 ID:LduimtlZ0
>>728

何だろうと思ったらプリンだった。
しかも写真じゃわからなかったがやけにでかい。
まさにプリンの中のエベレスト。
これを食べるのか?
あまりの大きさに呆気に取られていると金糸雀が戻ってくる。

「……これを食べるのか?金糸雀」
「そうかしらー、ジュンも一緒に食べるかしらー?」
「だが断る、そんなに見てるだけでお腹一杯だよ」
「じゃあカナ一人で食べるかしらー、いただきますかしらー」

金糸雀は別に急ぐ必要も無いのだが早口で食べていく。
オムレツ食べた後によく食べれるな。
こんだけ食べてあれだけ華奢な体というのも凄いな……。
僕なんて何も食べないからこんなにガリガリだけど。
そんな事思って金糸雀を見てると
金糸雀はプリンの側についてるキウイを口に入れる。
思った以上に酸っぱかったのか口を尖がらせている。
甘いのは好きだけどこういうのは苦手なんだろうな。
辛いのを食べたらどうなるか見てみたいものだ。

「あ」

金糸雀がいきなり一言。一体何だ?

730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:34:45.56 ID:LduimtlZ0
>>729

「どうしたんだ?」
「やっと笑ったかしらー」
「……え?」
「ジュンに会って初めて笑ったかしらー」

思わず顔に手をつける。
……僕笑ってたのか?

「可愛い顔かしらー」
「何を言ってるんだか」

何で笑っていたのだろう?
金糸雀の酸っぱがる姿を見ておかしいと思ったから?
その一瞬が楽しかったのか?

「……“幸せ”って何だと思う?金糸雀」
「いきなり何かしらー」
「いやさ、最近ずっと考えててさ」

ホントは最近どころか何年間も考えてる事なのだが
敢えて口には出さない。

「んーカナにとって幸せって“頑張る”事かしらー」
「普通は幸せの為に頑張るんじゃないのか?」
「それもあるかもしれないかしらー、けど頑張ること自体にも幸せはあるかしらー。
 講義やバイト、人間関係、何でもいいから頑張ると幸せは訪れるかしらー」
「んーそんなもんなのかな?」
「そんなもんかしらー、ご馳走様かしらー」

731 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:37:10.97 ID:LduimtlZ0
>>730

金糸雀がそう言うので見てみると皿の上のプリンが丸々と消えていた。一体いつの間に。

「んじゃーそろそろ行くか」
「うんかしらー」

席を立ちレジに行く。
料金は二人合わせても意外と安い料金だった。

「味も中々だけど値段も安くて中々いい店だな」
「そりゃそうかしらー、カナの妹が働いてる店なんだから当たり前かしらー」
「……?妹居たの?」

そんな話は今まで一度も聞いた事も無いし見た事も無い。
妹など居たのか……。

「うんかしらー、此処でいつもバイトしてるかしらー」
「へぇ……じゃあ妹さんが居る時にでもまた来てみるか」
「居るわよぉ」

後ろから声がして思わず振り向く。
男が着るようなウェイター服を身にまとい
微妙に銀色を帯びた様な髪をしている。

「……へ?」
「妹の水銀燈かしらー」
「よろしくねぇ」
「まさか店に居たとは……」
「毎日此処で働いてるんですものぉ、何時来てもいいわよぉ」

732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:38:33.71 ID:LduimtlZ0
>>731

そう言うと金糸雀の妹、“水銀燈”はレジの方へと向かっていく。

「蒼星石さぁん、この二人カップルだからカップル割引ねぇ」
「わかったよ、値引きしとくね」

そう言うとレジの人はレジを再び打ち始めて
安い料金をさらに安くしだした。

「え……あの……」
「いいんだよ、君達は割引の対象なんだから」
「え、いや……だから……」
「はい、お会計ね」
「は、はい……」

雰囲気に流されてどうもカップルじゃないとは言えなく
安くなって料金を払う。
金糸雀は愉快そうに笑いながらやり取りを見ている。

「ありがとうございましたぁ、また来てねぇ」
「え、ええ……また来ます」
「それとお姉ちゃぁん、ちょっと人手が足りないのよぉ。
 手伝ってくれなぁい?」
「うー……しょうがないかしらー。妹の頼みは断れないかしらー。
 蒼星石さん手伝うかしらー。」
「ありがとうね、金糸雀」
「それとジュン御免なさいかしらー」
「いや、気にしなくていいよ。頑張ってよ。それじゃあ」
「またかしらー」

733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:39:48.67 ID:LduimtlZ0
>>732

喫茶店のドアを開けて出て行く。
久しぶりにこんなに喋ってたのは久しぶりだ……疲れてしまった。
今日は早く帰って寝ることにしよう。
……それにしても笑ってたか?この僕が。
あの時僕は幸せだったのだろうか?
……考えても分からない。
まぁいい。
しかし……頑張る事が幸せか……。
頑張るって何を頑張ればいいんだろな?
頑張った事なんて無いからわかんないや……。
夕日が差す道を歩いて家へと向かっていく。
15分ほど歩いた所でようやく家へと着いた。
考えたらこんなに歩いたのも久しぶりだろう。
この所ずっと寝ていたからな。
そんな事を考えながらベッドへと向かう。
さて……これからどうして行こうかな。
これからの大学生活はどうするか……。
金糸雀の側に居よう。
今日金糸雀は僕を笑わせてくれたらしい。
もしかしたら彼女と一緒に居れば“幸せ”がわかるかもしれないしな……。
そうと決まったら今日は寝よう。
その前に顔を洗うか……。
渋々と僕は洗面所へと行った。

734 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:40:18.16 ID:LduimtlZ0
>>733

「お姉ちゃぁん、“おにいさま”はどうしてるのぉ?」
「そこら辺でバイトしたりぶらぶらしてるんじゃないかしら?」
「そうなのぉ。ジュンはもう彼氏ぃ?」
「ま、まだかしらー!」
「まだぁ?ふふ……“まだ”ねぇ」
「誘導尋問かしらー!」
「はいはい、姉妹仲良いのはわかったからきっちり働いてね」

蒼星石さんがこっちに来ながら言う。
相も変わらず綺麗なオッドアイかしら……。
惚れ惚れしそうかしら。

「蒼星石さんも姉妹仲がいいじゃなぁい?恋人同士じゃないんですかぁ?」
「す、水銀燈何言ってるんだい!ちゃんと仕事するようにねっ!」
「はぁい……あ、いらっしゃいませぇ」

そう言って水銀燈は入り口に客を迎えに行った。
水銀燈や蒼星石さんを見て思うがホント、ボーイのような服を
着てるなんて珍しい店かしら。

「金糸雀も頑張ってね」
「はいかしらー」

さて……頑張るかしらー。

735 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:41:10.38 ID:LduimtlZ0
今回の投下は此処までです。。。
次回はまたいつか。。。

736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 21:51:48.75 ID:LtfEVPq30
>>720
大魔王ツヨスwwwww細かいネタにも笑わせていただきましたww
残り一日の文化祭も楽しみです!

>>735
銀様を妹設定にするとは…新感覚。
さてさて、仕組まれた『偶然』がこれからどう動いていくのか楽しみにしてます。

737 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:03:38.94 ID:OETniOT60
緊急保守

738 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:15:13.30 ID:uEbb80F1O
なんだあ?落ちるの早いて

739 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:24:59.78 ID:atIVb9iV0
300番台までの落ちるスピードは異常保守

740 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:25:04.74 ID:Mr1n/WCmO
>>735
カナがなんだか可愛い(*´д`)

741 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:37:03.68 ID:uEbb80F1O
保守

742 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:46:51.65 ID:Mr1n/WCmO
保守

743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 22:56:40.92 ID:uEbb80F1O
まさちゅ〜せっちゅ保守

744 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:02:33.53 ID:ff7bDjAL0
文化祭をサボった俺が保守

745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:12:28.88 ID:kyylugvB0
保守

746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:23:36.82 ID:OETniOT60


747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:33:37.22 ID:SPpIZo+l0


748 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:33:53.98 ID:Mr1n/WCmO
ほしゅ

749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:45:50.71 ID:NXnD14Z0O
保守

750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 23:47:30.47 ID:uRKUMUO80
「JUM、JUM、朝ですぅ起きやがれですぅ。いつまで寝てやがるですか」
「んん、翠星石?ああ、もうそんな時間か・・・?、今日は休みだぞ?」
「関係ねぇですぅ、規則正しい生活させるためですぅ。・・・、面倒ですう
 布団取っちゃうですう。」

 バサッ!!・・・・

「そ、蒼星石!?なななんっで一緒に寝てやがるですぅ?」
「ん〜あぁ、姉さんおはよう♡(・_・)/」
「おはようじゃ、ねえです!!何で一緒に寝てるですか?昨日は確かに自分の
 部屋に行ったはずですぅ」
「いい質問だね。あえて答えるとすれば、「それでも、守りたいものがある」かな?」
「意味分かんねですぅ。自爆ばっかりされてちゃ、世話ねえですう。じゃなくて、
 何で一緒に寝てるかをき・い・て・る・ですぅ><」

とりあえず書いてみた。後悔はしてない。とりあえず、続くかも

751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:00:51.01 ID:Pt3IdjE50
>>750
ちょwww蒼www続きwktkwww

752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:01:00.07 ID:SEfBt5by0
保守

753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:05:03.34 ID:RuhKFspB0
『ハロー。ハロー。こちら雪華綺晶。私の愛しい人、この電波を受信したら私のところに来ていただけませんか。』

私は誰もいない教室で一人、無線兵のように頭の中で声を出す。
彼に届くはずが無いのはわかっている。
でも彼に届くかもしれない、と期待もしてしまう。
我ながらバカなことをしているなと思う。
教室の時計を見ると授業が終わってから2時間半経とうとしている。
そろそろ帰ろうと鞄を手に持ち立ち上がったとき、教室の扉が開いた。
「あれっ、雪華綺晶じゃん。どうしたのこんな時間まで残って?」
扉から入ってきたのは、私が密かに恋している人。
「あらジュン様。私は少し用がありまして残っていましたの。ジュン様こそ、こんな時間にどうしたのですか?」
「ん、僕は手芸部が終わって帰ろうとしたら、誰かに呼ばれた気がしたから教室に来たんだ。もしかして雪華綺晶が呼んだ?」
「い、いえ。その・・・ジュン様お帰りご一緒してよろしいでしょうか。」
「いいよ。一人で帰るより二人のほうが楽しいし。じゃ帰ろうか。」
「はい。」
その日の帰り道、私はジュン様に思いを告げた。

『ハロー。ハロー。こちら雪華綺晶。愛しい人私は今、とても幸せですよ。』

754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:10:23.96 ID:zILjhEuW0
J「雛苺、野球するぞ野球!ベジータ!キャッチャーやってくれ!」
雛「勝負なのJUM〜」
べ「まかせろ相棒」
J「じゃあ雛苺がピッチャーで僕がバッターで」
雛「うゆ、わかったの」
J「よっしゃこい!」
雛「へやぁ」シュ

シャゴォォォォォォォォ

J「いいスピードだ雛苺、だが見えている!」シュ

スパァァァァァン グチャッ

J「何ぃ!!?苺大福だと・・・・」
雛「ニヤリ」
べ「へぶっ」
J「どうしたベジータ!?」
べ「苺大福の・・・餡子が・・・・ショットガンの弾の様な破壊力で俺を・・・・・」
J「ベジータァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし、じゃあもう1球だ」
雛「さっきのは実力の50%も出してないの!今度は80%ぐらいでいくの!」
J「そうかーw僕がんばっちゃうぞーww」

べ「・・・・・・・・・・・あれ?」

755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:11:27.70 ID:5jgAOCt40
続き

「ほんとのこというと、夜に突然人肌が恋しくなってね(////)」
「〜〜、(ずるいです蒼星石)・・・・」
「・・・・!、翠星石も一緒に寝るか?」
「(///)な、何をぬかしやがるですかこの口は。・・・し、しょうがねぇですね。
 JUMがどうしてもというんだから無下に断るのもかわいそうです。そっ、それに、
 蒼星石と二人っきりだと、なにしやがるかわからないですぅ。監視は必要ですう」
(ぼ、ぼくはいつでもいいんだけどね)
「そっ、それじゃ入るですう。・・・んっ暖かいですう、JUM・・・・」
「それじゃ、もう一眠りしようか、おやすみ」
「おやすみ「ですぅ・なさい」」
 ・・・・・
これは、ある休みの小さな出来事。この後起こしに来る、薔薇姉妹の仁義なき戦い
は、また別のお話

756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:20:48.92 ID:zrQbZvzJ0
>>755
翠星石お越しに来たんじゃないのかwwwwwww

757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:23:46.05 ID:5jgAOCt40
>>756
ミイラ取りがミイラを演出してみた。二度寝の魔力は、絶大なんだよ

758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:41:33.43 ID:zrQbZvzJ0
保守

759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:42:57.67 ID:Pt3IdjE50
50get保守

760 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:45:51.63 ID:Pt3IdjE50
誤爆にも程がある保守orz

761 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:53:47.03 ID:y2ez9GIo0
確かに、二度寝は至福のひとときですねぇ。


さてさてさて・・・保守も兼ねて、>>53 の続きを投下したいと思います。


『約束の場所へ』 後編B


なお、今回は少量の出血と、若干の百合風味となっております。
苦手な方は、NGワード『 guroino,yuriyuri 』にて、ご遠慮ください。

762 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:54:47.92 ID:f17UjugvO
>>753
うは、きらきーのハロー。ハロー。テラカワユスw

>>754
食べ物を粗末にするなーw

>>755
ジュンぬっころす!!

763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:55:01.78 ID:y2ez9GIo0
>>761
夢の内容について、水銀燈と話を付き合わせてみると、同じ場面を見ていたことが明らかになった。
唯一の違いは、視点。私と、彼女は、別個の視点で、あの状況を観察していたの。
私の夢が、指輪を介して水銀燈に流れ込んでいるのだとしたら、私の視点を共有している筈なのにね。
別個の視点の存在とは即ち、彼女もまた別の人物として、私の夢に登場していた事を意味した。
水銀の君として――――ね。

「どうやら……めぐと私には、浅からぬ縁があるみたいねぇ」
「夢の導くままに見た光景が、本当に、私の前世の記憶だとしたらだけど」

あまりにも突飛な発想だから、俄には信じがたい。たま〜に、そんな話を聞くけれど、ホントかしら。
前世の記憶って、身体が失われた時点で、消えちゃうモノなんじゃないの?
私なりの考えを伝えると、水銀燈は、

「柩は書庫に成り得ない。その逆ならば、あり得るけどぉ」

と、目を細めた。いきなり、抽象的なことを言われても困る。
眉を顰めた私を見て、水銀燈は愉快そうに、ころころと笑い出した。
なんだか馬鹿にされてるみたいでムカついたので、私は無い知恵を絞って考えた。
これで熱でも出たら、水銀燈のせいなんだからね。

「要するに、この身体は魂の入れ物でしかなくて、魂こそが記憶の保管場所だって言うの?」
「あらぁ……おばかさんにしては、察しが良いじゃなぁい」
「貴女って、いつも一言、余計よね。そんな態度じゃ、誰からも嫌われちゃうわよ」

言われっぱなしじゃ悔しいから、時速150キロの皮肉を叩き付けてやった。
でも、概念は把握できた……気がする。パソコンに置き換えてみれば、肉体はHDDとか、
CDRWやDVD−Rみたいな大容量の記憶媒体で、霊魂はSRAMやDRAMなんじゃないかしら。
その中でも、本当に重要な記憶だけがDRAMに残され、“死”というシャットダウンでも消えず、
日常生活で利用頻度の高い記憶は、揮発性のSRAMに記録されているからリセットされてしまう――と。

764 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:56:00.37 ID:y2ez9GIo0
>>763
水銀燈と出会って、この指輪を嵌めてから……私は、過去の記憶を夢に見始めた。
そして、前世の私は、彼女に対して並々ならぬ感情を抱いていたことを知った。
これってつまり、魂に記憶されるほど、私にとって彼女が重要で、大切な存在だったことの証拠よね。

(千年を隔てても、色褪せない記憶【想い】かぁ……正に、愛は永遠の夢なのね)

私は、しみじみと左手の薬指に癒着している薔薇の指輪を見つめた。
このデバイスによって、私と水銀燈は、お互いが持っている様々な情報を共有できる。
水銀燈に私の精気を供与するだけの、一方通行な物かと思っていたけれど、意外に多機能みたい。
要は、数多の性能を生かすも殺すも、使い方次第ってコトね。

「貴女のこと――昔みたいに、水銀の君って呼んだ方が良いのかな」
「水銀燈で良いわよ。格式張った呼ばれ方されると、背中がむず痒いわぁ」

私の憎まれ口を受けて憮然としていた水銀燈は、鼻先でせせら笑った。
まあ、そうよね。今の時代に『〜の君』なんて呼称は、そぐわないし。
それに、私は名前で呼んであげたいもの。親しみを込めて、彼女の名前を――

「ねえ、水銀燈。貴女はどうして、この病院に居たの?
 ひょっとして――私を探してくれてた?」
「…………さぁね。私、めぐに会うまでの記憶が、はっきりしないのよ。
 指輪を通して、めぐの夢を見るようになってから、徐々に思い出してきてるけど、
 どうして死んだのかも憶えてないわぁ」
「そうなんだ……ざぁんねん。ちょっと、期待してたんだけどなぁ」

貴女を想うあまり死んでも死にきれず、亡霊となって彷徨っていた――
なんてドキドキすること言われてみたかったけど、そんな話は身勝手な幻想よね。
あれ? でも……ちょっと待って。
自分の死因すら解らない人が、どうして薔薇水晶のことを、疫病神だなんて言えるの?

765 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:56:46.07 ID:y2ez9GIo0
>>764
私の胸裏で、ひとつの疑惑が浮かび上がった。

(まさか――水銀燈は、厄介払いする為だけに薔薇水晶を貶めた?)

だとしたら、許せない。たとえ水銀燈でも、絶対に。
もし訊ねたら、彼女はどんな顔をして、どんな弁明をするのかしら……。
心の奥底で、水銀燈を信じたいと思いながらも、一旦芽生えた疑心は簡単に拭えなかった。

すると――

「ふ……それこそ『まさか』だわぁ。これでも、私は鬼の血を引く陰陽師よ。
 私の紅い瞳は、堕天の逆十字を背負いし者の霊波動を見逃したりしないわ」

水銀燈は自分の眼を指差しながら、事も無げに答えをくれた。
真剣に考えていた私が、優に十秒間は呆気にとられてしまうほど、アッサリと。
もしかして、気付かない内に声に出てたのかしら。いやいや、そんな筈ない……と思う。

「どうして、私の考えてる事が解ったの?」
「勿論、その指輪から、めぐの考えが流れ込んできたに決まってるじゃなぁい」
「ちょっ!? それ、ホント?」

冗談じゃないわ! 私のプライバシーは、どうなるのよっ!
お腹すいたとか、トイレ行きたいとか、全て水銀燈に筒抜けって事でしょ。
それに…………水銀燈への想いも……。

「嫌ぁぁっ! 殺してっ! いっそ殺してぇっ!」
「ち、ちょっと、めぐ。落ち着きなさいよぅ」
「落ち着けるわけ無いでしょ! 羞恥どころか屈辱よ、これ! 死んでやるわ私っ」
「そこまで思い詰めなくてもぉ……ウソなのに」

766 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:57:34.63 ID:y2ez9GIo0
>>765
「……はあ? ウソぉ?」
「めぐの考えてることぐらい、顔を見てれば直ぐに察しがつくわよぉ。
 本当に、冷やかしがいのある、お馬鹿さんねぇ♪」

例によって、私はからかわれていたらしい。いつもいつも……やってくれるわね。
せめてもの御礼にと、水銀燈の頭に花瓶を投げ付けておいた。

それは、さておき。私の中では、更に別の疑問が生じていたわ。
水銀燈が、普通の人間とは異なる霊波動の持ち主と認識した、彼女のことよ。

(――薔薇水晶は、何者なの? なぜ、私の命を削り取っていたの?)

一年以上も親友として付き合ってきた私は、どうしても薔薇水晶に好意的な目を向けてしまう。
彼女が、私に危害を加えるなんて、考えられない。まして、命を奪うだなんて。
私にも水銀燈みたいな能力が備わっていれば、解るんだろうけど――私は、解りたくもない。
解ってしまう事は、必ずしも幸せじゃないって、知っているから。
昔の人は、よく言ったものね。『知らぬが仏』だなんて、さ。

独りで考えてても、同じところの堂々巡りで、答えが出せない。
私は、隣で目に涙を溜ながら頭のコブをさすっている水銀燈に、薔薇水晶の素性について問いかけた。
「ハッキリとは解らなかったけれどぉ」と、顎に指を当てながら、水銀燈は答えてくれたわ。

「あの娘、もの凄く禍々しい気配を放っていたわ。私ですら、背筋に震えが走るくらいにね。
 あのまま付き纏われてたら、かなりヤバかったわよぉ」
「でも……彼女は、いつでも微笑みをくれたわ。天使のような、可愛らしくて素敵な笑顔を。
 いつだって私の側に居てくれて、いつだって私を励ましてくれたのよ? それなのに――」
「…………あのねぇ、めぐ。腹に一物ある奴ほど、愛想よく近付いてくるものよ。
 めぐを油断させるために顔で笑って、腹の底では黒々と嗤っていたのかもぉ」
「やめてっ!!」

767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:58:27.70 ID:y2ez9GIo0
>>766
水銀燈の言葉が胸に刺さって、痛い。私は両手で耳を塞いで目を瞑り、絶叫した。
これ以上、薔薇水晶を侮辱する言葉を聞きたくなかったから。
それ以上、水銀燈に罵詈雑言を吐いて欲しくなかったから。

「それでも、私は薔薇水晶を信じてるの! 彼女の笑顔に癒されてきたの!
 だから…………もう……止めてよ」

胸の奥から押し出される激情が、私の目から、涙を溢れさせた。
張り裂けそうな胸の痛みが、私の喉から、嗚咽を吐き出させた。
親友を弁護しきれない悔しさと、無力な自分への憤りと悲しみとが、綯い交ぜになった苦い感情。
あまりの苦さに舌が痺れて、私は続く言葉を失っていた。
両手で顔を覆い、子供の様に泣きじゃくる私の頭を、

「…………ごめんね、めぐ」

水銀燈は両腕で包み込み、柔らかな胸に導いてくれた。薔薇の指輪を通じて、慈しみの感情が流れ込んでくる。
彼女の冷たい胸の中で、私は思いっ切り、涙を流した。
少しでも、私の涙が彼女の温もりに変わればいいと祈りながら、声をあげて泣き続けた。


「……落ち着いたぁ?」
「ええ……なんだか、スッキリした」

こんなに泣き喚いたのは、久しぶりだった。だから、なのかな。
澱のように沈滞していた蟠りも、しがらみも、全てが綺麗サッパリ、涙に押し流されていた。
心機一転、明日を夢見る勇気を、取り戻せた気がするわ。
ならば早速、行動に移ろう。何もしない者に、後悔する権利は無いのだから。

「ねえ、水銀燈。一緒に、薔薇水晶を探しに行こう?」

768 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 00:59:28.80 ID:y2ez9GIo0
>>767
こんな提案、即座に拒否されると思っていたけれど、水銀燈は意外にも賛成してくれた。
さっきは言い過ぎたと、彼女なりに反省して……るのかな?

「めぐが、そこまで信じてるなら、心底悪い奴じゃあないだろうって思ったのよ」
 
また、水銀燈は、私が訊くより早く言った。どうやら本当に、私って感情が顔に出やすいみたい。
今度から、気持ちを先読みされない様に、気を付けなくっちゃね。


探し回るに当たって、取り敢えず、水銀燈にはパジャマに着替えて貰った。
ただでさえ銀髪と美貌が人目を惹くのに、看護士の制服なんか着てたら、目立って仕方がないものね。
パジャマは、私と同じもの。三着ほど用意してあるスペアの一着を、貸してあげた。
これなら、少しは普通の患者に見えるでしょ。疑いの目を向ける者も、ぐっと減ってくれる筈だわ。
お揃いのパジャマ姿で、私と水銀燈は、薔薇水晶の探索を始めた。
胸が窮屈だとか、余計なコトを口走る彼女の脇腹に肘鉄砲を食らわせて、探索に集中させる。
……が、病院という場所は思っている以上に千差万別の“気”が満ち溢れているらしく、
未だに本調子じゃない水銀燈は、かなり苦戦している様子だった。

「彼女の霊波動を辿るより、手分けして探した方が早いわねぇ」
「珍しいわね、水銀燈が弱音を吐くなんて」
「……弱音じゃなくて、提案よ。ホントにおバカさんなのねぇ。言葉は正しく使いなさいなぁ」
「はいはい。だったら、水銀燈は病棟を探して。私は、外を見てくるから」

ひと通り見回ったら、一階のロビーで落ち合おうと打ち合わせて、私たちは別れた。
エレベーターで下まで降りた私は、ロビーのソファに座って、ボ〜っとテレビを見ている患者達を眺め回した。
そこに薔薇水晶が居ないことだけ確認して、ロビーを横切り、南に面した正面玄関から外に出る。
今朝は晴れていたのに、いつの間にか、空は厚い雲に覆われていた。降り出す前に、病棟を一周してこよう。
私は駐車場の脇を通って、病棟の裏手へと向かった。彼女がまだ帰ってなければ、そこに居る予感がしたから。
だって、あなたとひまわりを見に行く約束だものね。この近くで向日葵を植えているのは、北側の花壇だけよ。

769 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:00:01.49 ID:VN5NnevyO
保守してあげるぅ。

770 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:00:23.31 ID:y2ez9GIo0
>>768
曇天が、霧吹きを使い始めたらしい。私の頬を細かい水滴が打ち、パジャマが湿気を帯びて重たくなっていく。
急がないと! 小走りに花壇を目指す私の目に、向日葵の前で佇む少女の姿が、飛び込んできた。
緩くウェーブのかかった長い髪。水晶を象った髪飾り。そして、白い肌。
間違いない、薔薇水晶だった。

「薔薇水晶っ!」

私は嬉々として彼女の名を呼び、駆け寄った。
約束の場所とは違うけど、それでも、二人だけの合い言葉を確かめ合いたかったから。
彼女が、いつもの微笑みを向けてくれると信じて、微塵も疑っていなかったわ。
でも、薔薇水晶は、ぼぉ……っと向日葵の蕾を見上げているだけ。

「よかったわ……怒って、もう帰っちゃったかと心配してたのよ」

間近で話しかけると漸く、私の方を向いてくれた。それも、人形のように、ぎこちない動作で。
彼女の頸が立てる、ぎぃぎぃという軋めきが聞こえた気がした。
綺麗に澄んでいた金色の瞳も、今は曇っていて、意志の輝きを感じさせない。

「ど……どうしたの? ねえ、ちょっと。ねえったらっ! 薔薇水晶っ!」
「…………」

私は、彼女の両肩を掴んで、激しく揺さぶった。途端、撥ね除けられる私の両腕。
薔薇水晶は、ビックリして身を竦ませた私の背後に素早く回り込んで、頸に左腕を巻き付かせてきた。
右腕を掴まれ、遠慮も手加減もなく後ろ手にねじ上げられた痛みで、私は呻いた。

「い、痛いっ! 何するのよっ!」
「……なに……するのよ?」
「ふざけないでっ!」
「……ふざけないで?」

771 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:01:30.22 ID:y2ez9GIo0
>>770
薔薇水晶は薄ら笑いながら、おうむ返しに囁くだけ。
彼女の尋常ならざる態度に、私は寒気を覚えた。この娘は、私の知っている薔薇水晶じゃない。
おそらくは、水銀燈が感じたという、禍々しい気配を放っていた薔薇水晶なのだ。

私の恐怖を煽り立てるように、暗雲の中を光が走る。
続いて、お腹に響いてくる重低音。言わずもがなの雷鳴だ。
長く低く、空気を震わせる雷鳴の合間に、男性とおぼしい高い声が、もつれ合う私たちに話しかけてきた。

「よくやったぞ、薔薇水晶。そのまま捕まえておけよ」
「!? あ、貴方は――」

声のした方に眼を向けた私は、目を見開いて、呆気に取られてしまった。
向日葵を掻き分けて現れた、その人物は――夢で見た、小柄な青年だった。

「慈雲童子っ!?」
「くくっ……懐かしい響きだねえ。その名で呼ばれるのは、実に千二百年ぶりだよ。
 今は、桜田ジュンと名乗っているんだけどな」
「桜田……ジュン?」
「また会えて嬉しいよ。柿崎めぐ――いや、夢占の巫女」
「巫女? 夢……占? なにを言ってるの?」

私には彼の言うことが理解できなくて、バカみたいに、彼の言葉を繰り返すだけだった。
そんな私に、絶え間なく嘲笑を送り続けてくる、桜田ジュン。

「何度も転生していながら、まだ、自分の能力には気付いてないのか。まあ、どうでもいいさ。
 どうせ、もうすぐ君の能力は、僕のものになるんだからな。
 さあ……左腕を伸ばせよ。僕の右手に、君の左手を重ね合わせるんだ」

彼の視線が、私の瞳を射抜く。私の左腕は、私の意志に反して、ゆっくりと上がり始めた。

772 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:02:22.80 ID:y2ez9GIo0
>>771
「千二百年前は、あと少しのところで邪魔されたけれど、今度こそ夢占の能力を貰い受けるぜ」

能力を奪われる事が、どういう結果を招くのか、私には解らない。
それ以前に、頭がぼぅっとして、深く物事を考えられなくなっていた。
目の前が暗転していく。なんだか、とても眠くなっていく。
私の意識は、奈落へと落ちていった。地の底から、誰かの声が聞こえた――気がした。



――気が付けば、私は土の上に跪いていた。煌びやかな十二単が、泥にまみれている。
周囲には、横倒しになった牛車や、衛士たちが倒れていた。
死んでいるのか、ピクリとも動かない。
そして……目の前には、慈雲を取り囲む、三人の娘たちが居た。
水銀燈と、翠星石、蒼星石の姉妹だ。三人とも、満身創痍だった。
中央に立つ慈雲は、着衣が破れるどころか、乱れてもいないというのに。

「お前たちも、なかなか頑張るなあ。それだけは誉めてやるよ」

慈雲が、両手で見たこともない印を結び、

「だけど…………そろそろ終わりにしてやる」
「くぅっ! うわぁっ!」
「蒼星石っ?! ひゃぁうっ!」

腕を払っただけで、蒼星石と翠星石は宙に巻き上げられ、地面に叩き付けられた。
身じろぎもせず横たわる二人の周りに、赤黒い液体が、ゆるゆると広がっていく。
そして、私がこの世の誰より1番大切に想っている、水銀燈は――

雷の刃による、電光石火の斬撃で、細い頸を……断ち切られていた。

773 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:03:10.58 ID:y2ez9GIo0
>>772
「い…………嫌ああああああああぁっ!!!!」

これは、夢。全ては、午睡の夢。現実の私は牛車に揺られて、うたた寝しているだけ。
目を覚ませば、私の前には水銀燈の優しい笑顔がある。
そう思い込もうとした。思い込んで、夢から覚めようとした。

けれど、夢は終わらない。悪夢のような現実が、淡々と続いてゆくだけ。
見たくない事実なのに、涙で曇った目を逸らすことが出来ない。

「あ…………あああ……」

水銀燈の首が、驚愕の表情を貼り付かせたまま、温かい血を流しながら私の方に転がってくる。
まるで、死して尚、私の元へ駆けつけようとしているみたい。
私は泣きながら必死に這いずって、彼女の首に近付き、両腕を伸ばして拾い上げようとした。
その手が、横から無遠慮に伸びてきた男の手に掴まれる。

「次は、君の番だよ」
「ひぃっ!」

喉の奥から漏れた空気が、情けない悲鳴に変わる。
怯え、竦み上がった私を見下ろし、慈雲は嗜虐的に唇を歪めた。

「そんなに怖がらなくてもいいだろう? 安心しろよ。僕が欲しいのは、君の能力だけだ。
 用さえ済めば、君も友人たちの元へ送ってあげるから」
「……い……いや」

慈雲のソレは、れっきとした殺人予告。私は、今日、ここで死ぬ。鬼の手で、惨たらしく殺されるのだ。
そう思うと、恐くて、怖くて――身体の震えが止まらなかった。
誰か……誰か、助けて! 心に浮かぶ言葉は、それだけだった。

774 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:04:10.84 ID:y2ez9GIo0
>>773
その間にも、慈雲は常人を凌駕する腕力で、私の左腕を引っ張り続ける。
慈雲の開かれた右手に、私の左手は無理矢理、近付けられていく。
どれだけ抗っても、女の細腕では、引き戻すことすら出来なかった。
このままでは、私の全てが奪われてしまう。恋人も、親友も、自分の能力すらも、全てが。

「ははははっ。もうすぐだ! もうすぐ、僕は夢占の巫女の能力を得る! そして、僕は神になる!」
「嫌っ! こんなの…………だ、めぇっ!」

歯を食いしばって、最後の抵抗を試みようとした矢先、生々しい音と共に、私の左腕は解放された。
勢い余って尻餅をついた私が目を開くと、肘の辺りから切断された腕が、どす黒い血を垂れ流していた。
それは紛れもなく、慈雲の左腕。私の左腕を掴んだまま、ぶら下がっていたのだ。
肌に食い込むほど握りしめられた指を一本ずつ開いて、漸く、慈雲の腕を外すことが出来た。

「その娘から離れなさい! 汚らわしい邪鬼め」

凛とした声が、場の空気を支配した。私は慈雲の左腕を投げ捨てながら、声の主へと顔を向けた。
慈雲と対峙していたのは、水晶の剣を手にした、隻眼の娘……薔薇水晶だった。
腕を切断されて、流石の慈雲も戦意喪失するものと思いきや――

「ふんっ。お前ごとき落魄した輩が、僕を愚弄するのか。身の程を弁えろよ」

慈雲は、これ見よがしに左腕を掲げた。切断された肘から先が、見る見るうちに再生していく。

「薔薇水晶…………お前はもう、夢占の巫女を守護する霊獣じゃあない。
 強大な力を得ようと焦るあまり、浅はかにも、僕の忠実な傀儡に身を窶したんだ。そうだろう?」

にたりと、慈雲が下品に頬を弛めた直後、薔薇水晶は剣を取り落として、苦しげに呻きだした。
彼女が両手で掻きむしって、露わになった胸元には、奇妙な物体が蠢いていた。
広げた手ほどの大きさで、人のカタチをした、不気味な腫瘍が……。

775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:05:50.07 ID:y2ez9GIo0
>>774

長くなりすぎましたが、今回は此処までです。
それでは、また。

776 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:24:10.26 ID:CCow9UmrO
保守

777 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:26:44.57 ID:lcM/jYqKO
>>775
続きにwktkしてまつ!!!!!!!

778 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 01:42:22.07 ID:Td/7wGzM0
「とある昼下がり」

ニュース「本日未明、半島北部でミサイル実験が・・・・」

雛「う〜物騒なの〜」
翠「まったく、何をとちくるってやがるんですかねえ」
蒼「姉さん、あの人も大変なんだよ。支援物資が足んないんだから」
銀「あら?自業自得じゃないの?自分で支援断るようなジャンクなんだから。
  おとなしく養豚場にでも行ってればいいのよ」
蒼「・・・正論だけどなんだかなぁ」
紅「北や半島がどうとか、知ったこっちゃないのだわ。大事なのは、もうすぐ
  くんくん探偵SPが始まることなのだわ。」
雛「あ〜解るの。この間、JUMがゲーセンで雛に取ってくれたぬいぐるみなの〜」
   ビシッ!!・・・・
雛「あれ?なんか、空気が重いの〜。なんでなの〜?」
紅「雛苺、ちょっと私の部屋にきてくれる?」
翠・蒼「私(僕)たちもちょっと話がある(ですぅ・んだ)」
銀「苺、私も話があるんだけど」
雛「ちょ、みんなでひっぱんないでなの〜。そっ、そうだくんくん探偵が」
一同「後で!!」
雛「うわ〜〜〜んなの〜〜〜〜」
  バタン・・・
いったい部屋でなにが起きているのか・・・それは、想像にお任せします。
JUM「ただいま〜」
  ・・・・・・end

779 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 02:03:11.19 ID:FMlrTQ+dO


780 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 02:18:58.31 ID:zILjhEuW0
保守

781 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 02:46:29.39 ID:xxdv7fpJ0
ほしゅ

782 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 03:04:42.43 ID:zrQbZvzJ0
保守

783 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 03:32:28.31 ID:zrQbZvzJ0
保守

784 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 03:42:35.01 ID:zrQbZvzJ0
保守

785 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 04:06:25.86 ID:zrQbZvzJ0
保守

786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 04:46:09.77 ID:/hRB7UG80
保守

787 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 05:09:43.36 ID:1QpRe50e0
保守

788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 05:22:40.32 ID:P2TRu3LvO
保守

789 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 05:26:35.67 ID:Di17vAk50
かわいいブーンのAAマダー?


790 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 06:03:42.43 ID:4BAV0dmkO
保守

791 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 06:21:46.22 ID:7GDbvg8YO
>>753
想いが届いて良かったねきらきー(*´ω`)

>>755
きゅ、急展開…(;゚д゚)
どうなっちゃうんだ…続きwktk

792 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 07:18:27.82 ID:Gt6QfbKPO
保守

793 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 07:42:59.26 ID:SEfBt5by0
おはよう保守

794 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 07:59:21.09 ID:P2TRu3LvO
保守

795 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 08:11:48.00 ID:VF/jfqxuO
保守かわいいよ保守

796 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 08:26:18.45 ID:P2TRu3LvO
保守

797 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 08:38:52.94 ID:KRSXiioN0
「秋の匂い」

J「ん〜、すっかり秋の匂いになってきたなぁ。夏が懐かしいよ」
紅「そうね。でも、秋だって嫌いではないわよ。雲や夕日の秋独特の雰囲気、
 私好きだわよ」
J「それは言えてるな。・・・あ。そういえば、夏にまだやってないことあったな」
紅「何を?スイカは食べたし、花火はしたし、くんくん探偵は見たしあとetc...」
J「真紅たちの水着姿見てない><。唯一の心残りだよ」
紅「(///)なっ、何を言ってるのかしらJUMったら、そんな」
銀「そうよ、JUM。私はともかく、その発言は真紅には余りに酷よ」
JUM「水銀灯。どこからわいてきた?」
銀「・・・二人で空気作ってたから気付かなかっただけ。私は、最初からいたわ」
JUM「で、僕の発言の何処が酷だって?」
銀「気付かない?貴方はさっき、”真紅たちの水着姿見てない”って言ったわ。
  それはつまり、みんなの水着が見たかったということよ。考えてみなさい。
  姉妹が水着で並ぶところを・・・」
JUM「・・・・、解らん」
銀「いいわ、教えてあげる。それはね、蒼星石と肩を並べる最強の断崖絶壁を
  晒してしまうことになるのからよ!!!」
JUM[なっ、なんだってー!!!!(AA略」

                    

798 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 08:49:48.77 ID:pF7yB6k50
紅・蒼「・・・・(^_^#)」
J「あ・・・、蒼星石・・・」
銀「え”・・・・」
蒼「こんにちは、JUM君、水銀灯。随分と楽しそうな会話だったね★」
J「い、いつからそこに?」
蒼「んーと、ちょうど水銀灯の”気付かない?”あたりからだね」
銀「あ、そういえば私用事が・・・」
   がしっ
銀「え?あ?ちょっと、蒼星石?真紅?離しなさいよ><」
紅「JUM、悪いけど一人で帰ってくれる?ちょっと、用事が出来ちゃった」
蒼「そうそう。一緒に帰れなくて、ごめんね」
J「うんうん。わかた。僕は帰るね。じゃあ!!」
銀「ちょ、ちょっとJUMーーー」
蒼・紅「ちょっと話がある(のだわ・んだ)(^_^#)」
銀「うえ〜〜〜〜ん。助けてーーーー・・・・」


 ああ、薔薇姉妹たちの水着姿がみたいなあ

799 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 09:39:07.01 ID:P2TRu3LvO
保守

800 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 09:55:10.06 ID:VF/jfqxuO
真紅は貧乳だが蒼の子は微乳保守

801 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 10:08:58.35 ID:0WYb0dtT0
真紅は虚乳

802 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 10:34:37.15 ID:9moUoKBy0
自業自得は王道かw

803 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 10:40:01.95 ID:7GDbvg8YO
銀様wwwwww

804 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 11:08:34.49 ID:aRfLB6oD0
>>778
いい嫉妬乙女っぷりだwww
>>798
まあ、水銀灯なる銀さまの偽者がどうなろうと知ったこっちゃないがな。

805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 11:09:41.06 ID:Di17vAk50
かわいいブーンのAAマダー?


806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 11:43:40.49 ID:4UWkfEnA0
保守

807 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 12:01:25.89 ID:9moUoKBy0
お昼

808 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 12:21:02.42 ID:4UWkfEnA0
保守

809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 12:46:41.91 ID:xxdv7fpJ0
ほしゅ

810 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 12:58:39.74 ID:qGnj8cgF0


811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 13:09:41.69 ID:9SfBrDVo0
>>804
すまん、誤字だ。水銀燈でいいのか?いままで、勘違いして覚えてた。orz
しかし、みんな、バラシィーだのカナリア?だのって・・・ローゼン自体
こっちでは映んないんじゃー(T。T)

812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 13:13:53.54 ID:aRfLB6oD0
>>811
お前さん、なんか可愛いなw
DVDでも買っとけw

813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 13:15:25.49 ID:5ZFim/f10
ようつべでも見てろ

814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 13:17:12.60 ID:9moUoKBy0
本買えよw

815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 13:42:50.76 ID:7GDbvg8YO
保守

816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 13:45:01.23 ID:Di17vAk50
かわいいブーンのAAマダー?


817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 14:16:06.74 ID:1irKY9dsO


818 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 14:29:11.60 ID:duutFOFDO
カナカナカナカナー

819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 14:56:11.00 ID:w1LMXSl8O
かしら〜

820 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 14:58:30.26 ID:bAlKNaNM0
こんちは。今日も機巧励起投下です。

今回もroboがNGワード

機巧励起ローゼンメイデン十五話「CRAZY ATTACK」

821 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:01:42.31 ID:bAlKNaNM0
>>820
円卓。集うは異形、淀んだ瘴気は凝り、不定形の異形をも生む。
円卓。魔術を執り、魔となり、魔そのものとなった魔人の集い。
円卓。円卓を取り囲む重なった円卓。
ここは円卓。人外たちの血の宴の酒場。
円卓の向こう、そこは玉座。だが主の姿はなく。

魔人の円卓、スーツを着込んだ青年の貌を被ったザキエルが数人の
信者の報告を受けていた。
彼の視線を受ける信者達は皆一様に面持ちを固くする。
「ほ、報告しますメージ……」
「一体どうしたと言うのですか?どうもただ事ではない様子ですが?」
「じ、実はあの男が勝手に行動を起こしまして……」
「アイツ、か?」
「あ、は、はいそうです……」
またか、ザキエルの好青年風の貌が苦々しく歪められる。
「よもやローゼンメイデンを捕獲しに行ったのではないでしょうね?」
「おそらく、そうだt……ッ!?」
ビクン、信者達全員の肉体が同時に一度跳ね、そして停止した。
時が止まったかのように驚愕の表情に見開かれた信者達の瞳、
しかし次の瞬間にはその時は動き出した。
ズルリ、瞳が斜めにずれ、その後を追うように腕、足、腹に赤い筋が
できていく。
そして、無数の肉片となり、信者だった物は一斉に崩れた。

822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:03:56.38 ID:bAlKNaNM0
>>821
肉塊となった信者達、それを見下ろすザキエルの手には細身の剣が握られていた。
薄く、冷たく研がれた冥い刀身が円卓を照らす炎で照り返される。
「また癇癪、ザキエル?」
クスクスと軽い笑い声をあげる少女の声。苦々しい気分を隠して
ザキエルが彼女に向き合う。
「別にそういうものではないよハニエル。ただの、気まぐれだ。」
「ふぅん。でも、気紛れに信者さんを殺したらダメだと思うなぁ。」
ハニエル、10代半ばの少女の姿をした魔人は、血で塗りつぶされた
肉塊を踏みしめてザキエルのそばに歩み寄る。
ぐじゅりぐじゅりと音を立てて信者達だったものが潰れて逝く。
「ふふ。癇癪の原因あててあげようか?そうだなぁ〜…うん、分かった。
 あれでしょ、また『アイツ』が勝手に行動したんでしょ、違う?」
知っている答えを、さも今気づいたかのように悩んで見せてから
下から見上げるようにザキエルを覗き込む。
微かに逡巡、そしてため息。
「……ああ正解だよハニエル。アイツがまた勝手に動いた。まったく気分の悪い…」
「あれ?でも、私達は好きな事をするのが道理でしょ?それなのに
 怒ったらルール違反だと思うな。うふふ。」

823 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:05:54.19 ID:bAlKNaNM0
>>822
汚れを知らないような笑みで邪悪を孕ませる少女の貌。
胸に凝った淀みがふつふつと音を立てザキエルの顔をゆがませる。
「虫けら風情が好き勝手放題をするのがかい?立場をわきまえないゴミが、
 僕らのような魔術師でもない無力なカスがだぞ?」
くすり、微笑む。
「うん、知ってる。でも、それがこの結社の掟。好き勝手に踊るのが私達。」
「分かってはいる。だがな――」
「だから別に良いじゃない。好き勝手させてあげたら。そんなのが動いた位で
 アナタは大きな山が動くと考えてるの?それともまさか、貴方は貴方の
 侮蔑するゴミが何かをなせると恐れているのかなぁ?」
言いながらハニエルの指がザキエルのスーツの隙間へと潜り込んでいく。
挑戦的な瞳がザキエルを捉え、指が妖艶な動きをする。
しかし、それに動じずザキエルの腕が少女の腕をつかむ。
「あっ…」
「僕も見くびられたものだね。僕が恐れる?まさか。僕はね、ああいった
 クズが嫌いなだけだよ。好きなのは強いもの、力のあるものさ……」
「んっ……」
暴力的なキス、掴んだ腕はそのまま腰に回されハニエルの身体が密着する。
しかし抵抗することなくそのキスを受け入れる。

824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:06:49.87 ID:bAlKNaNM0
>>823
「……ん……っ…あ、ふぁ………ん………」
円卓の一席、少女と青年の暴力と暴力のぶつかりあいは果たして人の営みか。
否、それは享楽と狂落の宴。瘴気と邪悪の孕み。
ふと止み、お互いの唇が離れお互いを見つめあう。
視線と視線が交わすのは、愛でも恋でも詩でもなく、愉悦と侮蔑と嘲笑。
「ザキエル、貴方って剣を扱うだけのつまらない男だと思ってたけど、
 こうやって無理矢理相手をねじ伏せるのも得意なのね。
 それに………女を悦ばせるのもそこそこに得意、少し見直したわ。」
「それはそれは恐悦至極。しかしだハニエル、君の口付けは実に甘美で
 毒々しい。さすが男を誘惑し堕落させるだけはある、素晴らしいよ。」
敵意を持った双微笑。
「ありがとうザキエル。それじゃ、この後はどうする?アイツの事なんて
 もうどうでも良いはずよね。今は、貴方を侮辱したこの私を力で……でしょ?」
蔑みの微笑、ハニエルの口が三日月に歪む。
それに促され、しかし挑むかのようにザキエルの腕がハニエルを押し倒す。
「そうだな。君に侮辱されたこの怨みを晴らすとするかな………」
再度交わされる口付け。

交わる獣が二匹。あげる嬌声が孕むのは憎悪と瘴気。
異形の潜む焔が二人の影法師を刻む。



825 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:07:54.74 ID:bAlKNaNM0
>>824
「「ひ、雛苺!!??」」
私は叫んだ。終わったと思ったとたん学校の窓ガラスに浮かんだ転移魔方陣、
そこから出てきたのは見間違えることなく雛苺だった。
一体どうして来たのか?それが頭を過ぎるがそれよりも先に、
「トモエェェ〜〜〜〜〜!!!!!」
出てくるなり必死な表情で私に駆け寄ってくる雛苺。
それを私はしっかりと抱きとめる。
「トモエトモエトモエぇぇ!!やっぱりなの!やっぱり痛い痛いだったなの!」
今にも泣きそうな顔で私を見上げる雛苺。
そして、それが怒気を持って真紅に向けられる。
「真紅なの…?真紅がトモエをいじめたなの!!??」
幾分にも動揺する気配もなしに真紅がやれやれと言った顔で私を見る。
「どうするの?私が話すより貴方の口から伝える方が信頼性があると
 思うのだけれど。」
確かに、真紅の言葉では逆に雛苺の気持ちを逆撫でするだけだろう。
私は雛苺をこちらに向かせて話しかける。
「……違うよ雛苺。私は全然大丈夫。」
「ほんと……?」
「うん。でも、それよりもどうしてここまで来たの?家で待っててって
 言ったじゃない。」
「うぃ……トモエが心配だったなの。守られてばかりじゃヤだったの……」

826 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:09:06.12 ID:bAlKNaNM0
>>825
私は雛苺の髪を撫でてあげる。この子はこの子なりに私を心配して
来てくれたのだ。もしかすると自分が殺されるかもしれなかったのに。
それを考えると優しく髪を撫でるくらいの事しかできなかった。
「雛苺、分かってくれたかしら?私は貴女を倒す気なんんてないのだわ。
 アリスゲームに則って戦う気もまったくない。」
「真紅……でもでも、始まっちゃったのよ?皆起きちゃったなのよ?
 7人の姉妹が皆おきちゃったなの。」
それにピクリと真紅が反応した。
「雛苺、それはどういう事?7人全員が今この時代で覚醒したの?」
腕の中の雛苺が真紅にうなずく。
「うぃ。感じたなの、真紅が起きて、本当にアリスゲームが始まったなの。」
「………それじゃ、他の子たちまで。」
「うぃ。」
「最後の一人になるまで……アリスになるための……闘いが……」
「始まる……なの。」
神妙な空気が場に流れる。
だが、それは次の瞬間、爆音と甲高い笑い声にさえぎられた。

827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:11:48.82 ID:bAlKNaNM0
>>826


「ハーーーーーーーッハハハハハハハハハハァァァアァ!!!!」


爆音、爆音、爆音の連続放射。昨日破壊された町並みが今また
新しい脅威によって破壊されていた。
天に向かって聳える数本の金色ドリル、オレンジ色にペイントされた
ボディ、そしてその胸部につけられた『亀』のマーク。
非常に滑稽な姿をしたロボットは空を飛びながら眼下の街に
ミサイルをぶち込んでいた。
「ヘっ、汚い花火だぜ!!!そらそらどうしたローゼンメイデン!!!
 この、ファントムバベルが最強の!宇宙一の!スーパーウルトラの!
 武闘派天才科学者ベジータ様が怖くて尻尾を巻いたかーーー!!!」
恐ろしくハイテンションな叫び声が拡声器によって桃種町に響きわたる。
「ふっ……顔を知る前からこの俺の戦闘値に恐れをなして逃げたか。
 まったく、強いってことは罪だな。いや、天才である事もか。
 流石は『スーパーサイヤカカロット1号〜おっすオラチャーハン〜』。」
何やら意味の分からない事を呟きながら悦に浸っているキ○○イ。

828 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:13:04.73 ID:bAlKNaNM0
>>827
まったく、いきなり何だと言うのだ。闘いがすんで一件落着かと思えば
次はこれだ。昨日に引き続き2度目の敵襲。
今までにもこういう事態はあったが、まったく辟易してしまう。
がしかし、今はそうも言ってられない。
「ジュン、あの客人をさっさと追い返しに行くのだわ!!」
そういって私はジュンのいる方を向く、が
「おご………ぉぉ……ごご……」
そこには何やら泡を吹いて地面に突っ伏しているジュンの姿。
「ちょっとジュン、一体貴方何をやってるの!!??」
「お………ぉぉ……」
ダメだ、気絶している。
「起きなさいジュン!起きろといってるのだわ!!!」
「ぷぎょ!!ぶごっ!ぬごぉぉぉ……や、やめ……ふぉぎょっ!……ガクっ。」
襟元を掴んで左頬と右頬に数発ずつ張り手を見舞ってやるが起きる気配なし。
まったく、大切なときに役に立たない家来だ。
今目の前で大変な事が起きてると言うのに。
「困ったのだわ、ジュンが使い物にならないなんて。」
頭を抱えたくなったその時だ。

「トモエ、ヒナ達が行ッくなの〜!」


829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:13:50.12 ID:bAlKNaNM0
>>828
投下終了です。

もちろんベジータの役どころは言わずとも西博士ですよ、はい。



830 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:38:23.04 ID:bAlKNaNM0


831 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:38:56.74 ID:Kv1qAmSiO
オーケーレッツプレイ!!


832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 15:52:35.66 ID:7GDbvg8YO
デモベキタ──────(゚∀゚)───────!!
ところで前回首があらぬ方向に曲がったジュンは(ry

833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 16:01:09.52 ID:4UWkfEnA0
保守

834 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 16:44:37.13 ID:Wcf+X0qu0
保守

835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 16:59:13.84 ID:aRfLB6oD0
>>829
雛たちの見せ場だな!!ヤッチマイナー!!

あと、雛の「〜なの」の多用はどうにかなんないか?
すごい気になるんだ。

836 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 17:10:59.49 ID:MJuKSd89O
口調は気になってるんだけど、どうしたら良いもんだか悩んでる。何か良い案あればアドバイスを雑談所で頼む。
ケータイからでスマン。

837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 17:28:03.28 ID:4UWkfEnA0
保守

838 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 17:44:40.50 ID:7GDbvg8YO
保守

839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 18:05:08.54 ID:7GDbvg8YO
保守

840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 18:24:14.97 ID:7GDbvg8YO
保守

841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 18:24:59.91 ID:xxeuJvUAO
保守

842 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 18:42:58.28 ID:7GDbvg8YO
保守

843 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 18:53:47.51 ID:GUz1hUaY0
保守

844 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:03:31.26 ID:76SL5RQU0
>>829
てっきりジュンがドクター西と貧相探偵を受け持ってると思ってたぜ!
これでやっと主役が現れたwwww

845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:19:05.17 ID:xxeuJvUAO
まさちゅ〜せっちゅ保守

846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:28:34.90 ID:76SL5RQU0
彼、ジュンが登校拒否になってもう半年になる……。
原因はささいな事だった。
彼が小学生の時冗談で言っていた「バルキスの定理」
テストの点数が悪いと「バルキスの定理を解いていたんだ」とよく言っていたジュン
これをみんなの前で言い出した
そんなささいな事
だけどみんなはそれをネタにジュンを虐めた
あだ名が「バカのバルキス」になった
クラスの中でジュンを好きでない人男の人たちは沢山居た
よく蹴られた、殴られた、いっぱいいっぱい嫌な事をされた
そして学校に来なくなってしまった
もしかしたらそんな事と言っている私の注意力不足だったのかもしれない
そんな軽い気持ちなのだから彼を傷つけけたのかもしれない
私が私が私が………

847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:29:26.97 ID:76SL5RQU0
>>846
ベシ
薔「痛い…」
ジ「人の家で訳のわからない事を言うな」
馬「だってジュンが遅いから…」
ジ「まったく………何やってんだよ?」
薔「引きこもりの彼の復活も待つ哀れな彼女役」
ジ「そうかい…てかなんだよ?バルキスの定理って?」
薔「………上下ジーパン…バージョンもあるよ?……聞く?」
ジ「いや良い……それと待ってたのは良いけど今7時20分だぞ」
薔「……おっと1時間間違えた」
ジ「まったく上がって行くか?」
薔「…アイアイサー」
ジ「ホットミルク飲むか」
薔「うむ……いただこう」

そんな朝の会話
終り

848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:32:03.64 ID:7GDbvg8YO
ばらしーwwwwww

849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:49:11.16 ID:Wcf+X0qu0
テラバルキスwwwwwwwwwwwww

850 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 19:56:35.36 ID:76SL5RQU0
ところでまとめに機巧励起ローゼンメイデンの9話と10話が無いのは仕様ですか?

851 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:04:52.46 ID:7GDbvg8YO
Wiki管理人さんがまだ雑談所投下分は掲載してないっていってたよね

852 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:10:59.64 ID:7GDbvg8YO
まだ掲載してないの間違いだった

853 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:18:36.03 ID:76SL5RQU0
>>851
>>852
dクス

854 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:32:57.23 ID:7GDbvg8YO
保守

855 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:48:53.03 ID:Wcf+X0qu0
保守

856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:51:37.06 ID:0WYb0dtT0
最近小ネタが減ってきてカナシス(´Д⊂

857 :XVI:2006/09/14(木) 20:53:26.13 ID:3KP85yyy0
やっとこさ続き投下だトェェェェイ!
長いんで、そこんとこよろしく。

858 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:54:13.08 ID:3KP85yyy0
>>857

【take aim,】

家というものが生を持つとするのなら、その部屋は心臓であり、脳でもあった。
住まう人間の中心地、それゆえに心臓。
すべての情報の保存室、それゆえに脳。
必ず、存在する。

街は薄黒く焦げて、ランプの光が頼りなさそうに揺れていた。
明るい場所もあるのに、それを覆い尽くすほどに影が潜む。
どこか好ましい。
暗いのに、寂しいのに、何故か。
影が無ければ見えてしまう。
影があれば見られない。
理由はそこにあるのかもしれない。

でも一番の理由はきっと、人が眠りに就くときの色だから。

少女は寂れた街を走る。
よく見知った顔に元気よく挨拶をしながら、駆けていく。
時折荷物を落としていないか確認しつつ、彼女の拠点へと。

眼鏡の位置を整えて、彼女は一つ息を漏らした。
ついさっきまでキーボードを叩いていた指を解す。
ぽき、ぽきと小気味のいい音が鳴る。
ふと指先を見る。
爪が伸びてきている、と彼女は思った。
放っておけば延々と伸び続けるそれは、不潔なものなのだろう。

859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:56:09.80 ID:3KP85yyy0
>>858

爪を切って、気分転換にコーヒーでも淹れようと考えて、彼女は部屋を出た。
ぱたん、ぱたん。
床を鳴らして廊下を歩く。

カップを黒い液体で満たす。
香りを伴ってとぽとぽと流れるそれは、色の割には穏やかだった。
口から、まるで脳に直接干渉するかのように苦味が走る。
決して苦しい味ではなく、美味しい味。
酸味の少ない後味が彼女の頭を覚ました。
最後の一滴を飲み干してカップを置くと同時に、ドアの開く音がした。

帰宅を知らせる詞を口にする。
帰宅を喜ぶ詞を口にする。
向き合った小柄な少女は、眼鏡を掛けた彼女よりも頭二つ分ほど小さい。
顔に笑みを満たしながら少女は今日の戦果――もとい、収集物を報告した。
小さい手でリュックサックから何かの基盤を取り出す。
彼女はそれを受け取り、目の前まで持ち上げた。
ふふ、と期待と合致した喜びを、一つ顔に浮かべる。
望みは彼女の手に握られていた。

誰の望みなのか。――おそらく、この街の人間すべての。

少女に語りかける。
ゆったりとした、落ち着いた声で。
こく、と少女は頷く。
少女はコーヒーカップを片付けに台所へ向かった。
背中が少し遠ざかって、曲がり角に消えた。

860 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:57:43.73 ID:3KP85yyy0
>>859

薄い小さな板を持って彼女は再び部屋に戻る。

キーボードの音が再び。
何かと、何かを繋げて、何かを作る。


赤。朱。紅。
鮮やかな血の色。
どれもみんな、情熱的で、狂った、色。
赤は憤怒。――頭の頂にまで血液を押し上げる。
朱は血潮。――まるで、燃え盛るかのように。
紅は焔。――泣いてしまうほどに、怒れ。
似ているけれど、僅かに違う。
違いはあれど、想起するものは、同じ。
絶妙に、狂っている。

一閃とは、まさにこのことだ。
何が起きたかも分からないまま、環境が、状況が変化していく。
痛々しく砕けたコンクリート。
止まない風。
焼け焦げた鉄柱。
……さっきまで、声の響いていた街。

叫び。
燃える街路樹を背景に。
涙。
あっという間に蒸発する。

861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:58:40.69 ID:3KP85yyy0
>>860

見知らぬ誰か。
もう、動かない。

しばらくして、炎も消えて、普段と同じように街に影が戻る。
ただ、泣き声だけが止まらない。
涙を含んだ、鼻に引っ掛かった声が止まらない。
小さな子供が、二周りほど大きな大人を運ぶ。
腕を狭い肩に回させて、ゆっくりと、這いずるように。

その階段は暗闇に続いている。
目指すべき道。そこにさえ辿り着けば――助かる。
全身の筋肉が緊張する。
ぷるぷると震えて、汗を搾り出す。
足を一段目に置いた。穴は、どこまでも深い。

羽根が一枚、ひらりと空を舞った。
――破壊者は、佇んでいる。


これは、絶対の爪痕。


【pastime,】

二人で遊ぶ。二人で遊ぶ。
お花畑で楽しく遊ぶ。
れんげの香りが芳しい。

862 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 20:59:54.28 ID:3KP85yyy0
>>861

花の冠作りましょ。茎と茎とをくるくる絡めて。

遊びましょ、遊びましょ。
おにんぎょさんで遊びましょ。
ピンクのひらひら着せ替えて。お家の綺麗な御部屋の中で。

楽しいわ。楽しいわね。
二人で一緒に紅茶を飲むの。
あつあつクッキーこしらえて。
楽しく食べたら御昼寝しましょ。

おやすみなさい。おやすみなさい。
れんげの冠頭に載せて。
ふかふかベッドで一緒に眠る。
お口の周りにかけらが一つ。

ゆらゆら火影。やさしい火影。
暖炉の前で御本を読むの。
ある王子様とお姫様。
挿絵の中でキスしているわ。

朝日が昇る。ぐんぐん昇る。
今日は何して遊ぼうかしら。
昨日は何して遊んだかしら。
たくさんたくさん遊びましょ。

今日も明日も明後日も。

863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:00:22.88 ID:3KP85yyy0
>>862


いつまでも どこまでも つづけばいいのに


これは、たった二人のためだけの春。


【ill at ease,】

清潔な白い床が果てしなく広がっている。
それは廊下だった。
部屋と部屋、個別化された空間を結ぶ、細長い、細長い、道。
幾つもの曲がり角を進んだ先には薄暗い階段。
ひっそりと静まり返っている。
誰かの話す声など聞こえはしない。……陰とした空気だけで満たされている。
ここは、そのような閉め切られた空間。

骨格がパイプで作られた簡素なベッドと、洗面台、外を見るための窓が部屋にあった。
腰まで届く長い髪を弄りつつ、彼女はベッドの上で歌を謡った。
伴奏の無い音楽会。たった一人の音楽会。
添えるのであれば鍵盤楽器の高い音が良い。
ぽろん、ぽろん、と一つでも響くそれは、一人しかいない彼女によく似ているから。
ア・カペラは続く。誰もいない小部屋の中で。

落ちる雫は誰のものだっただろうか。
シーツに吸い込まれて消えるそれはほのかに熱い。
熱は苦しみの表れか。それとも、意志の表れか。

864 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:01:33.93 ID:3KP85yyy0
>>863

――どちらにせよシーツは冷えていく。


これは、小さな小さな部屋の中の話。


【a dime a dozen,】

朝。心地よい靄の中。

目覚めの挨拶を交わす。
彼女の言葉に彼が答える形で。
彼の寝癖を細い指で弄りながら、彼女は頬を膨らませて文句を言う。
目の前の少年のことを愛おしいと思いながら。

軽く微笑んで、彼は小言をかわす。
早く起きる努力はするよ、なんてありふれた言葉で。
彼女の髪を暖かい手で撫でながら、彼はゆっくりと身を起こす。
目の前の少女のことを愛おしいと思いながら。

朝の日差しが街を青白く彩る。
ひんやりとした空気の中を、二人は歩く。
しん、と吸い込む空気が肺を冷やす。
石畳で出来た道は崖に続いていた。
口を開けることなく進んでいく。
そのままでは動きそうにない静かな空気を全身で楽しんでいた。
まだ、二人の視界は建築物に覆われている。

865 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:02:52.26 ID:3KP85yyy0
>>864

少しずつ、少しずつ、足を進めていく。

最後の石を踏み終え、露出した地面を踏みつけた。
ぱあっと世界が開けた。
左右には草の地しか見えない。
崖の向こうには塔が見えた。
二人は並んで崖に座って、その様子を眺めている。

言い出したのは彼。
何気ない気持ちで、彼女を散歩に誘った。
特に何かを狙い定めることも無く――ほんの、気まぐれのような気持ちで。

陽光が雲を突き抜ける。
輝いて、紫紺の影をその身に作る。
何もかもが露に消えてしまいそうな景色だった。

他愛も無い話。
友達のこと。近所のこと。世間のこと。
普段でも出来るようなことを、今も語り合う。

なんてことのない、朝の散歩だった。


昼。長い長い日溜り。

退屈な講義を聴いていた。
ためになるもの、と考えていても彼は聞き流してしまう。

866 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:03:58.09 ID:3KP85yyy0
>>865

違うことを、考えているから。
ずっと、ずっと。関係のない、深刻なことを考えていたから。

彼女は辛い顔を塗り隠して笑う。
貼り付けた笑みは普段のそれと何ら変わりなく周囲に映っていた。
誰も気が付かない。彼女が、気付かせない。
――大切な、親友にも。

何気なく時間が過ぎていく。
ほんの一瞬も硬直せずに、満遍なく。
それは、極めて遅々とした動き。
葉が色を変え、落ちる。そこでやっと大概の人間は大きな流れを知覚する。
とても、些細なこと。
気にしてしまえば、その程度のことか、と簡単に片付けられてしまうようなこと。
ある種、その認識は精神のなによりの支え。
経過した時が大きければ大きいほど――まいって、しまう。
何もなくても、流れを認識してしまうから。

響く教師の声。
彼はただ傍観者になりきる。無意識の内に。
彼女は道化を演じる。はっきりと、意識して。

日は傾いていく。


夜。囁きを空に。


867 :消える飛行機雲:2006/09/14(木) 21:04:58.23 ID:DNBwDyG30
「初めてのゲーセン」

紅「これが、ゲーセンなの?ごちゃごちゃしてるのだわ。それに、うるさいのだわ」
J「まぁ、しょうがないよそういうとこだし。それじゃ、くんくんとりに行くか」
今日は、ゲームセンターにくんくん探偵のぬいぐるみが入る・・謎の情報網で得た
話題によりJUMはかりだされた。曰く、レディー1人で入る場所じゃないのだわ
だそうだ。
紅「早く行くのだわ。なくなってしまうのだわ」
珍しく慌てる真紅。どうやら、スグ取れると勘違いしてるらしい。
J「一つ聞こう。真紅は今日初めてだよな?」
紅「当たり前なのだわ。くんくん探偵が無ければ、来るはずの無いところよ」
J「それで、何処に入荷するって?」
紅「?UFOで捕まえる機械に入るって聞いたわ」
やはりだ。今日は、帰れるのだろうか・・少し不安になってきた
J「やったことあるのか?」
紅「愚問ね。今日が初デビューよ。で、UFOはスグ捕まえちゃうんでしょ?
  早く行くのだわ」
どうやら前途多難のようだ・・・


868 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:05:12.31 ID:3KP85yyy0
>>866

雲一つ無い、澄んだ空だった。
彼の視線の向こう側には丸いランプが浮かんでいる。
動かずに、目が眩みそうな金光を放っていた。その強さは真夜中なのに影が浮き出てしまうほど。
光の粒を辺りに撒き散らして、夜空は漂う。
――揺れる人影が、草の上に一つ。

異様なまでに明るい夜だった。
陰になる場所なんてないとさえ思わせる明るさだった。
それでも、彼と彼女は影を作る。
それが目的ではなくても、外に出る際に必然的に。どうしようも、無く。
これは、彼女が誘った遊歩会。
人工的に削られた石を踏んで歩む。

朝と同じ場所。
崖の方向に少し足を進めて、彼は空を見上げ、佇む。
長めの影が、街に向かって伸びていた。
彼女はそれに身体を包まれて後ろに立つ。
一帯はどこまでも凪いでいる。
無駄に音を立てることも無い。
静かな、夜。

大切なことを思い出して、包みを取り出す。
リボンで口を縛った簡潔な袋。
片手で全体を抱擁できるくらい小さな袋。
彼はさり気無くそれを彼女に手渡す。
授受。本心から喜ぶ顔に一滴涙が添えられる。
彼女は、微笑みながら涙を流す。

869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:05:49.75 ID:3KP85yyy0
>>868

――なんて、歪な様なのだろう。

少しの間、彼は呆気に取られた。
ひょっとして、自分は何かを間違えてしまったのではないか、というような戸惑いを露にする。
彼は何も間違えてなどいない。ただ贈り物をしただけなのだから。
感謝と、謝罪のために彼女は口を開いた。

ゆらり。彼女が朧になる。
空気を震わせない、ひっそりとした声で笑う。
くすくす、くすくす。くすくすくすくす。

……彼女は、途切れ途切れに発した独白を終える。
彼は凍りついた。悲哀した。恐れ、戦慄いた。
これから、あと少しで起こるはずの問題の解決策を強く求める。
否定を表す彼女の首の動き。
何度も、尋ねる。返事が一向に良くならないと分かっていても。
何度も、答える。どうしようもないことを知っているから。

彼女は思慕する。
ある特定の、一度も話したことの無い人物を。
理由は何処かへ飛んでいった。はるか空の向こうへ。
いつの頃からかなんて、誰も知らない。
――考えることすら無意味なのだ。

ばちん。少しずつ、裂けていく音。
存在と、周囲の空気そのものが虚ろになっていく。
瞳は姿を捉えているのに脳に信号が上手く伝達されていないような、浮いた感覚。

870 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:07:31.43 ID:3KP85yyy0
>>869


「……さようなら」

言葉だけが残った。
落ちる少女の涙一滴さえも絡め取って、ただ悲しい言葉だけが。

消失。


これで、ほんの少しおしまい。


――――――――――――――――――――――
第一部、完。
名前を一回も出さずに書いてみたさ。・・・誰が誰でしょう?

871 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:15:45.43 ID:7GDbvg8YO
情景描写がうまくてうらやましい…
何度か読み直したくなる

872 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:15:59.20 ID:P2TRu3LvO
保守

873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:29:15.45 ID:qSykXGp90
>>774
めぐをからかう銀ちゃんバロスwwwwwwwwww
ってばらしーが・・・続きwktk

>>828
キ○○イっておまwwwwwww
巴と雛苺が活躍ですね

>>870
名前を出さずに書くってのはけっこう難しそうですね・・・
第二部もwktkしてます

874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:33:18.98 ID:Hi/PHdQT0
>>870
個人名を出さずに話を進める形式は斬新。
丁寧な描写と、ユーモアある形容にも目を惹かれましたよ。
色々と考えながら読んでいると、少しの長さなど全く気にならなかった。

第二部にも期待してます。

875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:46:32.16 ID:7GDbvg8YO
保守

876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 21:56:36.70 ID:7GDbvg8YO
保守

877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:06:44.46 ID:P2TRu3LvO
保守

878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:06:52.73 ID:QSg0FPN50
>>870
うわああこれすっげえ好きかも。
第二部に期待しております!

さて。
まるで隔月連載のような勢いの遅筆っぷりに軽く眩暈を覚えている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
気がつけば夏はとうに過ぎて初秋の頃、二ヶ月ぶりにHands of doom第9話を投下させて頂きます。
なお、第8話を投下直後にスレ落ちした為、まだ読んでいないという方がいらっしゃるかもしれません。
8話読んでないぞという方は、過去ログ倉庫の以下のURLにありますのでそちらを読んでから第9話をお楽しみください。
ttp://rozen-thread.org/2ch/test/read.cgi/news4vip/1152775900/869-876

<30秒で解る簡単なあらすじ>

彼女達の仮初の日常は終わりを迎えた。
嫌でも意識しなければいけない、期限。
それでも頑なに目を逸らすのか。
向き合って運命を受け入れるのか。
諦念を以って己の自我を守るのか。
大切なものだけがあればいいと周囲を断絶するのか。
残り約32時間。彼女達は、それぞれの時間を生きてゆく。

それでは、暫しのお付き合いを。

879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:07:48.00 ID:QSg0FPN50
ただ一言でそれは破られた。
望んだ仮初、突きつけられた現実。
只々、運命は廻ってゆく───

-Hands of doom〜運命は手の中に〜 第09話-

20XX年4月13日 15時

自分の失言に気付いた時にはもう遅かった。
互いに望んだ筈の平和は脆くも崩れ、淡いヴェールの向こうが露になる。

「君は…知って、いたんだね」
「…知っていたです。蒼星石が私を哀しませないようにそれを隠していた事も」

哀しみを瞳に湛え、蒼星石が私をじっと見る。
恐らく彼女を見る私の瞳は、多くの後悔と少しの哀しみに彩られているのだろう。
それきり言葉を発する事も無く、互いをじっと見つめ合う。
私の目の前に居る彼女は、私。私であって、私ではない私。「違う意志を持った」「自分と同じ細胞を持つ」「私の最愛の妹」。
妹の気遣いを無にしない為に私は偽りを演じた。しかし、芝居は必ずカーテンコールを迎える。その時が訪れたのだ。

「蒼星石、聞くです」
「…ん」
「私は蒼星石の気遣いが嬉しかったです。だから黙ってたですけど…でも、本当は少しだけ怒ってるですよ」
「どうして?」
「蒼星石が解ってないからです。先の運命が決まっていたとしても、私は蒼星石が傍に居ればそれで良かった」
「…怖くないの?哀しく、ないの…?」
「おめーと一緒に居られれば哀しい事なんてねぇですよ。そりゃー、歳とって縁側で一緒に茶ぁするって夢はダメになりそうですけど…それでも、そんな夢よりも、おめーが傍にいる事が私にとって大事なんです」
「……うん、そうだね。僕もだ。君が居れば多分哀しい事なんて、無い」

私は「私」と少しの間抱き合って、笑いながら泣いた。

880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:08:31.21 ID:QSg0FPN50
>>879

20XX年4月13日 15時

今日のおやつは真っ赤なさくらんぼ。綺麗なルビー色に色づいたそれが、ガラスの鉢に盛られ私達の前に鎮座している。

「ふわー、いっぱいあるの……」

雛苺が目を丸くして、さくらんぼの盛られた鉢を見つめている。
みっちゃんのお父様が昨日知り合いの農家に譲ってもらったという、新鮮さなら折り紙つきのものだ。
ちなみに今朝の競走は私が勝ったからして…

「まずはカナが初物いっただきーかしら」

と、早速手を伸ばして一つ口に放り込む。甘酸っぱいさくらんぼの味が口に広がって、実に幸せだ。
頬に手を添え、ありがちなリアクション。それが自然と出てしまうのだから仕方ない。
そんな私を見た雛苺も、一つ口に入れて同じようなリアクション。
そして、そんな私達を見て悶えながらカメラのシャッターを切るみっちゃん。
…あ、みっちゃんのお母様も悶えてる。そうか、この人の性癖はお母様譲りなのか。


そんなわけで、いっぱいのさくらんぼを頂いて幸せ気分の私達。
テレビやラジオの電源は入っていないので、実に静かで長閑だ。

「……これだけ静かだと眠くなるかしら」

…長閑ゆえに、眠くなるのも自然の摂理。
このまま昼寝と洒落込もうか…と思っていたが、それは雛苺の言葉によって残念ながら実行されなかった。

「カナ、あの丘にもう一度行こう?素敵な景色は、時間が変わればまた違う一面を見せてくれるの」

881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:09:19.16 ID:QSg0FPN50
>>880

20XX年4月13日 17時

ざわりと葉擦れの音。
後方に広がる林から、それは聞こえてくる。
夕方ともなれば、春風は少々冷たい。
その冷たい風が却って心地良かった。

私と金糸雀は、朝に来た丘へ再びやって来ている。
この丘には休憩用にベンチが備え付けられており、その向きからしてどうやら夕日を見つめる事が可能そうだった。
眠いと渋る金糸雀を無理矢理引きずってやってきたのは、朝見つけたここに座って見る夕日はさぞ素敵なのだろうと思ったからだ。

「うわあ……さすがのカナもこの発想は無かったかしら……」
「ふふふ、ヒナの思った通り素敵な夕日なのよ」

そして、その目論見は当たっていた。
ゆっくりと沈み行く大きな夕日。
地平線は流石に拝む事が出来ないが、高層ビルが無いので夕焼けに染まる町並みが良く見える。
僅かに漂う雲も赤く染まり、そして雲の傍を飛ぶ鳥が逆光でシルエットを作っていた。
感動と、少しの寂しさと、少しの不安を感じさせる「昼の終わり」。
それは都会では見る事の出来ない、壮大な壮大な「夜の始まり」。

「ね、カナ。ヒナの言う通り来て良かったでしょ?」
「本当。ヒナもたまには冴えてるかしら」
「うー。たまには、は余計なのよ」

軽口を叩きながら、しかし視線は半分ほど沈んだ夕日に釘付けのまま。
結局私達は、心配したみっちゃんさんが迎えに来るまでベンチでずっと夕日を──夕日が沈んだ方角を見つめていた。

882 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:11:03.88 ID:QSg0FPN50
>>881

20XX年4月13日 16時

「ゔーあ゙ー………」

この旅館は温泉が売りだと聞いた。
それゆえに、昼間と言えるこの時間から露天風呂に遣っているこの僕の行動はまさしく正しいと言えるだろう。
…誰だ、親父臭いなんて言ったのは。いいじゃないか、僕だって日頃はサラリーマン。こうして疲れを癒したい事もある。
ただし、疲れを癒すためには最大の問題があった。ここに居るのが僕一人じゃないという事だ。

「……えと……桜田、さん……」

背後。僕が背を預けている大岩の向こうから、女性の声。
そう、ここの露天風呂は「午後から混浴」という嬉しくもちょっと困る決まりになっていた。
それを知らずに連れ立って浴場へとやって来て、脱衣所で自分を解き放ち、掛け湯をして湯船に浸かって視線を上げた僕が目にしたものは……

「隣の浴場」に居るはずの、薔薇水晶さんだった。
その瞬間「いやそのタオルで前くらい隠そうよ」などという実にどうでもいい思考が頭に浮かんだのだが、それも一瞬の話。
「きゃあ」という小さな声に僕は慌てて後ろを向き、そして湯船の中央に鎮座する大岩の影に向かったのだった。
…さすがに、その。付き合ってる訳でも、気の置けない友人でもないわけで。
堂々と同じ湯船に全裸同士で浸かる、というのは少々憚られるのだ。

「…あの、桜田さん…?大丈夫……ですか…?」
「あ、ごめん大丈夫。何?」

思考の海に沈んだ僕の意識が引き上げられる。
だが、その次に薔薇水晶さんが言った言葉は僕を再び沈めるのには充分な破壊力を持っていた。

「……こっち、来ませんか……?」

883 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:11:50.12 ID:QSg0FPN50
>>882

20XX年4月13日 18時

我ながら、この旅行では少々大胆になりすぎている気がする。
露天風呂が混浴だったのは想定外だった。確かに想定外。
けれど、それを利用して少しだけ距離を縮めよう、などと思いあんな発言をしてしまった。
確かに距離は縮まった、と思う。
思うのだけど……その、お父様以外の男性をあそこまで近くに(しかも、全裸で)寄せるというのはほぼ初めての経験で。
少しのぼせ気味になってしまった。
そんな私を、彼は少し照れながら「そろそろ出ようか」なんて気遣ってくれて。
その照れた笑いを見た時、私は自分の気持ちに気がついた。
正確には、意識をしていたその気持ちに確信を持ったのだが。

あと1日。
私達に残された時間はあと1日と少しだけ。
口にしてみると実に短い時間。
その少ない残り時間で、私は彼に想いを伝える事ができるだろうか。
…想いを伝えて、満足するだけの結果を得る事ができるだろうか。

感触としては、多分悪くない。
彼は私を嫌っているわけでも、疎ましく思っているわけでもないだろう。
そもそも、旅行に誘ってくるという時点で「そういう気持ち」があるに違いない。
状況は、私に有利なのだ。有利だと思おう。
ならば、あと一歩の勇気を私が持つだけ。

「…このお酒、美味しいですね。お酒…あまり、強くないんだけど…いくらでも、飲めちゃいます…」

その勇気を、私は美味しいお酒に貰う事にした。
一握り。一握りの小さな勇気を、私に下さい…。

884 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:12:48.92 ID:QSg0FPN50
>>883

20XX年4月13日 19時

夕食時の街を歩く。
いつもなら水銀灯が灯っている広い路地も、今日は暗い。一帯の送電が止まっているのだろう。
現代人の生活に欠かせない三大ライフライン──電気・ガス・水道──のうち一つが潰れた事になる。
止まった分の電気は、恐らく水道水を通すためのポンプなどの最低限の都市機能を維持する為回されている筈だ。
私達の都市生活を守る為の、最後のバリケード。
だが、そうして守られた残り二つのライフラインも、多分そう間を置かずに止まる。
働く人間が居なければ、その機能が止まるのは自明の理だ。
このような発表があった時点で、この状況は充分に想定できた。

なので、私はカバンに入れておいた懐中電灯を手に歩いている。
空いている方の手には、買い物袋に詰まった飲み物。
大半はお酒だが、これはいつもの事だ。
これだけ暗いと暴漢が出てもおかしくないのだが、今の所そのような人間には出会っていない。
もう時間が無い、という事でそんな事をしている余裕がないのか、あるいは日常生活の延長を営んでいるのか。
私には、他人の事情は解らない。ただ、こうして一応ながらも平和であるというのは女の身には有り難かった。

程なくして、真紅の住まうマンションに辿り着いた。
白く、小奇麗な八階建ての建物。
オートロック完備、そして女性以外の入居が不可という女性専用マンションだ。
そこの五階、エレベーターから向かって一番手前に彼女は住んでいる。
インタフォンのキーを501と押し、受話器の描かれたキーを最後に押す。
きっちり三回呼び出し音が鳴った後、部屋の主が応対に出た。

「やっほぉ。貴女の水銀燈が遊びに来たわよぉ」

マイクに向かって私がそう言うと、呆れたような溜息と共にドアのロックが開いた。

885 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:13:46.43 ID:QSg0FPN50
>>884

20XX年4月13日 21時

シャンパングラスに乗せられた沢山のキャンドルが、テーブルを照らしている。
電気が止まる前に明りを確保しなければいけない、と思い発表の翌日にランプ用のキャンドルを買いこんでおいた。
それは正解だったようで、一週間程度は灯しっ放しにできる量のキャンドルが私の部屋にはある。
あるのだが、水銀燈が面白がって火を点けるものだから、そこら中キャンドルだらけになっていた。
まったく、この子は。どんな時でもこの調子で、自分のやりたいように行動する。
軽く頭痛を覚え、私は缶入りの飲み物を一口飲んだ。
オレンジをベースにしたチューハイ。どうやら昨日の一件でお酒も悪くないと私の体は理解してしまったようだ。

「で、真紅ぅ。話したい事ってなぁに?」

彼女がここに居るのは、私が呼んだからだ。
話したい事があるから来て欲しい、とメールをした。

「…そうね。水銀燈、貴女は怖くないの?」
「怖い?何がぁ?」
「自分の寿命に対して明確にあと1日、と期限が切られてしまったという事よ」

再び、チューハイを口にする。少しの沈黙の後、私は続けて口を開いた。

「怖くない、と私は言ったわ。けれど…本当は、怖いのよ」
「ふぅん?」
「どう足掻いてもあと1日しか生きられない。その事実が私は怖い。何も出来ず、何もする事も無く死んでゆくのが怖い」

カタカタと缶を持つ手が震えているのが解る。情けない。
視線を水銀燈から外し、窓へと向ける。
赤い月が、街を照らしていた。

886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:14:41.72 ID:QSg0FPN50
>>885

20XX年4月13日 22時

一頻り泣いた後、僕達は現状を確かめ合った。
このあたりの送電は既に止まっている。夜になったら星明りが頼りとなり、外出には危険が伴うだろう。
その前に、必要なもの──明りや飲み水、食料だ──を買いこんでおく必要がある。
買い物に出ようと立った僕の手を、「どこへ行くですか」と言って姉が握りしめた。
買い物だよ、と言う僕の手を握ったまま、姉は頭を振り、「一時たりとも離れたくないです」と言い出した。
「すぐそこだよ。大丈夫」と諭そうとしたのだけど、姉は頑なに手を握ったまま。
結局僕達は連れ立って買い物に出、そして今のこの時間までトイレ以外二人一緒に行動していたわけだ。
今は僕の部屋で青と緑のキャンドルを明りにして軽くお酒を飲んでいる。僕はジンライム、姉はソルティドッグ。

「…静かですね」
「静かだね…誰も居ないみたいだ」

しん、と辺りは静まり返っている。いつもなら猫の鳴き声が聞こえたりするのだけど、それすら聞こえない。
動物達も解っているのだろう…もう間も無く、巨大な変動が起こるという事が。

「蒼星石…見るです」

示されて外を見る。大きな月が、赤い赤い血潮の色に染まっていた。

「ん……月?すごい…赤いね」
「真っ赤です…蒼星石、翠星石はなんだか凄く怖いですよ。お願いです、ぎゅっとして下さい」

仕方ないな、と笑って姉を抱き寄せる。そこに居るという温もりと、僕と同じ銘柄のボディソープの香り。
直後、大地が、揺れた。

-タイムリミットまで、残り約24時間-

887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:15:41.13 ID:QSg0FPN50
>>879-886

以上、これにて第9話は終了です。
またお目に掛かる日まで、御機嫌良う………

888 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:18:40.40 ID:7GDbvg8YO
あと24時間……24時間で……
続きwktk

889 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:23:32.61 ID:Wcf+X0qu0
>>887
なんだろうドキドキがとまらない…
もう少し壊滅のときに近づいたらどうなってしまうのだろう…
怖い物見たさでwktkしてます。

890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:31:40.73 ID:qSykXGp90
Hands of doom久々にktkrwwwwwwww
少しずつだけど、確実に迫るタイムリミット
こういうの大好きです。
ちなみに少し大胆な薔薇水晶も大好きです。

891 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:31:47.36 ID:kJeykEE20
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1158209077/l50
>1姉の部屋を物色、スリーサイズを知る
下着とタバコとバイブを発見

件名:ねえちゃんごめん/本文:やらないか?
バイブ画像を添付してメール

姉から電話が来るが怖くて電源切る

電源入れると「電話に出ろ」というメール3件あり

電話に出る
>1の書き込み「でてる なんもいてこない はなせない」

安価メール「俺ねーちゃんの事女として好きだから」

姉から電話が来る
姉「ハァ?おまえなに?どういうこと!!!!!!!!!」
>1、一分間の沈黙
姉、泣き出して電話が切れる

姉の電話が不通になる(バイトで電源切ったのかも?)

>1が「ごめんなさい」だけ書いたメール送る
姉の電話は不通のまま

電話が繋がらないので姉のバイト先まで迎えに行くも、入れ違いのよう
帰宅すると母は帰っていたが姉が居ない

姉の家出・自殺等が心配な>1、コンビニや近所を捜索姉はまだ見つからない ←いまここ

892 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:37:41.38 ID:Hi/PHdQT0
ついに、あと1日で全てが決してしまうんですね。
それなのに、不思議と静かな雰囲気。
まな板の上の鯉なのか、はたまた、まだ心に一縷の希望を抱いているのか。

街全体が、静かに死んでいく中で、登場人物たちがどう生きていくのか見届けたい。

893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:45:56.46 ID:FMlrTQ+dO
ほし

894 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:55:39.14 ID:7GDbvg8YO
保守

895 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 22:56:27.45 ID:FMlrTQ+dO


896 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:04:24.43 ID:7GDbvg8YO
保守

897 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:11:44.69 ID:0WYb0dtT0
スレッド保持数が600近くに行ったり、480まで落ちたり、落ち着きがないな。
運営はなに考えてんだ。

898 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:20:57.51 ID:7GDbvg8YO
保守

899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:23:36.45 ID:Kv1qAmSiO
「かしらー」
「にょろーん」
(う、良いおでこかしら!キャラが被るかしらー!)
「人気はあるかい?」
「こっちが欲しいぐらいだかしらー」
「にょろーん」

900 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:26:08.63 ID:f17UjugvO
900かしら

901 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:30:45.98 ID:Kv1qAmSiO
>>900
やっととれたねカナおめでとう


902 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:41:16.34 ID:FMlrTQ+dO


903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:50:21.32 ID:7GDbvg8YO
保守

904 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:55:36.42 ID:HqCQPV520
http://202.239.72.116/7/src/1158053165563.jpg

麻生専用機

905 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:58:07.96 ID:zILjhEuW0
>>904
もちろん機内ではグッズ販売&アニメを放送するんだよな

906 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/14(木) 23:58:56.34 ID:0WYb0dtT0
>>904
外国人から見たら、これもポケモンジェットも変わらないんだろうな。

907 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:03:34.39 ID:HKnsos1Y0
>>904
あしや人形祭の真紅バスを思い出した

908 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:13:39.63 ID:6gmlMiocO
保守

909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:23:48.26 ID:L84oyrGA0


910 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:24:15.15 ID:RN44FHlJO
はさ

911 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:31:27.15 ID:7leTWeCnO
>>904
麻生ウラヤマシス

912 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:32:45.29 ID:7leTWeCnO
ガチャ。
薔・雪「にゃ〜ん♪」
J「さて、今日はどんな呪いの人形を買おうかな?」
薔・雪「にゃ〜ん。」
J「これにしようかな?でも、これも良いな。」
薔・雪「にゃ〜ん・・・」
J「で、なんなんだお前らは?」
薔「かまって・・・」
雪「無視し続けるなんて酷いですわ・・・」
J「とりあえずそのカッコはなんだ?」
薔「萌えアイテムでお馴染み・・・猫みみ・・・」
雪「しっぽもついてますの。」
J「それは分かった。で、何故それをつけてる?」
薔「ジュンを・・・悩殺・・・」
雪「そしてあわよくばジュン様と夫婦の契りを交そうと。」

913 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:34:38.85 ID:WeqdktdM0
とりあえず俺が持ち帰りますね^^

914 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:34:49.60 ID:7leTWeCnO
>>912

J「てゆうかなんで僕なんだ?お前らならもっとカッコ良い奴でも釣り合うだろ?」
薔「ジュンは私たち嫌い・・・?」
J「いや別にそうゆう訳じゃないけど。」
雪「じゃあ他に好きな人でも居るんですか?」
J「いや好きな人も別に・・・」
ピシッ。
J「うっ!」
薔「ジュン・・・!?」
雪「ジュン様!?」
J「ちび人間が好きなのは翠星石ですぅ。」
薔「・・・・・・」
雪「翠星石、机の下に隠れて何してますの?」
翠「はっ!?まさかバレるとは思って無かったですぅ!」
薔「その赤い蝶ネクタイなに・・・?」
雪「まさか体は子供、頭脳は大人の方を襲って・・・」

915 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:36:19.39 ID:7leTWeCnO
>>914

翠「ち、違うですぅ!これは金糸雀の発明ですぅ。」
薔「そうなんだ・・・」
雪「納得しましたわ。」
翠「ひ、ひとまず今日の所は帰ってやるですぅ。次はこうはいかねーですよ!」
バタン。
薔「行っちゃった・・・」
雪「そうですわね。」
薔「・・・ジュン起きないね・・・」
雪「!!ばらしーちゃん!この間に既成事実を作っちゃいましょう!!」

J「ん・・・僕はなんで寝て・・・ってアーッ!」

終わり

916 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:38:38.23 ID:RN44FHlJO
バーローwww

917 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:48:43.71 ID:lw2ok3220
バーローktkrwww

918 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 00:53:41.62 ID:XTKTFYKw0
>>904
実は堀江専用機だったというオチ

919 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 01:01:15.85 ID:qiL1d3RCO
 ブーン /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃
    |  /
     ( ヽノ
    ノ>ノ
  三 レレ


920 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 01:15:11.57 ID:7leTWeCnO
保守

921 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 01:21:37.91 ID:U5pBbp0f0
保守

922 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 01:34:25.20 ID:ol68RHlu0
保守

923 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 01:50:38.16 ID:5G/ecLUQ0
保守

924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 02:23:33.63 ID:L84oyrGA0
ho

925 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 02:45:05.02 ID:ol68RHlu0
保守

926 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 03:11:51.81 ID:ol68RHlu0
保守

927 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 03:33:11.90 ID:uHIrLuc+0
ほしゅ

928 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 04:02:35.83 ID:uHIrLuc+0


929 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 04:35:31.98 ID:ol68RHlu0
保守

930 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 04:51:51.35 ID:ol68RHlu0
保守

931 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 05:22:27.81 ID:ol68RHlu0
保守

932 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 05:31:57.62 ID:ol68RHlu0
保守

933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 05:42:38.10 ID:yMLOQhMu0
保守

934 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 05:59:09.49 ID:yMLOQhMu0
保守

935 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 07:05:20.82 ID:7TQWBUVQO
保守

936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 07:41:24.02 ID:n4FfHEso0
おはよう保守

937 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 08:07:00.49 ID:Z4lXCaBgO



938 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 08:47:58.01 ID:yJGH2sjfO


939 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 09:20:00.66 ID:yMLOQhMu0
保守

940 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 09:58:23.42 ID:mGJs+5EK0
ほすおらご(ry

941 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 10:16:10.95 ID:Xup0cDSbO
久しぶり保守ぬふぅ

942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 10:28:07.42 ID:9LiCv2MU0
7月終わりから1000に行ったのはたったの1回……今度こそ!

943 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 10:44:35.82 ID:yMLOQhMu0
保守

944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 10:44:49.50 ID:Ik2lmxvxO


945 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 11:01:57.17 ID:fqreMQjaO
1000に向かって走れ

946 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 11:10:42.42 ID:vzHOr/sOO
ここは俺が抑える!早く1000にいくんだ!…蒼星石にすまないと伝えてくれ。

947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 11:10:48.27 ID:+HxF74fT0
>>870
すげーな!!セリフを一回だけしか使ってないうえにそのセリフがまた
インパクトあるな!!うめーよ^^

・・・が、キャラがわかんねーwww
俺の脳内では真紅とJUMと薔薇すぃーと銀さまが出てきたw
あんたの意向に沿ってなかったらすまんなw
そう感じたからしょうがないw
>>887
いいね〜各々の最後の晩餐って感じで。
個人的にJUM×薔薇は見逃せない、他はどうでもいい。
そんな感じ。
>>915
ネコミミ(≡゚∀゚≡)イイニャン
てか、翠星石はホントになにしてたんだ?w

どうでもいいが、絵師にはこういうのを書いてもらいたいと思うね。

948 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 11:39:59.28 ID:lDVBJmIQ0
この調子なら>1000なんて余裕っすよ

>>947 自分で描こうぜ

949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 11:52:03.07 ID:xDfbmccoO
ほしゅかしらぁ

950 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 12:20:10.25 ID:EJ19dXX7O
ksk

951 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 12:33:54.01 ID:dX6ESL6eO
保守だよ

952 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 12:58:08.57 ID:lw2ok3220
保守

953 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 12:59:13.56 ID:gBkuLjBh0
残念だけどこれを読んだ君には、
オナニーしてもちっとも気持ち良くならない呪いがかかったよ。

解除したかったら
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1158252409/
に、「チンチンもみもみ、もみもみチンチン!」
と書くんだ。

954 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 13:07:41.36 ID:7leTWeCnO
保守

955 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 13:37:13.28 ID:lDVBJmIQ0
保守

956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 13:53:20.63 ID:+HxF74fT0
コォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!

957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 13:54:57.43 ID:zXgeP+8CO
ksk

958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 14:15:14.13 ID:7leTWeCnO
保守

959 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 14:29:35.19 ID:fqreMQjaO


960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 14:51:46.62 ID:7leTWeCnO
保守

961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 14:53:20.79 ID:a6WVj1v/O
【神絵師】水銀燈のエロ画うp会場【降臨】


http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/toilet/1145248161/

962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 15:16:01.06 ID:MWCGfaHsO
またシャワートイレ板か

963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 15:34:02.11 ID:uHIrLuc+0


964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 15:44:42.24 ID:9LiCv2MU0
こういう時、専ブラって便利だなぁって思うな。

965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 16:07:48.72 ID:XBgVdmxL0


966 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 16:11:32.67 ID:mGJs+5EK0
ローゼンメイデンの授業中、梅岡が生徒に質問した。
「VIPで最も進んでいる漫画はなんですか?」
「ローゼンメイデンです。」と薔薇水晶。
「VIPで最も売れてる漫画はなんですか?」
「ローゼンメイデンですぅ。」と翠星石。
「VIPで最もすばらしいSSが展開している漫画はなんですか?」
「ローゼンメイデンです。」とベジータ。しかし、ベジータは突然泣き出した。
「どうしたのですか?」と梅岡が聞く。
ベジータは答えた。
「先生、僕は先生のいないSSに呼ばれたかったです。」

967 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 16:14:05.85 ID:hAxGEITO0
>>947
ジュンと水銀燈は正解。でも真紅はWikiのも含め一回も出てきてないという罠。

968 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 16:21:18.59 ID:6gmlMiocO
>>966
梅岡カワイソs…そうでもないか

969 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 16:37:15.28 ID:d+l+4plc0
1000まで残り少ないけど保守

970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 16:56:40.20 ID:yJGH2sjfO


971 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:13:18.52 ID:zbz7EVR70
保守

972 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:13:19.55 ID:+HxF74fT0
>>966
ベジータ男泣きw
>>967
ははは!!こやつめ!!

973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:20:10.99 ID:fqreMQjaO
もしもローゼンメイデンがウルトラ兄弟だったら

雛苺(タロウ)「お姉ちゃん達は、どうやって地球人の姿になったの?」
翠星石(セブン)「翠星石は、勇気ある地球人の女の子の行動に感動して、
    姿と魂をモデルに変身したんですよ」
蒼星石(新マン)「僕も、怪獣に立ち向かった勇気ある地球人と融合したんだ」
雛苺「エースお姉ちゃんはどうだったの?」
真紅(エース)「私は……姉さん達と同じで、別に普通よ」
翠星石「よく言うですぅ。タロウ、エースはめちゃくちゃ上から物を言って、
    有無を言わさずその地球人と融合したんですよ」
蒼星石「君も結構悪どいよね、エース」
雛苺「うゆ……エースお姉ちゃん、それはいけないのよ!」
真紅「ね、姉さん達! タロウに変なことを吹き込まないで頂戴!」
翠星石「やーいやーいですぅ」
蒼星石「……あれ? そういえば、ゾフィー姉さんと初代の姉さんは?」


金糸雀(初代)「怪獣を追ってる最中にぶつかっちゃった地球人と融合した
    なんて、タロウには言えないかしらorz」
水銀燈(ゾフィー)「私なんか、そもそも人間体がないわよぉorz」


個人的に初代ウルトラマンはドジっ子だと思う。

974 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:31:11.36 ID:nqePNnqs0
やたらマニアックなところをついてくるなwww
若人置いてけぼりだ!

975 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:31:22.29 ID:6gmlMiocO
カナと銀ちゃんカワイソスwww

976 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:44:47.67 ID:6gmlMiocO
保守

977 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 17:59:42.70 ID:6gmlMiocO
保守

978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 18:13:12.48 ID:+HxF74fT0
お前ら>>1000行かす気ないだろwww

979 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 18:26:25.49 ID:6gmlMiocO
保守

980 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 18:27:43.45 ID:RN44FHlJO
1000へ

981 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 18:41:41.89 ID:6gmlMiocO
保守

982 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 18:41:48.33 ID:EJ19dXX7O
行け

983 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 18:51:11.78 ID:RN44FHlJO
行くうぅぅううう!!ビクビクッ

984 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:03:20.43 ID:BAlymaw80
機巧励起ローゼンメイデンに被るから出せなかったが!
今なら出来る!


真紅「ぎゃあアぁァぁ!ワ、ワタシのウデがぁーーー!腕ガァァァァーーーーーー!」
水銀「……っつ!?し、真紅?落ち着きなさいこのジャンクッ!!」
真紅「痛いっイタイィィィーーー!解体バラばら薔薇シテバラ分解ッ!」
痛さのあまり回りに純粋な魔力の塊を無差別にぶつける真紅
その魔力塊は此方にも飛んできた
薔薇「――ジュン…ッ!」
ジュ「ちぃぃぃぃ―――!」

そんな感じの妄想ローゼンベイン

985 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:17:25.03 ID:+HxF74fT0
>>980
さあ、次スレでも立ててもらおうか(・∀・)ニヤニヤ

986 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:26:07.08 ID:/Q86i7Hq0
それでは真紅がかませ犬wwww

987 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:38:29.36 ID:6gmlMiocO


988 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:41:26.81 ID:BAlymaw80
>>986
だって他に腕とれたキャラいなかったんだもん(´・ω・`)
つうか機巧励起ローゼンメイデンのEDはまんまモダンローズで良いと思うんだ

989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:41:37.08 ID:yOB5ZBug0
http://highschool.blogmura.com/in/068506.html

990 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:52:12.83 ID:uHIrLuc+0
ほしゅ

991 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:56:53.82 ID:FecOjbGT0
http://microdat.rgr.jp/cgi/dchat/darkchat.cgi?retime=10&line=&name=%94%c6%8d%df%8e%d2

992 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 19:58:32.41 ID:3BGpaAp0O
モダンローズは良いね

993 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:05:10.03 ID:BAlymaw80
>>992
良いね


1000取り合戦はやらないのかしらー?

994 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:05:27.05 ID:AufaJ7e+0
ほしゅ

995 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:07:46.64 ID:oo4vDqwC0
次スレマダー?

996 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:11:58.52 ID:hAxGEITO0


997 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:12:02.22 ID:RN44FHlJO
保守

998 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:14:20.76 ID:+HxF74fT0
立てた。

http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1158318814/

999 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:14:26.16 ID:hAxGEITO0
ksk

1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/15(金) 20:14:39.81 ID:oo4vDqwC0
1000ならベジ梅同人誌発売

1001 :1001:Over 1000 Thread
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +        このスレッドは1000を超えました。
     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
        /    ! +    。     +    +     *         http://ex16.2ch.net/news4vip/
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
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